燈台あれこれ

燈台に関してのあれこれを紹介しましょう。



燈台の呼び名 さまざま

燈台名は基本的には、海図に記載されたその場所の地名を付けてあります。
海図に地名がない場合は市町村名が使われています。
また岬や島には同一名も多くあり、その場合には混同しないように旧国名や湾などの名を冠名として付けています。
例として、長崎鼻燈台:薩摩長崎鼻燈台や、陸奥大島燈台:伊豆大島燈台などです。

燈台の所在する「岬;みさき」に関しても、様々な呼び方があり、なかなか統一されていません。
普通「岬」は「みさき」と読み、たとえば四国の室戸岬は「むろとみさき」で通っていますが、正式な燈台名は
「むろとざき とうだい」。
このように通称や地図との読みが違うケースが多くあります。

「さき・ざき」の漢字表記も「崎」「埼」「碕」「岬」と4種類もあります。
普通は国土地理院(地形図の発行元)の「崎」を使うのが一般的で、市販の地図も地形図に準じていますが、
海上保安庁(海図の発行元)では「埼」を使っています。
現地に行っても看板や解説板によって使われ方は様々です。




燈台日本一 燈台に関する日本一を集めてみました。

日本一高い燈台     =基礎(地面)から一番高いのが、出雲日御碕燈台の44mです。二番目は稚内燈台で43mあります。
             出雲日御碕燈台は見学できるので、灯塔に登ることが出来ます。
日本一標高の高い燈台  =山陰の余部埼燈台が284mで一番です。
             日本海に浮かぶ粟島の粟島燈台も274mと高い位置にありますが、あまり高すぎると
             雲の中に隠れてしまったりするので、高いほど良いというものでもありません。
日本一光達距離のある燈台=地球が丸いことを考えれば、当然標高の高いところにある燈台ということで、余部埼燈台です。
             39.5海里(約73km)もあります。
日本一光度のある燈台  =全部で7カ所あり200万カンデラの光度があります。
             落石岬燈台(北海道)・尻屋埼燈台(青森)・犬吠埼燈台(千葉県)・大越鼻燈台(東京)・足摺岬燈台(高知)
             大瀬埼燈台(長崎)・池間島燈台(沖縄)



日本最初 近代式燈台に関する日本最初のものを集めてみました。

日本最初の西洋式燈台=観音埼燈台:明治元年(1868)12月に完成。フランス人ウェルニーによって建設されました。
                 光源は落花生油を使った油燈でした。関東大震災などによって2度も倒壊し現在は3代目となっています。
日本最初の石造燈台=樫野埼燈台:明治3年(1870)イギリス人ブラントンによって建てられました。
日本最初の煉瓦造燈台=菅島燈台:明治6年に完成点灯。同時期に建てられた附属官舎も洋式住宅として重要文化財の指定を受け「明治村」に保存されています。
日本最初の鉄造燈台=姫埼燈台:佐渡にあり、日本の燈台50選・世界の燈台100選に選ばれています。
日本最初のコンクリート造燈台=鞍埼燈台:明治17年に建設される。
日本最初の鉄筋コンクリート造燈台=清水燈台:明治45年に建設される。以降燈台建設の主流に。
日本最初の霧笛=尻屋埼燈台:明治12年にアメリカ製の蒸気霧笛が設置される。
日本最初の電気式燈台=尻屋埼燈台:明治34年(1901)光源ににカーボンアークランプを用いて電灯化されました。



海里(カイリ:シーマイル) 海上での距離に関する単位です。

普段距離といえば陸上では、メートル法のmで表されるのが普通ですが、海上では海里(シーマイル)で表示されます。
1海里=1852m となります。(単位記号:M、n Mile、nm)

陸上でのマイル(哩)とは違いますので注意が必要です。1哩=1609m



東西南北 燈台の東西南北を集めてみました。

日本最北端=宗谷岬燈台:北海道稚内市
日本最東端=納沙布岬燈台:北海道根室市
日本最西端=西埼燈台:沖縄県南西諸島の与那国島(与那国町)
日本最南端=波照間島燈台:沖縄県南西諸島の波照間島(竹富町)
本州最北端=大間埼燈台:青森県大間町 ここも沖合の弁天島にあり厳密には本州ではない気もしますが・・。
本州最東端=トドヶ埼燈台:岩手県宮古市
本州最南端=潮岬燈台:和歌山県串本町
本州最西端=角島燈台:山口県豊北町 現在は角島大橋が架かり本土と地続きになったので本州最西端としておきます。
           行政区でゆくと、響灘に浮かぶ蓋井島燈台(ふたおいしま)が下関市になり本州最西端です。



燈台のレンズ 燈台のレンズに関するお話です。


第3等フレネル式レンズ中に見えるのがフレネル式レンズです。1枚の大きなレンズではなく、プリズムの組み合わせで大きなレンズになるように
構成されています。左の紀伊日の岬燈台のレンズは第3等式(3面構成)で、高さが約1m60cmあります。
閃光レンズと呼ばれるタイプで、回転しながら見かけ上閃光を発するように一方向(3面の場合は3方向)へ光を送り出します。
潮岬燈台・旧第2等フレネル式不動レンズ
潮岬燈台で昭和32年まで使用されていた、第2等フレネル式レンズです。
上の紀伊日の岬燈台のものは回転式ですが、この潮岬のものは不動レンズです。
回転式灯器(LB90型)
こちらは、潮岬燈台で昭和32年から昭和59年まで使用されていた回転式灯器(LB90型・直径90cm)です。
回転式灯器は、従来のレンズに変わる光源として使用されています。
潮岬燈台では現在LBH120型という直径120cmのものが使われています。
いわばサーチライトみたいなもので、回転しながら一方向に灯光を送り出します。

300mm不動レンズ(緑光)
防波堤灯台などの小規模な燈台に据え付けられるレンズです。
こちらは不動レンズと呼ばれるタイプで、光源の点滅によって閃光を作り出し全方向に光を送り出します。

内部に300mmレンズとそれを収容する300mm灯ろうです。
レンズが緑なのは港の入り口(入港時に左)にあった防波堤燈台で使われていたものです。

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2003年8月25日 更新