sh-katoの電子掲示板 フリートーク放送ネタから(2002年度)

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(c) 2002-2003 sh-kato

4月 5月 6月 7月 8月 9月
110度CSデジタル放送が部分開始
こんな字幕を見る羽目になるとは…
地上波デジタル 当初は視聴区域縮小
2002年4月改編ドラマざっと見
有料会員4000人突破・プラワン
視聴者参加番組の危うさ
パソコンと人との関わり方
BSデジタル279万世帯に
TBS、「筋肉番付」の放送休止
ダイエー。サンテレビ株を譲渡
フジテレビグループと京セラ 京都放送に出資
TVチャンピオン「ホットドック早食い大会」放送見送りへ
いや、見直しのはずなのですが
現在のスカパー!2の状況は。
デジタルWOWOWらしくないCMのW杯中継
「セント・ギガ」、民事再生終了
早かったなぁ…ウルトラマンコスモスの打ち切り
プロモチャンネルしか見られない?110度CS
ウルトラマンコスモスの話、その続き
2002年4月改編ドラマ回想
ようやく「みずほ」は提供復帰
BSアナログ放送の終了は、未だに未定
独立U局の存在を感じる、高校野球
NHKが絡む映画は当たらない?
今年の夏は、民放の特別編成は少ない
NHK 茨城県での地上波デジタルの県域放送実施へ
PCはごろ寝では見られない…感じ
CSのAT-X第三者割当増資
なぜこんな番組が…の答えは、自分の思いの対のニーズ
東京電力(TEPCO)の穴は大きい気がする
23時の攻防になるのか…
目新しさがないバラエティー番組
久しぶりに大きな放送事故
10月 11月 12月 1月 2月 3月
博報堂・大広・読広、新番組広告枠、共同で販売
2002年7月改編ドラマ回想
その意図がなくても…
山陰の4百貨店が共同製作のテレビCM放映へ
2002年10月改編TVドラマざっと見
110度CS普及へ、無料放送を実施
そういえば、CSであえて再放送予告が出るのは珍しい
出演者の選び方
BSデジタル普及目標「来夏に500万世帯」へ下方修正
110度CSデジタル放送って大丈夫かな?
往年のCMに戻ったらしい関西電気保安協会
2003年は低コストが番組舞台装置のテーマらしい
朝の番組が変わるんでしょうかねぇ…
うまく転がるかな?
地方局の(複数の)ドラマ制作企画 
アメリカでリアリティー番組が流行ですか…
日本のテレビ放送は今年で50年
FNSドキュメンタリー大賞は、空港拡張の悲哀
得意技を気づかないって…
報道の住み分け
ネタの枯渇が気になる番組
家電各社、地上波デジタル放送対応テレビ発売へ
新局舎に移ると、視聴率が落ちる?
日本テレビ系「電波少年」の後番組も終了
ノンフィクションの力を感じた2番組
首都圏の4UHF局が提携
だらだら〜っと見ているもの
そういえばNHKのニュースでBGMが聞こえなくなった
この春改編の「目玉」はNHK教育

注:アニメ番組の個人的な中身チェックについては、
2002年度分からは (3,4月) アニメな話-1  (6,7月)アニメな話-2 
(9,10月)アニメな話-3 (12,1月)アニメな話-4 にアップしています。
 

●2002/04/08 110度CSデジタル放送が部分開始

BSデジタルチューナーの一部でも共用利用できるようになった110度CSデジタル放送。実は、BSとCSでは偏波が右回りと左回りで異なるため、チューナーだけでなくアンテナも変えないと110度CSデジタル放送は見られません。…CSデジタル放送のプロモーションチャンネルでそんな説明をしても意味ないんじゃないかな。

それはともかく、3月より試験(無料)放送を開始したCS日テレやWOWOW PPVなどTV,ラジオ,データ放送を40チャンネル程度もつプラットワンが、4/1より有料本放送を開始しました。(一部無料放送あり)でも、見たいなぁ…と思わせるものは少なかった気がするし、プロモーションチャンネルを見ていても、そう思わせてくれなかった気がする。(有料放送で見られないチャンネルも、番組名だけのプログラムだけは見られるんですが、これもねぇ…)

