sh-katoの電子掲示板 フリートーク放送ネタから(2004年度)

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(c) 2004-2005 sh-kato

4月 5月 6月 7月 8月 9月
2004年4月改編TVドラマざっと見
番組の区切り
2004年4月開始TV番組一覧
地上デジタル受信機、07年に1500万台に拡大・民間予測
TBS、番組制作子会社3社を10月に統合
これ、連続ドラマにすべきだった素材なのか?
お金持ち向けなのかもしれないBSデジタル放送
道企業再生ファンド適用 第1号にFMノースウエーブ
被害者の情報を報道すること
放送局の権利、ネットでも保護・WIPOが新条約採択へ 
花巻ケーブルテレビ 事業継続へ
2004年4月改編TVドラマ感想
2004年6月(7月上旬含む)終了番組の感想
2004年7月改編TVドラマざっと見
九電と地元放送局、字幕放送制作会社設立
打ちきりの憶測情報に思うこと 6-8月終了TV番組とその後始まった番組の感想
プライムタイム30分枠がなかなか残れない
列島縦断 鉄道12000km最長片道切符の旅
不祥事についての対応の説明番組
総務省、地上デジタル放送で公共サービス
デジタル放送の話 2題
FMノースウェーブ、9割減資など経営再建策を可決
2004年9月終了TVドラマ回想
10月 11月 12月 1月 2月 3月
テレビ東京はスポーツ中継の延長なしの反省を活かし(?)ている途中
気になるワイドニュースでの「対照的な状況」
ミュージックバード、新CSデジタル放送を開始 BSデジタルは撤退 
2004年10月改編TVドラマざっと見
読売新聞社、TV局24社株など第三者名義で実質保有
2004年10月開始TV番組一覧
テレビコマーシャル時代の終焉
血液型番組:「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ
BSジャパンが画面にロゴ表記に
NHK不祥事の話 元局員逮捕後の対応など
血液型扱う番組、放送基準に抵触の恐れ・放送倫理機構
列島縦断 鉄道12000km 追憶編 12/11,12放送
TiVi!963休止 など
BSジャパンの画面のロゴ表記がなくなる など
TiVi!963休止 など
番組の総集編・再放送が多く、ニュースがちょっと変わった年末
予想されたとはいえ、スマトラ島沖地震と津波の報道は
新局舎のジンクス まだ続くか?
2004年10月改編TVドラマ感想
2005年1月改編TVドラマざっと見
そう言えば、いつの間に終わった番組が…など
テレビ東京の番組で事実わい曲、実験期間偽る など
列島縦断 鉄道乗りつくしの旅…やるのか…
ライブドア、ニッポン放送株 5.36 %→ 35 %取得
ラグビー日本選手権 NHKが生放送取りやめ→一転生放送へ
窃盗行為をクイズの題材に、日テレ「不適切」と謝罪
今頃世界遺産でNHKにクレームをするTBSって…
 

 
 

● 2004年4月改編TVドラマざっと見
(2004/04/27)

今期は、素材そのものに派手さがないので苦戦が強いられると思ったんですが…予想通り初回20%以上のドラマはなし。今回から、定番の2クール程度のドラマも含めて紹介。

○渡る世間は鬼ばかり(TBS木21:00)
以前までのシリーズと比べて、勢いのようなものが感じられない。同じようにつくっているがために、地盤沈下は進んでいるようであるが、作り方は丁寧であり、そこそこの視聴者層を確保できている。

○オレンジデイズ(TBS日21:00)
そもそも、この時間枠の安定視聴層の好みにばっちりとはまっているので、15%は堅い感じと思っていました。俳優や脚本の選択、演出や映像的な見せ方は丁寧できちんとした仕事をしていますが、きれいで見栄えのいい話や絵になっていないので、他の視聴層の確保は難しい可能性が高い。

○銭形平次(テレ朝月19:00)
この時間枠としての時代劇の型がしっかりしていて、前半の派手な事件や殺陣の見せ場という部分より、淡々と話を構築して見せていく方に明らかにシフトしている。これもまた時代劇TVの一つの見せ方としてはいいが、維持するのはテレ朝だから出来るように思え、他局では難しい感じがする。

○水戸黄門(TBS月20:00)
大いなるパターン化と品の良いストーリー運びが、安心してみられる時代劇を着実に作り出しているがゆえに、安定した視聴層が存在するし、それ以外の人でも知っているコンテンツであるんだろうなぁ。逆に、必要以上の変化は求めてはいけないと、見返して思うのである。

○ワンダフルライフ(CX火21:00)
プライドがあって落ちたところから立ち直るという話として、俳優や素材選択はうまくいったと思う。でも、もう一つ俳優以外につかみとなる部分が薄く、スタートダッシュが弱かった気がする。その部分を、この後も引きずってしまいそうな気がする。

○アットホーム・ダッド(CX火22:00)
今日的素材の選択などは、かなりうまくいった気がするが、その素材に共有できる層以外の視聴層の確保には難がある気がする。ドラマとしても見せ方や出来は標準以上だが、やはり派手さや軸とすべき出演者が見えないのが気にかかる。

○はみだし刑事情熱系(テレ朝水21:00)
素材とパターンはいつも通りではあるが、やはりパターン化の中で追いかける刑事や犯人対しての同情すべき点をきちんとおさえて、視聴者をその中につかんでいける点は評価できるんじゃないかと。

○光とともに…(NTV水22:00)
これが2時間ドラマだったらなぁ…と思うくらい、描く素材が厳しいだけに必要以上にドラマ内でのいろいろな出来事が薄まってうまく見せ切れていない気がする。

○電池が切れるまで(テレ朝木21:00)
焦点を当てる人がその都度違うし、厳しいとされる素材でも、必要以上にドラマの出来事を薄めることなく、うまく見せているような気がする。しかし、そもそも派手さがないので、そこそこで収まる感じかも。

○新・科捜研の女(テレ朝木20:00)
2時間サスペンスを1時間化して、ストーリーパターンとその素材置き換えをうまく構築できた作品。必ず、妙にコミカルな日常が付け加えられる点も、あきさせないためのポイントになっているのかな?でも、ネタはもう最初の場面で分かっちゃうんですが…

○新しい風(TBS木22:00)
ドラマの内容とタイトルがつながらないし、コミカルな部分がない政治家を素材としたドラマは、ことごとくこけているからねぇ。ドラマ演出もどこに重点を置いているのか不明確な部分がある気がする。

○離婚弁護士(CX木22:00)
この手の事務所ものは、チームで活躍していくという見せ方がある程度早い時期に出来ないと、主人公に感情移入しにくくなって、軸がずれたり内容が重く感じられたりするんですが…その雰囲気が漂っているんです。肩に力が入りすぎているんでしょうか。

○ホームドラマ(TBS金22:00)
ちょっと登場人物の数を欲張りすぎたような…個性的な素材がたくさん登場させちゃうと、それを見せるだけであっという間に話が終わっちゃうからね。どこを主軸に見ていくのか、ドラマのきっかけとなった事件もいまいち唐突で納得力に欠けていたし。

○仔犬のワルツ(NTV土21:00)
気合い入ったドラマなんですが、主人公にたぶんつらい試練がでてくるドラマというのが分かるんですが、それを支える人たちがぼんやりとしてしか見えないので…試練が幸運に支えられるように見えるかもしれず、なんか見るための動機付けがしにくい気がする。

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総じて期待薄ですかねぇ。

●番組の区切り
(2004/4/24 CYBER STATIONでない場で書いたものです)

  TV番組では、まず番組と番組の間に番組以外の映像を割り振ります。ステーションブレークと呼ばれる部分で必ず60秒 局側が利用する領域が存在します。いくらテレビショッピングのように提供として番組を買い切っても、この部分までは放送を埋めることが出来ません。
 ステーションブレークの当初設定された理由は、次の番組とのつながりが事故などが起こってうまくいかなくなることに対する緩衝領域として、局側が利用できる時間枠を設定していることのようです。
 民放の場合は、この領域も商売の枠としてCMのスポット枠として設定しています。

 民放に限らず、NHKも番組の間のステーションブレークが存在します。かつては30秒ですが、現在1分30秒が割り当てられ、番組キャンペーンやたまにBRO・公共広告機構のCM、番組変更のお知らせを流しており、ステブレらしい使われ方をしております。

 それとは別に、番組内での区切りというのが存在します。バラエティやトークなど一般的な番組の場合は、内容ごとにコーナーを設定しており、そこで区切りとしてのアイキャッチ映像を入れたり、タイトルを入れたりします。また、番組タイトルの表示も行います。最初の番組表示は比較的短めに、でも印象的な映像・音をつけるようになっています。
 これはNHK・民放かかわりなく行われます。

 民放の場合は、提供クレジット(提供会社名または商品名のロゴの表示)とCMにはいることが明確になるような映像表現を行ってさらに区切ります。
 民放での(番組でない)CMの区切りと番組内のコーナーの区切りというのは、必ずしも一致しません。CMでの視聴の切り替えを防ぐことを目的に、わざとコーナーの途中の盛り上がる部分でCMを入れて、CMの視聴継続と番組の視聴継続を狙っております。
 この手法が使われるようになったのは、1990年半ば頃からということのようです。

 提供クレジットやCMは、番組開始の1分〜3分のうちに行われることが多いですが、ワイドショーやニュースショーのように場合によっては20分以上引っ張るというものも存在します。

 実は、番組内のCMを入れる時間はそれほど番組ごとに差異はなく、コーナーが保つ10分前後で指定されたタイムCMの時間枠の量を流すために確保すべきパターンにより自ずと決まってきます。
 このため、放送時間を若干早めてそのパターンをずらし、先行することであらかじめ視聴者を確保しようという戦略に2000年前後から露骨にやるようになりました。しかし、クロスネット局(県内民放局が2,3局の場合生ずる)との調整があり、手間の割には効果がそれほどでもないともいわれています。

 ドラマ・アニメのような場合は、番組そのものが一つのコーナーのようなものですから、バラエティなどのような手法が使えません。これらは、だいたいパターンがあってそれにあわせた場面設定をすることになり、そのためほぼ同じ時間枠で区切られることになります。

1時間ドラマ
タイトル・オープニング-クレジット・CM-本編15分-CM-本編15分-CM-本編15〜20分-エンディング-CM-予告

2時間ドラマも同じようなものでして、54分ごろに提供クレジットがさらに追加されます。この辺から「2時間ドラマ殺しの鉄則」というのが存在するわけです。

 ドラマの場合、よほどのことがない限り均等な時間分割を外すことがないですし、拡大版ではさらにCMや提供クレジットを間に加えるので、終わりの部分が細切れになった感じになります。

アニメ30分の場合
 オープニング1.5分・提供クレジット-CM-Aパート10分-CM-Bパート10分-エンディング1.5分・予告30秒-CM-提供クレジット

エンディングと予告の間にCMを入れる例もありますが、だいたいこのパターンになっています。
オープニングの前に本編をスタートさせたり(アバンパート)、エンディングのあとに本編を継続させる(Cパート)例は、このアレンジバージョンとして比較的よく見かけます。その場合A,Bパートが若干伸縮します。

 鋼の錬金術師やレジェンズなどのように、Aパートを露骨に短くしたりアバンパートを長々とやったりする手法は、演出上かなり凝った番組の区切り方です。

 ニュースなどの場合は、内容によって番組構成が伸縮するので、CM送出前になると画面に気づかれにくいようなテロップ記号や画面そのものを変えて、CM送出ミスを防ぐ方策をします。2000年以降は、テロップ記号によるものはほとんどなくなりましたが、CM送出の調整がキャスターなどに連絡されていないため、スタジオでおたおたした画面が見られることから、番組の区切りに気づけることも多いです。
 

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●2004年4月開始TV番組一覧
(2004/05/03)

3か月以上継続するのを前提としていた番組で、ドラマ・アニメなど放送回数設定がないもので、開始する番組とまとめて一覧にしてみました。プライムタイムはフォローしますが、他の時間枠は、気にかかったものをアップしました。

○発掘!あるある大事典II(CX日21:00)
多少変わりましたが、あんまり変わった感じはしません。取り上げるネタや見せ方の変更はなく、スタジオでのコーナー構成の変更にとどまるリニューアルですね。

○コメディー道中でござる(NHK木20:00)
宿場ごとにネタを変えられるので、江戸に限定していたよりもつくりやすくはなると思いますが…見せ方には何らの変化もないところが、NHKらしいといえばらしい。

○ふれあいホール(NHK月-金12:20)
ひるのプレゼント以来久しぶりにスタジオ収録の公開番組…といっても スタジオパークからこんにちは で、ずいぶんやっていますが。しっかり「生放送」にしています。屋外ロケ中継は大変だったようで…元に戻しただけともいえます。

○はぴひる(TBS月-金12:00)
TBSの鬼門ともいえる昼の時間にバラエティ色の強い番組を編成。年齢層を多少下げて多番組の視聴層をとれればいいのでしょうが…まあひどい状況ではないでしょう。

○報道ステーション(テレ朝月-金21:54)
予測された範囲内での苦戦をしているようですが、話題に上るだけまだ状況はいいように見えます。番組内容はまだニュースステーションを踏襲していて、新たな番組の色がでるのは早くても3か月先でしょう。

○う!ウマいんです。(CX月19:00)
いろいろなバラエティ・ワイド番組のコーナーを番組化した感じ。TXと違って編集ビデオだけで何とかするわけではなく、スタジオトークにこだわるため、逆に飽きられやすい可能性があるのでは。

