すばらしいワタル紀行 2000年3月30日(木)
「鶴見済の海外アピール STOP JAP!誰か原発を止めてくれ!」
6.We have rights to STOP JAP!
ワタル で、最近主張してんのは教育、日本の教育っつーのは、これ児童虐待じゃねえかと。あのー、最初人権がねえっつーこと、ことを言ってたんだけども、人権がねえどころか虐待だよ! オレなんか虐待されてたよ! 小学校からさあ、なんとなくさあ、リトルリーグとか入んなくちゃいけないような雰囲気があってさあ、野球やってたけどさあ。叱られっぱなしじゃねえかよ(笑)。あんなに叱られたことねえよ、オレ(会場笑)。なんであんな叱られ、なんだよ声出せっつーのはよ? なんで声出さなきゃいけねえんだ? ってオレとうとう聞かなかったけど(笑)。
なんか声だしゃいいんだよな、あれな。オーイ、オーーイとか言って何言ってもいいんだけどさ。声出さなきゃ怒られるしさ、で、学校、その後終わって学校行ったらさあ、「授業中に声出すな」とか言っちゃってさ(会場笑)。「声出せ」なの? 「出すな」なの? いちいちうるせえな、もう少しどっちかはっきりしろって言いたいよね(笑)。出すんだか出さねえんだか。
で、日本の教育って、しごきという異常な虐待を隠し持ってるということが判明した。こんなのねえぞ、やっぱり。どういう、どうにかしてしごきたいんだけど、ビシビシビシビシ、あのー、女子バレー部の、バレーボール部のようにね。女子バレーボール部の部員が一番スポーツ事故にかかってダメに、ダメ人間になる率が高いんだけど。ああいうような形で徹底的に人間をドリル化させていきたいんだけども、ダメだっつーことでこういうクラブ活動とかスポーツというね、このサブシステムを備えたわけだ。きっと。そうすれば、どんなにやっても自発的参加っつー雰囲気さえやっとけば……。
だいたいさあ、なんでさあ、先輩っていう……小学校から中学校に上がってまずドキッとするのはさあ、今まで普通に話してたはずなのに1年歳が違うぐらいの程度で神様と奴隷のような、この(笑)……どんなに下らない先輩であっても、その人が先輩であるというだけで異様にいばられてしまうというね。オマエら懸垂っつーのはこうやるんだよ、っていう(笑)、サーキットを紹介してやるよって、今ちっとできねえけどよってこいつ1回も懸垂できねえんじゃんかっていうのに後で思った。言ってたんですけど、着がえてるときに。中学で体育クラブ入ったとき。こういう人たちにオレらケンカしたら絶対勝つのにさ。でも、いばられるんだよね。それ先輩の言うことを絶対服従しろつってんのは、学校なんだよ。考えてみたら。
先輩/後輩なんて、先輩って英語で何て言うのかわかんないね。アメリカなんてさあ、フットボールとかさあ、ああいうバスケットボールとかのさあ、課外活動ってやっぱ盛んだけどこれはさすがにないよな。だから日本のクラブ活動であるとか、受験もそうだけど、これははっきりと人権侵害っていうことで訴えることが可能だと思いますね。
で、お受験つーのは、まあ、英才教育っていうようなことっつーのは人類は昔からやってきたみたいだけども、まあ、あそこまで行ったら幼児虐待でしょ。本人はなんも……2歳とかだろ? 2歳って喋れるんだっけよ? 2歳って一応受験するんだから(笑)、お受験するんだから喋れんだよね。そしたら、どうしてマスコミの人はさあ、その幼児にさあ、「どう思いますか?」って。喋れるんだからさあ、マイク向けてみりゃあいいじゃん。
そもそもお受験をしている、被害を受けてるだけでなくお受験をしているのは幼児自身でしょ。幼児自身の人生がそこで決まっているわけであって主役は幼児なんだから。幼児に聞かなきゃダメじゃん。幼児が大事であってさ、お母さんとかは夜中に夜食とか持ってくるよーなことなんだからさ。夜食係とかに話聞いたってしょうがねえんだよ。今晩、今晩の夜食どうですか? みたいなことだからさ。だけどさ、その人がさ、主役を殺してもやっぱり夜食係にしか話し聞かねえのな。で、世の中のさあ、注目の的も夜食係りなのね。なんで幼児、幼児、主役が幼児、死んでんだよ。死んでんだからさあ。死んでる人にスポット当てないというね。
こういうのに、もうすっかり、もう気づかなくされちゃってるっつーのもまたムカツクじゃないですか。で、オレなんかもう一通り終えたけども、やっぱりねえ、なんでこんなことばっかり言ってかって言うとさあ、これをねえ……延々とねえ、繰り返してほしくないよ。やっぱね。ほんとの気持ちとして。あのー、自分みたいなタイプの人って言うのもなんだけどさあ、やっぱりねえ、何でみんなさあ、受験とクラブ活動一生懸命やっちゃったかっつったらさあ、真面目だったからなんだよね。
