■岐阜県
情報選択能力の育成や条例見直しを答申 県青少年育成審議会
健全育成のあり方とその総合的な推進方策について諮問を受けていた岐阜県青少年育成審議会は2004年11月19日、情報選択能力の育成や青少年条例の改定などを求める答申をまとめた。県はこの答申をもとに現行条例の見直しなど、必要な施策を行うこととなる。
答申では、インターネット・携帯電話といった新たなメディアへの対応について、フィルタリングの活用や情報選択能力の育成などを提言。また、「有害図書類」への規制強化として、迅速かつ実効性のある指定方法を検討することや包括指定の対象を例示すること、自販機規制を強化することなどを求めている。例示通知は他県で行われているが、神奈川県はこの通知を個別指定に準じたものにすることを検討している。岐阜県でもこの方向で規制が進められるのかもしれない。
このほか、さまざまな業界が行っている自主規制の実効性を高めるため、条例に自主規制を促す規定を設けることや、マンガ喫茶・インターネットカフェを深夜立入制限施設にすること、古物の買い受け制限の対象に書籍を加えることなど、新たな業態への対応も提起されている。
(2004/12/15 20:00)
【関連情報】
1.大阪府は2003年3月に府青少年健全育成条例を改定し、フィルタリングの活用など、インターネット利用環境の整備に関する規定を新設している。また、第8条「府の基本施策等」には、「青少年が情報社会において自律性や自主性をもって対応できるようにするための取組を推し進めること」を追加している。2.東京都青少年問題協議会第2回起草委員会(2004年12月13日開催)で配布された緊急答申「青少年をめぐる社会的諸問題の解決に向けて ―インターネットの有害情報への対応、青少年の性に対する関わり方等について―」の案骨子には、「都は、青少年がインターネット及び携帯電話の利用に関する判断能力の育成を図るために、普及啓発や教育等の推進に努めることを条例で定める」とある。都条例にも、大阪府のような規定が盛り込まれるのかもしれない。
【関連リンク】
▼「青少年に関する総合的な推進の方策について(答申)」
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11122/singi/tousinzenbun.htm(岐阜県)
▼「岐阜県青少年育成審議会から答申が行われました」
http://www.pref.gifu.lg.jp/contents/news/release/H16/s11122_20041122_001/index.html(岐阜県)