○快適!住まいるナビ(TX月22:00)
派手さはないが、まだ鉱脈がありそうな住居に関するネタというのはテレ東らしいが、いまいちお得感がネタとして感じられないし、派手な演出に見える部分が見え隠れするのが気にかかる。(他の民放の欠陥住居ネタよりはマシだが)

○カスペ!(CX火19:00)
ずいぶん前に1時間番組に分割したが、また2時間スペシャル枠復帰。この方がCXとして自由度がある番組が作れるようで、今のところいい方向に作用していると思う。

○たけしの本当は怖い家庭の医学(テレ朝火20:00)
土曜日のこんなはずでは!の医療ネタバージョン。まだバラエティ色が強いので、どれだけドキュメントや情報番組色とのバランスを取るかが課題かも。

○ぶっちゃけ!ナインティナイン(TBS水19:54)
時間枠移動で、あんまり番組そのものが変わっていないような…もう芸能人も含めた興味深いエピソードを使うのに飽きつつあるので、そのチョイスと見せ方に特徴が出せるかが勝負。まだ、それが出ていない気がする。

○天才!志村どうぶつ園(NTV木19:00)
動物ものとしては切り口が異なっており、軽く見る分にはいい感じに仕上がっている。ただし、バラエティ色が強く、まだ方向性に揺れがあるので、(どうぶつ奇想天外やポチたまのように)安定したファンがつくかどうかは未知数。

○これでいいのダ!日本列島あかるいニュース(CX金19:00)
あかるいニュースの並べ方、見せ方がいまいち映像を見せる他の番組との差異を見いだせていない気がする。コミカルなスタジオトークもまだ上っ滑りしている感じ。

○笑いの金メダル(テレ朝金21:00)
単にお笑い芸人のネタを見せているだけに見えて、勝負に見えないが、エンタの神様(NTV土22:00)以上に集めている芸人の方向性が定まらない感じ。オンエアバトル爆笑編(NHK隔週日0:20)のように、おもしろくないものを見せないくらいにした方が…(爆笑ブーイング(KTVで放送された番組)がすがすがしかったなぁ)

○あなたも挑戦!ことばゲーム(NHK金20:00)
ぎくしゃくした司会にまだしっくり来ないルール。ハイビジョンでのクイズ形式番組の方がまだ見やすいなぁ…と思うくらい完成度が低い感じの(古き良き時代のNHKらしい)番組。

○THEスペシャル(NTV土19:00)
結局、スペシャル枠の名前を変えただけですね。

○ワールド☆レコーズ(NTV日19:58)
国内に限らず、いろんな記録に挑戦するという過程も含めてみせるというのは、これまでも何度がつくられていますよねぇ…そのNTV版というところで、今は(これまでこういった番組がほとんど散発的なコーナーだったんで)目新しいが、時期が来ると飽きられる可能性も大きいかも。

○キスだけじゃイヤッ(YTV-NTV月21:00)
時間枠移動ですが、もともと1時間枠にしても問題ないネタだっただけに、可もなく不可もなく…ただ、新婚さんいらっしゃい(ABC-テレ朝日12:55)と違って危うい関係のカップルも多いだけに、それに頼りすぎると厳しいと思ってみなくなる人も多くなるかも。

○脳内エステ IQサプリ(CX土19:00)
探検!ホモンクルス(TBS土20:00)が番組内容を変えてきていて、似たようなクイズ形式の番組になってきたちょうどその時にスタートというのは、内容がかぶりすぎという感じが…NHKがほぼ同時間の土曜特集で脳ビタQなる番組をかつて月1で編成していたこともあり、個人的には食傷気味のネタなんですが。
まあ、考えさせている時間である程度間をつぶせるので、作り手に優しい番組なのかも。

○爛漫!モトどる3人娘(TX月19:00)
変則旅行バラエティというのでしょうか。深夜や土・日日中にありがちな番組がプライムで成立するかが見所かも。

○クエス・ファイブ(TX月19:53)
あるキーワードから5人が問題をつくり、その問題からキーワードをあてるということで新感覚か…クイズ番組の演出がベタなので全然新感覚という気がしない。

○黄金筋肉(TBS火21:00)
これは時間移動しただけで、内容にほとんど変更なしかな。でも、この時間の方がこれまでの19時台よりしっくり来るのが不思議といえば…

○摩訶!ジョーシキの穴(NTV木19:58)
戻ってきた福澤氏がますます浮き上がっている演出って感じ。常識クイズとは言い難いネタを無理にバラエティ化して見せようって言うことで、中身が薄まっている気がするのですが。

●地上デジタル受信機、07年に1500万台に拡大・民間予測
(2004/05/05)

日本経済新聞 2004.5.5

民間調査会社の富士キメラ総研(東京・中央、表良吉社長)は地上デジタル放送のテレビ受信機の普及台数が3月末の約70万台から、2007年末に1500万台に拡大するとの調査結果をまとめた。昨年12月開始の地上デジタル放送は電波が届く範囲がまだ東名阪の3大都市圏の一部に限られているが「夏のアテネ五輪や年末商戦にかけテレビ販売が伸びる」とみている。
---引用終わり

通常の買い換え需要によるものプラスαということなんでしょうかねぇ…個人的にはプラズマ・液晶といった薄型テレビへの買い換え需要の旺盛さであって、地上デジタルに対する部分は少ない可能性があるように思うんですが。

それほど、地上デジタルに対しての機能としての魅力は感じられていないでしょうね。高画質もまだ番組そのものが少ないですし。また、持っていても使われていないらしいです。

CSも110度でハイビジョン画質のチャンネルの免許申請をしていて設定するようですが、それらの動きが出てきても、高画質へのシフトはなかなか進まないように思えます。さらに、そういった高画質のまま録画すると言うところまで進むようになるのは、またさらに先かも。

●TBS、番組制作子会社3社を10月に統合
(2004/05/19)

NIKKEI NET 2004.5.19
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040519AT1D1903819052004.html
ドラマ番組制作のティ・ビー・エス・エンタテインメント(東京・港)とスポーツ番組のティ・ビー・エス・スポーツ(同)、情報番組のティ・ビー・エス・ライブ(同)の3社を10月1日に合併させる。
---引用終わり

ジャンルごとに番組制作部門を分社化したけど、別にジャンルごとに分ける必要がないと思っていたんですが…結局ジャンルごとの分社化はあきらめたとのこと。まあ、分社化したからといってジャンルでの番組制作の違いというのも番組を見ている限りでは感じられませんでしたからね。

それよりも、いまいち作品としてのヒットが単発におさまっているTBSのTV番組での状況と、対照的に聴取率好調なTBSラジオというのは、やはり組織内にムラがあるということを端的に示しているだけに、問題あるよねぇ。
ラジオ的な制作手法をTVに活かし、かつ人的交流も進めている札幌テレビ放送(STV)との差異も、ついでに感じました。

●これ、連続ドラマにすべきだった素材なのか?
(2004/05/23)

2004年4〜6月でNTV水22:00放送の「光とともに…自閉症を抱えて〜」。微妙に視聴率もとれていて、日テレが本来力を入れていた別のTVドラマより注目を集めている作品であるようです。
ただ、その注目されているということが果たして取り上げられている素材にとって好ましいことかというと、そうではないと思えて仕方ないです。

日テレの(2時間ドラマ以外の)ドラマは、どうしても際だった特徴といえる部分を必要以上に強調し、その強調された部分を見せ場にしていく傾向が他局のドラマ以上に多いようです。個々の話でのストーリーが淡々としていても、それを積み上げていって見せていくというのは不得手で、どうしても1話で何か見せていくという傾向が強くなっており、さらにそのために必要以上に見せ場を盛り上げるための危機なり出来事を付加していっているようです。(ドラマの番組宣伝では、その傾向がよけい強調されているようです)

主人公がコントロール出来ないものを抱えていて、それによって引き起こされる出来事に周囲が対応していくという話の場合、そういったドラマ演出はどうしてもコントロール出来ない主人公を見る側が好ましく思えず、その周囲の人々に対して感情移入してしまいます。そうしたドラマを見る軸を変えてしまうことによって、主人公に対してますます敵役として見せてしまうことにつながってしまうような気がします。
実際、新聞・雑誌や他のTVドキュメンタリーで取り上げられた自閉症患者に対する反応では、病状に対する誤解がある程度解消した旨のコメントを見かけるんですが、このドラマに関してはそれ以上に嫌悪感を感じるコメントを多く見かけてしまっています。

ヒューマンスペシャルのような単発2時間ドラマでは、日テレもこういった事態にはならないのですが…それゆえ、日テレで自閉症児を連続ドラマにすべきだったのかと思えてならないのですが。

●お金持ち向けなのかもしれないBSデジタル放送
(2004/05/27)

まずは、下記の記事から。NikkeiBP bp SPECIAL 鈴木貴博の"ビジネス散歩"第6回 「リッチ層」に効く広告メディア (2004.5.26)より

http://premium.nikkeibp.co.jp/bits/bits_column/column_d06_01.shtml
BSデジタル放送を見ている人は、大きく分けると現段階では3通りあると考えられる。一つは、デジタルハイビジョンテレビを購入したら、機能としてBSデジタル放送の加入権がオマケについていたというケース。二つ目は、ケーブルテレビに加入した際にBSデジタル放送を視聴するオプションを選んだ世帯。そして三つ目は、音楽や映画、スポーツが趣味で加入したコンテンツ重視のケース。いずれも余暇や趣味にプラスアルファのお金をかける余裕のあるリッチ層である可能性が高いといえる。
---引用終わり

あ、なるほどと思ったわけであります。普通わざわざCS専用のスカパー!のチューナーよりもかなり高い機器で、無料放送チャンネルが多いとはいえそう簡単に購入しませんからね。
自分の周囲でも、BSデジタルを見ていますという人は本当にいませんからねぇ…マジで。

そう考えると、地上波の番組などでのゴチャゴチャしたいろんなものを取り込んでいるような番組などよりも、差別化したもっとプレミアムな部分を追求した番組の方が受け入れられると言うことになるんでしょう。そうなると、リピート放送が多くなったとしても、番組の質を高めていくことの方が適切というわけで…そう考えると、若者向けを狙ったような番組よりも、ハイビジョン映像を意識した番組が適切なのかもしれません。

でも、記事中にも書いてあるように、アナログ放送がBSも終了することになれば、そういった視聴層以外が入り込んでくるでしょうけど…当分先という気もしますけどね。そもそも、地上波のデジタル化も想定以上に進んでいませんし、それを録画する機器も(HDD&DVDレコーダーが出ているとはいえ)まだほとんどでていませんから。(CPRMの件もほとんど騒がれていないようですし)
そういった意味からも、まだお金持ち向けのメディアとしてBSデジタル放送は存在し続けていくような気がします。

●道企業再生ファンド適用 第1号にFMノースウエーブ
(2004/05/29)

北海道新聞Web 2004.5.29
経営再建中の中堅ゼネコン地崎工業のグループ会社でFMラジオ局の「FMノースウエーブ」(札幌)が抜本的な再建に向け、道や経済界が出資する「北海道企業再生ファンド」の活用を検討していることが二十八日、明らかになった。再生支援の手法について最終調整に入っており、同ファンドが支援する第一号案件となる見通し。
---引用終わり

比較的放送内容や営業的に悪くないと思っていたんですが、筆頭株主の状況が結果として多少経営的に苦しい局面では大きな問題になってしまったようです。それでも、こういった支援の仕組みがあって対応出来るというのであれば、それはそれでいい状況であるとは思います。

この場合は初期投資によるものですが、テレビ局などでのデジタル化による追加投資では、こういった経営的な問題が表面化する事例が多くなるのでしょうかねぇ…その場合、どういった支援の形を作れるかが重要になるはずですが、今のところその形は不透明なまま、投資することだけが明確になっているというところでしょうか。
 
 

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●被害者の情報を報道すること
(2004/06/06)

いつもマスメディアの報道を見て思うんですが、被害者の氏名をはじめとする情報を報道する必要って、そもそもあるんでしょうかねぇ…事故の第一報として被害にあったことを告げるという部分は、必要性を感じないわけではないのですが、そこから先について私は必要をほとんど感じません。

加害者及びそれに関連する人々の情報についての論議は、未成年での話も含めていろいろあるでしょうからとりあえず置いておきます。

被害者であるはずなのに、マスメディアによる報道によってさらにプライバシーをさらされ、さらなる本来受ける必要のない被害を受けること…マスメディアにアクセスをして該当の事件について(マスメディアからの取材攻勢によることなく)語るのであれば、それはそれでいいと思うんですが、そういった面倒な手続きすらなく、事件・事故の報道の一体のものとして被害者の名前を何度も伝えていく。

さらに、加害者の多くは刑事訴追のため外部から切り離されることが多く、そのため情報の取りやすい被害者に情報を求めていく。そして、名前などが出てしまっている事件・事故の直接当事者だけに、被害者は事件・事故に対して語るべきとの無言のプレッシャーをマスメディアの受け手は思っているように感じられる。
それは、被害者がマスメディアにさらされたとき、ようやくその無意識のプレッシャーを自分自身他の事件・事故でしていたことに気づかされ、うながされるままに答えてしまう一つの理由のように思われて仕方ない。

加害者の個人情報を報道する必要性もあまり感じないが、それ以上に被害者の情報を報道することには必要性がないと思えてならない。でも、事件・事故について知りたいとする思いの前に、そうあってほしいという思いは満たされないようにも思えるのは、なぜだろうか。

●放送局の権利、ネットでも保護・WIPOが新条約採択へ
(2004/06/12)