4月からということですが、実は3/20からプロモーションチャンネルと一部のチャンネルでカラーバー程度の試験放送をし始めたのが、スカイパーフェクTV!2(スカパー!2)。5月より順次各チャンネルが試験放送。TV及びデータ放送で50チャンネル程度と売れ筋のチャンネルを並べた編成で、7月より本放送とのこと。こちらのプロモーションチャンネルは、こなれているだけあってそれなりに見られる感じといった印象があります。でも、まだ放送はされていません。

…ということで、アパートにあるBS/CSデジタルチューナーは、無料放送としても多少見られるチャンネルが増えたのですが、あまりお得感がないなぁ…でも、改編期のスペシャルばかりの地上波のTVもこれはこれで見るべきものが少なく、出張していて困らない状況というのは、困ったものです。
 

●2002/04/11 こんな字幕を見る羽目になるとは…

BS-i(TBS系BSデジタル放送局)が4月よりアニメ番組に限って、インターネットによる番組配信をしないように呼びかける字幕を番組の最初に流すことになりました。字幕の内容は以下のように結構長いです。

最近インターネット上への不正な利用が多発しております。番組の画像や映像を権利者の許諾なくインターネットを通じて配信、配布したりすることは法律で固く禁じられておりますのでご注意ください。

該当する番組は「ちっちゃな雪使いシュガー」「パワーストーン」「ちょびっツ」になりますが、BS-iでこれまで単独で放送された「まほろまてぃっく」も含めて、実際に配信されていたことがあるのではないかと思われます。

現在は、BSデジタル放送では有料放送(WOWOWやスターチャンネルなど)に限ってデジタル放送でのプロテクトをかけておりますが、夏頃からこのプロテクトの範囲を無料放送についても行うことになっています。そういった経緯もあり、配信しているものに対しての牽制ということもあるのでしょう。

私としては、こういった不法行為をしないように呼びかける字幕というものって、見ていてすごく「嫌な」気分になるんです。本来の映像の制作意図とは違っていて、かつ本来必要もない注意喚起なのですから。(逆に、ポケモン事件以降多くの局が表示している字幕などは、ある程度仕方ないことと思えるのですが)

このような字幕表示を放送局側の権利主張が過度になっているととらえる人もいるかもしれません。でも、そんなのどかなことをいってられないくらい、音楽以上にこれらの配信を利用して不法に利益を得る例があることがあるのですから、「管理されていない配信」は、どのような理由をつけてもそれ自体罪と言わざるを得ないと思います。こういった状況が改善されない限り、なかなか通常の放送のインターネットでの配信は二の足を踏んでしまうようにも気がしたりもしました。

●2002/04/13 地上波デジタル 当初は視聴区域縮小

日本経済新聞 2002.4.13 企業総合面

在京民放キー局は来年末にはじめる地上波デジタル放送の首都圏視聴区域について、開始当初は東京タワーから半径1キロ程度の狭い範囲に限定する計画案を来週にも総務省に提案する。
---引用終わり

多摩地区などでの既存のアナログ放送と混信するおそれがあるためですが、なんか遅らせないように対応するための苦肉の処置という風に見えますね。VHSでも1-3chと4-12chは周波数帯がそれぞれ離れていますから、関東地区民放の割り当てられている4-12chだと、アナアナ変換が結構多くなることがあるので、ある程度は納得できます。実際に来週計画をまとめるNHKは、もう少し視聴地域を拡大できる見込みのようです。

…でも、法律でわざわざデジタル放送への移行の時期を決めてしまったがために無茶をさせられて、ある銀行のシステムトラブルと同じように技術対応者にそのとばっちりを受けて混乱しなければいいのですが。当然利用者である視聴者もだまっていませんが、その規模の大きさを思うと、視聴地域を縮小してかつ時期を含めた計画の見直すこと自体、政策の失態ということにはならないと私は思うのですが。
むしろ、当初立てた計画のインプット(前提条件など)が変わっていて、それにあわせて計画を見直ししないことの方が、結果として政策の失態になるのではないかと思うのですが。(仕事上でも、そう思うことが多いもので。品質保証関係の書物で、設計開発に関するレビューについての記述では、ISO9001などに限らずインプット変更時のレビューも重視することが述べられていますから)

