sh-katoの電子掲示板 フリートーク放送ネタから(2008年度)

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(c) 2008-2009  sh-kato

4月 5月 6月 7月 8月 9月
BPOの放送と青少年に関する委員会の見解・提言を見て
日経BP ITPro記者の眼で気になった記事3題
2008年4月期TVドラマざっと見
NHK-BSで「アナログ」表記スタート
フジテレビとBSフジが5月頃より局ロゴ表示
テレビ朝日、日テレが5月中旬より局ロゴ表示
ワンセグ独自放送の動きについて
地デジ番組複製「10回OK」、予定日目前で開始決まらず
「ダビング10」、7月4日午前4時開始へ 「ダビング10」運用開始 松下製で一部不具合
2008年4月期TVドラマ感想
BS参入、買い物番組の総量規制へ 
デジタル移行へあと3年 NHK地上波も「アナログ」表示
2008年7月期TVドラマざっと見
番組のネタ自体が厳しいのかも
朝日放送、番組を有料でネット配信 など
九州7県の民放、純利益40.5%減 デジタル化で減価償却増
10月 11月 12月 1月 2月 3月
いつの頃から、改編期の期待が薄れたのだろうか
2008年7月期TVドラマ感想
テレビ北海道、子供向けソフトを映像会社と販促
53事業者が次期BSデジタル放送の参入に意欲
関テレ、民放連完全復帰 「失った信頼取り返す」
2008年10月期TVドラマざっと見 地デジ普及率、5割目標届かず
TBS 2009年春に大幅改編へ
BSフジが来春19時から2時間のニュース番組
2008年10月期TVドラマ感想
民放各局もアナログ表記 2008年1月12日より
テレビ朝日、番組で紹介のブログは自作 「撮影許可取れず」
2009年1月期TVドラマざっと見
日本経済新聞 テレビ欄のGコード掲載終了
ビーエス・アイ、4月に「BS―TBS」に社名変更 米「FOX」、日本で無料放送 BSで欧米ドラマなど
NST、地デジ備え組織改編 送信・編成を経営と一体化
BSデジタル、ディズニー無料で 免許申請へ、2011年から放送
2009年4月改編は大幅なものに
楽天、TBS株売却へ 買い取りを請求

 
 

●BPOの放送と青少年に関する委員会の見解・提言を見て
(2008/04/12)

BPO(放送倫理・番組向上機構)に放送と青少年に関する委員会が設定されています。この委員会での見解や提言というのは、時折ニュースとしてあがることがありますが、まとめてしっかりと見る人というのは案外少ないのではないでしょうか。

http://www.bpo.gr.jp/youth/kenkai.html

多少過剰に反応している気もするのですが、発表した時期からずいぶん経ってみると、そんなにズレはないと思います。大人でもどうかな?と思える表現を、報道だからとかほほえましい表現だからといった別の理由で正当化し、結果として問題を生ずるのは、やはり問題があると思うべきではないかと思うのです。放送に限らず、ネット上にしても多数の人に公表するということは、その後消すことが出来ず見ることが出来る可能性があることを、そして何らかの痕跡を見た人に残すということを考慮すべきだと思います。
放送は、簡単に予告すること出来ず、ダイレクトに見る側に情報が流れ込むことからも、その配慮は相当のものでなければならない。ゆえに、BPOといった組織での見解・提言や仲介・審理・斡旋も必要なのでしょう。

追加書き込み(2008/4/27)
直近にあったBPO放送倫理検証委員会
光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見
これについては、放送する側のコメンタリーにかかる表現の問題があるものの、意見としてあげている問題があるとは考えにくい。
どうも、一気に(ある意味偏った)該当報道を見てしまったことにより、判断の公正さを欠いた可能性があると思う。

●日経BP ITPro記者の眼で気になった記事3題
(2008/4/27)

 ITPro記者の眼 2008.4.17
FM東京のデジタルラジオ休止にみる免許運用の実態
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080415/299034/

デジタルラジオの実用化試験放送の免許を、免許付与条件と異なる有料でのサービスで行うとするため、いったん返上するから休止せざるを得ないというのは、手間なだけのように感じる。こういった部分は能動的に運用し、電波の有効利用とか混信などの障害を生ずる可能性の部分は、厳格に運用するということであるべきでは。官製不況と呼ばれる許認可遅滞による事業進捗の遅れは、ここにもその芽があるといえる。

ITPro記者の眼 2008.4.22
電波の特定財源「電波利用料」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080421/299640/

携帯電話の増加で、無線局が増えたために増加している電波利用料。地デジ対応にかかる費用に向けても足らないため、一見道路特定財源のような問題が無さそうな気がする。しかし、使われている事業などの適切性やそもそも無線局免許料に上乗せして支払うということからも、妥当性を問う必要があるはずである。

ITPro記者の眼 2008.4.25
ダビング10とネットTV,そしてICT国際競争力
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080422/299782/

そもそも、コピーワンスやダビング10は日本独自の映像用DRM(デジタル著作権管理)の方法であるし、無料放送でここまでの制限をしていること自体、国際的に孤立しているわけである。ネットでの不法配信を恐れて、過剰に制限をかけている現状から弊害が起こらないことを祈りたいのだが、すでにおこっているといわざるを得ない。さらにいうと、これだけ普通にTV映像をコピーするのにやっかいな状況でも、不法配信がある一定量発生していることから、その効果に疑問があるのも事実ではないかと思う。

●2008年4月期TVドラマざっと見
(2008/4/27)

興味を引き付ける物語を並べ、途中からでも継続視聴が進められるように作られるはずのTVドラマが、いつから映画のように最初の引き付けに失敗すると、回復できなくなったのだろうか。

主役のキャスティングには成功したものの、物語を紡ぐためのメインキャストが力不足だったり、演出にある種のベタな部分がなかったりして、ドラマトータルでは焦点ボケを起こしているのが、複数あった。
(絶対彼氏(CX火21:00)おせん(NTV火:22:00)Around40(TBS金22:00))

キャスティングも演出も脚本もそれこそベタといえる内容ではあるが、これはこれで一定顧客の確保が図れている。でも、テレ朝前期の相棒ほどの訴求力はない。
(7人の女弁護士(木21:00)警視庁捜査一課9係(水21:00))

時間枠移動と短縮で、比較的小気味よく見られるNHK時代劇とは対照的に、放送話数が少ないのに冗長な印象が感じられる。
(密命 寒月霞斬り(TX金20:00))
さらに対照的に、ここまでベタになってしまうと、さらなる上昇はないが、これはこれでいいともいえる。
(水戸黄門(TBS月20:00))

際っぽい演出のアクが出すぎており、この手を好む多少厚い視聴層やメインキャストのファン層に支えられている感じだが、材料出つくし感が強い。
(パズル(テレ朝金21:00)ラスト・フレンズ(CX木22:00))

いわゆる熱血な主人公が突っ走っていく話ではあるが、それに納得出来るだけの周囲の人やベース(基本設定)とのズレを埋めきれず、中途半端になっている気がする。
(ホカベン(NTV水22:00))

