★My Travel★
2001年07月20日
6 土合駅再び.....。
 [天気は良好!!だけど.....。]
 ”青春18きっぷ”のシーズンが来た。
 せっかくの休みを家の中で過ごすのはもったいない。
 ということで、早朝から行動を開始することにした。
 いつもなら始発列車でスタートとなるのだけれど、まだ手元に青春18きっぷは無いので、駅の窓口が開く6時過ぎの列車で出発することにした。
 最寄り駅のホームに立つと朝の清々しい空気が心地よいが、遊びに出かけようとしている人も多く目立つ。
 いつも雨に見舞われることの多い自分であるが、今日は珍しく天気に恵まれた。
 なんて幸運な.....と思っている矢先に、いきなり大きいのがグラグラときた。
 そう、地震だ。
 おかげで、やってきた列車は次の駅まで時速35q/hの徐行運転となってしまった。
 次の乗り換えに大きな影響を受けたのは言うまでもない.....。
 
 [指定席は気分がいい?]
 シーズンの恩恵は、多くの臨時列車が運行されることだ。
 そんななか、臨時快速”マリンブルーくじらなみ3号”は今日から熊谷−柿崎間を走ることになっている。
 乗換駅のホームで臨時快速”マリンブルーくじらなみ3号”の入線を待っていたら、ビーチバックを持ったファミリーなどのお客さんが目立った。
 この列車は指定席車も連結しているので、みどりの窓口に行き、保険代わりに指定席券を購入した。
 地震の影響もなく入線してきた列車を見ると1号車から3号車が自由席で、4号車から6号車が指定席になっている。
 車両は、EC165系急行型電車だ。
 さっそく、車内に入り、エアコンで冷やされた空気を体全体に受ける。
 気分がいい。
 さて、指定されてる席は.....???
 見ると、指定されている席に大きなリュックと女性が占領している。
 「すいません。」と声を掛けると、連れの男性が来て「ここの指定券持っているんですか?」と言う返事。(普通はこんな言い方しないよね。)
 「そっちの方こそもっているのか。」と言いたいところを堪え、「持っています。」と穏やかに言い返した。
 先客は渋々移動したのだけれど、後味の悪い思いをこの指定席に残していった。
 
 [土合駅は冷蔵庫の中?]
 臨時快速”マリンブルーくじらなみ3号”は利根川の上流に寄り添って走っていく。
 川は不機嫌な濁流となって流れている。
 多分大雨が昨日降った影響だろうと思った。
 08時02分水上駅に到着。
 地震が無ければこの駅で臨時快速”マリンブルーくじらなみ3号”に乗り換える予定だった。
 もちろん、指定席を購入することもなかった。
 08時05分、水上駅を出発。
 いよいよ、清水トンネルだ。
 トンネルに入ると、最初に湯桧曽駅を通過する。
 トンネル内のひときわ輝く蛍光灯に照らされたホームは無人でひっそりとしていた。
 列車はループを描くように登っているはずだが、体ではあまり感じることができない。
 ただ、トンネル内にこだまするモーターの唸る音が力走を物語っている。
 それから、どれくらいモーター音を聴いただろうか、列車は減速に転じるとトンネルが広くなり、線路が二列に分岐する。
 やがて、右側に薄暗いホームが現れると”土合駅”に到着だ。
 扉が開き、ホームに降り立ったのは後味の悪い思いを残してくれた客を含め、登山グループが数名と物好きな自分だけだ。
 トンネル内のホームは真夏の暑い下界と違い、非常に涼しい。
 まるで大型冷蔵庫の中に入ったような感じだ。
快速”マリンブルーくじらなみ3号” 土合駅の駅名プレート
快速”マリンブルーくじらなみ3号” 土合駅の駅名プレート
階段の出口は遙か遠くに.....。 別の意味でも涼しさを誘うホーム
◇階段の出口は遙か遠くに.....。◇ ◇別の意味でも涼しさを誘うホーム◇
 地上の改札口までは462段の階段が延々と続いているが、16分後にやってくる”1729M”に乗車するので、階段を往復する余裕はない。
 一緒に降りた登山客は早々に階段を上っていき、ホームには静寂だけが漂う。
 最初は涼しいと思ったトンネル内ホームだけれど、夏の軽装では寒さが厳しくなってきた。
 そこで、ホームで唯一明るい待合室に入ってみる。
 ここなら寒さはいくらかましなのだけれど、白い壁一面に付けられた靴の足跡が痛々しい。
 落書きも見受けられる.....。
 一部の心ない行楽客がやったことだろうけど、残念なことだ。
 気分を変えるため再びホームにでると、蛍光灯のひかりが霞んでいる。
 トンネル内でも霧は発生するんだなぁ〜なんて思っていると、かすかに音が聞こえてきた。
 耳を傾けると、だんだん近づいてくる。
 不意に二つに光が現れ、おそらく霧の反射のせいだろう、光の周りに不思議な円の輝きを伴ってこちらに向かってきた。
 後続の”1729M”だ。
 2両編成の電車が停車すると、下車していく登山客と入れ替えに車内に入った。
 車内はエアコンで涼しいはずだけれど、暖かさを感じた。
 それだけトンネル内は冷えていたのだろう。
 定刻08:32分、列車は異空間とも思える土合駅トンネル内ホームを後にした。
 
