★My Travel★
2001年01月20日
2 森と水とロマンの鉄道 磐越西線の旅
 天気予報が「日本海側は大荒れの天気となります。」と伝えている2001年1月某日.....。
 休日を利用して何処か日帰りで未乗の路線に行ってみようと時刻表を開き、計画していた今回の旅は出発前から怪しい雲行きとなってしまった.....。
 しかし、「だめなら引き返せばいいんだ.....。」と簡単に考えていたので迷うことなく、新潟行き上越新幹線”あさひ301号”に乗り込んだ。
 時間も早いし、お客さんもそんなにいないだろうと自由席にしたけど(もちろん経費節約の意味も.....。)予想は大きく外れてしまい、乗り込んだ列車にはスノーボードやスキーのお客さんで混雑し、デッキにもたくさんの人が立っている。
 がっかり.....。
 仕方なくデッキのお客さんに混じって、席が空くまで辛抱することにした。
 トンネルを抜け新潟県に入ると辺りは白一色に染まり、雪国の装いとなった。
 程なくして、スキー場がいくつか見え始めると次の停車駅”越後湯沢駅”となる。
 列車が駅に近づくに連れて車内のお客さんがざわざわと動き始めた。
 これは席ゲットのチャンス!!
 ”越後湯沢駅”には定刻どおりに到着。
 かなりのお客さんが下車したので席を確保することができた。
 これで安心だね。(落ち着いて車窓が楽しめる.....。)
 ところが、その安心も束の間で「接続列車が遅れているためしばらく停車します。」という放送が流れた。
 予定では”新潟駅”に08時16分に到着し、08時23分発の在来線に乗り換えることになっている。
 新幹線のホームと在来線のホームは結構離れているケースが多く、乗り換え列車のホームも調べなくてはならないので定刻通りでもギリギリなのに、これはやばいかも.....。
 でも、接続待ちが期待できるかもしれない。
 結局、10分ほど遅れて”あさひ301号”は発車した.....。
 発車後、遅れの回復のためか飛ばす飛ばす。(本当に飛ばしているのかは分からないけど、そう感じた。)
 「こんなにスピードを上げて大丈夫なのかなぁ.....。」なんてちょっと不安になったほどだ。(ちなみに、先頭車に乗車したので事故に遭えば真っ先に...。)
 ところが、飛ばした割には遅れは回復せず、定刻より10分以上の遅れとなってしまった。
 果たして、次に乗車する列車、磐越西線”快速あがの2号”は待っていてくれるかなぁ.....。

 半ば諦め状態で磐越西線のホームに向かったところ、ディーゼル車両が停車していた。
 どうやら”快速あがの2号”は待っていてくれたらしい。
 よかった、よかった。
 しかし、乗り込むのが遅かったため窓を背にして座る席(ロングシート席)しか空いてなくて非常に残念。
 まあ、座れただけ良しとするかな.....。
 そうこうしているうちに列車は発車し、一面真っ白の雪の中をゆっくりと走り出した。
 しばらくは民家の中を走っていくけど、発車が遅れた割には順調に進んで行く。
 今日の天気は快晴で、日差しが雪に反射して凄く眩しい感じだ。
 この磐越西線は今回が初乗りで、これからどんな景色が展開されるのか楽しみだ。(ちなみに昨年は磐越東線(ゆうゆうあぶくまライン)を初乗りしているんだけど、何となく平凡な感じの景色で居眠りをしてしまった記憶がある。)
 途中、新津駅だったろうか?乗っていたお客さんがいっぱい降りて行ったのでボックス席を確保することができた。(これで車窓が楽しめるね.....。)
ディーゼルの車窓から.....。(写りが悪くてゴメンネ。)
◇ディーゼルの車窓から.....。(写りが悪くてゴメンネ。)◇
 民家が途切れ、遠くに山々が見えるようになってきた。
 しかし、目前に広大な田畑が広がり、風景は平凡で自然と車窓を見つめる視線も虚ろになってくる。
 どのくらい走っただろうか、山々が目前に迫ってきて大きな川が寄り添うように流れている。
 川の名は阿賀野川だ。(後で調べました。)
 素晴らしい景観にけだるい気分も一気に吹き飛び、車窓に釘付けとなってしまった。
 磐越西線のキャッチフレーズ”森と水とロマンの鉄道”は本当だった。
 ”SLばんえつ物語号”が走っているのも頷ける。
 それくらい魅力のある路線だった。
阿賀野川の流れと迫り来る山々.....。今度はSLで訪れたいね。
◇阿賀野川の流れと迫り来る山々.....。今度はSLで訪れたいね。◇
 どことなく、高山本線の景色に似ている感じがする。
 川、山、非電化区間.....。
 ふと、”特急ひだ”で旅した日が脳裏をかすめた。

