sh-katoの電子掲示板 フリートーク放送ネタから(2007年度)

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(c) 2007-2008 sh-kato

4月 5月 6月 7月 8月 9月
TBS情報番組での不二家報道→「誤解を招きかねない」こと認める 2007年4月改編後は低調な雰囲気 TBS:ゴルフ石川選手取材でマイク依頼、「不適切」謝罪
2007年6月までに終了したTV番組
- 2007年9月プライムタイム終了番組 TBS、役員19人を減俸・「朝ズバッ!」問題で
ラジオ局WINJの認定取り消し・総務省、審議会に諮問
10月 11月 12月 1月 2月 3月
「民放連復帰が最大の目標」・日経取材に関テレ社長
グロ表現で放送中止したことの意味
- BSデジタル8年目で新規2局開局
2007年1,4,710月改編TVドラマ感想
WOWOW、ドラマなど自主制作を拡充
韓流ドラマ:主人公の声優、突如変わり騒然
放送持ち株会社、最大12局傘下に・地方局支援しやすく
いつの間にか変わっていく番組編成とは
「ダビング10は6月2日午前4時開始」――Dpaが方針示す 2008年3月終了TV番組について
2008年1月改編TVドラマ回想

 
 

●TBS情報番組での不二家報道→「誤解を招きかねない」こと認める
(2007/04/22)

4/18朝というのは、ちょうど不二家が菓子主力販売を再開した後となり、ちょうど長崎市長銃撃直後で、報道自体が目立ちにくい状況にあったといえる。
このため、気づけなかった人も多かったらしい。

NIKKEI NET 2007.4.18
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070418AT1G1800U18042007.html
TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」が1月22日に放送した内容に、不二家が「事実と異なる部分がある」と抗議している問題で、TBSは18日朝の同番組内で「放送内容に誤解を招きかねない表現があった」と謝罪した。
---引用終わり

この時点でも、ねつ造ではないと言い切っている。しかし、誤解を招きかねないこと自体、報道バラエティとしてはねつ造に準じた問題ありといえるのではないかと思う。
また、伝聞だけで報道するということ自体に問題があるという認識がないことが、結果としてねつ造する土壌を形成するという認識が無いことも、顕在化したといえそうである。

(追加情報)
BPO(放送倫理・番組向上機構)に放送倫理検証委員会が2007年5月に設立された。
http://www.bpo.gr.jp/kensyo/
この放送倫理検証委員会に上記案件の審理要請があり、まず審議対象にするかどうかの協議に入ったとのこと。
(2007年5月時点では、まだ審議対象とはなっていない)
(2007年6月8日の放送倫理検証委員会 第2回会合で、審理対象とすることが決定された。5/24のTBSレビューでその旨の告知があった)
 
 

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●2007年4月改編後は低調な雰囲気
(2007/05/26)

2月から3月にかけての新番組情報でも、それほど見てみたいと思える状況ではなかった2007年4月改編。個人的にみたいと思えないだけではなく、新番組の多くで他のメディアで紹介されるなどの興味を引きつけたという情報が、あがって来にくいように見えます。

プロ野球中継が地上波からは激減し、BSデジタルやCSでの放送にシフトしたが、昨年から減少方向にあることからも、どうもそれほど視聴する側として変わったという雰囲気はないかもしれません。
バラエティなどの新番組は、5月に入ってコーナーのリニューアルが相次いだことからも、かなりの苦戦ではないかと思われます。メインのタレントが重複していることからも、番組の企画内容にメインのタレントの属性が活かされているとはいえず、番組自体もつかみとなるネタが見つからずに方向感が無い状況にあると思われます。

TVドラマは、登場人物や舞台設定自体もキャッチィになっていないものが多く、その後も興味を引きつける出来事を物語中に形成できず、事実上失速状態。1話完結の定番ネタ以外、既存のドラマ視聴層を確保できずにいると思われます。深夜枠も、すでにプライム向けのトライアルとしての挑戦的なものは減少。23 時台がその役割を果たそうとするが、むしろプライムに近い番組作りに陥って、現状維持の厳しい状況。DVDセールス不振が顕著になり、深夜アニメも枠縮小で、無難なラインナップにおさまっているものが多くを占めます。

7月改編は、これまでもTV自体に時期的に視聴者が離れることもあって苦戦を強いられるが、それが顕著に出てくる可能性が高まる見込み。7月を待たずに打ち切られる番組も出てくるらしいです。いずれにせよ、あるある大事典IIによる制作会社の萎縮した状況からの脱却は、提供な雰囲気が払拭できずに来ていることからも、まだ遠い道のりのようです。
 

