KNOW YOUR RIGHTS!


権利主張

:うーん、ここまで言っても、言って損したなってことになるんですかね。

:でも、鶴見さん的にはハメられたような形で逮捕されたりとか、自主規制の憂き目にあったりして以降、まだ言って損したってことはないでしょう。

:少なくとも、言わないのが一番損ですから。でも、睡眠時間は、絶対削りません。

:(笑)俺的にはまだ、ギリギリのラインで損をしないようなラインを歩いていこうと思ってますけどね。クッキーシーンって、不本意ながら、というかやりたいことやるの最優先にしてるから決してメジャーな雑誌じゃない。だったら、まだこれくらいのことやっても大丈夫かな、みたいな。

:やっぱり、クッキーシーンに書けるか書けないかっていう事を、結構頭ん中で計算しなくちゃいけないっていう状態からして、既に被害を受けてるんですよね。

:確かにね。書けないってことは全然ないと言い切ってしまいますけど、それにしても、編集的、デザイン的に政治的なニュアンスとかで文字どおり身体に危険が及びそうなところは、それほど目立たない位置に持って来たり。それはクッキーシーンとしての商業的インパクトも一応考えてのことなんですけど。でも、こういう事やっちゃうと隙を突かれるかもしれないから、とか思っちゃう事自体がもう…。

:そうそうそう。だからテメェの幸せの問題だって。

:確かにそういうのはある。

:テメェが幸せになりたいかどうかだって。

:うん。今、発見しましたね。自分が人権侵害を受けていないというのは、非常にものを考えてない言い方であって、もう既にクッキーシーンに手がまわるといけないから、とか考えてる事自体がもう既に侵害されている。

:ドラッグなんつーのは、あらかじめそうだったから気付かないだけで、実はもう相当な人権侵害を受けている。それだって摂取する自由とか権利とか主張したっていいんですから。

:うん。例えばドラッグの中でも特に草系の事は、ちょっと法律おかしいんじゃない、っていう主張はもともとぼくの中にありましたけどね。

:だってあんなオランダとかって、実験的に、大英断ですよね。ちょっと解禁してみよう、ってやったら大丈夫だったんですから。医学的に研究してもタバコより害がないって事しかわかんないんですよ。

:俺的にすごくタバコの害をものすごく感じてますんで。

:俺なんかドラッグやるより酒の害を感じますね。

:これは一読者として、『人格改造マニュアル』にカフェインやアルコールも含め、様々なクスリの中毒性とか害みたいなものと効果を比べてる部分があったけど、その中にタバコを入れてほしかった。

:いや、害になるものは入ってないんです。

:そうか。でもニコチン入れてほしかった。それの中毒っぽくなりながら、タバコ税という形で国家だか地方自治体だかに金巻き上げられてる俺としては。

:ニコチンの方が全然ね、マリファナよりも害だという。

:なんか、そうだろうなって思う。

:そういうことを言うのは面白いから、取り敢えず言ってますけど。自分が幸せになるために。言わなきゃ不幸になるだけだし。

:自分が幸せになる為の事がやっぱり。これはくり返しになっちゃうけど、それがトライできないっていうのが問題ですよね。

:そういうふうな事って、そうしないでいるヤツは思いっきりバカにしていいと思います。お前らなにも文句ねぇの? ワッハッハ…、とか言って。おまえらこんな事されてもなんも言わないんだ、って。山形県の人にしても、東海村の人達も思いっきり軽蔑してやったらいいんじゃないんですか。安全なわけねぇじゃん、大脳ヒバクしてんじゃねぇ?って。

:(笑)なるほどね。挑発するわけですね。

:あんなコロコロコロコロ変わってる言い分なんか幼児でも信じねぇよ。迷惑だから、野菜出荷すんな。テメエで食ってろ。そういうところは思いきって言ってもいいし。ゴリゴリの言葉っつーのが意外といいのかなと思っちゃったりとか。憲法とか権利とか。

:自由とか権利とかね。

:違憲とか。そういう言葉が意外にとビシッとくるかも知れないですよね、何となく。

:俺的にはファシズム…、アンチ・ファシズムっていうのをこれから結構出していきたい。それ、カッコいいんじゃない?とかね(笑)。

:俺なんか、なかなか自由なんて言葉書けなかったですけど、一番新しい『檻のなかのダンス』で遂に書いたんですけど。

:うんうん。あれ良かったですよね!

:一番最後のところに、ただ自由を追求してるだけなんだ、って書いてみたら、違和感どころか…

:なるほど、カッコいいとかダサいとかの問題じゃない。

:いいっすね。自由とか、この根源的な言葉。

:それって結局…

:自由への根源的な叫び、プライマル・スクリームっていう。まさにそうですよね。叫びになっちゃってますからね。

:これを締めくくりにするなら、そう、80年代的な。自分が良ければ、っていうのが僕らには絶対あると思うんですよ。基本的に。

:今でも、『自分さえ良ければ、いい』と断言できます。

:60年代じゃないんですから。

:他のことには、フニャモラです。

:本当に日本の社会だと、全共闘とか関係ない人達、僕らみんなも自由とか叫ばないと、なんか。

:それがしっくりくるみたいですね。自由っていいですよね。自由。

:自由が一番重要ですね。

:権利があるっていうのをビシッと。

:Know Your Rights、ですね。

:みんなも権利があるんだぜぃ!ていう。

:確かに。

:人権侵害だって言っていいんだぜ、っていう。そんな事言うとは思わなかったですよ。

:でしょう。

:権利主張だなんてね。でも、権利主張しようぜ。いいですね。俺達には権利がある。俺はなんかね、洋盤のシングルしか持ってないんですけど、なんか、いろんな権利があるいろんな権利があるって言ってるんですよね。

:うん。

:で、ビシッと耳に残ったのが、You have rights to free speech.これはもう自分の事ですから。

:ズバリですよ。ちょっと、トイレ行ってきます!!

:そうっす!伊藤さんには、ウンコする権利がある!!


発言録のトップに戻る