●2002/04/22 2002年4月改編ドラマざっと見

やはりというかなんというか…メインの登場人物にどんな俳優を当てはめるかが視聴率を決めてしまったという感じで、ドタバタしたり意外だったりするようなストーリーが期待できない「枠のしっかりした」TVドラマが、この春のドラマという感じです。

タイトルに偽りなしなのですが、そのタイトルからイメージするもの以外のものがストーリーなり登場人物から見せてもらえる可能性は、どうもなさそうな気がします。それは、何か表現したい「こだわり」のようなものが失われて、TVドラマというカテゴリの番組を作り出しているだけのように感じられてしまいます。

ただ、このあとにかけて一気に化けるかもしれませんので、まだ期待してはいるのですが…1クールという話数では4月であまり見てくれない状況だと回復するにはやはり短すぎるんじゃないかと思うので、それほど期待できないような気もします。

●2002/04/24 有料会員4000人突破・プラワン

[4月24日/日経産業新聞]

 東経110度上の衛星を使う新CS(通信衛星)デジタル放送会社、プラット・ワン(東京・港、片岡久実社長)は23日、有料会員が22日現在で4000人を突破したと発表した。同社は1日から有料放送を始めた。無料の試し視聴者も約2000人に達し、合計約6000人がプラワンの新CS放送を視聴する。

 片岡社長は「放送、課金とも順調なスタート。5月から受信機の発売も本格化し家電量販店などで110度CS関連売り場が拡大するのを期待する」と語った。
---引用終わり

この数字、多いんだか少ないんだかいまいち判断しにくいですね。そもそも、110度CSデジタル兼用のパラボラアンテナをもっていることが前提条件となりますから、かなり少ないことが想像されますし、かつBS,CS両方に対応したチューナーまたはソフトウエアバージョンアップで対応可能なチューナーをもっていることが条件になるからなぁ…。

それよりも、月1700円のパック料金で見るべきコンテンツかどうかを考えるとねぇ…まだ始まっていないスカパー!2の26チャンネル月2800円程度のパックの方がまだ魅力的だったりして。

個人的には、プロモチャンネルの何ともいえないドラマもどきが結構(この中のコンテンツでは)おもしろく感じていて、紹介されているコンテンツにはどうも食指が向かないなぁ。(巨人ファンでも、巨人情報が時間限定での情報であるG+(ジータス)に手を出すとは思えないし。電波少年的放送局も、地上波のプロモ番組で十分という感じがする)

●2002/04/29 視聴者参加番組の危うさ

電子掲示板を見ていても思うことだけど、人目に出て発言したり表現したりするプロでない一般の人って、どうも自分の思うがままにやるだけやって、あとは何もする気がないという「やりっ放し」という印象がぬぐえないなぁ。

かつての視聴者参加番組って、登場する人はそれなりにいい意味の「人から見られる」という緊張感があったし、番組収録の中でスタッフや撮影の場の雰囲気にうち解けてきても、必要以上に自分を表に出すことなく、番組をおもしろくするために協力さえしていくといったものをやっていたような気がする。

ところが、プロと呼ばれるTVに出てくるタレント自体が我を前面に押し出した発言や演技を(実は、結構計算している人もいるんですが)特にバラエティ番組などでやっているのが多くなってしまっている影響を受け、番組に登場する視聴者もそれでいいと思っているような感じがあるようです。

…かつての視聴者参加番組は、ある意味スタッフが番組を作り上げるための仕掛けをうまく行った上で、それでも素人が行ってしまう意外な部分を番組としてうまく演出していた気がします。ところが、最近はその意外な部分を狙って無理矢理演出していこうという部分が大きくなっているように感じます。それは、登場する視聴者が変わってコントロールしにくくなっているという部分もあるのでしょうけど、それにしてもこの4月改編で結構視聴者参加番組が増えてきましたねぇ…