 [土合駅再びの訳.....。]
 以前、土合駅を訪れたことがある。
 やはり、トンネル内の駅というユニークさに惹かれてのことだけれど.....。
 その時は臨時列車が無かったので、1時間以上の時間をもてあました。
 もちろん、地上改札口まで往復したのは言うまでもないけれど、試しに全ての段数を数えたところ、462段以上の段数があった。
 その時に、上り線の地上ホームを見ておけば良かったのだけれど、そこまで思いつかず、「駅前は何もないんだなぁ〜。」なんて思いながらすぐにトンネル内ホームに引き返してしまった。
 そのため、次の列車が来るまで長時間凍えながらホームで待つことになってしまった。
 吐く息も白く、真夏なのに真冬の体験をしたなぁ〜なんていう記憶が残っている。
 その後、只見線を初乗りして、東北本線を回って帰る予定だったけど、宇都宮駅手前で予期せぬハプニングが起こった。
 ハプニングについてはまたの機会にするとして、臨時列車のおかげで時間をもてあますこともなく避暑体験できることから今回また訪れることにしたのだ。
 
 [真冬の体験の後は温泉で.....。]
 ここまで来たら、定番の越後湯沢駅に立ち寄って温泉だ。
 朝食が未だだったので、いつもの駅うどんを食べる。
 今回は、イカ天うどんにかき揚げととろろこんぶをプラスした。
 麺はこしがあり、いつもと同じなんだけど、何となく味が落ちた感は否めない。
 味は個人差があるからはっきりは言えないけど、自分としては以前ほど魅力は感じなくなってしまったのが正直なところ。
 早く、以前の味に戻って欲しいと思った。
 さて、次は温泉だけれども真冬を体験したとは言えここは真夏だ。
 駅から離れた場所に行くと、せっかく温泉でさっぱりしたのに汗だくとなってしまう。
 そこで、駅から一番近い(駅内温泉は除く。)と思われる温泉浴場に向かった。
 時間帯のせいもあり、浴場は先客も少なく、快適だ。
 ちょっと熱めの湯につかり、リフレッシュすることができた。
 
 [水上駅の駅弁売りは健在。]
 しばらく越後湯沢駅で過ごし、ホームのベンチで列車を待っていると、1番線に停車中の特急”はくたか”(ホワイトウイング車両)の様子がおかしい。
 発車が遅れている様だ。
 放送を聞くと、車両のトラブルらしい。
 列車の電源が落ちたりしている。
 「大変だねぇ〜これは。」なんて思って見ていると何とか危なっかしく出発して行った。
 無事、金沢駅に着けただろうか.....。
越後湯沢駅ホーム。1番線にはトラブル発生の”はくたか”が.....。
◇越後湯沢駅ホーム。1番線にはトラブル発生の”はくたか”が.....。◇
 さて、そんなことを眺めているうちに、11時57分発の”1732M”が到着。
 早めの帰路についた。
 途中、土合駅の地上ホームを眺めようと思っていたのだけれど、眠ってしまい、気がつくと終点水上駅手前であった。
 以前、水上駅でよく目にしていた駅弁売りのおじさんは頑張っているかなぁ〜なんて思っていると、大きなワゴンにかま飯やくりのお弁当をたくさん積んで販売していた。
 短い乗り継ぎ時間なので手はでなかったけど、購入に走ったお客さんを目にして安心した。
 こうした、駅弁は末永く残って欲しいと感じた.....。
 
 旅に出かけるとハプニング発生率が高い?なぁ〜とつくづく思う。
 珍しく雨に見舞われないと思ったら地震だ。
 それも今回だけではないんだよね。
 また、周りのお客さんからの影響も大きく受けるし.....。
 しかし、ハプニングも旅を面白くする要素かもしれない。
 第三者の立場からすれば、順調で平坦な旅なんてつまらないから。
 そういうところからすると、九州の旅は期待できるかも?ね。
 
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