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●TBS:ゴルフ石川選手取材でマイク依頼、「不適切」謝罪
(2007/06/06)

mainichi-interactive 2007.6.6
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070606k0000e040047000c.html
4日から千葉県野田市で行われている男子ゴルフの「関東アマチュア選手権」取材の際、TBSが石川遼選手(15)の声を拾うためのマイクを一緒にラウンドする組の選手に付けてほしいと依頼し、断られていたことがわかった。(中略)また、同局の報道番組「イブニング5」が4日と5日の2回にわたり、主催者に無断でコース上空にヘリを飛ばしていたことも判明した。
---引用終わり

TBSが取材対象に対して迷惑をかけるような取材活動をするというのは、ワイドショーでの一連の問題から、変わっていない伝統といわれても仕方のないくらい、定期的に出てきているように思える。そのほとんどが、他とはかなり異なる取材などでの手法をとっている場合であるのだが、そのことに分かっていないことと、一見視聴率などが上がるといった効果があるだけに、根絶できないまま続くのではないかと思える。

そりゃそうと、エンタテインメント的要素が強い番組を得意とすると思われているフリーである福澤アナ。TBSで関わった番組の多くで、こうも多く問題を発生させているというのは、ある種の相性が悪いといってもいいんじゃないかと。(ご本人が主導的に関われる範囲の外での問題であったとしても)

●2007年6月までに終了したTV番組
(2007/06/26)

ある程度話題になり、放送時間(枠)を変更したものの3年以上続いた「笑いの金メダル」(ABC-EX日19:58)。最後の1年近くは、何度もコーナーリニューアルをしたが、笑いを得ることができなくなった。個別のネタ見せで、登場する人を変えていったエンタの神様(NTV土22:00)とは対照的な状況となる。

エンタ性を高めた「ゲツヨル!」(NTV月22:00)は、同枠の前の番組同様に(前々枠のある程度のドキュメントっぽい番組と異なり)ずれた大人のエンタを提供して番組の存在すら忘れるほどあっさりと、実質2か月で放送終了となる。

「奥様は外国人」(TX火19:00)は、ある程度切り口の目新しさで開始当初は盛り上がったが、スタジオトークが上滑りするなど、取り上げる素材に左右される状況だった模様。安定した視聴確保とはならず、18時半の番組の時間拡大に置き換えられる。

4月に番組名を変えてリニューアルした「発信!時空タイムズ」(TX月20:00)は、取り上げる過去の出来事の選択やその取材演出自体が変わっておらず、かつ視聴者も飽きていたようで、結局3か月で終了。素材を変えて同じことをやらなきゃいいのだが…
 
 

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●2007年9月プライムタイム終了番組
(2007/08/27)

4月開始番組などまだ1年経っていないを多く、7月前後に打ち切ったものもあったことからも、番組のネタが提示できない状況にあると思われる。このため、終了番組は若干少なめの模様。(ここではドラマは除きます)

豪腕!コーチング(TX月19:54)
これまでもバラエティ番組で複数コーナー化された企画を、番組にしたものの、ある種のドキュメント性もおもしろさも形成できなかった。ただ、そこそこネタから回っていたように思われる。

結界師(YTV-NTV月19:00)
原作の内容などそこそこ魅力的であったはずだが、月曜19時台自体の厳しさとファミリー向けアニメを見る層がこの時間枠では薄くなっていることが影響したと思われる。

美味紳助(EX月19:00)
企画そのものが別のバラエティ番組のコーナーの寄せ集め感が拭えず、司会者も取材ビデオからスタジオトークにうまく転がせなかったように思われる。コーナーリニューアルも小規模だったのも気にかかっていたが。

ニッポン旅×旅ショー(YTV-NTV木21:00)
旅プランの対抗形式だったのに、旅番組のように紹介に終始しているように感じられてしまったのが問題。リニューアルで出演者にフォーカスしてみたものの、食のようにポイントとなるところで対抗する見せ場を構築できなかったのが、最後まで響く。

ドリームビジョン(NTV火19:00)
カメラによる見せ方の違いを出すつもりだったが、その違いをビデオはともかくスタジオトークではうまく構築できなかったため、焦点ボケになってしまったのではないか。