そもそも、素材そのものに無理があり、とりつく島がない状況なのかも。
(無理な恋愛(CX火22:00))

主人公がいわゆるツンデレのように見えないと、素材(元となる原作)を活かせないが、メインキャストが総じて「いい人」を演じるのが得意な人を集めてしまい、(悪い意味での)普通な印象を残してしまった感じである。
(猟奇的な彼女(TBS日21:00))

これまでのスペシャルも含めて安定してみられる素地を形成しており、その枠から外れない限り(TV視聴全体が失速しているだけに)高め安定の視聴層確保できるものと思われる。逆に言うと、ドラマの中でおこるイベントの演出の幅が制限され、出演者や舞台を変えることで何とかしのいでいるともいえる。
(ごくせん(NTV土21:00))

このほか、5月開始ドラマがあるのだが、それは始まってから語ることにでも。このため、CX月21時台が特別編成を継続することになっている。
(結局語ることはなかった。申し訳ない)

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●NHK-BSで「アナログ」表記スタート
(2008/05/01)

2008年5月1日から、NHK-BS(アナログ)の画面右上のBS1,BS2のロゴ表示の下に「アナログ」という表示がされるようになりました。

アナログ放送に「2011年7月放送終了」のメッセージ表示(インプレスAVwatch 2008.4.25)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080425/soumu.htm
この記事が分かりやすいと思うので挙げておくが、そろそろTV画面からもアナログ放送終了が分かるように仕掛けていくわけで、その先行としてNHK-BS(アナログ)で始まったということになります。(NHKアナログハイビジョンはすでに終了していて、そのおかげでBS11やBSTwellVなどが始まっていることは、あえていうまでもない。NHKアナログハイビジョンは、アナログという表記なしに直前に終了する旨のテロップが常時表示されて終了した記憶がある)

●フジテレビとBSフジが5月頃より局ロゴ表示
(2008/05/05)

NHK(NHK G,NHK E)と在京局ではTBS(局マークとTBS)、テレビ東京(局マーク)が右上などにデジタルTV放送では局ロゴを表示しているが、
2008年5月ごろよりフジテレビとBSフジが局ロゴを表示し始めた。
フジテレビは局マークだが結構注視しないと見えにくいので気づきにくかったです。(4月上旬から付いていたようです)
BSフジは局マークとBSフジの文字ロゴになります。
在京局で表示をしていないのは、日テレ・テレ朝だけになるはずです。(放送大学のように4:3の右上にアナログ・デジタル両方つける例はなさそう)

地方局は、比較的局ロゴ表記は進んでいるように思うのですが、それをチェックする術がないのでねぇ…

BSデジタルは、これによりNHK(BS1,BS2,BS-hi)、BS日テレ(局マークとBS日テレ)、BS朝日(BSと局マーク)、BS-i (BS-i)、BSジャパン(BSJ)、BSイレブン(11)、BSトゥエルビ(TwellV)とほぼ一通り表示が完了したことになります。

●テレビ朝日、日テレが5月中旬より局ロゴ表示
(2008/05/19)

テレビ朝日が5月中旬より地上波デジタル放送で局ロゴを右上に表示するようになりました。これまで、CM明けに右上にアナログ・デジタル問わずに毎回異なった形で局ロゴが動いて表示するということを行っていましたが、ようやくデジタルについては固定した局ロゴ表示をすることになったようです。
また、日テレが5月中旬より地上波デジタル放送で局ロゴが右上に表示するようになりました。これにより、キー局すべてが局ロゴ表示をしていることになります。

こうなると、次の焦点は「アナログ」放送であることを表示することがいつの時点から始まるかに移ります。BSはアナログ放送を実施しているNHK BSがすでに局ロゴ表示の下に「アナログ」表示していますが、同様の表示となるのか、それとも局ロゴなしで「アナログ」とかつての「カラー」放送のように表示をするのか、興味深い話になります。

●ワンセグ独自放送の動きについて
(2008/05/23)

ワンセグ放送(携帯電話向け地上デジタル放送)は、番組連動のデータ活用の動きは、準キー局などでそこそこあるが、基本的にサイマル(同時)放送の動きにとどまっている。2008年4月以降放送のネット配信などとともに独自放送が可能となっているが、具体的な動きは鈍い。

ワンセグ独自放送開始 広がる可能性(ITmedia NEWS 2008.5.13)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/13/news038.html

日テレが巨人戦のナイトゲーム中継を独自に21:54まで延長するというのがある、という記事で可能性はあるがどうも…というところでしょうか。

NHK、来年4月から教育テレビでワンセグ独自放送を開始
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=189602&lindID=5

NHK教育テレビは、2009年4月から通信画面と連携した独自放送を行うとしている。ただし、具体的な放送内容は検討中であり、まだ実験的な領域にとどまる見込みである。

送出する形態が変わっても、結局その提供される情報自体に興味が出てくるかが重要になる。しかし、送出する形態によって興味を持てる情報も変わるはずで、その最適な情報が文字多重放送やデータ放送でうまく提示できなかっただけに、ワンセグ独自放送で出てくることを期待したい。

●地デジ番組複製「10回OK」、予定日目前で開始決まらず
(2008/05/24)

NIKKEI NET 2008.5.24
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080524AT1C2300K23052008.html
地上デジタル放送番組の複製制限を現状の1回から10回に緩和する新ルール「ダビング10(テン)」の開始にメドが立たない。当初予定だった6月2日の開始は事実上困難となり、いつまで延期するかも決められない状況。背景には「私的録音録画補償金」を巡る家電メーカーと著作権団体の激しい対立がある。
---引用終わり

確かに、補償金を課金しているDVD-Rなどのメディアでないといわゆる「ダビング10」に対応しないのだが、デジタル放送の録画で実施されている「コピーワンス」対応のCPRM対応メディアを含むの(データ用以外の)ビデオ用として販売しているDVD-R,RW,RAMにも、すでに補償金は課金されている。
課金されているものの問題がこじれていることを、「ダビング10」導入と関連して開始が決まらないこと自体おかしな話であるし、HDDに録画した(いわゆる親)から出来る(子の)数が増えるだけで、そのメディアからさらにコピーを作る(いわゆる孫)ことは出来ないという、諸外国では発生しない(らしい)問題を抱えていたりする。
なにより、ダビング10が使えるものとして(放送はアップデートで対応する)HDD付きのDVDレコーダーやBDレコーダーを発売しているのに、その予定を大幅に遅れるのに、説明することも含めて考慮されることなくもめていることに、問題があると思える。決着していない権利者などの失われる利益と比して、実施が遅れることの利用者の失われる利益の方がどう考えても大きいように思えてならないのだが。

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●「ダビング10」、7月4日午前4時開始へ
(2008/06/21)

ダビング10(テン)は7/4(金)午前4時開始とのこと。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080621AT1D2000720062008.html

対応しているHDD内蔵で2006年頃以降発売のDVDレコーダーなどに対して、デジタル放送の放送波によってファームアップデータを送信してアップグレードさせることで行います。

地上デジタル放送事業者の放送する番組は、すべてダビング10になる予定であるが、WOWOWはコピーワンスのまま、
他の衛星放送事業者はダビング10とコピーワンスを区別する予定とのこと。