やりっ放しの責任を持っていない毒にも薬にもならないような番組演出ばかりを見せつけられると、出演しない視聴者にも飽きが来るのが早くなりそうだし、登場する視聴者もパターン化してきてしまうようになって、結果として番組の寿命を低下させていくように感じられます。

…それくらい、番組スタッフに余裕がない状況でもあるのでしょうが。

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●2002/05/03 パソコンと人との関わり方
 

1984年度に放送したNHK特集「21世紀は警告する」の出版化したものに以下のような文があります。

 今、進行しつつあるコンピュータ化はコンピュータの大衆化をますます押し進め、日本の津津浦々にパソコン少年を増やすであろう。それは情緒欠陥児を大量に生み出すのであろうか。それとも、テクノロジーと人間的な諸価値・心のこもった友情、愛情、共感などとの間に新しいバランスが見いだされるのであろうか。
---引用終わり (21世紀は警告する4 日本放送出版協会 の 第二部 電子社会の孤独より)

パソコンというものが人型のアンドロイドのようなものであるという、かなり突拍子のない設定以外は基本的に現在の東京を舞台として話を進めるのが「ちょびっツ」というアニメです。(TBSなどで放送中)パソコンも機械というより人と変わらないような演出表現を行っていて、今のところはまだ5話程度放送された段階なので、この作品が持つテーマの一方しか表現されていない印象です。

パソコンを人として具象化するというアプローチは、パソコンと人との関わり方という部分をより顕著に見せるという意味で、私としては適切な手法だったような気がします。実際、引用文のようなものの方向性が見いだされてきているわけですし、そのテーマについて原作であるコミックスの方は言及しつつあります。

キャラクターの絵的な部分などにクセのようなものがあって取っつきにくい部分もあるのですが、この話がオチまでに描き出すものは、パソコンであるちいと主人公であり人である秀樹との関係及び周囲の人々との関係なわけです。一般的な恋愛ストーリーとは、かなり異質な話になるでしょうし、ひょっとするとパソコンと人との関わり方についての一つの方向性が見いだせるのかも…といった期待もしつつ番組を見ているのでした。

●2002/05/11 BSデジタル279万世帯に

日経産業新聞 企業1面 2002.5.10

NHKが9日発表したBSデジタル放送の普及世帯数(推定値)は四月末時点で約279万となった。(中略)普及世帯の内訳は、受信機による視聴が約122万、ケーブルテレビ経由の視聴が約157万となっている。
---引用終わり

まあ、こんなものかな?と言う数値でしょう。そんなに多くはないですが、スカパー!の加入者数よりやや少ない程度ですから、市場としてある程度はあると言ってもいいとは思います。ただし、広告媒体として考えるとやはり厳しいという感じでしょう。

ただ、東経110度CSデジタル放送のプラット・ワンは、この普及世帯数よりずいぶん少ない数(少なくとも昨年後半以降のチューナー)で加入者を確保することになるんですから、大変だと思いますね。逆に言うと、蓄積型CSデジタル放送を行うep放送が5月から7月サービス開始へ予定変更したり、スカパー!2が6月まで順次サービス放送開始、7月より本放送開始するというのは、チューナーの普及を考えると賢明な対応なのかもしれません。

さて、今後どういった形で普及していくのか、推移を見守っていきたいのですが…今のところNHK BSの視聴層はハイビジョンを見ようとしない限り移行はしなくていいし、民放のBSデジタル放送もそれほど引きつけるコンテンツがない状況ですから、あまり期待ができないように思えています。

●2002/05/14 TBS、「筋肉番付」の放送休止

[5月13日/日本経済新聞 夕刊]

 今月五日、人気番組「筋肉番付」の収録に参加した男性二人が頸椎(けいつい)損傷の重傷を負った事故を受け、TBSは十三日、十八日に予定していた同番組の放送を休止し、サッカーの特集番組に差し替えることを決めた。
---引用終わり