夏ドキュ!(NTV月22:00)
エンタテインメントを高めた前番組から、これまで同枠で行ってきたドキュメンタリー的な番組企画を流すために作られた番組枠。このため、その役割が終わったため終了、といった感じか。

このほかに、キャプテンドみの(TBS土19:00 7月終了)もある。当初ウリにしたコーナーが映像を見ても興味を引き付けず、別のコーナーですぐに水増しとも取れるリニューアルはするわ、タイトルにもなっている人がいるだけといった感じだったからね。いろんな意味で、あまりにもひどかったなぁ…
 

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●TBS、役員19人を減俸・「朝ズバッ!」問題で
(2007/09/05)

NIKKEI NET 2007.9.5
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070905STXKD012405092007.html
放送倫理・番組向上機構(BPO)から、重大な問題があったと指摘を受けたTBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家不祥事報道を受け、TBSが子会社のTBSテレビを含む取締役19人を5―10%減俸とする懲戒処分にしたことが、5日分かった。
---引用終わり

「朝ズバッ!」については、BPOの指摘を受けたこともあり、役員をはじめ制作担当者まで減俸や出勤停止といった懲戒処分となる。
「ピンポン!」については、制作担当者の減俸などの処分。
「イブニング5」については、制作担当者のけん責処分。

この処分だけ見ていると、いまいち分かりにくいが、
「朝ズバッ!」は、関連しない証言映像をあたかもそのとき問題となった事由と関連するように見せて、判断を誤らせた件
「ピンポン!」は、取材対象に同意無く、取材対象の近くで行動する人にマイクをつけて取材対象の声をとろうと依頼した件
「イブニング5」は、取材対象への撮影を行うために、主催者に無断で音などの発生をするヘリコプターを飛ばした件

果たして、これが適切な処分かというと、疑問がある人も多いのではないかと思う。それよりも、類似の再発防止策について、視聴者に分かる形で提示されていないし、(該当番組以外も含めた)番組自体もそれをふまえた対応をしているように見えないことの方が問題だと思う。

●ラジオ局WINJの認定取り消し・総務省、審議会に諮問
(2007/09/13)

休止状態で無駄に免許付与している状況の唯一のBSデジタルラジオ放送局。
2月の再開を発表して、それから半年以上休止届けを出し続けていちゃぁねぇ。

NIKKEI NET 2007.9.12

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070912AT3S1202012092007.html
総務省は12日、BSデジタル放送のラジオ局であるワールド・インディペンデント・ネットワークス・ジャパン(WINJ)について委託放送事業者の認定取り消しを電波監理審議会(総務相の諮問機関)に諮問した。
---引用終わり

2006年8月頃からの放送中断の頻発、11月に放送休止となっていたが、経営的なドタバタも解消せず、機器整備という理由での休止もこれだけ長いと無理がありますからね。

これによって、BS/110度CSデジタルチューナーのラジオというボタンなどは無駄な機能になるわけです。
TV→ラジオ→データと遷移することが多いので、無駄な操作をさせられるなぁ…と思うが、そもそもデータ放送にdボタン以外で動かす人もほとんどいないかも。
 

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●「民放連復帰が最大の目標」・日経取材に関テレ社長
(2007/10/03)

NIKKEI NET 地域経済 2007.10.3
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20071002c6b0202102.html
関西テレビ放送(大阪市)の片岡正志社長は2日、日本経済新聞社の取材に対し「日本民間放送連盟への復帰が最大の目標だ」と述べ、来年8月の北京五輪までに番組捏造(ねつぞう)問題で除名となった民放連に復帰する意欲を改めて強調した。経営や番組制作体制見直しに向けた諸施策の進ちょく状況も説明した。
---引用終わり

民放連非加盟というのが、日本の民間放送事業者にとって困ったことであるのは、番組を見ていては全然分からないと思う。でも、注意深く見ると番組などにいろいろと影響が出ているらしい。
そりゃともかく、放送局としての体質がある程度改善して欲しいというのは、素直に感じたりするのである。ただ、それもあまりエリア外では感じにくいのもの問題であると思うのだが。

●グロ表現で放送中止したことの意味
(2007/10/06)

日本のテレビは、昨今エロ表現には厳しくなってきている。女性の胸部を実写映像であらわにするのは、深夜枠でもなかなか見られなくなり、アニメですら、ぼかしなどをするようになってきている。パンチラも許容しない方向になっている。