正式なリリースは週明け、Dpa(デジタル放送推進協会)から行われた。
http://www.dpa.or.jp/

ちなみにダビング10もコピーワンスもDVD-Rへ記録する場合は、CPRM情報が記録されているメディアでなければならない。
(DVD-RAM,DVD-RWは当初からCPRM情報記録あり)
さらに、VRモードで記録する必要がある。(VIDEOモードでは記録できない)
 

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●「ダビング10」運用開始 松下製で一部不具合
(2008/07/05)

NIKKEI NET 2008.7.5
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080704AT1D040A404072008.html
録画したデジタル放送番組を最大10回まで複製できる「ダビング10」の運用が4日スタートしたが、松下電器産業製のブルーレイ・ディスク(BD)レコーダーなど11機種に不具合が発生した。同社には苦情が約300件寄せられた。松下は3日午後に改良版ソフトの送信を始めたが、一部利用者が誤作動画面に従い録画データを消去する被害も発生した。
---引用終わり

松下電器産業のサイトで、この不具合に関する情報があるが、なかなか見つけにくい。

ダビング10対応オンエアーダウンロード放送に関する重要なお知らせ
http://panasonic.jp/support/info/dubbing/info.html

表題からは分かりにくいし、不具合についての説明としては不十分かも。

起動時間を早める機能がオンのままDVDなどを入れた状態で電源を入れると、内蔵ハードディスクに蓄積された録画データについて「初期化を実行しますか」と確認する画面が表示される

ここで、なんと「はい」しか選べない。

電源を切れば事なきを得るが、ここで「はい」を選択すると…この機能には不具合はなく、録画データを消去してしまいます。
こんなことからも、マメにHDDからディスクにバックアップした方がよろしいようで。(PCだと、結構そういった認識が高いけど)

少なくとも土曜日開始でなくて多少救われたという気もしますけど、コピーワンスのムーブで失敗して録画データが失われるのを避けるダビング10のアップデートで、録画データが失われるというのは皮肉な話と思えるのだが。

●2008年4月期TVドラマ感想
(2008/07/14)

4月期開始ドラマは6月第2週から7月第3週まで1か月以上終了時期が異なっていたりします。そのため、開始時期まで違うという状況だったわけで、どの時点でまとめればよいのか困ったりしたのでした。

そりゃともかく、狙い通りの演出などが出来たが、それでも平均程度に収まったのが絶対彼氏(CX火21:00)。

当初の勢いが、結局パターン化されたため飽きにつながり、視聴率以上に失速感があったのがごくせん(NTV土21:00)でしょう。

演出的に多少無理や矛盾があった気がするが、それでも想定していなかった視聴率の確保につながった気がするAround40(TBS金22:00)。現在のドラマの安定視聴層F2をターゲットになったから良かっただけともいえる。

テレ朝の7人の女弁護士(木21:00)と警視庁捜査一課9係(水21:00)は、結局一定顧客の確保にとどまる。定例シリーズ化への感触もいまいち。(すでにストーリー構成がパターンだし)

密命 寒月霞斬り(TX金20:00)は、ある意味固定化してしまった感じかも。最初の頃の挑戦的な演出は見られなくなったので。
また、水戸黄門(TBS月20:00)はパターンを外せなくなってしまって、これも固まった感じかも。

ラスト・フレンズ(CX木22:00)は、ドラマオリジナルということで自由度のあるストーリー構成や演出によって、素材の際っぽい部分をうまく調理したというところでしょう。でも、ギリギリの感じで、もう少し素材に飲み込まれると、一気に落ち込む危うさがあったかも。

逆に、パズル(テレ朝金21:00)はそもそも素材を活かせず、見事に失速。

ホカベン(NTV水22:00)おせん(NTV火:22:00)は、いずれも原作素材を丁寧に表現しているだけにとどまり、TVドラマとしての加工度が感じられず、平凡なものに収まった可能性が高い。

無理な恋愛(CX火22:00)は、そもそも素材に無理があり、それを加工することもできずにだらだらと話を進めてしまった感じだったといってよい。

猟奇的な彼女(TBS日21:00)は、キャスティングや演出のズレを回復することなく、当初の番宣にはほど遠い状況に陥ったようである。

CHANGE(CX月21:00)は、当初は目新しいと思われて引き付けたが、結局これまでのパターン化された政治ものの演出にとどまり、ズルズルと想定より視聴率を低下させて終わらせてしまったようである。政治家を主人公にせず、同じようなストーリー構成だったらまだ良かったかも。

ROOKIES(TBS土20:00)は、演出の主軸を多少ごくせんよりずらしたこともあり、アクが強い(パターンっぽい)のはともかく、新たに興味を引き付けることは成功した。
しかし、原作の素材に頼る部分とメインキャラの演技によるところが大きく、持続性に欠け偶発的なものにとどまっている。

●BS参入、買い物番組の総量規制へ
(2008/07/16)

まあ、そもそも視聴率がそれほど無い時間でのテレビショッピングの多さにも問題があるし、あんまり枠が売れていないBSではなおさら、だと思うのだが。

asahi.com 2008.7.16
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY200807150405.html
総務省は、新規にBSデジタル放送に参入する業者に対し通販・ショッピング番組など「広告放送」の総量を規制する方針を固めた。BS放送では、番組制作費を節減できる広告放送を大量に流すケースが目立ち視聴者の苦情も多い。同省は今秋にも番組全体に占める広告放送の比率を定める。
---引用終わり

CSではこの手の専門チャンネルが存在し、無料放送で行っているが、昨年から今年にかけて終了するところも出ていて、なかなか厳しいものがある。実は契約しなくてもe2 byスカパー!の無料チャンネルは見ることが出来るのだが、チャンネルボタンがTVなどの機器で初期に配分していないこともあり、なかなか合わせてもらえないという問題がある。

日経エンタテインメント 2008年8月号の特集にもあるが、営業損益が年々減少しているが、それはテレビショッピングに支えられている状況である。地上波の1%程度の広告費では当然こうなるはず。まず、この重荷を精算しないと
民放キー局の明るい未来がないが、その目論見が崩れる可能性も帯びている。新規参入だけにとどまるとは思えない。

しかし、BS11やトゥエルビは参入自体テレビショッピングの枠を結構取るのを前提としていたし、何を今さら…という気もする。かつて蓄積型TVである epに割り当てられていたチャンネル(CS扱いだが)も、ショッピング専門チャンネルになっているし、新規参入でテレビショッピングを主とした収益確保以外、果たして出てくるものなのだろうか?

