劇場部分について

舞台及び客席
 全周を取り巻く形で観客席が位置する。舞台は直径8mの円形で、迫り及び廻り機構付きである。準備工事のみだが、心盆から1.8m幅の内盆、更に2.7m幅の外盆が設置でき、いずれも回転床となる設計。
また、客席の1/4は、高さ可変迫り機構付き。
音響装置
スピーカー
 天井系と床系に分けられる。天井系の基本は2個1セットで40W。これと、2セットを一つにしたものがあり、銀色の球形エンクロージャに納められる。壁面のスピーカーは、天井系の扱い。  床系は3W。座席下グレーティングより1m下の位置に、16cmコーン(P-610A)が設置されている。
 スピーカー合計数は、天井系124台、床系696台。総数820台1008個。
天井系の音位移行は、舞台を中心に円心円弧移行と放射線移行の2通り。つまり、左右前後の動き。子制御卓で管理。また、天井系スピーカーは、物理的にも上下5段階に高さが変更可能。
 スピーカーユニットは、設計はNHK放送技術研究所、製造は三菱電機(ダイヤトーン)。
音源
 シンクロ型の7チャンネル1インチテープのレコーダー(TEAC製)が4台。音声に6チャンネルを割り当て、残り1チャンネルは信号用。音声は4台計24チャンネル。チャンネルの2/3は天井系、1/3が床系に割り当てられている。
 この他に、エコーマシン(フィリップス製)1台、レコードプレーヤー(DENON製)1台、2チャンネル8ミリテープレコーダー(TEAC製)4台、ワイヤレス受信機(タムラ製)3台がある。また、アナウンスブース1室、エコールーム10室を備える。
フェーダー及び電力増幅
 電力増幅器(アンプ)は、天井系40Wが124台、床面系3Wが696台。すなわち、スピーカー1個につき1台。フルトランジスタ。
 フェーダー増幅器(音量調節)は、音量制御器820台、ホール素子2000個。天井系の制御は9段階、床系は4段階。遠隔操作可能。
 いずれもタムラ製。
制御システム
音響調整室機器
 親制御卓(スペースコントロール・コンソール)……どのブロックの、どの空間に、どれだけの音量で出力するかを設定する。
子制御卓1(コントロール・コンソール)……東西ブロックのスピーカーを鳴らす。
子制御卓2(コントロール・コンソール)……南北ブロックのスピーカーを鳴らす。
生演奏用制御卓(マスター・コントロール・コンソール)……ミキシング卓。
指令卓(チーフ・コントロール)……各コンソールへの指令卓。
電子的自動音量制御システム
 スピーカーのオンオフ、音量を自動化する。16mmフィルムと光電読み取り盤を使用して、プログラムを保存、再生した。
 まず、スピーカーの鳴るタイミングと音量を組んだタイムプログラムを、「映像として」16mmフィルムに撮影する。
 それを、テープレコーダーと同期した映写機で光電読み取り盤に投影する。1つのスピーカーに対し4つの光電池をもち、この4つに当たる光の組み合わせで、オートーフェーダーのゲインを決定する。
 制御装置は立石電気製。

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