6月12日/日本経済新聞 朝刊
http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2004061107756j0&h=1
【ジュネーブ=清水真人】世界知的所有権機関(WIPO)はインターネット上の放送事業者の権利を強化する新条約を来年末にも採択する方針を決めた。ネット時代の著作権保護の充実に向けた国際ルール整備は順次進んでいるが、放送局については他人が無断でテレビ番組を録画してウェブ上で流した場合などの法的な防衛策に穴があいたままになっていた。
---引用終わり

あくまで既存の放送・有線放送に対しての保護の動きですが、送出機器を自前で持ち、それなりに収入を得て資金を投下したものが、送出機器も含めてあんまり資金をかけずに流されるのは、やはり保護すべきということになるのでしょう。フリーライド(ただ乗り)を防ぐという意味では適切かと思います。

ただし、保護にもある程度の制限がかかるべきだと思うんですが、どうもこれまでの著作権保護の流れを追認していくことになるような気がして、やはり不満が出るかもしれません。

また、インターネット放送そのものについては別途保護する形態を考えるという方向なので、この点の問題がまだ解消しないのも問題ありそうです。それは、インターネット放送に対しての放送と同様の著作権利用の例外規定が適用できない事と並んで、まだ問題を引きずりそうな気がします。

●花巻ケーブルテレビ 事業継続へ
(2004/06/15)

2004.6.15 NHKニュース(東北地域向け22:55からのもの)によると、廃業を表明していた花巻ケーブルテレビが、岡山市に本社があるエヌディエス(TiKiTiKiインターネット)が施設の譲渡を条件に事業を継続することとなった、とのこと。

デジタル化による施設負担が難しいため、廃業にすることに一旦決まったんですが、それが回避されるというのはこれはこれでいいことだと思います。インターネットと組み合わせて施設の改善を図るということになるんでしょうかねぇ…地方都市でこういった形で存続でき、今後経営的にもうまく軌道に乗ってくれば、好ましいケースとして広がっていく可能性があるかもしれません。

(2004/6/21追加)
インターネットも含めて花巻ケーブルテレビの廃業を伝えたメディアのほとんどで、残念ながら事業継続については伝えることはなかったようです。たまたま私が東北方面に出張していたのでこの継続についてのニュースに気づいたわけでして…このズレがニュースの有り様の一つを示しています。
 

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●2004年4月改編TVドラマ感想
(2004/7/6)

○仔犬のワルツ
とってつけたような出来事を積み重ねているだけで、ベタなドラマよりも見せ場が感じられなかった。

○オレンジデイズ
ストーリー構成や演出は標準的におさまって悪くはないのだが、主軸とすべきメインキャストが複数に分散してしまい、かつ視聴者の想定の範囲を越えるメインキャストの活躍もなかったので、そこそこできのいいドラマに終わった感じである。

○愛し君へ
メインキャストを引き立てる出来事がうまく描くことができず、原作となる小説のストーリーを追っていくだけで終わった印象が強い。映像のきれいさと丁寧なストーリーのトレースだけでは、小説の素材によほどの力がないとプラスアルファの視聴者層をつかむのは難しいのでは。

○ワンダフルライフ
そもそも最初の引き込みとなる出来事の選択と演出を失敗したことが、その後感動的と(よく見れば分かる)出来事を積み重ねても、回復できなかったような形で終わってしまったようである。メインキャストをキャラクターでなく演技の方で引き込むという選択ができなかったのが最後まで響いたのかも。

○アットホームダッド
素材が比較的この時間にドラマを見る層にフィットしたこともあり、メインキャストのキャラクターで呼べる視聴層以外にも呼び込めた作品となった。しかし、タイトルそのまんまのニュースや小説などで登場する範囲の出来事しかドラマで描かれなかったことが、プラスアルファをつけなかった要因かも。(あり得ない夢のような部分や提言があればねぇ…)

○はみだし刑事情熱系 最終章
最終章とあるものの、これまでのこのドラマのストーリー構成を外れることなく、演出も含めて実直に作られていたようである。それゆえ、可もなく不可もなく…ですね。

○光とともに〜自閉症児を抱えて〜
素材を比較的ありのままに描き、明確な落ちをつけることなく進めた点は評価できる。自閉症児とその家族や関係する人々を素直に描き、問題提起できたことはできたと思う。
しかし、エンタテインメントとしてのドラマでこれだけの放送話をかけて行うことには、やはり疑義がある。その描き方の素直さが、回数を重ねたために変質してしまって受け取られた人も多く、意図以外のものが残った可能性がある点は、視聴率が比較的好調であった点も含めて問題有りと思えた。

○新・科捜研の女
素材が変わっても、描き方やストーリー構成がほぼ同じだからねぇ…安心してみられるが、プラスアルファの視聴層確保は無理かも。

○電池が切れるまで
素材の割に強いメッセージ性がなく、淡々と日常として描かれているのが視聴率には結びつかないものの好感を持って狙った視聴層に受け入れられたようである。逆に、欲がないのが問題かも。

○新しい風
これまでの政治家とその家族を描いたドラマのパターンをほぼ踏襲した作品と言い切れるかも。その割にはメインキャストとその演技には引きつけるだけの力のようなものは見られなかったため、感じられた人だけが評価する程度におさまってしまったようである。当然狙った視聴層を確保することも難しかったと思われる。

○離婚弁護士
力の入ったドラマであったが、対抗相手もぼんやりしているし、チームでの活躍といった法務を扱うドラマでは比較的当てているパターンからも外れたため、狙った視聴層の確保も困難だったらしい。離婚に興味がある人が、出来事の内容によって見る見ないを選んだ可能性も高く、タイトルで損をした可能性もあるかも。

○ホームドラマ!
軸とすべきメインキャストがうまくドラマ内の出来事で機能できず、衝突していることだけが目立った点が興味をそぐ結果となったらしい。タイトルでイメージした内容と、導入での出来事がつながらなかった点もマイナスに作用したかも。

○霊感バスガイド事件簿
メインキャストがどれだけコミカルに演じられるかが焦点なんですが、素材がどうもそのメインキャストの演技にあっていなかったようです。

●2004年6月(7月上旬含む)終了番組の感想

○黄金筋肉(TBS火21:00)
スポーツバラエティも、ネタが続かなかったのか、参加する視聴者が減ってしまったのか…とにかく時間枠移動が結果として命取りになったと思われる。
1時間枠のスペシャル番組で当分つなぐこととなり、ガチンコ!の低迷以降 この時間枠にTBSはツキがない。

○ワカチュキ(NTV日22:30)
ネタがかぶったのか、新鮮みに欠けたのか…トークバラエティとしてはいったんこの形態では終了。タイトルも含めてリニューアルするとのこと。

●2004年7月改編TVドラマざっと見
(2004/7/13 ,2004/7/19追加)

2004年7月期の新番組のドラマについて、ざっと感想を述べていきます。

○バツ彼(TBS木22:00)
引きつけるべき主となる話が見えてこないのが難点。場面設定及びキャストは適切に表現されているとは思うが。

○世界の中心で、愛をさけぶ(TBS金22:00)
評判のよかった小説及び映画で形成されたイメージを崩すことなく、適度に表現できているとは思う。しかし、TVドラマとしてのプラスアルファの表現なり場面が複数出てくるかというと、そういった期待感は起こらなかった。

○東京湾景(CX月21:00)
原作となる小説を読んだことはないが、たぶん小説の設定を活用してTVドラマとしての話を構築していくものと思われる。それゆえ、話と表現(演出)がしっくりしているが、1話で共感できないとなかなか入りにくいことになるかも…という感じもした。

○ウォーターボーイズ2(CX火21:00)
続編らしく、前作の魅力をきちんと残して新たな話に仕立てていることは評価できる。逆に言うと、前作の勢いを引き継いでいるだけでおさまってしまう可能性があるが…それが狙いという気もした。

○君が想い出になる前に(CX火21:00)
劇的な出来事を淡々と、それでも分かるように表現している点は配役や演出の選択がよかったためと思われる。でも、表現の主軸となる話自体がキャッチィでないこともあり、ストーリー構成をうまくしないと厳しいかも。

○はぐれ刑事純情派(テレ朝水21:00)
良くも悪くも、パターン化された事件と話の進め方がこれまたグッと来るのはなぜなんでしょうねぇ。

○ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏(NTV水22:00)
主軸となっていく話や配役・演出は悪くないと思うし、狙った形になっていると思う。でも、組み合わせたことによってできるプラスアルファが見えてこないところが、NTVドラマのイマイチさにつながっているように思える。

○おみやさん(テレ朝木20:00)
この番組枠のドラマらしい、2時間ドラマの1時間バージョンっぽく見やすい作りになっている点はうまくできている。あと、シリーズごとのファンをつかめるかどうかだが、これはいまいちそこへの訴求が弱い気がする。

○南くんの恋人(テレ朝木21:00)
テレ朝ドラマの得意技だよねぇ…これって。前作同様、主人公の選択や演技などもしっくり来るし、原作の持つテイストもしっかり取り切れている。あとは、今回のオリジナルとして感じられる部分がどれくらい表現できるかだけだと思う。

○人間の証明(CX木22:00)
今現在の時代背景がそうさせるのか、作品が発表されたり映画化されたときよりも表現が軽い印象を感じる。俳優や演出は適度に重みがあるのだか(第1話ということもあって)見せる話のバランスが設定説明に偏っていまいちという気がする。

○ああ探偵事務所(テレ朝金23:15)
コミカルな部分がうまく機能していないかな?作品が持つチープさとは別の形のチープさがやたらと表現されているように見えた。

○愛情一本!(NTV土21:00)
登場人物の誰に主軸をおいてみていいのか分からないように、設定がとってつけた感じがしてイマイチ。俳優がそこそこうまく演じているだけに、その部分がほころびとして目立っている気がする。

○逃亡者(TBS日21:00)
映像としては凝っていると思うけどねぇ…サスペンス仕立ての部分が弱い感じだし、俳優とそれに与えられた配役が若干ミスマッチングしているのが作品の魅力を薄めてしまっているように見える。それを越えてうまく仕掛けるエピソードが作れるかどうかが勝負。

●九電と地元放送局、字幕放送制作会社設立
(2004/07/27)

NIKKEI NET 地域経済2004.7.27
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20040726c6c2601x26.html
九州電力は26日、福岡県内の地元放送局などと聴覚障害者らのために、テレビ番組に字幕を入れる字幕放送制作会社を28日付で設立すると発表した。社員数は全部で9人で、6人の身体障害者を雇用する。12月から業務を始める予定。
---引用終わり

地上波アナログでは文字多重放送は別個の装置などがないと利用できなかったので、字幕放送はそれほど意識されていないと思いますが…地上波デジタル放送では、標準機能として字幕放送があります。
ところが、キー局などは過去から実施してきているということもあって何とか字幕放送を送出していますが、準キー局である北部九州地区ではなかなか進んでいないようでして、字幕放送製作会社設立ということになったようです。

さて、うまく利用されるくらい字幕放送が増えていってくれればいいのですが。
 

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●打ちきりの憶測情報に思うこと
(2004/08/01)

やはりTBS平日昼の番組は鬼門か…と思うくらい、予想通り低視聴率で9月終了という話になったとのこと。あるマスメディアからの情報で、ある程度確定している裏付け情報があるので、こういったものは納得いくのでした。

ところが、新しい番組枠や新企画の番組など情報がおぼろげながら確定してくると、それまでの枠の番組が打ち切られるという話がまことしやかに流れるんですねぇ。
そういった情報のほとんどは、該当の番組を実際に見ていたり、公式・非公式の制作側の情報をとらえることなく、前提条件に当てはめるために該当する打ち切りされると思われた番組がいまいち低調であるという情報を元に語っているんですね。

2クールの番組で状況が危うくなる場合、開始後1、2か月で番組内コーナーを変更したり、新たな番組演出を始めることがあります。また、ある程度長期で番組を継続している場合は、その直前2か月前までに終了するためのストーリー構成・演出・コーナー企画が登場してくるものです。
多くの人が関与して、資金を出資してつくられていくのがTV番組ですから、終わるためにはそれなりの対応が必要です。やりっ放しで終われる仕事はないんですから、当然の話なのに見る側は勝手なことをよく見もせずに語り、そして情報だけが一人歩きします。

そういった情報に振り回されたり、煽り・煽られたりする状況が深刻になってきているようでして…どんどん番組内容ではない情報がその価値を高めている状況に、視聴率の低下傾向とあわせてTV番組の存在の危うさを、最近特に感じるようになってきたのでありました。
 

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●6-8月終了TV番組とその後始まった番組の感想
(2004/09/01)

…まさか、6月(7月上旬含む)終了番組が登場するとは…

○黄金筋肉(TBS火21:00)
スポーツバラエティも、ネタが続かなかったのか、参加する視聴者が減ってしまったのか…とにかく時間枠移動が結果として命取りになったと思われる。
1時間枠のスペシャル番組で当分つなぐこととなり、人気番組の低迷(ファイト)以降この時間枠にTBSはツキがない。

○ワカチュキ(NTV日22:30)
ネタがかぶったのか、新鮮みに欠けたのか…トークバラエティとしてはいったんこの形態では終了。タイトルも含めてリニューアルするとのこと。

ま、8月にはオリンピック特別編成もあることだし、期待しない方がいいかも…と見ていたんです。

++++++++++++++++++++
で、変わってみると

○ブラックバラエティ(NTV日22:30)
しょ〜もない製作した素材ビデオにスタジオでつっこむという形だが、あまりに一方通行的なつっこみばかりになっていて、そのドタバタさを楽しめないと無理だろうなぁ。