●デジタル移行へあと3年 NHK地上波も「アナログ」表示
(2008/07/24)

デジタル放送へ移行する期日まであと3年となった2008年7月24日。
これまでBSアナログで「アナログ」表示をしていたNHKは、この日より地上波である総合・教育テレビでも「アナログ」と画面右上に常時表示となりました。地震報道であまり気づかれない状態でのスタートとなったかもしれません。
民放については、一部の番組の番組開始数十秒程度で「アナログ」表示をする予定とのこと。
放送のデジタル移行は、着実に進んでいることを示す動きであるのですが、それに関する問題はまだその全体が見えていない状況というところかもしれません。
 

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●2008年7月期TVドラマざっと見
(2008/08/13)

7月期のTVドラマは毎度視聴率低迷というのがお決まりになっているが、今年はオリンピック特別編成になるあおりを食うこともあって、より一層厳しいと予想されるが、その通りになっていたりする。

その中で、コードブルー(CX木22:00)は医療ものを安定したストーリー構成で作り込める(つまり、パターン化して作ることが容易になっている)こともあって、見やすい作りになっている。

対照的に、組織の矛盾に立ち向かうと行ったところにフォーカスして演出などのズレが出てしまったのが、Tomorrow(TBS日21:00)ではないか。やはり取っつきにくい部分が目立つ感じである。

若干の遅れ始まりとなった太陽と海の教室(CX月21:00)は、多少クセのある(説教っぽい気がする)内容を、出演者や演出で何とか包み込んでティーンやF2など現在のドラマ視聴層の主力をきちんと取り込めた感じである。

あんどーなつ(TBS月20:00)は、ナショナル劇場の現代舞台のドラマ設定の迷走を反映し、主軸がはっきりしない感じで、登場人物に優しい安易な出来事を並んでいるように見えた。
(そうそう。ナショナル劇場は名称を変えて提供は継続とのこと)

シバトラ(CX火21:00)や学校じゃ教えられない!(NTV火22:00)は、脚本が提示している素材やキャラを単に見せているだけで、TVドラマとしてみせる部分が感じられないので、想定視聴層の範囲にとどまる見込み。

モンスターペアレント(CX火22:00)は、際っぽい素材にとらわれて、軸となるあってほしい状況が視聴者から想像できず、きついと思わせる部分のみが残る感じである。このため、耐性がないと継続視聴は難しそう。

魔王(TBS金22:00)は、軸となる部分はあるが、際っぽい原作に流されてしまって、演出の主体をそこに置いちゃってTVドラマというより原作トレース作品になってしまった気がする。

ゴンゾウ(テレ朝水21:00)は、定番の刑事物にさらにつけるべきほんのちょっとの違いが明確に感じられないので、定番化されるだけの勢い確保は難しそう。
その男、副所長(テレ朝木20:00)も、シリーズ2段目だが、主人公以外に差異がないようなところが、やはり不安材料。

正義の味方(NTV水22:00)は、コミカルに見せる部分ばかりが先走って、安心してみられるだけの登場人物の形成が出来ていないように思える。

四つの嘘(テレ朝木21:00)は、キャストは確かに豪華なのだろうが、それに見合った話の見せ方(演出)が出来ていないように思われる。
ロト6で3億2千万円当てた男(テレ朝金21:00)も、そういった部分に加え、実話を元としたところにとらわれバランスを欠いたドラマになっているようである。

刺客請負人(TX金20:00)は、第2シリーズでようやくテレ東時代劇のパターンが作り込めてきているということかな。

学校じゃ教えられない!(NTV火22:00)がプライムタイムのもので抜けていたが、男女交際を主軸としてしまった段階で興味を引き付けるのが困難で、それに無茶な演出でフォローした感じ。これは相当の苦戦のはず。

…で、誰に(原作の話とはちょっと違う)TV向けのドラマを見せたいの?というのがはっきりしているかどうかが、視聴率にも出たというところでしょうか。

視聴率としては平均で15%以上を確保したのはコードブルーのみ。太陽と海の教室は、平均15%確保だが初回に支えられたものであり、中盤回復の期待感は無し。シバトラ、モンスターペアレント、ヤスコとケンジ、Tomorrowが平均12%台確保という予想通りの苦戦となる。

●番組のネタ自体が厳しいのかも
(2008/08/31)

NTVの土曜夕方17時台(ローカル枠)が2クールで2度3度と番組名や内容自体を変えていたり、日曜日の夕方(ローカル枠)もコーナーがころころ変わっていた「特上!天声慎吾」(16:25)や「ロンQ!ハイランド」(16:55)も9月終了という状況になっている。土曜18:30枠も「全力!Tunes」も9月終了とこれまた定着できていない。

8月に、「お茶の間の真実」(TX月21:00)「THE M」(NTV火21:00)「女神のアンテナ」(テレ朝月19:00)が(唐突に)終了する事態となっている。「主治医が見つかる診療所」(TX月 19:00)も9月終了し、TX月曜枠はなかなか番組が定着できないでいる。
TBSは、「学校へ行こう!MAX」(火19:56)「世界ウルルン滞在記」(日22:00)「ブロードバンド」(土22:00)と比較的長期な番組を終了させる状況になっている。

深夜など他の時間枠からのプライムへの移動やスペシャル枠の通常化といった番組は、コーナー変更など番組内容が当初とずいぶん異なっているくらい低迷状況にありながら、「くりいむナントカ」(テレ朝水19:00)を除き終了できずにいる。さらに、2008年4月期まで多かったこれら番組移動なども、10月はほとんど無さそうである。

いつ打ち切りになっても…と思われつつ、当初と全く番組内容が変わっても延命し続けていた「明石家さんちゃんねる」(TBS水21:00)や「オジサンズ11」(NTV月22:00)もようやく9月終了となる。

これらの終了番組の状況を見るにつけ、次の番組企画自体がなかなか無いのではないか、と思えてならない。それは、広告収入が減る状況で、先行して対策をしていくことが厳しい状況であることを示しているのかもしれない。しかし、そこに対策をしない限り、さらなる低迷を呼び込むのではないかと思う。
 
 

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●朝日放送、番組を有料でネット配信 など
(2008/09/27)

NIKKEI NET 地域経済 2008.9.26
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080925c6b2502i25.html
朝日放送は25日、地上波で放送したアニメやドラマの番組をインターネット上で有料配信する新サービスを26日に始めると発表した。在阪局としては初めてという。広告収入が低迷するなか、放送外収入の拡大を狙う。
---引用終わり

まずは日曜朝のアニメ、プリキュアシリーズと自局放送のドラマの配信から始めるが、自社制作のドラマやドキュメンタリーなどの番組を順次配信していく予定。在阪局は積極的に番組制作をしており、全国放送しているものも少なくないので、配信できるネタは結構多いと思うのだが。

在京局でも、同じようにネット配信の動きはある。

日テレ、地上波ドラマを翌日ネット配信 11月に参入
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080928AT1D2506227092008.html

ただし、アミューズと連携したもので、
短編ドラマのうち1/3程度を配信。期間限定とのこと。

●九州7県の民放、純利益40.5%減 デジタル化で減価償却増
(2008/09/28)

NIKKEI NET 地域経済 2008.9.25
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080924c6c2401x24.html
九州総合通信局は2007年度の九州7県の放送事業者の収支をまとめ、24日発表した。一般放送事業者(民放)の純利益は合計で前の年度比40.5%減少し約40億円だった。テレビ事業におけるデジタル化投資が本格化し、減価償却費が膨らんでいる。一方、ケーブルテレビ事業者は加入者増などで増収増益になった。
---引用終わり

