■八都県市

区分陳列基準や深夜立入制限施設を共通化 独自の規制も検討中

 八都県市が検討している青少年条例の共通化について、具体的内容がわかった。「有害」規制監視隊が入手した2004年7月13日開催の埼玉県青少年健全育成審議会で配布された資料によると、八都県市は、(1)「有害」図書等の区分陳列基準の設定、(2)青少年の深夜立入制限施設の追加など、(3)生セラの規制、(4)スカウトの規制――の4項目を共通化する方針だ。

 具体的には、区分陳列基準のない埼玉県・千葉県が東京都・神奈川県に準じた基準を設けるほか、深夜立入制限施設などについては、東京都に合わせた規制を各県が行う。

 また、共通化とは別に独自の規制も行われる。埼玉県では、インターネット利用に関する努力義務などを盛り込んだ条例改定案を9月県議会に提出する予定だ。神奈川県や千葉県が条例を改定・共通化する際にも、独自の規制を行うことが予想される。

(2004/7/16 07:05)


【関連情報】

1.八都県市(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市)は2003年11月および2004年5月の首都圏サミットで、青少年条例の共通化・強化を進めることを確認している。会議の詳細は、『東京新聞』2003年11月14日付朝刊、同2004年5月14日付朝刊で報じられている。

2.埼玉県は「県青少年健全育成条例・同施行規則改正骨子案」を公表し、意見を募集している。骨子案には、深夜入場制限施設の追加、生セラ・スカウトの禁止など、東京都が2004年3月の条例改定で追加した規制が盛り込まれている。また、包括指定の強化や、マンガ喫茶などへの区分陳列規制導入など、埼玉県独自の規制も盛り込まれている。募集期間は平成16年6月21日(月)〜平成16年7月20日(火)。意見は住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入し、郵便、ファクス、電子メールいずれかの方法により提出する。提出先や骨子案は次のページで確認することができる。
▼「埼玉県青少年健全育成条例・同施行規則改正骨子案」
http://www.pref.saitama.jp/A01/BR00/seisyounen/komento.htm(埼玉県)

3.2004年7月13日開催の埼玉県青少年健全育成審議会で配布された条例の「新旧対照表」には、青少年のインターネット利用に関する努力義務などが盛り込まれている。一方、「県青少年健全育成条例・同施行規則改正骨子案」では、インターネットに関する項目は公表されていない。県民が意見を送る際に参照する骨子案で示されていない項目が、改定案に既に盛り込まれていたのはなぜだろうか。

 

【関連リンク】
▼「有害」規制法案・条例の状況 埼玉県青少年健全育成条例
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/data/jyoukyou/saitama.htm
▼「有害」規制法案・条例の状況 神奈川県青少年保護育成条例
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/data/jyoukyou/kanagawa.htm
▼「有害」規制法案・条例の状況 千葉県青少年健全育成条例
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/data/jyoukyou/chiba.htm
▼「有害」規制法案・条例の状況 横浜市「「有害」図書陳列禁止条例」(仮称)
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/data/jyoukyou/yokohama.htm
▼「有害」規制法案・条例の状況 東京都青少年の健全な育成に関する条例
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/data/jyoukyou/tokyo.htm


もどる