○ズバリ言うわょ!(TBS火21:00)
スペシャル枠で放送してきたものを(たぶん期間限定の)通常枠としたもの。比較的旬であるタレントによるパターンが確立したものだが、よくよく考えると出演者までパターンになっていて、TV的にはOKだが個人的にはもう飽きているんですねぇ。

++++++++++++++++++++
9月を待たずに終わる番組が…

○これでいいのダ!日本列島あかるいニュース(CX金19:00)
結局単にニュースをあかるいと思われるのを集めるというのでは持たないので、取材して感動的な出来事を探してみせる形になったようですが…時すでに遅し。
たぶん、出演者を変えずに番組内容を多少変えて単発枠で乗り切ることになりそう。

○クエスファイブ(TX月19:57)
新感覚クイズということだったらしいが、クイズ(ゲーム)としての出演者のやりとりがいまいちだったよう。クイズの形式も変えたんですが、回答のズレを楽しむのか相手を陥れる戦略を楽しむのかはっきりできずに撃沈。番宣を相当していたのですが…

○大丈夫!!わが家の財産(TX月21:00)
愛の貧乏脱出大作戦のような演出ができるポテンシャルの家族が登場できなかったようでして、いつの間にか家庭のお金に関する情報番組へと変質しましたが…他の情報バラエティとの差別化を図れず、終わっちゃいましたね。

●プライムタイム30分枠がなかなか残れない
(2004/09/07)

プライムタイム(おおよそ19:00から22:54を指す)で現在ある30分番組は、下記のように12番組あります。その多くをアニメ番組が占めます。
おしゃれカンケイ(NTV日22:00)ブラックバラエティ(NTV日22:30)堂本兄弟(CX日22:00)犬夜叉(YTV-NTV月19:00)名探偵コナン(YTV-NTV月19:30)テニスの王子様(TX水19:00)NARUTO(TX水19:27)ポケットモンスターAG(TX木19:00)ドラえもん(EX金19:00)あたしンち(EX金19:30)クレヨンしんちゃん(EX土19:00)ボボボーボ・ボーボボ(EX土19:00)
こちら葛飾区亀有公園前派出所(CX日19:00)ワンピース(CX日19:30)は、現在「アニメ7」という一つの番組枠扱いだそうです。

TXではかつて平日22時台にあった30分の釣り番組は土曜夕方に追いやられ、22時台のアニメも2度編成されただけで終わる。「美」といった渋い番組もいつの間にかなくなっている。
CXは、19時台に30分番組をいくつか編成していたが、いつの間にか1時間に拡大していき、その1時間番組もコロコロ変わる状況が続いている。
NTVは、YTV枠と日曜の22時台を除いて、ずいぶん前から30分番組を編成しなくなった。
TBSはかなり早い時期に30分番組を編成しなくなった。ちょっと前アニメを編成したものの苦戦し、それと絡めて編成した30分番組を1時間に拡大して、それ以降は編成上の動きは止まったようである。
EX(テレビ朝日)は30分枠をなくす方向で(手をつけないことになっている)金曜19時台以外はなかったものの、その後の土曜19時の低迷でアニメによる30分枠を復活させた。しかし、この秋30分枠を縮小することになったとのこと。

だからといって、1時間番組が番組のほとんどできちんと視聴者をつなぎ止めているのでしょうか?コーナー間やCMで視聴者が別の番組に流れたりしていて、実質30分番組1つ分ともいえるコーナーを、水増しして何とかつなぎ止めているだけにすぎないように思えるものが多い気がします。

さらに気になる点としては、深夜にある意味実験的な試みを行いやすい番組の多くは15分や30分番組であることです。30分と60分という時間の枠の違いはやはり表現の仕方を変えていかなきゃならないはずですし。

改編時期や年末年始に編成されていた2時間程度のスペシャル番組が、いつの間にかそれ以外の時期にも編成され、1つの番組の時間がどんどん水増しされている…そういったこととつながっている、プライムタイムでの30分枠の減少によりなかなか生き残れない状況でなければいいのですが。

●列島縦断 鉄道12000km最長片道切符の旅
(2004/09/11)

NHK BS 15周年記念の企画番組として「列島縦断 鉄道12000km最長片道切符の旅」が放送されました。
http://www.nhk.or.jp/tabi/

番組としては、稚内から肥前山口までJR6社を旅行終了駅まで駅を重複通過することなく片道きっぷで旅行するというルールで設定した経路を42日もかけて旅するというものです。(実は駅を重複通過しても区間外乗車等のルールで片道きっぷはつくれるんですが)
列島縦断としておりますから、このルールでは四国へは行けませんので、四国移動をオプショナルとして旅のコースに組み入れています。また、特急列車も新幹線も乗車していきます。

番組は、下記のようなパターンのものがつくられました。
A:5/5に番組のイントロとしてのこの企画の案内番組をBS2,Hi Visionで放送。
B:5/6から6/23の旅を行ってきた期間中、月?土の7:45のNHK Hi Visionによる15分の生放送と19:45(金・土は時間変更)からNHK BS2での再放送。
C:週毎に旅の経過をまとめたものをBS2と総合テレビで日曜日に放送。
D:5/6から5/25までのダイジェストをBS2,BS-Hi Vision,総合テレビで放送。
E:全行程をまとめたものをBS2,BS-Hi Vision,総合テレビで放送。
F:全行程を1時間50分の3本の番組としてBS-Hi VisionとBS2放送。
G:Fをまとめて1時間14分にまとめたものを放送。

一つの番組素材を7通りで番組をつくってしまっているのは、たぶんNHKだけしかやらない形なんじゃないかなぁ…手間暇がかかっているし、それぞれが違った番組としてみられる点は興味深い番組シリーズです。制作は「NHK」と「えふぶんの壱」

日々、その前の日の旅の経過を編集して生中継とあわせていくと言うだけでも、相当大変なものがありますからねぇ。それはそれで興味をそそるが、生中継部分を使って編集すると旅を見せる番組としてちょっと難があるかなぁ…民放ならこれも込みで使っちゃうけど、それでは面白くないと思っていたんです。
そして、CからFの番組をみてみると生中継部分はほとんど使われることなく、旅の経過を見せるいい感じの番組に仕上がっていました。

鉄道の旅に興味があまり無い方でも、旅先の人々に出会っていく場面を見ていくだけでも見応えがある一種のドキュメンタリー番組のような作品として見ることが出来ると思います。

今後の放送予定は
G:NHK 総合 9月20日(月)午前10時05分〜11時19分
F:NHK BShi 10月20日(水)、21日(木)、22日(金)午後4時00分〜5時50分

●不祥事についての対応の説明番組
(2004/09/11)

放送局で不祥事が発生した場合、その対応報告などの説明を番組として行うことがあります。

・夕方や深夜の時間帯のニュースで時間を割いて説明する方法。
・民放各社が土日の早朝に放送している番組(キー局では、あなたと日テレ・TBSレビュー・週刊フジテレビ批評・はい!テレビ朝日です・みんなてれと)を使って説明する。
・NHKは国会での審議も含めて土曜昼に1時間から2時間で適宜番組を編成して説明などの対応をする。または、日曜朝に5分から30分の番組を編成して説明する。(日曜は、地域ごとの番組審議会の報告が中心)

…予告なくてもかなりチェック(それもビデオ録画などせず)しているますね。逆に言うと、それ以外の時間で放送局からその手の説明番組が編成されることはないといえます。

だから、最近のNHKの不祥事で(国会の予算委員会審議などのように)リアルタイムに近い形で今回の参考人質問は放送しないだろうなぁ…と思ったら、その通りでしたね。おかげでダイジェストとはいえ見ることが出来ましたが。
 

●総務省、地上デジタル放送で公共サービス
(2004/09/13)

NIKKEI NET 2004.9.12
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040912AT1F1100611092004.html
総務省は来年度、地上デジタル放送を防災、医療、教育など公共サービスに利用する技術開発に乗り出す。災害時に画像と文字を合わせた避難情報を携帯電話に送るなど、住民1人1人に行政情報を届けられる特徴を行政サービスに生かす狙い。松下電器産業や地方自治体などと官民共同で実験を進め、2006年4月からの実用化をめざす。
---引用終わり

携帯電話に向けて情報提供できるのを前提にしているが、さてそういった機能のついたものが一般的になるのかがまず気になります。
そもそも、携帯電話の付加機能ってあってもそれほど使われていないのが現状ですから、いかがなものかと思います。
まず、文字多重放送やデジタル放送のデータ放送機能がどの程度使われているかを、考えて問題点を挙げていく必要があると思うのですが、それもされていないような気もするのです。

●デジタル放送の話 2題
(2004/09/23)

日経産業新聞にはこそ〜りと載っている記事が、朝日新聞では1面に載っていたそうな。
http://www.asahi.com/national/update/0917/006.html
BSデジタルのデータ放送局「BS955」を運営するメディアサーブ(本社・東京、古川博之社長)は、売り上げが伸び悩んでいることを理由にBSデジタル放送から撤退し、11月末で放送をやめる方針を決めた。16日、総務省に届けた。
---引用終わり

BSデジタル放送だからネタにしていると思うんだが、110度CSデジタルでのデータ放送の撤退が進行している状況も入れないとねぇ…旧スカパー!2はデータ放送を番組PRと割り切ったもののみ実施。旧プラットワンは、BSデジタルデータ放送よりターゲットを絞った有料のもの(懸賞やニュース提供など)を行ったものの撤退が相次いでいる。(確か8月末終了も結構あった)

BSデジタルデータ放送は、現時点ではすべて無料放送。

メディアサーブは、通販などを充実させた番組提供をしていたようであるが、都市銀行のバンキングサービスの終了といった継続的な利用のある企業からのサービスがかなり初期でつまずいたことも影響していたようである。

通販に限定していうと、静止画やテキスト情報での提供にしても、Webなどに比べて品揃えも少なく、情報表示までの時間が思いの外かかりすぎているという点でデータ放送はうまくいっていないと思われる。
ch999のようにデータ放送でも動画映像送出もできるのであるが、そこまで映像を作ることもできていないらしい。
(かなりの帯域を占有して、情報の数だけは他を圧倒していたのがメディアサーブでしたからねぇ)
BSデジタルTV放送がデータ放送と連携した通販番組を行っていたり、同じチューナーでのCS(無料)の通販番組との競合があることからも、よほどうまく仕込まないと、見てもらえない状況になっていたことが、結果として広告主が集まらない原因となったのではないでしょうかねぇ…

新たなチャンネルは、苦戦を強いられている状況です。そうではなく、移行の話の方はというと…

地上デジタル放送は、県などのエリアごとに地上デジタル放送への移行を進めておりまして、今年度中に確定しているのは茨城(NHK10月)福井(NHK,北日本放送 10月)岐阜(NHK11月,岐阜放送’05年4月)兵庫(NHK,サンテレビ 12月)神奈川(tvk 12月)になります。
結構ばらけて開始するわけですが、NHK東北6県は’05年12月に一斉に開始することとしたとのこと。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20040921c3b2102j21.html
確かに、ある程度まとまって実施する方がPRも共有しやすいしNHKは広域エリアごとにニュースなどの地域番組を放送することが多いので、都合がいいと思います。
さて、民放でそこまでの考えをして対応するほどの考え(戦略)があるかというと…目の前の対応が精一杯かも。

そういえば、関東地区・東京タワーからの受信エリアがアナアナ変更が前倒しできたことにより、ようやく9/22に出力増加で広がったとのこと。
http://www.kanto-bt.go.jp/press/p16/p1609/p160915.html

でも、わざわざこれを理由にテレビを買い換える人はそれほどいないらしい。

地上波デジタル放送の開始スケジュールは下記URL参照のこと
http://www.d-pa.org/schedule/schedule.html

●FMノースウェーブ、9割減資など経営再建策を可決
(2004/09/23)

NIKKEI NET 地域経済 2004.9.22
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20040921c3c2100o21.html
FM放送局のエフエム・ノースウェーブ(札幌市、若月英一社長)は21日、札幌市内で臨時株主総会を開き、既存株式の9割減資と債務の株式化を柱とした経営再建策を賛成多数で可決した。
---引用終わり

北海道企業再生ファンドによる支援が決まってから、なかなか動き出せなかった感じでありますが、ようやく再建への道筋とその動きが始まったというところでしょう。開局に際しての投資分が負債となっている形でして、番組製作や営業面では問題がないだけに、再建がうまくいってくれるとよろしいのですが。
また、支援先についてこの株主総会では言及がなかったようだが、北海道空港グループが支援表明しており、その方向で進むものと思われるが、そこが明確になるかどうかが次の焦点となりそう。

●2004年9月終了TVドラマ回想
(2004/09/25)

テレビ番組全般の印象の薄さを映し出すように、飛び抜けて記憶に残るドラマがなかったのが今回の傾向だったと思う。
そこそこ見せ場があるものはあるにはあるのだが、1クール(10話程度)での物語を積み重ね方が足りなかったり、パターンに寄りかかったりしていて、もう一歩踏み出せていない印象が強く感じた状況であった。(それが、比較的低迷しやすい夏ドラマではあることを考慮しても)

○世界の中心で、愛をさけぶ(TBS金22:00)
小説や映画での感動をもう一度…という方向けの作品となってしまい、新たな視聴者確保には至らなかった。演出も適切できちんと見せたい場面が魅力的になっていたが、似たような場面の連続に見えた点がTVドラマとしては損をしている気がする。

○ウォーターボーイズ2(CX火21:00)
シンプルに、高校生の生活を見ていて懐かしく楽しめるということに終始した感じの作品。前作の良さをうまく保てたのは評価するが、そこでおさまった点が逆に途中での興味の低下を招いたとも言えそう。