もともと広告収入という外的要因で収益が左右される放送事業であるが、さらにデジタル化による減価償却費の増加で厳しい状況になっている。興味深いのは、ケーブルテレビでは加入者増加やインターネット事業の収益増となって対照的である点。提供している番組に、引き付けるものがあるかどうかが影響しているかもしれない。
 

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●いつの頃から、改編期の期待が薄れたのだろうか
(2008/10/02)

改編期には、新しい番組が始まるし、既存の番組を多少でも趣を変えてきて、ある種の期待感が出てくるものである。ところが、改編期前後にはスペシャル番組というスポット的な番組や既存の番組の拡大版(というより水増し)が放映され、場つなぎな状況を醸し出しているように思えてならない。

もっと刺激の強いネタを、という表現を提供企業からの広告費用の増加にまかせてやっていった反動で、いわゆる冒険的と思える企画は出ることなく、作りたい番組というより、枠があるから作っていくという番組が当たり前の状況になってしまったように思える。そんなことを思っているかどうかはともかく、そんな気分を敏感に反応し、期待感が薄れてしまったように思えてならない。

でも、その薄れた期待感ほどはTV局全体の視聴率は実は落ちていなかったりするのである。それは番組内容がかつてほど話題に上らないということで、表現されているのではないか、と思うのだが。

●2008年7月期TVドラマ感想
(2008/10/06)

7月期のTVドラマは毎度視聴率低迷なのですが、それ以上に記録的に「記憶に残らない」ものばかりになってしまったといえる。

太陽と海の教室(CX月21:00)は、初回の期待を確保できず、内容もズルズルと興味を失い、結局9月最終週に終了。

Tomorrow(TBS日21:00)も取っつきにくく終わり、恋空(TBS土20:00)や魔王(TBS金22:00)も単なる原作の映像化でドラマとして見応え無く終わる。あんどーなつ(TBS月20:00)は、見せ場を何ら提示できず終え、TBSは総じて苦戦。ドラマに限らないことらしく、10月改編は、かなり改編率が高まっている。

コードブルー(CX木22:00)は安定して視聴率を取ったといえるのだが、上積みは厳しく、印象もそれほど強くないことからも、素材の割に平凡に終わったといえる。

シバトラ(CX火21:00)は、まだ見せ場となる部分を提示できた部分もあるが、主人公の違い以外ストーリーとしてはステレオタイプだった印象がある。

モンスターペアレント(CX火22:00)は、素材の際っぽいもの以外表現できなかったと見え、予想以上に短めに番組を終えた感じである。

学校じゃ教えられない!(NTV火22:00)や正義の味方(NTV水22:00)ヤスコとケンジ(NTV土21:00)は、いずれも視聴者を引き付けるだけの素材やストーリーを引き込むことが出来ず、少ない素材に興味が向いたものだけが見るだけにとどまった感じである。

ゴンゾウ(テレ朝水21:00)やその男、副所長(テレ朝木20:00)は、主人公自体はそれなりに引き付けられるものを提示したが、過去の刑事物シリーズと違いを明確に出来るだけのものは感じられず、安定固定客の確保にとどまった感じである。

四つの嘘(テレ朝木21:00)も、 ロト6で3億2千万円当てた男(テレ朝金21:00)も、素材となる主人公の設定と演じ手とストーリーがバランスを欠き、とりつく島もない状況だったようである。

たぶん、この期のドラマのタイトルは、普段以上に思い出せないものになると思われる。視聴率以上に大変な状況が提示されたといえそうである。
 

●テレビ北海道、子供向けソフトを映像会社と販促
(2008/10/10)

NIKKEI NET 地域経済 2008.10.10
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081009c3c0900o09.html
テレビ北海道(TVh、札幌市)は、映像製作会社のモーニング(同)が製作・発売する子供向けDVDソフトの共同販促に乗り出す。人気の絵本をナレーションや音楽とともに映像化したソフトで、TVhはその基となった絵本を紹介する番組を製作・放映。道外への番組供給も目指し、テレビ局としての新たな収益モデルを探る。
---引用終わり

子供向けは量こそかつてより減っているが、それでも細分化された大人向けよりもポイントをつかんでいれば確保できる可能性が高い。こういった収益手段の拡大も、放送局とて行う必要があると思うのだが、やはり番組制作能力のアップが必須であると思う。そこについて、まだまだ厳しいところも多かったんじゃないかと。

●53事業者が次期BSデジタル放送の参入に意欲
(2008/10/18)

日経BP ITPro 2008.10.17
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081017/317217/
53事業者のうち,大部分(52事業者)がHDTV(ハイビジョン)放送の開始を予定している。放送方式に関しては,50事業者が既存の放送方式を希望しており,動画圧縮方式に「H.264」を採用した新たな放送方式を望んだのは2事業者にとどまった。(中略)認定申請の理由としては,32事業者が新規チャンネルの立ち上げを目的に挙げており,東経110度CS放送の既存チャンネルの画質向上を目的とした事業者数を上回った。
---引用終わり

免許にかかる周波数の枠の確認のための調査なので、あまり詳細があるわけではないのですが、新規といっても新たにコンテンツを作るとか購入するという積極的なものはそれほど無いようです。
今回割り当てられる周波数帯域幅の4倍近いもので、かつての地上波新規開局時の申請のような数になっているように見えます。見かけ上は新規が多いですが、スカパーなどの既存のHD化の申請も多く、普及しているBSデジタルチューナーによる放送というのは、媒体として魅力があるということになるのでしょう。

●関テレ、民放連完全復帰 「失った信頼取り返す」
(2008/10/29)

NIKKEI NET 地域経済 2008.10.28
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081027c6b2703b27.html
関西テレビ放送(大阪市)の福井澄郎社長は27日、日本民間放送連盟(民放連)が同社の連盟への完全復帰を認めたのを受けて東京都内で記者会見を開いた。除名処分の原因となった情報番組「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)について福井社長は「放送の信頼を覆した重大かつ深刻な問題で、社会に与えた影響は大きい」と改めて謝罪した。
---引用終わり

放送事業に影響のある除名処分が解かれていたが、会員活動を停止されていたため、今回の決定で完全復帰となります。単独の局としてのこの事件の責任は取っているとは思いますが、放送事業者全体がこの問題を自らの問題として対応を取っているかというと、まだ放送番組の企画内容が似たり寄ったりで、安易な番組企画によって視聴率低迷が継続していることからも、出来ていないといわざるを得ないでしょう。ほぼ同じ時間枠に横並びの内容、ニュースなどの取り上げ方も論調も同じように見える(放送している時間はちょっと違うが)のは、企画に合わせて番組を仕立てていることを意味しているわけで、ねつ造を生み出す素地は未だ健在ということを暗に示しているように思えるのですが。
 

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●2008年10月期TVドラマざっと見
(2008/11/23)

7月期並みに厳しい状況とは思いたくなかったが、現実になってしまったというところでしょうか。

イノセント・ラブ(CX月21:00)は、設定にある影の部分が必要以上に目立ち、それをおおうだけの魅力的な主人公を演出で提示できず、平凡な印象に落ち着いてしまった。

