前回の「日立電鉄線の旅」(平成13年12月22日実施。)のとき、JR常磐線の勝田駅で乗り継ぎをしていたのだけれど、JR常磐線から分岐して勝田駅から阿字ヶ浦駅まで延びている茨城交通線が気に掛かった。
時刻表の路線図では、勝田駅が起点となっているようなんだけど、どのホームから発車するのか見当たらなかった。
特にその時は、1番ホーム側を工事していたため、余計に分かりづらい状況もあったが.....。
そこで、今回は未だ乗車していない真岡鐵道線と併せて茨城交通線を乗車すべく旅立った。
先ずは、真岡鐵道に向かうことにする。
真岡鐵道はJR水戸線の下館駅から分岐して茂木駅までの間を走っているが、茂木駅で線路は途切れており、真岡鐵道を完乗するには下館駅から往復するような格好になる。
しかし、未乗とは言え同じ路線を行ったり来たりするのはあまりに芸が無い。
そこで、宇都宮駅からバスで茂木駅を目指すことにした。
 |
| ◇最新型通勤電車の行き交う宇都宮駅ホーム◇ |
時刻表には”JRバス水都西線TRもてぎ行”が載っていたので、宇都宮駅前に出て”TRもてぎ行”バスの乗り場を探すと、JRバス3番乗り場から発車することが分かった。
出発時間は8時10分の予定だが、バスは少し早めにやって来て、乗客を乗せると少し早めに出発した。(ちなみに、乗客は自分たちだけだった。)
 |
 |
| ◇宇都宮駅JRバス3番乗り場◇ |
◇JRバス”TRもてぎ行”◇ |
バスは、コンクリートに囲まれた都市部を抜けて住宅街をのんびりと走っていく。
途中、神社が見える停留所(”祖母井”だったかな?)で小休止。
運転手さんもバスから降りてリフレッシュタイムとなる。
 |
| ◇神社の前で小休止.....。◇ |
再びバスは出発し、目的地へと向かう。
運転手さんに「”ツインリンクもてぎ”に行くの?」と聞かれたので、「”茂木駅”に行くのですよ。」と答えた。
宇都宮駅から真岡鐵道に乗るためにわざわざ茂木駅に出るお客さんは少ないのだろうなと思いつつ.....。
もちろん、そんなやりとりをしている時も他のお客さんの姿は無い。
バスは、川岸に出たようだ。
対岸には、ひっそりと単線のレールが延びている。(架線は見当たらず、非電化路線のようだ。)
ちょっとした公園のような所も見えてきた。(”天矢場駅”付近だろうか?)
貸し切り状態のまま9時12分頃、茂木駅に到着した。
バスはこれから”TRもてぎ”に向かうのかなと思い、下車後も少し様子を見ていると、そのまま駅の駐車区画に入ってしまった。
”TRもてぎ”からのお客さんはいないと見込んでのことなのだろうか?
ちょっとした疑問を残しつつ、駅舎内へと入っていった。
真岡鐵道”茂木駅”9時38分発の116列車は1両のレールバスタイプの車両だった。
下館駅までの乗車券(1,000円)を握りしめ、車内へと入る。
他のお客さんも乗車しているようだ。
116列車は発車時間になると、バスによく似たエンジン音を発して下館駅へ向けて走り出した。
 |
 |
| ◇116列車入線。(茂木駅)◇ |
◇DE10+50系客車?◇ |
 |
|
| ◇パレオエクスプレスと遭遇.....。◇ |
|
最初の停車駅は”天矢場駅”。
バスから見えていた公園のような所で、小さなホームが1面だ。
何人かのお客さんが乗車した。
その後、列車は閑散としたところをのんびりと走って行く。
平地のため車窓は変化に乏しいが、住宅街やビルなど余計なものが無いところがいい。
途中、真岡鐵道の看板列車、SL牽引のパレオエクスプレスと遭遇。
しかし、車両を見ると空席が目立ち、少々寂しい様相だった.....。
下館駅には10時49分に到着した。
下館駅からは、11時01分発743M普通列車に乗車する。
途中、友部駅で11時43分発の355M普通列車に乗り換えて、茨城交通線の待つ勝田駅に到着。(到着時間は12時05分。)
 |
| ◇743M普通列車入線。(下館駅)◇ |
一旦、改札を抜けて茨城交通線の切符売り場を探す。
すると、JRの自動券売機の横に並んでいたのを発見。
さっそく、終点の”阿字ヶ浦駅”までの切符570円を購入。
しかし、前回同様、乗り場が分からない.....。(案内表示も無さそう。)
まあ、勝田駅で切符を販売しているのだから、勝田駅のどこかのホームであることは間違いない。
再び改札を通過して、前回工事をしていてよく見えなかった、1番線を水戸方向に向かって歩いてみた。
すると、行き止まり式のホームを発見!!
茨城交通線の乗車ホームであることを確認して、12時40発の”阿字ヶ浦駅”行き列車を待った.....。
 |
| ◇茨城交通単行ディーゼルカー◇ |
やって来たのは、白地に紺と赤のストライプ塗装の単行列車だ。
さっそく席に着くと、他の席も適度に埋まっていく。
列車は定刻に発車すると、畑などが広がる広々とした平地を走り始めた。
 |
 |
| ◇車内前方視界◇ |
◇一直線に進むレール◇ |
晴れた日の昼下がり、列車は自然に囲まれた中をのんびりと進んでいく。
終点”阿字ヶ浦駅”までの26分間の旅だ。
途中駅で、古い車両が何両も停車している所があったけど、それらの車両は全て現役なのだろうか?
そんなことを考えながら、車窓を眺めていると13時06分、終点の”阿字ヶ浦駅”に到着した。
駅前に出てみると、駅前広場があるだけで後は何もない。
駅名から海を強くイメージしたのだけれど、駅から海は見えないようだ。
 |
 |
| ◇終点”阿字ヶ浦駅”ホーム◇ |
◇阿字ヶ浦駅前◇ |
時間は十分あるので、駅前広場を出て突き当たりを左に曲がって海を目指した。
道は下り坂で、道端には笹などが生い茂っている。
前方の家と家の隙間から海が見え、10分程歩いただろうか、砂浜にたどり着くことができた。
砂浜では、サーフィンを楽しむサーファーが何人か見受けられたが、雑音もなく、寄せては返す波の音が繰り返し刻まれていた。
波打ち際には、貝殻やヒトデなどが打ち上げられていた。
癒しのひとときを楽しみ、再び”阿字ヶ浦駅”に戻ると、途中駅で見かけた年代を感じさせる車両が待っていた.....。
 |
 |
| ◇阿字ヶ浦の砂浜◇ |
◇年代を感じる車両で帰路に就く。◇ |
|