○東京湾景(CX月21:00)
最初にグッと引きつけた出会いのきっかけを、うまく淡い期待として引きつける話に持ち込めず、ベースとなるくらい影の部分が目立った気がする。リアルっぽく見せる部分とファンタジーとしてみせる部分が、ひょっとすると反転して演出してしまったのかも。

○逃亡者(TBS日21:00)
ずっとテンションが高い形で見せつづけたので、結果として1話のなかでの緩急が乏しい感じになった気がする。映画なりスペシャルドラマならいい素材だと思うが、TVドラマとしては、見る側が疲れてしまうのを避ける傾向があるので、演出は悪くないがもともとの素材に難があった可能性が高い。

○君が想い出になる前に(CX火21:00)
悩んでいく話を引っ張りすぎたようで、そこから違ったアプローチで受け入れていく話が急ぎ足で進んでしまった感じである。そこで淡々とした演出がさらに話への印象を薄めてしまった気がする。ただし、きちんと最後は落としどころに落ちた点は評価できる。

○バツ彼(TBS木22:00)
ドラマで起こった出来事が、見ている側からはすんなり流れて引っかかりがない感じである。全体を通じて引きつけるストーリー上の設定が見えず、ベース設定の範囲内で話を転がしていた印象が強い。

○人間の証明(CX木22:00)
素材も演出も過去のまま、出演者だけ今のものを持ち込んで作ったので、ドラマとしては平均点を確保していると思うが、視聴者の範囲を絞りすぎてしまったようである。暗めのトーンに、見せ場となる場面がかすんでしまった点も惜しまれる。

○はぐれ刑事純情派(テレ朝水21:00)
すべてにおいてパターン化してしまっているだけあって、2時間ドラマと同様に安心感があって見られる。必要以上に事件の状況を絵にしない点も好感を持たれているだろうが、狙った層しか見てくれないという問題もあるような気がする。

○ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏(NTV水22:00)
最後のある意味切ない場面を魅せるために、いろいろな話を重ねていくことになっているのだが、その個別の話がちょっと後残りのする(確かに現実にありそうな話ではあるが)印象の話が多すぎたようである。出演者がうまく演じきられただけに、その部分で見るのを避けられた人がいるとするともったいない気がする。

○南くんの恋人(テレ朝木21:00)
前作に比べると、細かに話を取り上げていて主人公の2人以外が登場する部分が多かった気がする。それゆえ、主人公たちの表情表現が薄まった感じで、視聴者を引きつけにくい状況になったようである。

○ああ探偵事務所(テレ朝金23:15)
コミカルに見せる部分の軸を間違えてしまったような…主人公自身がコミカルに見せているだけで、それぞれの事件での解決に絡んだコミカルさになっていないのはやはり問題があると思う。

○愛情一本!(NTV土21:00)
設定としての道場の危機が危機として感じられず、道場を持つ家庭でのドタバタ話を並べているだけに終わっちゃった感じである。柔道も見せ場になっておらず、単純に話を並べているように見えました。

○子連れ狼(テレ朝月19:00)
これまでの時代劇としての見せ方をきちんとおさえて、パターン化されている旅先でであう出来事とそれが殺陣に向かうまでの話もしっかりしている。そして、殺陣もしっかり見せ場となっているし、完結編として終われている点は評価できる。でも、時代劇としてそれ以上でもそれ以下でもないので、視聴者を選んでしまっている点が惜しい気がする。

○水戸黄門(TBS月20:00)
普段通りの水戸黄門でしょうねぇ…これまでと異なった演出もストーリーもないのですが、それで終始できる作品であることが重要なのでしょう。変えられないだけに比較的質なり視聴者を確保しているというのは、TBSの抱える問題点の一端を示しているかもしれません。
 
 

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●テレビ東京はスポーツ中継の延長なしの反省を活かし(?)ている途中
(2004/10/11)

あと1分でも延長していれば試合を全て放送出来たのに…ということがプロボクシング中継であったことがあったテレビ東京(TX)。この反省を活かして、最近のスポーツ中継で生中継のものについては、無制限ではないにせよかなり余裕のある延長をもうけて対応するようになっております。

パシフィックリーグのプレイオフ、優勝が決まる試合がTX系での放送(NHK BS1でも中継していましたが)することになり、激戦となって22時過ぎまでかかってしまいました。それでも22時54分まで延長することに決めていたので、問題なく全て中継することが出来ました。

そこで問題なのは、その後の延長したときの番組変更の周知。
他局は、プロ野球中継などでなれていて、適宜放送延長のテロップや中継アナウンスの合間に説明することをするのですが…ほとんど気づかれるような対応は無し。最後になってテロップのみで1時間20分放送時間がずれることを説明したのみ。
TXはビデオ録画をする方の多いアニメを深夜に多く編成していますから、結構クレームを書きやすい視聴者のために、少なくともホームページで分かるように告知しておくべきなのですが…番組表にアクセスしないと分からないです。

時間変更を予定した21:30からのスペシャル枠としての番組も、結局見てもらえたかどうか…1時間20分ものズレは中途半端なので相当視聴者としてはやっかいなことになったのでは。

あらかじめ放送時間が変更する場合の周知は問題ないのですが、あまり事例がない時間が不確定な場合の対応は、TXはまだまだキー局の中では弱い部分があるような気がします。

●気になるワイドニュースでの「対照的な状況」
(2004/10/23)

比較的ニュースをコンパクトに取り上げていく過去から続いているニュース番組では、放送する時間での新しい題材を中心に取り上げて行くことがほとんどで、過去のニュース素材は年末などでまとめた特集番組や素材映像としてストックされるだけに留まっていました。

1990年代以降、ニュース自体が1時間やそれ以上にワイド化し、ある題材をまとめたり継続取材をして特集コーナーを設定することが一般的になってきました。それは通常の番組やワイドショーなどの製作手法をニュース番組に取り入れるという形になってきているようです。
ドキュメンタリーの単独番組枠が少なくなっている現在、このような特集コーナーがそういった場として機能していることもあり、こういった流れ自体はそれほど問題にならないと思っています。

でも、ニュースのワイド化に伴って、最近台風などの大きなニュース素材に対して、特集コーナーのようにこれまでのニュース素材をまとめた形で放送されることが多くなり、これまで以上に映像をあらかじめ撮るようになっているようです。このことから、実際にニュースとなりうる状況の映像の他に、比較的影響が来る前で普段のような行動をとっているという素材に対して「対照的な状況」の映像も登場することが多くなってきているようです。

確かに、ニュースとなりうる状況の映像と場が違ってそんな状況でない映像を編集して流すと、一方が際だって見えてきてより「魅せる」映像になっていくことでしょう。しかし、ニュースとして取り上げられて困った状況になっていたりそれに近い状況にある人から見て、必要のない上に自らが出来る状況でないうらやむ映像を見せられたら、わざわざ特集コーナーとしてやるべきものかと思うのではないでしょうか。

具体的な例としては、台風が接近して暴風雨となっている映像のあとに、接近する前の都内の駅周辺や飲食店・娯楽施設などの近くでインタビューを撮っている映像を出すものです。かなり多くの事例を見かけたことがあり、その中では酔客をとっていたり困っていないので危機的な感覚が見られないものも見受けられます。そういったものがここ2,3年増えているように思えます。

ニュースで必要以上に対照的な状況を並列して流していくということは、結果として演出的要素を高めていることの証左ではないかと思います。こういった撮影クルー他「おいしい」と思わせている素材をそのまま流せる状況は、スクープを狙った報道のセンセーショナリズムの問題と同じように、ワイドニュースの問題として挙げられてくるのではないでしょうか。それは、最近ワイドニュースの特集コーナーで「やらせ」が問題として取り上げられたことと無縁ではないとも思えるのでした。
 
 

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●ミュージックバード、新CSデジタル放送を開始 BSデジタルは撤退
(2004/11/05)

ITmediaニュース 2004.11.5
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/05/news061.html
衛星音楽放送のミュージックバードが、来年4月から新CSデジタル放送を始める。BSデジタル「BS BIRD」は11月末で撤退
---引用終わり

4チャンネルを使って無料で放送していたBS BIRDは終了ですか…イージーリスニング系の音楽を流してばかりいるBSラジオの中で、きちんと音楽を聴かせてくれるチャンネルなどがあるものだったんですけどねぇ。(あとラジオNIKKEI・BSQR・LFX488・JFNというラジオ局運営のものがまともに聞けるものを出していたような感じですか)これで、BSデジタル放送での撤退は、同じく11/30で終了するデータ放送のBS955と合わせて2事業者となります。

ミュージックバードはCSでもPCM放送という(結果として)独自のものをこれまで行ってきましたが、さらにCSデジタルでも放送を行うというもの。果たして、事業化の価値があるかどうかは不透明な部分があるように思いますが。

ついでに、11/5よりCS110度のスカパー!110P(旧プラットワン)にあったチャンネルのほとんどがスカパー!110Sに移動。BBCチャンネル(スカパー!110のみ)やディズニーチャンネル(スカパー!で、すでに開始)の放送開始や、WOWOWデジタルプラス( http://www.wowow.co.jp/wdp/ )の4チャンネルも加わるようで、CSの方はいろいろあるようです。

●2004年10月改編TVドラマざっと見
(2004/11/10)

○忠臣蔵(EX月19:00)
見せ方はこの時間枠らしくうまくできていると思うが、見せ場とすべき話の軸がいまいちはっきりしていない気がする。
○こちら本池上署(TBS月20:00)
派手さがないがそれでいいということで作られているドラマ。やさしい世界観が話の最後に見せられればいいということなら、上々でしょう。
○ラストクリスマス(CX月21:00)
良くも悪くも1990年代に作られたドラマの教本通りに作られた作品と言っていいでしょう。十分条件を満たしている感じですね。
○めだか(CX火21:00)
感情移入できる人物を見つけられれば、評価できる作品といえそう。いわゆる30代がターゲットであまり大がかりな出来事は起きそうにない気がする。
○マザー&ラヴァー(CX火22:00)
素材も含めてライトな雰囲気で20代がターゲットでしょうか。かっこよく見せ場となる出来事が構成できるかが鍵かも。
○一番大切な人は誰ですか?(NTV水22:00)
素材も演出もある程度の水準はあるが、バランスが悪いのか見所となる軸が見えてこない気がする。
○新・京都迷宮案内(EX木20:00)
テーマ・演出・素材すべてに定型文のような作りになっているが、その味のような部分は今回のシリーズも健在。
○黒革の手帳(EX木21:00)
かつてよく作られた形態のドラマの型を現代の素材で作り上げているため、きちんと見せる部分をはっきりさせている。このため、分かりやすいものになっている。
○ホットマン2(TBS木22:00)
前作の素材を活かしているはずなのだが、どこかに違和感がある気がする。人や舞台の違いがうまく作用していない可能性が高い。
○大奥〜第一章(CX木22:00)
前作同様、時代劇という舞台設定を借りた現代っぽいドラマ構成と言っていいでしょう。そのため広い範囲の人が見ることが出来るのかも。
○3年B組金八先生(TBS金22:00)
素材は今日的に、でも演出は変わっていないんだろうが、放送時間枠自体に違和感があるように思えるなぁ。
○ミステリー民俗学者 八雲樹(EX金23:15)
テーマ・演出・素材はこの時間枠なりにバランスがとれていて、見やすくなっているが、華となるような部分が見えない気がする。
○ナースマンがゆく(NTV土21:00)
前作のような勢いの良さが、主人公以外に感じられず、演出なり物語がいまいちとってつけた印象を拭えない気がする。
○夫婦。(TBS日21:00)
あまりに出演者とキャラクターが合っているがために、物語に対する興味が薄れてしまった気がする。それを打ち消す演出も感じられない。

●読売新聞社、TV局24社株など第三者名義で実質保有
(2004/11/11)

NIKKEI NET 2004.11.11
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041111AT1D1108R11112004.html
読売新聞グループ本社と読売新聞東京本社は11日、両社と読売新聞大阪本社の3社が日本テレビ放送網のほかに、地方のテレビ局24社、ラジオ局18社の株式を第三者の名義で実質保有していることを明らかにした。いずれも株式の非公開会社で、このうちテレビ局9社とラジオ局3社は第三者名義分を加えるとメディアの持ち株制限を定めた総務省令の制限を超えていた。
---引用終わり

マスメディア集中排除原則と呼ばれるものは、放送法施行規則・放送局の開設の根本的基準に定められているもので、放送局同士や新聞などのマスメディアの議決権割合の制限をしている部分が該当します。BSデジタル放送やデジタル化に伴う負担増に対応した隣接地域の放送局について議決権の制限の緩和をしていて、そういったネタならニュースとしてたまに挙がっていたことがあります。

放送法施行規則は、こちらを参照のこと。たぶん何が書いてあるか分かりにくいはずです。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F30901000010.html
(一つの組織が10%を越える議決権を持つこと など)

まあ、表向きの株式保有(議決権)の割合を守っていないと、放送局の免許付与されませんでしたので、それは守っていたようですが、昨今の株式保有に対する「実質的な所有の明確化」というのが、こういったところにも飛び火してきたということのようです。

かつて、ネットワークを禁ずる条文が放送法にあったにもかかわらず、日本テレビ放送網という放送局名にする読売新聞グループですし、音声多重放送での事実上の免許外に近い放送の実施など、いろいろ放送法のぎりぎりのところをやっていたようなところがありましたけど、それとマスメディア集中排除原則は違うはずですが。

いずれにしても、読売新聞グループがマスメディアとして集中をする意志が強いということはいえそうですから、いろいろ問題の火種が探すと出てきそうな気がします。
 

●2004年10月開始TV番組一覧
(2004/11/15)