グロ表現についても、報道については比較的許容されているように思えるが、血しぶきや(時代劇の殺陣とは異なる)実際に斬りつける場面といった表現は、ドラマでもほとんど無くなっている。アニメでも、人物や血しぶきを黒くするなどの表現で対処している事例がいくつか見られる。

しかし、直近に斧を使った殺人事件があったことを差っ引いても、スクールデイズというアニメの最終話で独立U局で放送中止したことは、明らかに放送する上での表現上の問題があったと言わざるを得ない。もともと、ゲームとしての原作がありグロ表現があることは既知であったが、それ以上の出来事を物語として設定し、静止画像でも問題あると思える表現が見られたのである。(ネット上に静止画像などが出ているのは、CS放送がペアレントロックをした形で放送したことによる)

物語の流れなどから出てくる範囲での表現の許容範囲というのは、なかなか判断が難しいものがある。でも、明らかにグロ表現を際立たせていると思えるような表現については、今回のような判断をすることは難しいことではないと思われる。その点から、視聴する相手方を制約しにくい放送の場合、やはりこういった判断をせざるを得ないと思われる。また、パッケージかと部分的に変えて放送すれば、といった形で作るにしても、(たとえ電波費を制作主体が負担するにせよ)放送そのものができなくなることによるリスクを考えていたのか、と疑問に思えるくらいの表現のように、私は思えた。
 
 

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●BSデジタル8年目で新規2局開局
(2007/12/01)

BSデジタル放送が2000年12月より放送開始して、もう7年を経過しました。
その間に、ラジオ放送は実質終了し、TV放送も若年層から高齢者向けに番組内容をシフトし、データ放送も統合や縮小・撤退が進みました。

地上波のデジタル化は紆余曲折をしていますが、BSではサイマル放送を行っていたアナログハイビジョン放送が2007年9月30日をもって終了し、その周波数帯域を実質3つの局が利用することになります。
一つはこれまでもCSとしてはHDでの放送を行ってきたスターチャンネルが、BSとしてHD放送を開始します。(CSのチャンネルはSDに移行)
データ放送として実質無料のTV放送を流してきたビックカメラが主となる日本BS放送が、データ放送を終了させてHDでのTV放送のBS11(イレブン) として放送を開始します。さらに、三井物産が主となるワールド・ハイビジョン・チャンネルがTwellV(トゥエルビ)として放送を開始します。

スターチャンネルは10ch(200ch)で7時から、BS11は11ch(211ch)TwellVは12ch(222ch)で11時から放送開始します。ただし、既存のチューナーでは11chと12chは配分されていないので、取扱説明書を確認して設定するか、かっこ書きのチャンネル番号を直接入力するか、EPGで選択すると見ることができます。

BS11とTwellVは、無料の総合放送(地上波などのような番組編成)となっていますが、テレビショッピング番組の編成割合は1/3から1/2と多くなっています。それ以外の独自編成の番組は、HDの高画質の特性を活かせて年代が高めの層に見てもらえるものが多く、既存のBSテレビ放送の番組編成に似ている感じとなっています。
キー局関連会社であり、地上波とのサイマル放送や地上波への番組供給も容易である既存局と異なり、自局で番組を見てもらえるような努力が必要となるのが新規開局組です。でも、現状のEPGで番組編成を見た限りでは、テレビショッピング以外は厳しい状況ではないかと思えます。(CSでHDでの独自無料番組を放送していたepが、放送母体を変更してショップチャンネルに変わったこともありますし)

●2007年1月改編TVドラマ感想
(2007/12/24)

前作のテイストをうまく活用し、後半にかけて原作ファンの評価の高いストーリーを盛り込むことで狙い通りの水準を確保した「花より団子2」

適切に資源を投入することで、安定してみられる作品になり、途中修正も含めて行えた。そのため、高視聴率を予定通り維持できた「華麗なる一族」

主素材である派遣社員に関する素材のリアリティで、ベーシックな物語をきちんと見せる形に持ち込んだ「ハケンの品格」

この3番組は、所定の狙い通りに制作され、それ以上の結果を得ることができたと思われる。

所定通りで所定範囲という感じで終わったのが、続編が多いテレビ朝日。「相棒」「新・京都迷宮案内」「特命係長・只野仁」がそういったことに当たるが、対照的に気合いが入りすぎたのか素材に演出が飲み込まれたのか「わるいやつら」は転ける。素材や最初のインパクトがうまく引き継げず「エラいところに嫁いでしまった!」は、当初の勢いを失う。