だけどさあ、真面目にさあ、やれる、やる……で、うちの兄貴なんかヤンキーだったんだよ。そういうの全部さあ、ふざけてた、チャランポランだったんだよ。だからさあ、受験地獄なんか全然ハマってねえ。中卒だからね。トラックの運転手やってんだけど。中卒……だからチャランポランな人間がさあ、あのー、そういう得してさあ、真面目にやればやるほど髪の毛が全部真っ白になっちゃう……つーか、真っ茶色になっちゃってさあ。それー、そういう恐怖感みたいなもの味わうと一生のトラウマでしょ。そういうことになっちゃうっつーの絶対愚行だと思うから繰り返してほしくないんだよね。もう。それを思っただけでもさあ、なんかもうイヤな気持ちになっちゃって。
だけどもう、クラブなんか週7日とかやってんだろ? もう。週7? 週7……オレの年でさえ、一番バカな、バカなドリルやってたの野球部だけど、野球部が週7になったっつって。甲子園の、あの「大会の前だから今週7らしいぜ」って言っただけで、「キチガイじゃねえの!?」と(笑)。やっぱりとりあえず普通……あまりにも異常過ぎてオレの時代では到底考えられなかったけど。でも普通週7かつ朝練志願とかやってんだろ? それでもうほとんど野球部が一番すごいけど、スポーツ害っていうので、みんな日常生活すらままならないような、鉛筆も持てねえとかふうになって、なっちゃうんだろ? そういうのをねえ……やっぱり……繰り返すっつーのはねー、こういう活動を偽善的だとかっていうふうに言われた、言われようが何しようがねえ、やっぱイヤなものはイヤだっつう。
結局なんかオレがやってる出版活動なんてそれに尽きるんじゃねえのかなあ。オレみたいな愚行に……愚行をもうみんなやらないでくれよ、というね。だから気をつけろよ、っていうね。結局ね、オレみたいなねえ、人がたくさんいるって知ってるっつーか思うんだよね。そういう人たちに「ヤバイぜ!」って言いたいがためのね、表現活動だと思うよ。これも含めてね。だから、そういうね……名声とかね、営利とかの目的じゃないからね。みんな、あのー……オレの言ってることは絶対間違ってないから(笑)。ホントに言うこと聞けよ(笑)、参考にしてくれな。他の人でそんな人いるかね? しかし。
とりあえずオレが受けた仕打ちは教育のとこで止まってっからいいけど、でも1年だけ工場っつーのがあんだよね。で、工場時代の友達ってまだ工場やっててさあ。それに関しては自分でリアルに体験しないから何もオレは告発せんけども……誰か告発してやった方がいいんじゃねえの? って思うよ。マジで。で、やろうと思ったらドリルの構造なんて見てみたらさあ、結局オレはそれをや……教育、括弧、「ドリル(学校編)」て書いたんですけど、「学校編」ってことは当然それよりすごい「サラリーマン編」を想定してたんであって。だけど結局オレはやらなかったんだよね。それ自分にとって大した傷じゃなかったから。だけどすごい傷をそれ以降また負うことになるんだから。これ、やっぱりちょっと言いたいでしょ。「こういうことやってんだぜー」って。海外のそういう守る機関とかがあるんであれば。そういうね、ごく普通の活動のつもりなんですよ。そう思わない? 思うっしょ。
で、確かに愚かしいのは、まあ、日本が結局突出して愚かしいとは思わんよ。それはまだ、子どもをさあ、「戦場に行かせるな」っていうふうにさあ、まあアムネスティの……さっきのね、あのやつなんか見るとやっぱり人権委員会でやっぱ一番テーマに、最初に登んのはやっぱり放っとくと死んじゃうような連中な。もう人権侵害どころじゃねえよな、もう。コイツラってさあ、子どもに戦争に行かせるなって言わなきゃ、放っときゃ行かせちゃうんでしょ。日本だって学徒動員止まりだぜ、せいぜい。子どもは銃持たなかったよ。だけどそういう人たちがいるんだから、そういう人たち優先させられちゃうが……。だから日本だけがそんなに、一番突出して愚かしいとは言わんが……。
だけど同じように死んでんだよね。オレだって死のうと思ったもん。こんなこと続けるんだったら。『完全自殺マニュアル』は、自殺をする、あ、自殺を認めるか認めないかっていうところ、議論で、しかも「認めない」という結論に達している、しまっているという状態っつーのがなぜ不幸かと言うとですね、本来だったら「自殺をしてもいいんだ」なんて言ってる段階がまだ序の口、序の口っつーか第一歩であって。「自殺したくない」「生きたい」っていうふうにみんなが思うっつーことを目指してるわけであってね。まずその第一歩って、自殺がダメだっつーことを言うこと……言うなっつーことから言ってるのにも関わらず、それすらストップされて。その段階で止まってて。それ問題の本質まで全然まだ行ってねえんだよ。
だからねえ、この国……松尾スズキさんによるとヌルイ、ヌルイ地獄と言うんだが、いい言葉だなと思うんだけども。けっしていわゆる地獄、ハードな地獄、子どもが戦場で死ぬとか、ハードな地獄とヌルイ地獄はどちらが地獄的かっつーのは誰にだってわかんねえと思うんですよ。だからこれら全部の問題は確かにヌルイ、ヌルジゴですよ。ヌルジゴだけど……ヌルジゴだって人死ぬんだから。その苦痛たるや、やっぱり同じ程度だと踏むべきである。
会場から 平坦な戦場?