 列車は順調に進み、やや遅れて喜多方駅に停車した。
 さて、お昼には早いけど喜多方ラーメンを食べるぞ!!ということで、”快速あがの2号”に別れを告げた。
 喜多方駅で下車したのはいいんだけど、列車の状況が気になって電光掲示板を見てみると、信号故障で次に来る予定の列車が運転を見合わせているお知らせが流れている。
 復旧のめども立っていないらしい。
 これはまずいなぁ.....。
 すぐに戻れば”快速あがの2号”に間に合うのだけど、「どうにかなるさ。」という気持ちと喜多方ラーメンを断念したくない気持ちがあり、列車を見送ってしまった。
 喜多方ラーメンは駅舎内にお店があったので、そこで食した。
 さっぱりとしたしょうゆ味がとてもGOODな味わいだった。
 喜多方ラーメンに満足したので、さて列車はどうかな?とお知らせを見ると信号故障の影響で次に予定していた列車は打ち切りになり、新潟方面から来る列車を2時間近く待たねばならない状況になってしまった。
 とりあえず、時刻表を広げて他の方法を探してみると、ちょうどいいバスが見つかった。
 発車は駅からではなく、バスセンターとなっていた。
 バスセンターに向かうため駅舎の外に出てみると、雪を溶かすため路面から水が出ていて大量の水が路面を覆っていた。
 そのため、数メートルも歩かない内に靴に浸水してくる。
 駅前をうろうろするけどバスセンターは見つからなかった。
 ここは今まで旅してきたカンで勝負だ。
 駅前通を真っ直ぐ進んで見る。
 しばらくするとバス停のポールがいくつも立っている。
 道路左側には古びたバス会社らしい建物がある。
 何か入りづらい雰囲気であったけど道路を渡りその建物に思い切って入ってみることにした。
 恐る恐る扉を開け、中に入ると待合室になっていた。
 やれやれ。
 時刻表があったので会津若松行きを探してみる。
 持参の時刻表に掲載されているから大丈夫だろうと思ったけど、会津若松行きが見つからない。
 発車時刻は迫っているけど乗り場が分からなくてはどうにもならない。
 ふと、若松という文字が多く使われているのに気がついた。
 「もしかしたら会津というのを使わないのかもしれない。」
 そう思い、改めて探してみるとありました。
 待合室のすぐ横に。
 すぐにバスが来たので数人のお客さんとともに乗車したら、すぐに発車した。

 バスは平凡な市街地の中を軽快に走っていく。
 雪道なのに全然気にしていないような感じで、乗っていてスリルを感じる。
 ふと、バスに揺られて気づいたのだけど、喜多方−会津若松間が未乗区間になってしまったようだ。(別に鉄道路線の全制覇を目指している訳でないんだけど、やっぱり気がかり。)
 1時間ほど乗っていただろうか、右手に線路が見えてきた。
 間もなく会津若松駅に到着だ。
 とほっとしたのも束の間、路上の氷結部分にバスが大きく滑った。
 「うわ〜っ。」と内心思ったけど、事故もなく無事に到着することができた。

 予定ではここから会津鉄道、野岩鉄道、日光線と行くところなんだけど、またまた、駅内の様子がおかしい。
 駅員さんがメガホンで何やら話している。
 雪の影響で不通となっていたが、やっと郡山方面行きの快速列車が入線してくるらしい。
 改札付近では、1人のお客さんが駅員さんに怒鳴っていた。
 天候の影響で列車の運転が乱れた時によくこういう光景を見かけるけど、駅員さんの責任ではないのに.....。
 お客さんからすればやり場のない怒りをぶつけているのだろうけど.....。
 そう言った場面に遭遇すると旅の楽しさが半減してしまう。(そういうお客さんに限って、同じ車両に乗ってくるんだよねぇ.....。)
 まず冷静になって、急いでいるならバスやタクシーなど別の方法を考えるべきだ。
 周りの人の迷惑を第一に考えて欲しいね。
 さて、ここでまた決断しなくてはならない。
 こうした状況で会津鉄道線の列車が時間通りに入線してくるだろうか。
 予定のコースはイメージ的にほとんどが山間部を走る様に感じる。
 だとしたら.....。
 今回は無難に今動いている列車に乗った方がよさそうだ。
 予定を変更して、入線した郡山行きに乗り込んだ。
 改めて車窓を見ると、辺りは深い雪に覆われている。
 快晴だった天気も不機嫌な雲に覆われていた。
 発車してどのくらい経っただろうか、突然、車内放送があり、雪の影響で車両故障が発生したため次の駅で運転を打ち切るとのこと。
 順調に走っているようだったので、不意をつかれてしまった。
 すぐに後続の普通列車が来るので、橋を渡ったホームで待って欲しいとのことだ。
 ゆったりとしたボックス席を後にして、指示されたとおりに相向かいのホームに向かう。
 ホームでは小雪が静かに舞っていた.....。
 しばらくして、後続の普通列車が到着。
 予想通りたくさんのお客さんが乗車していて、郡山までは立ち客となってしまった。

 郡山に到着すると駅ビルに直行して遅い昼食?をとり、いつも立ち寄るお店(郡山に来ると駅ビル内のこのお店に寄ってしまいます。)に行ったりして、過ごした。
 後は東北新幹線に乗って帰るだけ。
 郡山始発の列車を選んだら、古くなりつつある200系車両だった.....。
 
 今回の旅で、喜多方−会津若松間、会津鉄道、野岩鉄道、日光線(JR・東武鉄道)を体験することができなかったのは残念。
 会津鉄道には”塔のへつり”という気になる(”塔のへつり”ってなんだろうね。)駅があるし、車窓も見てみたい。
 再度、旅の計画を考えることにしよう。
 
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