フジは火曜日で、素材の範囲にとどまったのか、話題性に欠いた雰囲気の「今週、妻が浮気します」「ヒミツの花園」。スペシャルドラマや映画化などとの連携とならず、中途半端な位置づけとなった月曜日「東京タワー」と、狙いがはずれた感がある。

「拝啓、父上様」は、もともと視聴率を狙えるものではなく、脚本や演出がきちんと狙った形で作られたので、それなりに評価できるものになっていると思う。

ネットなどからのネタを素材とし、昼ドラのテイストでプライムドラマとすると、スペシャル枠でないと難しいことを印象づけたのが「きらきら研修医」
演出を同じくしても、素材に合わせないと狙ったズレ以上のズレ方になった浮き上がってしまった「演歌の女王」
過去の安定した素材や演出手法では、そこそこしかいかないが、それでもよしとする「浅草ふくまる旅館」
過去のイメージとずれて、そこそこいる時代劇ファンを取り逃した「遠山の金さん」

「渡る世間は鬼ばかり」は、同じような演出や出来事が起こらないだけあって、固定客はついている。しかし、徐々にその固定客も離れていることを印象づけた1年だったように思われる。

●2007年4月改編TVドラマ感想
(2007/12/24)

期待感のあった原作やキャスティングのドラマが、総じて転けた感じがするところでしょう。
プロポーズ大作戦、花嫁とパパ、セクシーボイスアンドロボ、冗談じゃない!は、キャスティングに当てはめて作品を選択したものの、TV映像化する演出が明確に失策であり、想定以上に低迷したというところでしょうか。

バンビ〜ノ!、夫婦道、ホテリアー、孤独の賭け〜愛しき人よ〜、わたしたちの教科書、生徒諸君!、特急田中3号は、いずれも作品のテイストを表現することに注力しすぎた結果、TVドラマとしてのバランスを欠いて、想定視聴層にとどまるかそれ以下の状況になってしまったといえる。

鬼嫁日記 いい湯だな、喰いタン2といった続編ものは、前作のままの演出にとどまったため、結局視聴者の期待を失ったといえる。

逆に時効警察やライアーゲームは、23時台という枠である程度予算が抑えられることを逆手にとって、その中での効果的な演出手法を確立し、想定以上の視聴層確保につながったといえる。ただし、CXは23時台もプライムタイムに準じた体制にシフトされると予想され、そのことが長期的に低迷につながる可能性も否定できない。

●2007年7月改編TVドラマ感想
(2007/12/24)

ぶっちゃけ「イケメンの出演人数」が視聴率を左右した、といってもいい状況かも。

花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜が、想定以上に好調に推移。7月TVドラマは視聴率が低迷といったものを払拭するに十分なものを確保。単にイケメンが出てくるだけではなく、視聴者と世界観を共有できる登場人物を設定できてきちんと演出できたことが影響したといえる。
山田太郎ものがたりは、設定の世間ズレしたコミカルさをうまく活用できなかった分、花ざかりの君たちへに近い視聴層確保したものの多少視聴率では低下したといえる。

ファースト・キスは、原作・キャスティングはそこそこのバランスが取れていたが、それゆえ凡庸におさまり期待より下回るものにとどまる。
パパとムスメの7日間とホタルノヒカリは、際立った設定をそのまま表現したため、その部分に視聴する興味が集まり、プラスアルファの確保を逆に難しくしたと思われる。

山おんな壁おんな、探偵学園Q、地獄の沙汰もヨメ次第は、原作とTVドラマとの表現やキャスティングのズレをあわせていくうちに、本編のストーリーが終わっちゃったということで期待感を形成できなかった感じである。逆に女帝は、そのズレが演出上のポイントになって後半上昇に転じることができたといえる。

ライフは、ライアーゲーム同様に23時台としてはかなりうまく作品をさばいている感じだが、予算的な余裕が出つつあることが見えてきていて、プライムタイム同様の文脈になりつつあることも感じている。

受験の神様、菊次郎とさき、牛に願いを Love&Farm、肩ごしの恋人は、いずれも演出やキャスティングにバランスを欠き、狙いに比べて低迷する結果となる。これは、ここ数年の7月期ドラマのいつもの傾向といえる。

●2007年10月改編TVドラマ感想
(2007/12/24)