ワタル うん、平坦な戦場で生きること。ねえ。オレはやっぱ10代の時ずーっとそういうふうに思ってたよ。で、そういうふうな言われ方ずーっとされてたからね。あのー、「メシ食えない子どももいるのに自殺する、死のうだなんてお前なんて贅沢なんだ」……。メシ食えねえ子どもの方がオレよりもラクかもしれねえって思ってるもん。「メシ食えるっていうのヤダ」とかね。「戦争の方がいい」とかね。そのぐらいオレらというのは、あのー、キツイ、キツイ……キツイんだって。はっきりいうと、オールドスタイルの考え方してて。だから自分らが学校、義務教育もされないで銃持たされることを「ヤダ」って言う、言わない人が愚かしく見えるんであれば、今のオレらの受けてる仕打ちを自分らで「イヤだ!」って言わないのは、同じように愚かしいとオレは思うね。だからほんとに教育なんかに関しては人ごとだよ、オレなんか。だけどやっぱ言いたいの。で、これらの問題に共通してんのは、どこで切ったらいいかわかんねえんだよ。
で、例えばパーティーが好きな人がいるじゃん? オレを筆頭に(笑)。あのー、パーティーに関していえば……じゃ、パーティーに関して自由になりたいと思ったら、一体どういうふうに切ったらいいの? ドラッグだって欧米なみに自由にやりたいじゃん、せめて。キチガイみたいなさ、ただ5分間持っただけで懲役1年半とか。大麻なんて解禁してる国だってあるのに、医療で使ってるのに、やっぱ1年でしょ、懲役。懲役1年だぜ。外人がすげえ言うのはやっぱそういうのがあるよねえ……。
で、パーティーに関してケーサツが来て、例えば清野とかが代々木でやってるといつも終わり方決まってて。ケーサツが来て解散させるんだけど、それまでは我々はレイヴ自由に出来るんだけどさあ、そういう集会の自由って、集会の自由っつーの憲法で保証してるんだからさあ。そういうのだって犯してる事になるでしょ。そうすっと、パーティーに関して自由になろうとしたら、それらを……ケーサツだろ、それとドラッグに関する厚生省の扱い、そういう法律、立法……そうだ立法っつーとこからまずこういうふうなノリって始まったんだよねえ。あのー、国旗・国歌法とか。勝手なことすんな、余計なことすんなっていうの。無駄、無駄だから。誰もそんなこと望んでない立法とか。
それと……フジ・ロックフェスが高いとかね(会場笑)。や、ほんとに、ほんとにそれも国連に訴えたいよ。だけど訴え方すらわかんねえよ。なんで日本だけパーティ料金高いんだ? こんなに。オレは確かに払えるが、やっぱりさあ、アンダーワールドのライブがいかによかったかさあ、話すと、みんな行けなかった人とかいるから話しづらいってのがやだよ(笑)。その、その程度でもオレは国連に訴えたいよ(笑)。
だってほんとにいけねえんだぜ、みんな。友達でアンダーワールド、ケミカルブラザース好きなやつなんてものすごい、半、半分ぐらいは行けなかったぞ。だからどっちかとかさ。どっちもすごくよかったのに、どっちかしか行けなかったから両方の話ができないとかね。すんげえ酷い目にあってんだけど。まずこれら全部一緒になっちゃっててさあ……切れ目がねえ。
だから、そういうとこで心中してるというのもありますが、この第3部で、まあ、言いたかった事というのはですね、決して原発、ガン医療、この双子の、双子の愚行に限られたことではなく、言い出したら全部になっちゃうんだというぐらいに問題は大きくて。我々はそれを気づいていないと。そういうふうなことを訴えたいと。だから”STOP JAP”という大まかな括りで物事を進めているわけであって。
そうとしか言い様がねえんだもん。ほんとにさあ、一部だったらほんとに幸せだったと思うよ。”STOP 教育”、”STOP ドリル”とかね。それだったらいいんだけどさあ。全部なんだもん。もしいい案があったら教えて欲しいぐらい。で、みんなで一緒にやろう、やろうじゃねえか。考えよう、構わず考えてくれ。やろう! やってやろうじゃんよ! ってことだ。とりあえず、じゃ10分休憩。
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