セレブと貧乏太郎(CX火21:00)は、際立つ主人公のズレで見せるはずが、あんまり活かしきれずに出来事だけが流れていってしまった感じとなっている。

チーム・バチスタの栄光(CX火21:00)は、医療もののテイストを提示できず、謎解きを主として演出したものの、その底の浅さから、いまいち視聴層の広がりを出せなかった。

オー!マイ・ガール!!(NTV火22:00)は、そもそも素材の選択がうまくいかず、さらに演出で盛り上げるべきネタも提示できなかった感じである。

OLにっぽん(NTV水22:00)は、主人公の俳優に素材を合わせて、それに頼った演出で収まってしまっている。話で魅せる部分を提示できていない感じがする。

小児救命(テレ朝木21:00)は、スペシャル枠ならテンションを保てる内容を、連続ドラマで行った弊害が出てしまった感じである。素材だけで引っ張ること自体に無理があったかも。

風のガーデン(CX木22:00)は、脚本自体が安定しており、演出もなんとかついて行っている気がする。しかし、素材自体に複数の視聴層をひきつける派手さは無く、適度な落としどころに視聴率も落ち着いているかも。

ギラギラ(テレ朝木21:00)は、原作の持つテイストを表現しているだけだが、それで視聴層を保っている感じ。過去に類似の素材のドラマとの差異は感じられない。

流星の絆(TBS金22:00)は、原作や脚本への期待通りのものが提示していて、比較的安定している。しかし、それだけでは他の視聴層への上積みは難しい状況。

ブラッディ・マンデイ(TBS土19:56)は、素材の持つ視聴層の確保には成功したが、ある種際っぽい演出が出てくるため、これ以上の上積みもない。そういう意味で平凡に終わるかも。

スクラップ・ティーチャー(NTV土21:00)は、20時のTBSの視聴層をそのまま引き継いで見ている感じなのか、ドラマとしての印象に(素材は違うのに)差異が感じられない。

SCANDAL(TBS日21:00)は、素材自体にひきつけるだけのものがあったが、その期待に添うだけの意外なネタを提示できず、失速した印象が強い。

夢をかなえるゾウ(NTV木23:58)は、素材を素直に表現するにとどまり、視聴層の広がりは出せず。

サラリーマン金太郎(テレ朝金23:15)は、いい意味でも悪い意味でも、継続作品の域にとどまる。(それでも、しっかり予算低下でも見てもらえるという意味では興味深いが)

Room Of King(CX土23:10)は、そもそも素材選択自体が失策だったのか、ひきつけるだけの話が提供できていない感じになっている気がする。
 
 

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●地デジ普及率、5割目標届かず
(2008/12/02)

NIKKEI NET 2008.12.2
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081201AT1D0109A01122008.html
放送局や電機メーカーで組織するデジタル放送推進協会などは1日、9月時点でのデジタル対応受信機の世帯普及率が目標の50%より3.1ポイント低い46.9%にとどまったことを明らかにした。
---引用終わり

完全移行まで時間的な余裕がないことから、多少の遅れが影響を与えることもあるため、問題視せざるを得ない。
ここへ来て景気低迷による家電販売の落ち込みが影を落としてきたので当然の状況になるのだが、多少高めの大型の液晶テレビなどへの移行に支えられた普及率増加を考えているのなら、難しいと考えるべきである。

それはともかく、これからの普及率アップには単なる買い換え需要以外の施策が必要なのだが、低価格チューナーなども具体的に動きが見えないままでは、2011年の完全移行はさらに厳しいと考えるべきかも。

●TBS 2009年春に大幅改編へ
(2008/12/04)

NEWS23、事実上終了へ TBS(共同通信 2008.12.3)
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120301001072.html

TBS、平日午後6時から2時間をニュース番組に 09年4月(NIKKEI NET 2008.12.3)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081203AT1D0308303122008.html

エンタメニュースだと、昼ドラ枠の休止も挙げられている。

これらのニュースから明確になったTBS 2009年春改編の概要は下記の通り。

1.いわゆるゴールデンタイムである19時台にかかる18時からの2時間枠のニュースを平日帯で編成する。(これまでは、17時台と18時台にニュースを編成)
  これにより現在19時台に放送した番組を中心に、大幅な改編が行われる。

2.現在平日帯の11時からの情報番組を12時からの2時間枠で編成し、TBS(愛の劇場)及びMBS,CBS制作の昼ドラは休止する。

3.平日帯の23時台に編成していたニュースは、(特集のあるニュースショウを止め)ストレートニュース化と別番組の編成を行う。

平日11時台と17時台は再放送などで埋めることになるのかな?
地方局での18時台での自局制作のニュース枠は変えないで、19時台は高コストになるから、TBSが特集などでつなぐつもりなのだろうか。それより、プライムタイムの番組企画のネタ不足から、番組数自体の減少を優先したという風に見える。

ただし、23時台は新たに深夜よりも制作費をかける番組を編成しなければならないが、それだけの価値のある番組を出せる力量があるとは思えない。

昼ドラ自体は、すでに愛の劇場が花王の1社提供から多数社提供に変わっていることからも、厳しい状況にあり、30分で短くても20話以上を話を作らなければならないなど、制作自体にも困難を伴う。(今のプライム向けドラマとは制作手法が異なる)
これで、CX(といっても東海テレビ制作枠)のみが昼ドラになる可能性が高まっている。

これらの大幅改編は、TBSの制作能力低下による視聴率低下をどう悪化させないか、ということを顕在化させたものと考えるべきと思われる。
(現状の枠拡大で水増ししただけで、好転させるための施策は提示されていない)

●BSフジが来春19時から2時間のニュース番組
(2008/12/13)

現在BSフジは、番組枠を割り当てることなく、番組のあとのいわゆるステブレ(ステーションブレーク 番組と番組のあいだの今はCMなどを流す部分)に数分のニュースを流す形態となっている。
おかげで、チューナーの電子番組表からは、BSフジのニュースはいつ放送されるのか全然分からない。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081213AT1D0902F12122008.html
BSフジは来年4月の番組改編で平日午後7時から2時間のニュース番組を編成する。
---引用終わり

BS朝日は、平日帯で19:30にニュース枠が現時点でもあり、このためBSのゴールデン枠初の長時間報道番組ということになる。討論とかが中心なら、BS11ですでにやっているような気が…どちらかというと、別時間枠で放送している独自制作番組やドラマなど地上波番組の放送しかしていなかったことから、独自制作番組を編成することに、この記事が本来書かれる意味があると思うのだが。
(実際は、来春のTBSのゴールデンのニュース枠と関連させて取り上げられてしまった)

NTV,TBS,テレ朝はCSでニュース専門chがあり、地上波の深夜やBSの朝などにサイマル(同時)放送をしているが、フジは無いため、独自制作となるはず。

…といっても、そんなに報道番組ってニーズがあるのかな?BSは地上波と比べて視聴者の年齢層が高めだし、そこそこターゲットにあたっているのかも。

●2008年10月期TVドラマ感想
(2008/12/23)