10月改編のTVドラマは、イケメンで意外に盛り上がった7月改編に比べると高いのと低いのに極端に分かれ、キャスティングメインで進められることによって低迷している状況がより顕著になったといえるでしょう。

ガリレオは、際立った主人公にTVドラマオリジナルのキャラクターを設定することで、新たな見せ方を提示でき、安定した視聴率を確保できたといえる。

前作の期待感を裏切ることなく、新たなネタであるが安心してみることができた医龍2も、安定した状況を堅持した。

23時台でありながらプライムタイムと同様に作ったといえるSPは好調だが、これを編成上継続するとなると、広告料設定など問題を抱えるかもしれない。

有閑倶楽部、暴れん坊ママ、働きマン、ドリーム☆アゲインは、原作や脚本で想定される期待感を超える演出など無く、忠実に作られたがために、そこそこの視聴率にとどまったといえる。

モップガールは、23時台としてこれまでと遜色ない出来であり、まあこれだけ取れれば及第点といえそう。ただし、プラスアルファの視聴層確保は難しいはず。

ジョシデカ!、おいしいご飯、オトコの子育て、スワンの馬鹿!、ハタチの恋人、歌姫 いずれもキャスティングメインで脚本や演出がそのキャスティングに寄りすぎ、バランスを欠いて視聴者の興味をあっという間に失わせていくことに成功した(番組的に失敗した)といえるのではないかといえる。

TBSは、このドラマ以外でも低迷が顕著となっており、1月以降回復する芽が出ないと、かなり厳しい状況に陥ることが想像される。

●WOWOW、ドラマなど自主制作を拡充
(2007/12/30)

 NIKKEI NET 2007.12.30
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS1D28017%2029122007
WOWOWは自主制作番組を拡充する。1月からドキュメンタリーを、4月からは連続ドラマを毎週放送する。
---引用終わり

スターチャンネルがBSでのHD化しており、WOWOWは映画をメイン編成しているため、その対策をまず図る必要が出てきている。
アメリカやアジアのドラマも他のBS局で増えており、またノンスクランブルでのアニメ番組もBS11が1月から編成を行ってきているということで、WOWOWの先行優位性が失われているの状況だったりする。
より自社制作でのコンテンツ制作力をつけ、継続的視聴を図る必要が迫られているが、こういった先行投資をしないと、結局低迷への一途に…ということなので、当然の動きといえる。
(TV番組の企画だって、継続的に作るものでも開始3か月前くらいからプロジェクトとして動き始めるし、下手すると放送1年以上前からキャスティングや原作をおさえると言うことやっている。そういった過去の企画の結果が、今放送されて出ているともいえる)

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●韓流ドラマ:主人公の声優、突如変わり騒然
(2008/01/11)

毎日jp 2008.1.10
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080110mog00m200029000c.html
BSフジなどで放送中の韓流大河ドラマ「朱蒙(チュモン)」で、主人公のチュモンの声の吹き替えが9日放送分から別の声優に変更されていることが分かった。突然の変更に戸惑った視聴者から600件以上の問い合わせが殺到しているという。
---引用終わり

BSデジタルなどでは、結構韓国やアジアのTVドラマが結構流れています。国内のTVドラマ低迷もありますし、BSデジタルの視聴層は年齢が高めであり、そういった人たちの好みにも合っているようです。
BSデジタル放送が、受信できるTVの普及もあって、2006年あたりから番組提供も比較的つくものが増えてきました。

そういった背景もあって、比較的人気のあるドラマでの変化(この場合主人公の声の配役の変更)があれば、こういった反応が出てきて、思った以上に問い合わせ数が多かったということになった模様です。
個人的には、ようやくマスメディアとしての量を確保し始めたなぁ…と、そちらで感慨深かったりします。

●放送持ち株会社、最大12局傘下に・地方局支援しやすく
(2008/01/14)

NIKKEI NET 2008.1.13
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3S1200E%2012012008&g=E3&d=20080113
総務省は4月施行の改正放送法で認める放送持ち株会社制度で、最大の焦点になっていた持ち株会社傘下に置ける放送子会社の数を最大12局とする方針を固めた。放送地域の広い東京キー局は「7局」扱いにして、同時に傘下に置ける地方局を5局までとする。2011年の地上デジタル放送への完全移行を控え、経営が安定したキー局が、巨額の設備投資負担に悩む地方局を支援できるようにする。
---引用終わり

