向ヶ丘遊園モノレール

向ヶ丘遊園駅と向ヶ丘遊園正門前を結ぶ、日本で唯一のロッキード式モノレールに乗ってきました。途中駅はないので、遊園地送迎用の感がありますが、遊園地付近の住民の足としても利用されていたようです。往復切符を買うと、運賃は割引となりました。

2000年2月の点検で台車の亀裂などが発見され、11月30日まで運休の手続きがとられていましたが、赤字路線である上に補修費用や期間が相当掛かるという事で、2000年12月1日をもって廃止されました。車両が復帰しなかったため、お別れ運転はありませんでしたが、お別れ展示会が開かれました。なお、向ヶ丘遊園そのものも、2002年3月31日に閉園しました。


駅ホーム駅舎  向ヶ丘遊園駅です。でも、向ヶ丘遊園ではありません。向ヶ丘遊園は、終点の向ヶ丘遊園正門にあります。ちょっとややこしいです。
 右の写真は、廃止後の駅舎の様子です。

モノレール正面  モノレールの正面です。芋虫に似ています。ロッキード式ですので、直接コンクリート製のレールを走るのではなく、その上に敷いた鉄製のレールを使います。

モノレール横  モノレール運転席を横から見たところです。船のように見えます。どことなく、1960年代の「未来的デザイン」の雰囲気。

停車中1停車中2  駅に停車中です。編成は2両ですが、ホームはもう少し長い編成にも対応するみたいですね。ドアはつり下げ式です。ホームは両駅とも向ヶ丘遊園正門駅に向かって右にしかないので、ドアも右側しかありません。また、1編成しか運行しないので、単線になっています。ワンマン運転です。

換気装置と行先掲示板  ベンチレーターと行き先表示板です。この表示だけをみると、園内を往復する乗り物のようです。

運転席  運転席です。2ハンドルの標準的なタイプ。左足元に、家庭用の温風暖房機が固定されています。

客室1客室2窓  客室の様子です。1965年製と古いのですが、よく手入れされています。サイケ調とでもいいましょうか、モケットは大阪万博の「せんい館」を連想させます。台形の窓がおしゃれですね。座席は各車両運転席方向に固定されています。

ファンデリア  私がよく使う電車では姿を消してしまったファンデリアが付いて、懐かしかったです。走行距離が1.1Kmと短いので、非冷房車です。

銘板1銘板2  銘板です。外は、「日本ロッキード・モノレール株式会社製造」とありますが、中は「川崎航空機」とあります。どちらも、昭和40年(1965年)ですので、走り装置をロッキード、筐体を川崎航空機が製造したのでしょうか。

 乗り心地は、かなりごつごつした感じです。曲線半径が小さいので、結構カントが付いています。向ヶ丘遊園駅を出発して、ダイエーの所を左へ曲がるあたりは、なかなか面白いです。
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