7月期並みに厳しい状況がほぼ確定したということでしょうか。

風のガーデンは、もともと脚本の良さもあり、見せるべきポイントもずれずに演出できたことから、安定して視聴者を確保したというところでしょうか。
相棒も見せるポイント自体にブレが無く、安定していることもあって見続けられたということのようです。

逆に言うと、それ以外の作品はきちんと最終話まで貫く表現すべき軸がぶれていたり、中途半端な演出にとどまってしまい、元々の原作や脚本及び出演者の持つポテンシャルを表現しただけに留まってしまった。

例示としていくつかあげると、
流星の絆は、そのポテンシャルだけでなんとか引っ張ったこともあり、視聴率にも結びついたような感じである。
ブラッディ・マンデイは、展開の緩慢さが後半気にかかったのだが、どうも最終話でオチとならなかったことがその理由で、結果として後半に原作の持つポテンシャルをわざわざ落とす結果となってしまったといえそうです。

結局、11/23付けのざっと見と、さして変わらない感想にとどまっているので、個別のドラマについてはあえて挙げません。

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●民放各局も終日アナログ表記 2008年1月12日より
(2009/01/12)

NHK地上波アナログTV放送も2007年7月24日から「アナログ」と画面右上に表記しているが、
民放各局も地上波アナログTV放送で2008年1月12日より終日アナログ表記がスタートした。

在京局は、NHKに比べると一回り大きな文字で「アナログ」と右上に表記している。
これまでゴールデンタイムの番組開始時に表記していた各局バラバラの濃さ・大きさのものが、統一の取れたものに変わったようである。
すでにデジタル放送では右上に局ロゴ表記をしているため、これでアナログ・デジタルどちらでも右上に何らかの表記がされることとなる。
ただし、民放では局ロゴと同様CM送出時には表記はされない。

●テレビ朝日、番組で紹介のブログは自作 「撮影許可取れず」
(2009/01/12)

TVは映像で見せようとするがゆえに起こった問題。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090112AT1G1200112012009.html
テレビ朝日系列で10日に放送された情報バラエティー番組で、番組用に自作したブログをインターネット上の一般のブログであるかのように紹介していたことが12日、分かった。
同社は「実際のブログ作成者から撮影許可が取れず、スタッフが同じ趣旨のブログを作った」としている。プロデューサーも承知していたという。
---引用終わり

確か「情報整理バラエティー ウソバスター!」は、特番として4度目の番組のはず。
アンケートなどを元に常識と思われていることのほとんどを違うと説明するわけだが、この常識と思われているネタをブログなどから取ったように見せたことは今回が初めて。

そもそも、間違っていることのネタとして撮影許可が来るはずはなく、ネット上の情報としなければそれでも使えるネタなのだが、あくまでそこにこだわって見せようとしたことが今回の失策となった模様。
番組で紹介したブログの並びなどが似ていて、かつ日付が全く同じものが紹介されれば、視聴者がそのアラに気づいて素早くクレームとなったわけである。
(ちなみに、今回のはネット上に限らず、他のTV番組で すでにネタにされたものがほとんどだと思う)

「資料映像」とか「再現」といったテロップを入れて紹介すれば良かった、ということでねつ造には当たらないとしている。
しかし、真偽をネタにする番組で、絵づくりのために作り物を仕掛けたというセンスが、問題だろうなぁ…夕方のニュースワイドのコーナーでのねつ造と、作り手としての意識は変わらないんじゃないかと。

●2009年1月期TVドラマざっと見
(2009/01/30)

不思議と前期(2008年10月期)と状況的にはあんまり変わらないというところでしょうか。

先行して始まっている赤い糸(CX土23:10)は、どこかで見かけたような展開の薄っぺらさと、不必要に際立つ出来事で引っ張っている感じ。

ヴォイス〜命なき者の声〜(CX月21:00)は、かろうじて扱っている素材の重みを活かした見せ方をできているものの、重みが強くてさらにひきつけるだけの力は備わっていないように見える。

メイちゃんの執事(CX火21:00)は、とっかかりの話での主人公キャラの嫌味が際立ってしまい、コミカルな演出とのズレを引きずってしまった感じかも。(イケメンで引っ張るには、これだとちょっと…)

トライアングル(CX火22:00)は、落ち着いた内容や演出になって何か食い足りない部分があり、そこそこの水準にとどまりそう。

神の雫(NTV火22:00)は、もう少しコミカルに(マンガチックといわれそうな)演出であった方が見やすかったのだが、原作トレースにとどまってしまうように思える。

キイナ(NTV水22:00)は、引っ張っていくはずの素材となる事件自体がこなれていない気がするし、それらと連携する登場人物の心情表現とのマッチングもいまいち。おかげで、主人公の俳優の能力で引っ張っている感じかも。

特命係長 只野仁(テレ朝木21:00)は、23時枠の視聴層をそのまま引っ張ってきた感じ。物語や演出も、これまでとほぼ変わらないように狙っただけに、想定通りか。

ありふれた奇跡(CX木22:00)は、演出などこなれていて見やすいとは思うのだが、取り扱う素材自体の重みもあって、そう飛び抜けてみてもらえるという感じではない気がする。また、次はどうなるという見せ方が、いまいち弱いようにも感じる。

必殺仕事人2009(テレ朝金21:00)は、なんとかベースで持っている視聴層確保ができた感じか。新たな仕事人の殺し方になんかアラや違和感が残っていて、思いの外爽快感が減っている気もする。

ラブシャッフル(TBS金22:00)は、そもそも素材が時代ズレしている薄っぺらさがあり、カップルを変えても一様な風にしか見えない。

RESCUE〜特別高度救助隊(TBS土19:56)は、単に大変なレスキュー隊の出来事を描くだけに収まって、プラスアルファの物語を描ける期待感は薄い。

銭ゲバ(NTV土21:00)は、もともと古い時代の素材を現代に合わせるだけの演出的な工夫や、設定の変更をせず、原作通りに見せたことが、きちんと描けていてもイマイチ感につながったかも。

本日も晴れ。異状なし(TBS日21:00)は、主人公が物語の中で見せるはずの希望のようなものが、周囲の人びとのようにイマイチ訴えてこない。さらに、映像自体はきれいで、そこに目がいってしまっちゃう。

●日本経済新聞 テレビ欄のGコード掲載終了
(2009/01/31)

新聞のテレビ欄の番組ごとにビデオ機器への予約を簡単に行えるGコードの数字が表記されてずいぶんたちます。(ただし、地方紙やスポーツ紙ではGコードを掲載していないところも結構あります)
デジタル放送に移行すると、電子番組ガイド(EPG)がTV受像器・チューナーやレコーダーに標準装備されていることから、次第にGコード掲載が減るものと思われます。

そういった動きとして、朝夕刊いずれも紙面の中にラテ欄のある日本経済新聞が、2009年1月31日でGコード掲載を終了するとのこと。これにすぐ追従するところは少ないと思いますが、番組タイトルを含めた番組情報が少しは多く書けるメリットを考えると、デジタル化が進むにつれ順次変わっていくように思われます。