関東は7局、近畿は6局、中京は3局として扱うとのこと。現在地上波のTV放送局で証券取引所に上場しているのは、在京キー局5社と近畿の朝日放送、中京の中部日本放送、福岡のRKB毎日放送、新潟の新潟放送。これらの上場状態の影響もあり得る。
それよりも、在京キー局だけではグループ化ができず、複数の準キー局によるグループ化で、他の地方局を援助することとした模様。資本関係で過度に集中するのは避けつつ、隣接地域でのグループ化を想定した形で救済することを優先したこととなる。

●いつの間にか変わっていく番組編成とは
(2008/01/27)

番組内容が順次変わっていくことは良くあるのだが、時間枠などを明確にすることなく変わっていくことが、最近見受けられる。

たとえば、旅の香りは、番組内容はそれほど変えずにタイトルが変わり、時間枠も移動し、さらに時間枠移動プラス放送時間も変えるという、大きな変化をしてしまっている。
テレ朝では、スペシャル番組や前後枠のスペシャル化でつないでいく手法が顕著である。月曜19時(現 女神のアンテナ)火曜19時(現 体育の時間)水曜 20時(現 クイズ雑学王)土曜19時(現 クイズ ガリベン!)日曜19時(現 大胆MAP)ときて、日曜20時(現 ジキル&ハイド)と、かなり多い。それらの中には、前番組が気づかれずに打ち切られたりしてようやく登場したものもあり、まあ痛々しい状況である。

CXの独占!金曜日の告白(金19:00)やTBSのヤレデキ!(土19:00)地球!ジオグラTV(土20:00)は、前番組を引き継いだのかも不明確で、いったん終わった形を取ったことさえあいまいだったように思える。(個人的に記憶がないだけなのだが)
これらの前に編成されていた番組は、ラテ欄に最終回と表示することもなく、スペシャル番組などの編成の後に変わっていくものもいくつか見られ、その中にはスペシャル番組として後日作られるものもあるようである。

このことは、定期の番組編成でも新たな番組企画を提供できず、番組制作が綱渡りのような状況であることを暗に示しているように思える。いわゆるヒットの方程式のような安定した企画案やヒットメーカーといえるプロデューサー・制作会社や視聴率の取れるタレントといったもの無くなり、それでも番組を作り続けなければならない状況が垣間見えるのである。
 

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●「ダビング10は6月2日午前4時開始」――Dpaが方針示す
(2008/02/19)

 2008/2/19は、夕方に(前週末より報道されていて)やっぱり発表があったり、

東芝がHD DVD事業終了を正式発表、Blu-ray対応AV機器の販売計画はなし
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080219/294172/

対照的に、Blu-ray Discは有機色素を使ったBD-R LTHの発表があったり、

有機色素の「BD-R LTH」、太陽誘電が発売
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/19/news045.html
(三菱化学メディア、日立マクセルも同日発表)

それよりも、気にかかるのは、ダビング10の開始日。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080219/294182/
 デジタル放送を家庭などで録画する際の新しい複製ルールである、いわゆる「ダビング10」の運用が、2008年6月2日の午前4時に始まる見込みであることが明らかになった。2月19日に開催された、情報通信審議会情報通信政策部会デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会において、デジタル放送推進協会(Dpa)技術委員会委員長の関祥行氏が表明した。
---引用終わり

3月中に屋内でのテスト、その後衛星によるテストを経て、問題がなければ6月2日より実施。
ただし、権利者委員の慎重な発言もあり、テスト以外での動きにより左右される部分も残っている。
少なくとも、期日が明確になったということで、ダビング10実施に向けて具体的に動けることが明示されたということになるはず。

インプレスAV Watchがダビング10対応状況のリンクページを作っているが、まだまだ対応機器が少ないことが分かると思う。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080207/dub10.htm
 

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●2008年3月終了TV番組について
(2008/03/20)

2008年3月を待たずに、NTV月21時、TBS土19時と20時が終了するという事態となってしまっているが、プライムタイムでそこそこ終了となっている。

テレ朝火19時枠は、TX金21時よりも以前から時代劇を放映していて、終了に噂が絶えなかったが、ようやく終了し、土16時半に放送していたクイズバラエティを編成するとのこと。

CX水19時 まるまるちびまる子ちゃんは、ドラマとバラエティを組み合わせたような感じもうまく行かず、そもそも番組コンセプトをうまく形成できずにズルズルと放送していたが、ようやく終了。