遅ればせながら、とりあえず新番組コメントを。

○とってもインサイト(TBS月-金12:00)
30〜40代狙いの情報バラエティといった感じであるが、地方局での昼のワイド番組や夕方のニュースの特集コーナーに似た雰囲気を感じる。余り引き込むような素材が出てきていないのが気にかかる。

○ほんとにあった怖い話(CX月19:00)
ドラマというよりバラエティ番組に近い構成になっている気がするので、こちらで取り上げました。再現ドラマとそれに関連したコーナーでの構成だが、コーナーのネタが煮詰まり気味に感じる。

○突撃!イドバタ7(TX月19:00)
タイトルを変えただけで、出演者や番組の中身はそれほど変わっていない。出演者と同じ年代が見てもらえるかなのだが、取り上げるネタやその演出に新鮮みがない。

○月曜エンタぁテイメント(TX月20:00)
テーマを広げて、かつて1時間枠のバラエティ番組として取り上げていたものを2時間にあうように演出しているようだが、そもそもの素材に統一性がないので、単なるスペシャル枠に収まった気がする。

○ザ・ヒューマンD(TX月22:00)
ドキュメント枠復活となったが、取り上げる素材やその取材の仕方が荒く、同時間枠のスーパーテレビ(NTV月22:00)に近いものになった感じがする。

○教えて!ウルトラ実験隊(TX火20:00)
NHK教育で似たような番組があるような…別取りのビデオだけだとあまりにさらっとした感じだし、出演者の服装を除くと健康や生活を取り上げたバラエティ番組との差異も感じられない。

○スパスパ人間学!(TBS木18:55)
素材の取り上げ方をリニューアルして、クイズ形式も加えたが、美容・健康に関するネタやその見せ方にはほとんど変更なしなので、そんなに変わった気がしない。

○ザ・ジャッジEX(CX金19:00)
コーナーの構成が変わっただけで、ネタの見せ方は何らの変更はない。ただし、出演者やゲストのしゃべりに比重が高まったので、えぐい部分が強調されてきた気がする。

○幸せって何だっけ〜カズカズの宝話(CX金20:00)
TBSの同一出演者の先行番組が相談以外のコーナーで緩和していく方向性と対照的に、ストレートに相談に特化していく感じであるので、人によっての好みがより出そうな感じである。

○億万のココロ(NTV土19:00)
ザ・世界仰天ニュース(NTV水21:00)の演出そのままに、スペシャル枠ではほとんどお金持ちばかりだったのにそれ以外の人(なり損ねた人)にどちらかというと焦点を当てているので、ネタの枯渇はある程度回避できそう。でも、ますますタイトルとの差異が感じられ、元にした同じような番組に感じるでしょう。

○世界一受けたい授業(NTV土20:00)
取り上げる「先生」によって面白く演出できるかどうかが異なるが、何とか今のところ司会者がうまくフォローしている感じがする。ただ、必要以上に先生以外の出演者が騒ぎすぎに感じられるときがあり、ニュースや情報バラエティでのコーナーでの出演より多少分かりやすいといった情報にとどまる可能性が高い。さりとて、1回の放送で取り上げる人を3人から2人に減らすと、バラエティ番組として視聴者を引き留められる可能性が失われそうなのが厳しい。

○8時です!みんなのモンダイ(TBS土20:00)
入社試験・資格試験のうち特徴的な問題を取り上げて、出演者に解かせることによって見せ場をつくっていくクイズバラエティ。個別だと特定の相手に話が移るため、チームによる対抗戦形式に変えたが、そもそもの問題のチョイスに懲りすぎて面白くなっていないことが問題ではないかと…

○夢の扉(TBS日18:30)
ZONEのスタッフが、別の切り口でドキュメンタリーをつくっている番組といってよさそう。目標を追う人のその追っている素材に派手さがないが、きっちりドキュメンタリーとして見せている点は評価できそう。

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気づいている方も多いが、2004年10月期は近年で改編率が極端に少ないのが特徴。各局が視聴率として拮抗している状況のため、ドラマも含めて冒険が出来ないといっていい。

●テレビコマーシャル時代の終焉
(2004/11/24)

ITmedia ライフスタイル 2004.11.22
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0411/22/news005.html
DVDレコーダーでCMや見たくない場面をカットして録画することは、「著作権法違反」か? 民放連会長が定例記者で行ったとされるこの発言が、ネット上で物議をかもしている。だが、この「事件」は、従来の「放送」のビジネスモデル――従来型のTVCM――が終焉を迎えつつあることを示唆しているのではないだろうか?
---引用終わり

日経ビジネス 2004年11月8日号の特集
「もうCMでは売れない テレビ万能のウソ」と
切り口は異なるものの、述べている主旨にほぼ違いがないというのは、TV広告の変化の必要性を感じざるを得ないですねぇ。

そういったタイミングでの、民放連会長の発言はあまりに象徴的すぎたように感じますが、不思議としっくりきたのは私だけでなかったようです。

CMと関連させて、ちょっと別の話へ。

映像にしても音にしても、TV-CMは現在かなり「目立つ」という意味では材料出尽くしで、ある意味均質になっているんですね。
すると、ラジオCM的な音で振り向かせ、メッセージとなる「言葉を聴かせる」という手法が差別化アプローチの有効な一つの手段ではないかと思うのです。

でも、そういった手法のTV-CMは登場しているようですが、まだあまり機能していないとするならば、過度な表現のCMが多すぎて、それを見るためにはある程度の慣れが必要なのかもしれません。

●血液型番組:「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ
(2004/11/28)

毎日インタラクティブ 2004.11.27
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20041127k0000e040065000c.html
血液型による性格判断を扱うテレビ番組が、今春から増えている。特定の血液型を「いい加減な性格の持ち主」「二重人格」などと決めつける内容が目立ち、NHKと民放が設立した第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」には、視聴者から「子供が血液型でいじめを受けた」「一方的な決め付けで不快」などの抗議が4月以降、50件以上寄せられた。このためBPOの青少年委員会は番組内容などを検討し、「科学的根拠があるかのような体裁で問題がある」などと判断、近く民放各社に対し、番組制作にあたり慎重な対応を、と要望する。
---引用終わり

大食いが問題化して以降、バラエティ番組共通のネタとして昨年から登場して、この春以降増えてきた性格診断パターンのコーナー。少ない層別化で分かり易いこともあって血液型によるものは、苦戦を強いられたバラエティ番組の最後の手段としても多用されてきた感じがあります。

血液型ネタを最後に多用したので印象に残るのが、探検!ホムンクルス(TBS土20:00 2004/9終了)。定期的に放映していたのが 決定!これが日本のベスト(テレ朝日18:56)。発掘!あるある大辞典II(CX日21:00)は、これらに比べるとそれほど多くないのですが、番組の注目度からもネタにのぼるでしょうね。

映像的にもっともらしく見せるということで、幼稚園児などを血液型別に集めて行動を観察する手法をとっている例が多いが、あくまでもっともらしい部分を演出・編集してみせるわけですからねぇ…これは血液型ネタに限らず注意すべきでしょう。

こういった意見の盛り上がりの最中に、テレビ東京は3時間スペシャルで血液型ネタの番組を先日放送しましたが…自局の放送番組審議会で「いかがなものか」といった意見が出たようです。3時間もかけたので演出による水増しもひどかったからなぁ…

ある分かりやすい特定のイメージをつけていくことは、TVとしてやってしまいやすいものなんですねぇ。その特定のイメージをつけていく相手方の割合が少ないと、自分のことではない多数の人にとっては面白いだけの話でつい見てしまう。だから、視聴率アップネタとして使っちゃうんです。
そうやって、自らの表現を狭めていく。大食いと同じ状況がまたもや再現されるようです。(登場するタレントをおとしめて興味を引きつけたり、それまでのことを否定して変えさせるネタも、同じにおいを感じますが…こういった番組コーナーが多いですねぇ)

●BSジャパンが画面にロゴ表記に
(2004/11/30)

BS放送では、NHK,BS日テレ,BS-iが番組中常時、BSフジとWOWOWが番組の区切りやある一定時間に局ロゴを画面に表示しています。BSジャパンはこれまで局ロゴを画面上に表記していませんでしたが、2004/11/29より番組中常時局ロゴ表記となったようです。

CSでもロゴを入れている例が増えていますが、不正コピーによる配信・販売が多くなっていることを考えると、これはいかしかたないというところでしょうか。局ロゴ表記なしを見たければ、購入するという選択というのが正常だと思うのですが。個人的には、そういった局ロゴの表記は番組を見る上でそんなに気にならないので別に…というところです。
 
 
 

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●NHK不祥事の話 元局員逮捕後の対応など
(2004/12/04)

NHKでの一連の不祥事と呼ばれるものは複数あり、よく分からなくなってきていますが、分からなくなったら実際に起こしたところの報告をチェックしておきましょう。
http://www.nhk.or.jp/pr/owabi.html

今回のNHK元局員の逮捕は、チーププロデューサーだった元局員が不正支出した件でNHKから刑事告訴していたもの。この逮捕についてニュース速報をCXがしていたのは驚きました。

この逮捕を受けて、NHK自体はBSニュースや定時のNHKニュースで報道しただけではなく、19時のNHK総合・BS2・Hi-Vison同時に放送されるニュース枠の最後数分で海老沢会長による、この件についてのおわび放送を行う。この件に対する受信料不払いにも触れたが、当然会長辞任という発言はなかったです。

(追加情報:その後生放送で一連の不祥事についての番組を行うとのこと。海老沢会長も出席するが、それで解消するというものではなくなっているのはいうまでもない)

●血液型扱う番組、放送基準に抵触の恐れ・放送倫理機構
(2004/12/08)

NIKKEI NET 2004.12.8
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041208STXKD073108122004.html
NHKと民放連でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」(原寿雄委員長)は8日、血液型をテーマにしたテレビ番組は人格が血液型で決まるといった差別的な考え方を助長し、民放連の放送基準に抵触する恐れがあるとして、放送各局に番組制作上の「配慮」を求めることを決めた。
---引用終わり

該当番組のほとんどを見たことがありますが、かなり演出上厳しいなぁ…と思っていましたし、BPOの放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見と局側の回答を見ていても局側の回答の歯切れが悪いんですねぇ。

脳力探検! ホムクル!! ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント(2004/6/5放送)
http://www.bpo.gr.jp/youth/answer/answer_42.html
決定! これが日本のベスト100(2004/6/13放送)
http://www.bpo.gr.jp/youth/answer/answer_41.html
発掘! あるある大事典2〜春の芸能人血液型スペシャル〜(2004/4/4放送)
http://www.bpo.gr.jp/youth/answer/answer_40.html

これで、多少はこういった番組内容が減ってくれるでしょうけど…でも層別化して見せていくのは分かりやすいから、血液型以外でネタが厳しくなったときに登場しそうなものがあるような気もしますが。

●列島縦断 鉄道12000km 追憶編 12/11,12放送
(2004/12/11)

列島縦断 鉄道12000km〜最長片道切符の旅〜 この企画が放送をしてもう半年経ちますが、追憶編ということでスタジオに関口知宏さんを迎え、あの“長くて熱かった夏”をふり返るとのこと。
放送時間は、
NHK BShi 12月11日(土)午後3時00分〜6時00分
NHK BShi 12月12日(日)午後3時00分〜6時00分

旅先で書いていた絵日記やこの番組についてのムックが出版されているし、思いの外影響があった企画だったなぁ…
列車の走行シーンなどまだ相当撮影した素材映像があるはずだと思ったら、2005年2月にそういったものをまとめた番組を放送とのこと。まだまだ、この企画は続きます。

●TiVi!963休止 など
(2004/12/19)

BSデジタルデータ放送のTiVi!963(日本メディアークが運営)が、2004/12/18から全面的な番組リニューアルを行うため、当分の間休止とのこと。日本メディアークは、2004/12/1からサービス放送開始(2005/2/1有料放送開始予定)のCS110度TV放送のBBC JAPANの運営を行っています。

それにしてもTiVi!963の休止は、プラットワン再編でのTiVi!有料データ放送終了に比べて唐突だった気がするのが気にかかる。

BBC JAPANは、スカパー!での放送はなくスカパー!110のみ。BBC WORLDがニュース専門であるのと異なり、BBC JAPANはエンタテインメントチャンネルでありますが、受け入れられるかどうかは未知数な部分が多そうな気がする。

●BSジャパンの画面のロゴ表記がなくなる など
(2004/12/19)

2004/11/29に表記を始めたBSジャパンのロゴ表記が12月中旬頃には見あたらなくなりました。いろんな経緯があると思いますが、画面に見えることはやはり気になるということで。

年末年始の番組は、ここ数年似たり寄ったりになってチェックしなければというものがあまり感じられないですねぇ。まあ、それだけ特別編成が日常になっているからかもしれませんが。

血液型ネタの番組は、まだこれが日本のベスト100(テレ朝日18:56)が芸能人スペシャルをやるようですが、この放送の結果どういった反応が来るのか気にかかります。

NHKは、2時間を超えるご意見を聞く討論番組を編成しますが、オチがなんとなく見える気がするのは、不満が一点に集まっているように思えるからでしょうか。放送ジャーナリストが問題視しているNHKの組織体制についての問題点には、無条件で受信料聴取している点を除いて特に不満となっていないことからも、今後も顕在化しないように思えてなりません。

(追加情報)BSジャパンの画面ロゴは多少小さめで薄くなった感じで2005/1/1より表記を開始。

●番組の総集編・再放送が多く、ニュースがちょっと変わった年末
(2004/12/31)