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●ビーエス・アイ、4月に「BS―TBS」に社名変更
(2009/02/22)

NIKKEI NET 2009.2.21
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090221AT1D2008D20022009.html
TBS系列のBS放送局、ビーエス・アイ(BS―i、東京・港)は4月1日付で社名を「BS―TBS」に変更する。TBSグループであることを明確にして視聴者の認知度を上げる狙い。これに合わせてバラエティー中心の地上波テレビに飽き足らない大人向けの番組を強化し、CMスポンサーの獲得につなげたい考えだ。
---引用終わり

BSジャパン(TX系)はともかく、ほとんどの在京局傘下のBS放送局とは異なり、i=インタラクティブなどを意味する直接関連のないアルファベットを局名にしていたが、認知度など問題があるので社名及び局名を変更するとのこと。

4月改編についても書かれていて、中高年を意識した番組を増やす。日曜夕方に若手政治家の討論番組を編成するとか、週前半の夜に複数の旅番組を集中して編成するとのこと。
でも、これってあんまり大幅は編成変えの印象はなく、3年ほど前の方針をさらに突き進めただけって気がするのですが。

アニメの編成は変えないと思うが…独自がなくなり、再放送と地上波のサイマル放送に変質してしまっているのも気にかかる。(BS11に、かつてのお株を取られた感じ、といった方がよいか)
 
 

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●米「FOX」、日本で無料放送 BSで欧米ドラマなど
(2009/03/02)

NIKKEI NET 2009.3.1
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090302AT1D0100701032009.html
日本法人のFOXインターナショナル・チャンネルズ(東京・渋谷)を通じて、4月6日からビックカメラなどが出資する日本BS放送の「BS11」で無料放送を始める。毎週日曜日から水曜日に、午後11時―翌日深夜1時まで2時間ずつ放送枠を取得した。FOXブランドを前面に押し出し、番組の内容についても主体的に編成する。
---引用終わり

BS11など後発のBSデジタル事業者は、もともとTVショッピング番組を多く編成する形であったが、昨年10月頃から他のCS放送事業者の番組供給を受けるケースが増えてきている。それを一歩進めたケースというと考えてよさそう。国内地上波が制作費削減をメインとした後ろ向きの編成とは対照的に、国外CSは積極的な編成に乗り出すというところでしょうか。

●NST、地デジ備え組織改編 送信・編成を経営と一体化
(2009/03/08)

NIKKEI NET 地域経済 2009.3.7
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090306c3b0605m06.html
フジテレビ系列の新潟総合テレビ(NST)は2011年のテレビ放送完全デジタル化などに備え、4月1日付で組織改編を実施する。従来は独立していた、送信技術を担当する部門や、番組放映のタイムスケジュールを管理する編成部門を、経理や総務などの会社経営部門と一体化。
---引用終わり

組織のスリム化はどの企業でもこの低迷している時期では考えられているが、一見併せることがない部門を併せるという選択は珍しい。その効果がどの程度あるかといわれると、多少疑念はあるのだが、独立して牽制する立場から相互に同格の立場で部門間の情報共有が図れるのであれば、それなりに効果があるかもしれない。それくらい、技術的な変更に伴う放送事業への経営そのものへの影響は、これまでのものとは比較にならないくらいのものであるといえる。(なにせ、全く互換性がないものに移行する、という話であるから)

●BSデジタル、ディズニー無料で 免許申請へ、2011年から放送
(2009/03/23)

NIKKEI NET IT+PLUS 2009.3.23
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS1D2200O%2022032009&landing=Next
米メディア大手のウォルト・ディズニーは日本のBSデジタル放送に「無料放送」の形式で参入する方針を固めた。日本法人を通じて23日に総務省に免許申請する。2011年のチャンネル追加に合わせ、娯楽番組を無料で流す計画。実現すれば日本で初の外資による無料チャンネルとなり、地上波に次ぐ視聴世帯を持つ本格的な放送媒体を獲得することになる。
---引用終わり

そもそも放送大学が参入のためBS増枠でも結構狭かったりする。ただし、今多いショッピング番組の割合を減らすことを条件とする見込みであり、コンテンツがある程度あるところだと、参入条件的にはいいのかもしれない。
ディズニーはすでにCS(スカパー!)で2ch枠の有料放送をしているが、それらとの棲み分けも考えた上での参入のはず。
 

●2009年4月改編は大幅なものに
(2009/03/30)

昼についてTBSは11時台から14時台をワイド枠か、日テレは10時半から13時台までをワイド枠、15時台までのYTVのワイドショーとつなげるという、似たような編成変えを行ったわけである。

TBSは17時台に生ワイド枠を設定、その後18時台19時台報道番組を編成する。日テレは17時台18時台の報道番組は変えず、19時台に生ワイド枠を設定。これも時間枠は異なるが似たような編成だったりする。

TBSと日テレは、番組削減や番組放送枠移動が目立ち、新番組はワイド枠以外はほとんど見られない。むしろ、枠移動による定着していた視聴層の離脱による弊害が危惧される。

フジやテレ朝、テレ東は、低迷していた番組の組み替えを中心とした通常通りの改編といえる。テレ東では、月曜19時台のアニメ枠によるプライムタイムでの30分分割枠増は、ある意味特筆すべきかもしれない。(深夜枠からの移動の多くは、1時間化による番組コーナー編成の失策で短命に終わることが多いことを、そろそろ気づくべきである)

2年ごとに大幅な番組改編を行うNHKは、曜日変えはするが大幅な時間帯変更による番組移動はしてこなかったし、今回も行っていない。内容リニューアルや、番組名変更によるコンセプトのみの変更も多いし、BSからの移動も今回やはりあった。BS Hi-VisionがBS2同様に放送時間帯ごとの独自編成を強化し、夕方にドラマ・アニメを編成するというのも、興味深い。

BSデジタルは、BSフジが時間帯ごとの番組ジャンルを固めた編成や19時台20時台の報道番組と言った戦略的な編成にのりだしたと思われる。他の民放デジタル局はそんなに変わったという印象はない。

いずれにしても、視聴率低迷下で何かしなければならないという制作側の気分を感じさせる大幅な改編が行われたといえそうである。

●楽天、TBS株売却へ 買い取りを請求
(2009/03/31)

東京放送が総務省の承認(だったと思う)を経て、認定放送持株会社へ移行することが決まって(3/12)から2週間以上経った移行前日、ようやく楽天が会社法に基づく株式の買い取り請求をすることにした。

NIKKEI NET 2009.3.31
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090331AT1D3102231032009.html
楽天は保有するTBS株を売却する方針を固めた。現在TBSの発行済み株式の19%強を保有しており、この買い取りをTBSに請求する。
---引用終わり
(注:この記事をNIKKEI NETがアップした時間と前後して、正式に楽天からの発表あり)

もともと放送局には外資による持ち株の制約があるが、認定放送持ち株会社には、特定の株主による持ち株の制限が発生し、楽天の目論んでいたことがやりにくくなるわけです。それにしても、ギリギリのタイミングで発表すると言うこと自体に、なんかあるんでしょうねぇ。たぶん。
 
 

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