NTV火21時 週刊オリラジ経済白書は、最初の段階のコーナー設定の失策から、一時 こんな商店がどうして利益を、というネタで戻したが、クイズ色を強めてさらに埋没、オリラジなど出演者の色を活かせずに終了。(そもそも活かせる色だったかも疑問)

TBS火21時とCX金20時は、開始半年もしないでメインの出演者が止めたがっていた感じが強まっていたが、視聴率もそこそこ取れていて、止めるに止められない状況となっていた。スペシャル番組程度に留めればいいのに…あまりに周囲の番組が視聴率を取れないために延々と作られたし、出演者の偏りも深刻だったのでは。

NTV水20時 今田ハウジングは、もともとつなぎ番組として始まったような感じがあるが、芸能人の家を訪問してリフォームするという数的制約がある中で、ここまで続けられたということでよかったんじゃないかと。

テレ朝水19時 愛のエプロンは、その前に姿を消した銭金以上に番組内容がプライム移動で変わり果ててしまい、それが視聴層のはく離を招いたため、終了したように思えてならない。スペシャルか深夜枠ならもっと長生きしたかも。

TX火20時 元祖!でぶやは、番組内容がほとんど変わらずそれでも終わってしまうということで、意外に思えた。(実際、最終回も終わりという印象無くいつも通りだったように感じられた)それだけ、この枠自体を維持するというのは難しいことの現れなのかもしれない。

TBS水22時は、世界バリバリバリューというタイトルとは裏腹に、国内ネタに終始し始め、クイズの形式も忘れるくらい頻繁に変えてしまった。それ以上に、司会者トークに頼りすぎた感じだったと思う。

以上、終わった番組を語ってみたが、
当然というものが多かったこと自体、いいのかなぁ…

視聴率という数字はあっても、実際に他のメディアも含めた話題を提示できる番組があまりない、とか、パッケージや(不法とはいえ)ネットで流れて、かつ後で見たいと思えるTV番組が減っていることに、まだ番組編成から危機感が感じられないのが、一番の問題ではないかと思う。

●2008年1月改編TVドラマ回想
(2008/03/23)

いつのまにかF1からF2などに視聴層のターゲットをシフトしているかのごとくのTVドラマだが、そのためか明らかにF1や10代を取りこぼしているということか。

薔薇のない花屋(CX月21時)は、ある種の謎を解くという部分で一定の視聴層の確保をしたといえるが、それほど複数の視聴層への訴求が図れず、多少良いといった程度に終わってしまった。来期には忘れ去られてしまうんだろうなぁ…

ハチミツとクローバー(CX火21時)や鹿男あをによし(CX木22時)は、元となる原作とドラマ脚本・演出の選択が適切でなく、焦点ボケを起こした感じがする。
あしたの、喜多善男(CX火22時)は、先端的といえる素材や演出に視聴層がついていけずに失策したようである。
ロス:タイム:ライフ(CX土23:10)も、同枠の過去作品よりいまいち引き込む素材を取り込めずに失速している感じである。

相棒(EX水21時)新・科捜研の女(EX木20時)というベタといえるドラマは、そこそこの視聴層を確保したのだが、スタートダッシュはまだマシだったが一気に減速した交渉人(EX木21時)や方向性が定まらないまま進んだ四姉妹探偵団(EX金21時)など、テレ朝はいまいち。時代劇の枠を再度4月に無くすことも決まっている。

TBSは、水戸黄門(月20時)や3年B組金八先生(木21時)は、現状の視聴層確保に終わる。これはこれでまだマシなのだが、だいすき!!(木22時) エジソンの母(金22時)佐々木夫妻の仁義なき戦い(日21時)と、素材選択そのものの失策に、脚本・演出もボロボロということで見事に転けたといえる。
木22時ドラマ枠を無くし、土20時枠にドラマを設定するが、現状の反省とそのフィードバックが図れないと、このままずるずると…ということになるように思える。

貧乏男子(NTV火22時)や1ポンドの福音(NTV土21時)は、出演者に頼りすぎ、脚本・演出で引き立てる部分に欠く形となってしまったように思う。(単に、イケメンをだしゃいいと、いうものではない)
そういった今TVドラマで抜けている10代を狙うなら、斉藤さん(NTV水22時)の素材を活用すればいいのに、気づいたあとで対応してしまい、結局上積み図れず。

さらにいうと、視聴率でさえなくても、コンテンツとして売っていくだけのものも提示できていないのが問題かも。
 

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