テレビ番組の番組表をひっくりがえしてみていると、ドラマをはじめとするテレビ番組の総集編や一挙再放送というのが例年以上多いなぁ…NHKはBSなどで5年ほど前から多くなってきていたのですが、民放も結構ここへ来て増えているようです。

今年を振り返るという番組を思い出のカットとともに構成するというのは、時間的には減っているものの根強くあるのですが、それより一挙に放送する方にシフトしている気がする方が手間もかからず、案外視聴者からの不満もないのでしょう。たぶん。

それにしても、北海道では駒大苫小牧の甲子園での試合を一挙放送するというのまであったが…ここまでくるとうむぅ…とうなってしまうのですが。

それと、今年の年末はニュースが結構豊富にあって番組編成上困っているのではないかと思ったのですが。
さらに、12月に入ってから顕著になったのですが、事故や災害・事件の被害者の名前などの情報があまりニュースとして登場しなくなっています。そういった情報が流れることによって、加害者のように警察などに隔離されるわけではないため情報を得ようとマスメディアの取材を受けるからではないかと思うのですが…遅かれ早かれこういった傾向になると思っていました。だからといって、被害者の名前が登場しなくても、ニュースとして事件を知ることには不都合がないように思うのですが。
 

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●予想されたとはいえ、スマトラ島沖地震と津波の報道は
(2005/01/04)

戦時に対する日本の貢献という話がよく出ますが、それ以前に世界的な危機管理に対する情報としての報道がそもそも日本で話されていないという問題があることが、議論としてすっぽりと抜けているように思えるのですが。

戦争ではなく、相当まれに見る災害であるスマトラ島沖地震とそれに伴うインド洋沖大津波についての日本国内の報道は、総合編成である地上波でのおとそ気分たっぷりの状況では期待していませんでした。(これ自体でも相当問題があると思うのですが)さらに、報道専門チャンネルなどでの日本の報道はほめられたものではないように思うのですが。比較がCNNとかBBCとかであるからだからではなく、あくまで邦人保護に比重が偏りすぎているという点において。

困ったことに、そういった違いを見られる人たちだけが、ネットも含めて語っているのですが、それが共有されていないという問題が未だ続いているという状況が継続しているわけです。さらに、そのことにまで言及された議論がはかられていないという問題もあるわけです。

さて、この国が特異な放送の状況にあることに、こういったことで気づいている人が増えてくればいいのですが…たぶん、そのことに気づかず、特異な状況に周囲を合わせていくことのみで受け入れるということが継続し、孤立していくのか。それとも、周囲の状況を変えていって受け入れられていくのか。そんな変化が来るかどうか、まず今年はそこから見ていきたいと思います。

●新局舎のジンクス まだ続くか?
(2005/01/16)

新局舎に移ると、視聴率が低下するなどいろいろ放送局にとって問題が発生するという話を、何度かここでしていますが、日本テレビ放送網はそれを引きずっているような気がしますねぇ。

事例として、
日テレ社員ら96人食中毒 箱根駅伝中継時の弁当で
http://www.asahi.com/national/update/0113/028.html
日本テレビ:出版の築地ガイド本が本社の出版した本を盗用
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20041222k0000m040069000c.html

既存番組の延命しか対策ができておらず、まだ身の丈に合わない施設(汐留)運用から抜け出せない状況。それゆえ、火種はまだ結構残っている可能性ありではないでしょうか。昨年とうとうフジテレビに視聴率三冠王を奪われ、この状態は当分継続しそうな雲行きです。

NHKの最近発覚している不祥事。
過去に局舎移転がないから大丈夫かと思っていたら、埼玉県川口市のSKIPシティに作ったアーカイブスという施設負担とデジタル化があったか…こりゃ今後も目が離せないかも。
11月のBS1番組改編(BSニュースを毎時50分→00分に変更など)はうまくいっていないようだし、プライムタイムのエンタテインメント主体路線も、ここへ来てドラマを中心に視聴者が引き始めているようである。自局の制作なり経営陣の都合ないし好みで番組を作ったり編成し、戦略がなくなっているのが一番の問題だと思うが。

テレビ朝日は、移転もほぼ終え(といっても、これまでの局舎も継続運用だが)得意技が分かってきたようで、低迷脱出なんでしょう。まだ、微妙に問題がある部分が報道を中心に残っているが、視聴率狙いをきつく感じさせる戦略にならなければ、自然と視聴率アップも来ることでしょう。

フジテレビは、自局施設改善もほぼ終わり、放送編成のねじれも解消したようで、迷いがなくなった感じでしょう。自局周辺のイベント施設化も軌道に乗り、一部株主による動きを除くと順調に推移する見込みかと。

TBSは、何もせず何もできないために低迷というところでしょうか。
TBS:報道・情報番組を一新 「ジャスト!」消滅
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20041222spn00m200005000c.html
…過去の一新編成と同様に見えて、実質何もしていないのに等しく、転けそうな予感がするのですが…

テレビ東京は、自社ビルでない放送局ですが、ここへ来て編成の迷走が出てきているようです。新機軸の番組を出してこけまくっているからねぇ。制作会社の企画を見極める能力を自局のプロデューサーで次世代から養成できないと、この迷走は継続しそうな雲行きかも。

●2004年10月改編TVドラマ感想
(2005/01/17)

○忠臣蔵(EX月19:00)
結果としてはこれまでのものとさほど変わらない物語ではあるが、見せ方としては作り手の思い入れがあったこともあってそこそこの水準にはあったと思う。これまでの時代劇ファンにのみヒットした程度で終わってしまっているが、それは作り方がそういったものであるので仕方がない。

○こちら本池上署(TBS月20:00)
もう、決められたパターンの中で話を回しているという雰囲気が感じられて来ましたね。ただ、1話のなかで時系列に出来事がパターン化していないので、そのうちネタが苦しくなる可能性も感じられます。

○ラストクリスマス(CX月21:00)
1990年代まで作られてきたTVドラマの文法をしっかりとおさえてはいるので、引きつけるポイントがあり、最後までつかまえた視聴者を離れることなく見せていっている。しかし、当初から危惧されていたオチとそのための仕掛けとなる設定がそれほど意外に感じされるものでないため、多少視聴者をガッカリさせたように思われる。嘘っぽくても夢を見させる設定を付けなかった点が、やはり弱かったのでは。

○めだか(CX火21:00)
それぞれのドラマ内の出来事はしっかりしていて、それに合わせた登場人物の設定も違和感がない。でも、ただ並んで時系列に表現しただけで、1クールとしての盛り上げが全然なかった気がする。

○マザー&ラヴァー(CX火22:00)
素材に合わせて、きちんと変だと思わせる部分を表現しつつ、でも納得のいくあまり極端な演出表現をしなかったのが、結果として最後までつかんだ視聴層を離さなかったようである。でも、当初つかんだ視聴層以外広がりを持てなかったのは、やはりもともとの素材を活かすことを重視した結果なのでしょう。

○一番大切な人は誰ですか?(NTV水22:00)
とにかく、設定・演出などなどバランスが悪いし、いい表現がそのためかすーっと流れてしまって終わった気がする。まず、人物設定をしっかりと最初に納得させる場面を見せることが必要だったのではないかと。

○新・京都迷宮案内(EX木20:00)
もう定型文となっていて、その範囲から外れることなくできていましたから、可もなく不可もなし。

○黒革の手帳(EX木21:00)
原作自体がそれほど多くの物語を持っていないので、話数自体少なめだった。でも、下手に追加した話を入れず、しっかりと時代及び出演者に合わせてストーリーと演出を構築できたので、想定以上の視聴層に見てもらえたようである。だからといって、話数を増やしてオリジナルストーリーを入れたら、たぶん転けたと思う。

○ホットマン2(TBS木22:00)
前作の素材をそのままにして、新たな物語を始めようとしたわりには、新たな設定部分が大きすぎて、話自体が消化不良だったような気がする。話の軸となる人物が複数いたようにも感じられ、いまいち登場人物への感情移入をしにくかったような気がする。

○大奥〜第一章(CX木22:00)
舞台設定は時代劇だが、物語としての構造は昼ドラのような愛憎劇的要素が強かったため、時代劇以外の普通のドラマの視聴層にうまくヒットしたと思われる。でも、作品として視聴層を広げるのはこれ以上は厳しい。

○ミステリー民俗学者 八雲樹(EX金23:15)
思ったよりも設定とキャスティングがうまくいきすぎて、意外性が感じられなかった。ある意味出来がいいだけに、見事に上っ滑りしてしまった気がする。

○ナースマンがゆく(NTV土21:00)
出演者がほとんど変わったはずなのに、結局主人公の行動も、出てきた話も前に見たのと同じように感じられたような気がする。

○夫婦。(TBS日21:00)
キャスティングも設定も適切なものを合わせすぎて、オチまであらかじめ想像できてしまったため、継続して見続けるきっかけを見る側は失ったような気がする。オーソドックスなドラマを見たいと思うだけなら、結構いい水準に達していると思うが、それだけで終わっちゃった気がする。

●2005年1月改編TVドラマざっと見
(2005/01/20)

○八丁堀の七人(EX月19:00)
各話の前半部の事件の発端がいまいち弱いような気が(この時間枠の時代劇には)感じられるが、後半部の殺陣や立ち回りへ引き込むまでの作り方はうまいと思われる。ただ、あまり既存のシリーズの中でも派手さがないのがちょっと不安。

○水戸黄門(TBS月20:00)
シリーズ再開で、これといったトピックスもなかったこともあり、何事もなかったようにパターン通りのものが提供されたというところでしょう。

○みんな昔は子供だった(CX火21:00)
もともとの設定や演出そのものはそこそこの出来だと思う。でも、各話の出来事があまりに分かりやすい感じを受け、全体のストーリー構成のバランスが崩れて、次の話の期待がしにくい気がした。設定そのものにそれほど派手さが無いはずなのに、出来事だけが派手に動いているように見えるのも気にかかる。

○H2〜君といた日々 (TBS木22:00)
野球で目標に向かっていくという部分と恋愛をうまくダブらせた話に向かうよりも、野球そのものを見せていく部分に凝った映像になったのが気にかかる。

○救命病棟24時 (CX火22:00)
演出・ストーリー構成・出演者など安心してみていられるシリーズになった気がする。それゆえ、新たな設定で違った感じを見せていくのに苦労していることが随所に見えてきていて、それがいい方向性を構築する方に機能しているので、ある程度同様の場面に見える部分を気にしなければ、継続してみられると思う。

○富豪刑事 (EX木21:00)
主役がきちんとキャラクターとして立っている演出になっていて、ある意味期待通りに最初は作られた感じがする。それゆえ、原作から離れたストーリーや設定で話を作ったら、転けちゃうようにも思えた。それと、うまく各話毎の事件を選ばないと同じように見えて飽きられる可能性が高いかもしれない。

○ごくせん (NTV土21:00)
前作での勢いをそのままうまく活かして、新たな場面設定で引き込んで行けたのはさすが。1クール程度であれば、このテンションで作り続けられると思う。ただ、どう見ても主人公がうまく立っているからできることから、主人公に頼りすぎるのはどうかと。

○Mの悲劇 (TBS日21:00)
TVドラマの標準的な演出などはできていたけど、物語のきっかけとなる部分がいまいちぼんやりして引きつけるべきものが感じられなかった気がする。

○不機嫌なジーン (CX月21:00)
風変わりな主人公という部分が、うまく視聴者を引きつける部分につながらなかった気がする。恋愛のすれ違いと舞台や設定をパターン通りとはいえ組み合わせて見せている点は、標準的な水準にあると思う。ただ、その設定自体にこだわりすぎるとうまくいかない気がする。

○87%-私の5年生存率- (NTV水22:00)
必要以上に基本設定なり発端となるまでの過程が1話目で描かれすぎて、その先への期待感がそがれた気がする。

○相棒(EX水21:00)
シリーズとして安定感が出てきた気がする。出してくる話も、登場人物の役割も見る側が納得がいくように構築されていて、多少意外に感じる部分を作ってオチへと向かうようになっている。

○優しい時間 (CX木22:00)
ベースとなる設定をしっかりと決めて、その中で目の前におこるドラマを丁寧に描いている。派手な出来事が無くても、TVドラマとして見せていくという見本のような作品であるし、もし途中から見たとしてもすんなり入れるくらい、作品の世界感も分かりやすいと思う。

○特命係長 只野仁 (EX金23:15)
前作同様の演出やストーリー・設定のままであるので、それが好みかどうかだけで見るかどうかが決まっちゃうんじゃないかと。

○京都地検の女 (EX木20:00)
京都を舞台としたミステリーとして、主人公とその組織は変わっても、内容も演出方法も変わらないで見せていけるところがうまいなぁ…と思ったりした。

●そう言えば、いつの間に終わった番組が…など
(2005/01/26)

2005年1月になってテレビ番組表を見ていたら、クイズ!家族でGO!!(TBS18:55)という番組が終了していて、いつの間にか「絶景の楽園」という番組に変わっていました。絶景の楽園もつなぎ番組らしく、2月中には別の番組が編成されるらしいです。
確か、結構秋の番組宣伝では力を入れていたような記憶が…

8時です!みんなのモンダイ(TBS土20:00)は、数度番組内容が変更され、いつの間にかクイズバラエティになってしまっていました。もう、それほどもたないような気がして仕方ありません。

87%〜私の5年生存率(NTV水22:00)ですが、めざとくスポーツ紙などが87%にタイトルがラテ欄(ラジオ・テレビ欄)などで変更になったことを告げていたようです。ガン患者などからのクレームに配慮したとのことだが、そもそもタイトルなどを狙いすぎて反発をくらっているのが多いような気がするなぁ。日テレのドラマは。