5/11はK1の特別編成だったので決定が先送られたということなのでしょう。それにしても、公式に休止を発表するには遅すぎるという感じがするのは、TBSの筋肉番付の番組編成に占める位置の大きさもあるのかな?(TBSの「○○の日」という局CMで5/11も「筋肉番付の日」を放送し続けたことからも、何となくうかがえます)

ヒットして他メディアでも取り上げられたり制作局の一押しでない限り、そこそこの視聴率だと編成上の都合で(提供会社が継続を要望しても)うち切ってしまったりして、多様な番組を編成するという部分に欠けている点が、ここへ来て悪影響を及ぼしていくような気がして仕方ないですね。

それにしても、いつものことながらNTVのニュースでの他局の事故に対する容赦ない報道姿勢というのは、どうもねぇ…

●2002/05/14  ダイエー。サンテレビ株を譲渡

日本経済新聞 夕刊 2002.5.14より

ダイエーが保有するサンテレビジョン(兵庫県の独立U局)の株式(約17%保有)の過半を神戸新聞社に譲渡する。時期や譲渡額は未定。
 

それでも、まだ少しとはいえ保有し続けるつもりのようですが、放送局の株主であるというメリットってどういうのがあるのかな?少なくともダイエーにはないような気がするけど。
かつては、放送局の株式を新聞社などが10%を越えて保有できないというルールがあったのですが、今やそういうこともなくなりました。
蛇足ですが、電波法では外国人等が免許を持つ法人の議決権を20%以上持つと免許取消になります。このため、放送法52条の8で株式公開している一般放送事業者が株主名簿への外国人等の登録を拒むことが出来ます。このため、たまにNTV,TBS,CXなどで現時点での株主の外国人等の割合を新聞に公告することがあります。

●2002/05/15 フジテレビグループと京セラ 京都放送に出資

日本経済新聞 2002.5.15

フジテレビジョングループと京セラは14日、経営再建中の京都放送(KBS京都)の増資に応じ、合計で約5億円を出資する方針を固めた。
---引用終わり

関西テレビ放送(KTV)が役員派遣するとのことですが、KTV自体確かCSで京都チャンネルを放送していたはず。そういった経緯もあるんじゃないでしょうか。
京セラは京都経済界の主要企業ですから、これまでの経緯からも納得はいく出資ではあります。

サンテレビとKBS京都が提携関係を結ぶ話を以前取り上げましたが、そうしたことも間接的には関連していることになるのでしょう。

●2002/05/23 TVチャンピオン「ホットドック早食い大会」放送見送りへ

夕刊各紙より

テレビ東京は、TVチャンピオンで7/11放送予定だったニューヨークで行われるホットドック早食い大会の放送を見送ることを決めました。

今後の大食い・早食いものの放送中止や再開の判断は当分様子を見る形になります。TVチャンピオンの母胎となったものは、日曜ビックスペシャルで行った大食い選手権といってもいい(そのときの司会の松本明子さんが、TVチャンピオンに継続して出ていますし)わけです。しかし、長年放送を行っていくうちに大食いは番組の一素材になってきたので、あんまり問題にはならないのかもしれません。

たぶん、大きく問題になるのはTBSの方。大食いより早食いにシフトしたのは競技性を求めていったためで、ある意味筋肉番付の影響を大きく受けたものと想像できます。その筋肉番付が問題を抱えて今放送休止状態になっていたりします。早食いでの事件にさらに追い打ちをかけていますからねぇ。

ドミノネタの最後に花火を上げたりしたばかりに、周辺住民のひんしゅくを買ってその後継続できなかったように、TBSはやめるという選択をしてしまうのか、スペシャル番組が多く編成される改編期を過ぎるまで私としては気にかかり続けることになるようです。

●2002/05/26 いや、見直しのはずなのですが

TBS筋肉番付は、新聞紙上では「打ち切り」と表現されているようです。番組自体を9月まで休止し、別番組に差し替えているんですから、普通の認識では打ち切りと解釈されて仕方ないかと思います。