●テレビ東京の番組で事実わい曲、実験期間偽る など
(2005/01/28)

NIKKEI NET 2005.1.28
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050128AT1G2802E28012005.html
問題の番組は25日午後8時から同局系列で放送された情報番組「教えて!ウルトラ実験隊」。実験は「舌下減感作療法」と呼ばれるスギ花粉症の治療法を紹介したもので「2週間の実験で症状が改善した」と放送していた。
---引用終わり

ザッピングで見ていて何か違和感を感じたのですが…結構タイトな時間で制作していたようだし、(たぶん視聴率があまりよくないため)番組の内容もコロコロ変えていたから、こういったことが引き起こされてしまったように見えます。
検証する部分で引きつける番組で、こういったことをやってしまったってことは、それほど後がないのかも。比較的早めに見つかったことがせめてもの救いだと思う。

検証するといえば、トリビアの泉(CX水21:00)のトリビアの種というコーナーで、ジーンズを横に力をかけてどの商品が一番最後に裂けるかという内容が、商品の性能を誤認させるというクレームが出たらしい。そのため、商品の性能と無縁な内容であることを説明する放送を、2005/1/19放送の該当コーナーの前に行った。CXは(水10と同じように)アナウンサーがその説明をすることになっているらしい。

検証そのものの歪曲だけでなく、取り上げた素材も含めて、番組演出でのクレームというのが制作側にとって厳しめの状況になっているわけでして、そのために番組がつまらなくなっている一因になっているかもしれない。
でも、それを理由に挑戦しない当たりやすいネタに指向していく姿勢が、こういった問題を呼び寄せているともいえるわけで、何ともやりきれない話であると思う。

(追加情報)2005/2/1の放送で、今回の件についてのおわびと訂正を番組開始から7分にわたって行った。
舌下減感作療法は治験段階のもので、(2週間といった)すぐに改善効果が出るものではない旨の説明をした。
その後、問題となった部分のVTRを放映。
下記のような差異の説明を行う。

放送:
・被験者が病院で診察を受け、その後家で2週間治療を継続。
・2週間後再び病院を訪れ診察を受けた
・アレルギー反応を調べる皮内テストの結果が2週間後に改善
・医師が「鼻内診断の結果は良好」とコメント

事実:
・病院では診察シーンのみ撮影。実際の治療は受けていなかった。家での杉抗原液服用シーンは再現映像。
・病院を訪れたのは4日後だった
・撮影した映像はいずれも4日後のもの。2週間後としたものは反応が自然縮小したところを撮影
・「舌下減感作療法」の効果についてコメントしたものではなかった

その後、
千葉大学大学院医学研究院 岡本教授による舌下減感作療法についての説明を行う。

最後に、おわびの言葉でしめる。

その後、CMなどをはさみ番組が始まったが、提供クレジットはなし。
前週の放送で誤っている部分が2カ所あり、それも番組最後に説明。
番組内では、打ちきりとなった旨の説明なく、
テレビ東京ホームページでは、今回の謝罪や説明はあるが、
打ち切りや処分などのプレスリリースは2/1 21時の時点ではない。

テレビ東京の実験情報番組、放送打ち切り 実験自体なし(asahi.com)
http://www.asahi.com/culture/update/0201/007.html
犬飼佳春常務と島川哲雄制作局長を1カ月10%の減俸にし、番組のチーフプロデューサーら社員2人を譴責(けんせき)処分にした。番組は打ち切る。
---引用終わり

ニュースアイ(TX月-金17:00)の中で、放送打ち切りも含めて対応を検討、社内処分も行うとの報道あり。
さらに、「舌下減感作療法」については、2005/2/1のNHK総合(19:30)クローズアップ現代でも紹介されていたが、治験段階であるといった説明にとどまっていた。
 

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●列島縦断 鉄道乗りつくしの旅…やるのか…
(2005/02/04)

NHK3月のBS番組ラインナップを見ていたら、下記のようなものがありました。

3月21日から新たな鉄道の旅シリーズがスタートする。それが「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅」だ。
鉄道ファンには「最長片道切符」の他にもう一つ夢がある。それが日本列島に張り巡らされた20000kmに及ぶJRの路線すべてを乗りつくす旅だ。昨年「最長片道切符」で既に12000kmを走破した俳優の関口知宏さんが「全線走破」達成に向けて、残った8000kmのJR路線を春と秋の2回のシリーズにわけて旅をする。
---引用終わり

よっぽど好評だったんだなぁ。それとやっぱりやるのか…
春編のイントロ番組は3/20 NHK-hi 19:30-21:30
春編は3/21(月)スタート4/30まで。NHK-hi 7:45(生中継) BS2 19:45(録画)

●ライブドア、ニッポン放送株 5.36 %→ 35 %取得
(2005/02/08)

すんなりTOB(株式公開買い付け)がうまくいくとは思っていませんでしたが、こうなるとは…

NIKKEI NET 2005.2.8
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050208AT3L0801E08022005.html
ライブドアは8日、ニッポン放送株を7日までに175万6760株(持ち株比率5.36%)取得したと発表した。ニッポン放株は1月17日にフジテレビが5950円で公開買い付けすると発表し、直後に買いが殺到していた。
---引用終わり

といった記事のすぐ後に、

NIKKEI NET 2005.2.8
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050208AT2E0800108022005.html
インターネット関連サービスを提供するライブドアが8日、東証二部上場のラジオ放送会社、ニッポン放送の株式を35%取得したと発表した。同日までに市場で買い取った。
---引用終わり

ですからねぇ。1/3以上の議決権を持つと言うことは、株主総会での重要案件の拒否権を持つことができるなど、経営に影響を与えるわけですから。

記者会見の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050208AT2E0800S08022005.html
堀江社長は「(資本関係がない)単なる提携ではスピード感に欠ける」として
「今後も株式を買い増していく」方針を明らかにした。
(中略)
ニッポン放送の大株主である村上世彰氏のファンドからは直接取得はしていない。買収資金には新たに発行する海外円建て転換社債型新株予約権付き社債で調達した800億円や、自己資金を振り向ける。
---引用終わり

確かに、今回のTOBがうまくいってしまうと、ニッポン放送の資本関係を構築するのは難しくなりますからねぇ…比較的ネット配信を手がけて長い方の
放送局でありますから、その資源は利用価値ありそう。うまくいけばフジサンケイグループの資源を活用するという手だって可能でありますし。

ライブドアも転換社債(CB)の発行となるので、自社の株式の希薄化となるが、有利子負債の増大は抑えられるので、かなりの投資であるがその影響をある程度抑えているともいえそう。

そういえば、2005/2/8の報道ステーションにその堀江氏が生出演したが、古館氏があまりしゃべりすぎて、その否定などばかりに終始し、肝心の話が聴けなかったようにも思えたのですが。ニュース23では、比較的記者会見同様にしゃべることができていたようです。

(追加情報)
ライブドアが出版進出・幻冬舎と提携
http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20050210AT1D0901Z09022005.html

あ、そう…といったところ。

ライブドア、ニッポン放送株を38%程度に買い増し
http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2005020912020j0&h=1

あれだけ上がってもまだ買っていたのか…
ここからもフジテレビは後手後手だねぇ。

堀江社長出演の番組、急きょ延期 フジ「視聴率を強化」
http://www.asahi.com/culture/update/0210/001.html

10%前後の番組で数回の放送での強化は、放送延長の言い訳にならんでしょ。
(こち亀・ワンピースだったときとあんまり変わらないし)

ようやく出したフジテレビのアクションは…
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050210STXKE028610022005.html
フジテレビジョンは10日、ニッポン放送株式の公開買い付け(TOB)に ついて、最低取得株数を従来の50%超から25%超に引き下げるとともに買い付け期間も21日から3月2日に延期する
---引用終わり

プレスリリースは、こちら
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/home/oracle/00/2005/320a145/320a1450.pdf

とってつけたような公開買い付けの目的の追加がなぁ…

特に外部企業との事業提携につきましては、今後の放送と通信の融合の時代への転換を展望して、ブロードバンド・モバイル関連分野において積極的に推進してまいります。
その際には、当社及びフジサンケイグループとしての今後のインターネット戦略を基軸にしつつ、提携候補先の有する事業ノウハウ、技術開発力、営業インフラ、人材等の諸要素、加えて当グループとの親和性とシナジー効果等につき総合勘案して主体的に決定していくことを方針としております。
---引用終わり

<出資比率>

------------------------------
ニッポン放送→ フジテレビジョン
      22.5%
      ←
      12.4%
------------------------------
ニッポン放送→ 扶桑社
      37.5%
フジテレビ → 
      46.9%
------------------------------
ニッポン放送→ ポニーキャニオン
      56%
フジテレビ →
      27%
------------------------------
フジテレビ → 産業経済新聞社
      40.3%
------------------------------

それにしても、ライブドア→ニッポン放送→ポニーキャニオンの効果が一番あると個人的に思うのだが、それについて取り上げてくれる人がほとんどいないのはなんだかなぁ…

●ラグビー日本選手権 NHKが生放送取りやめ→一転生放送へ

(2005/02/11)
確か、今晩(2/11)ミュージックステーションが生放送を設定して…
あ、NHKが紅白歌合戦の再放送を1月下旬に決めたから、少し前に次週に変更したんだっけ。

それよりも唐突な話。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/sports/20050211/20050211a5390.html
日本ラグビー協会は11日、NHKが予定していた12日の日本選手権の生中継を取りやめ、翌日未明の録画放送に変更されたと発表した。
日本協会関係者によると、競技場に設置する広告看板の業種、位置などの事前報告を怠ったことが、日本選手権を共催するNHKと結んだ協定書に違反したためという。
---引用終わり

なんだかなぁ…生放送をやめるに値する事由で、かつ直前に決める内容かねぇ。こういう風に、妙な対応は連鎖的に発生するから興味深い。

(2005/02/12)
事前報告を怠っていた広告が審判が着るジャージにある朝日新聞のロゴらしいですねぇ。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050212AT1G1200K12022005.html
NHKが12日午後のラグビー日本選手権の生放送を取りやめ、録画放送に変更するとした問題で、NHKは同日午前、一転して、当初の予定通り生放送することを決めた。
---引用終わり

朝日新聞との一連の騒動と関連づけられるのを分かっていて、それでもこういうことをやるとは…視聴者のために、ということを何も学んでいないことの証左であると言っていいでしょう。

日本ラグビー協会が謝罪したようだが、生放送しないと決定して、視聴者からクレームを受けてそれをくつがえした主体がNHKなんだから、NHK自体も謝罪すべきだと思うが…

●窃盗行為をクイズの題材に、日テレ「不適切」と謝罪
(2005/02/17)

日本の放送局は、自社で作る場合に限らす、他に制作を委託したり、購入した番組を放送する場合でも、その番組内容に責任を持たなければならないということになっているようです。そのため、チェックをする仕組みやルールが存在するはずなんですが…こういうことが時々起こります。

NIKKEI NET 2005.2.17
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050217STXKE081317022005.html
日本テレビのバラエティー番組で女性タレント(18)の窃盗行為がクイズの題材になっていたことが分かり、同局は17日、放送基準に反し不適切だったとして謝罪するとともに、放送経緯について調査を始めた。
 番組は15日深夜放送の「カミングダウト」。
---引用終わり

ドラマのような形でなら犯罪行為を悪いことと演出して表現するのでまだマシなんですが、実際にあった(と本人がいっている)犯罪行為を、過去にこんなことがあった…と、さらりとネタにしちゃったため、作っている側として他のネタと同じように内輪ネタとして取り扱ったんでしょう。その後、とりあえず予防線をはってテロップを入れたけど、その効果はなく、当然のごとく、クレームが深夜にもかかわらず届き、問題となったわけであります。

たまたまちらっと該当場面を見たけど、それほど問題あるという認識はなかったような気がしますね。それくらい、自らの生活そのものをネタにしていく仲間内の楽屋落ちのような番組が結構バラエティでは幅をきかせているのかもしれません。

それはともかく、日テレ新社屋の呪いはまだ継続しているのかもしれません。
87%というドラマのアバンタイトルも、あっさり消えてしまっているし…

●今頃世界遺産でNHKにクレームをするTBSって…
(2005/02/24)
 
1996年4月からソニー提供でTBSが「世界遺産」という番組を放送しております。初期は一部ハイビジョンで撮影していないものもあり、再度撮影して重複して取り上げられているものもありますが、映像のセンスも良く見応えのある番組であります。ある意味、番組としてのブランドは確立していると言っていいかと思います。

ただし、同様の世界遺産を取り上げた番組について、それにクレームを入れることはいかがなものか…クレームを入れる時期という点で。2005年2月下旬では、いくら何でも遅すぎる。

すでに、NHK BS-hiで「シリーズ世界遺産100」という番組が放送されています。(放送は2004年11月 放送予定についてNHK放送総局長の記者会見内容あり)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/toptalk/s0410.html

さらに、この番組の元になっている番組制作プロジェクトについて、国外も含めて2004年8月にプレスリリースしています。
(英文のプレスリリース)
http://www.nhk.or.jp/pr/english/press/pdf/20040805.pdf
あ、ユネスコとのジョイントプロジェクトじゃないですか。
4月からの放送予定はまだ未定。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/

この時点でクレームを入れず、今頃になってクレームを入れるTBSの対応の遅さにあきれかえっております。

まあ、世界遺産に興味のある人なら、どちらもしっかりチェックして見てくれますから、クレームなどせずに両方見てね!とした方がよっぽど…というセンスは、今のTBSには無いか。
 
 
 

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