実際は、次の改編期に新たな形でスポーツエンタテインメント番組を行うように検討するわけですから、番組名や表向きの編成上はなくなることになるだけで、番組シリーズを打ち切るわけではないんです。筋肉番付を完全に打ち切ると言うことは、このもととなったスペシャル編成番組であるスポーツマンNo.1決定戦(というタイトルだったはず)を打ち切ることにもつながるわけでして、あくまで見直しという解釈の方が妥当なようです。

ただ、危ない部分をはらんでいないと画面としてのおもしろみというのは半減してしまうのは実際にあるわけですからねぇ。(CXがずいぶん前に放送していたザ・ガマンで指摘を受けて危ない部分を削ってみたら、かなりつまらない番組となったらしく、いつの間にか消えてしまったという事例もありますし)

なにかにチャレンジしていくという意味では、YTVのびっくり日本新記録という例があるわけです。その番組から、根付くという部分をきちんと筋肉番付は取り込んでいたかというと、今振り返っても欠いていたのかなぁ…どちらかというと演出に重点を置いていた感じがするし。

(追加情報 2002/10/4)
改変期のスペシャル番組として、筋肉番付の母胎となった「スポーツマンNO.1決定戦」や筋肉番付のコーナーの一つであった「SASUKE2002秋」が20%前後の高視聴率を確保しました。また、タイトルを変えて10月から事実上番組内容を一新して登場するということからも、上記の書き込みは追認されたようなものかと思います。

●2002/05/31 現在のスカパー!2の状況は。

ほとんどプロモチャンネルのみという状況だった110度CSデジタル放送のもう一方のプラットフォーム スカパー!2。5月はじめよりプロモチャンネルのデータ放送もはじまってチャンネル紹介も充実し、5月中旬からはデータ放送の110(ワンテン)ポータルもはじまりました。

5月より順次放送開始とありましたが、5月中旬にようやく開局記念の番組紹介番組を連続して放送する形でフォリポTV(210ch)が放送を始めました。(6/1 0時より本格放送開始)
5/27から、アニマックス(180ch)フジテレビ721(181ch)フジテレビ739(182ch)が放送開始を行っており、現在スカパー!と同様の内容を放送中です。

6/1 0時よりTBSチャンネル(166ch)キッズステーション(167ch)ファミリー劇場(165ch)QVC(164ch)AXN(234ch)アクティブスポーツ(250ch)がテスト放送・開局(内容紹介)番組・スカパー!と同様の番組を放送し始めます。
6/1 6時からViewsic(264ch) 10時からアクティブ!スポーツ(250ch) 11時からゴルフチャンネル(211ch)BBCワールド(214ch)朝日ニュースター(215ch)CNN(216ch)が放送を開始します。

7月より課金開始なので、今のところ無料で見ることができますが、たぶんそんな余裕がある状況でないかも…

FIFAワールドカップでかなりTVの番組編成が変わっている状況の中、CSの方もこの6月はいろいろ変化が目立つことになるようです。

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●2002/06/07 デジタルWOWOWらしくないCMのW杯中継

本日地上波ではTBS系で放送されているアルゼンチン×イングランド戦は、BS-iでなくWOWOWが放送することになっているものです。結果としては地上波の放送=BSデジタルでの放送のようになっていますが、当初は地上波ではBSデジタルより放送する内容を少なくする予定だったとのこと。

それはともかく、基本的にはペイテレビでノンスクランブルの無料放送(この部分は提供をつけたりしてCMを行える)もあるWOWOW。通常の放送では、スポットでコカコーラ・ソニー・松下電器などであまりにも地上波のTVのCMとは違いすぎる印象です。ところが、6/7のFIFAワールドカップの中継では、オフィシャルスポンサーのCMがたくさん流れること…そういう意味で、めずらしいものを見せてもらったという感じです。

ちなみに、BSアナログのWOWOWは全仏オープンテニスの準決勝を中継していて、WOWOWアナログとデジタルがサイマル放送をしない(WOWOWとしては)めずらしい放送形態を行っているんです。

こんなところに目がどうしてもいってしまいますが、大学時代下宿に無理矢理BSを入れさせてワールドカップを見ることができるようになってから、なんのかんのいってもサッカー中継は見ているなぁ…

●2002/06/10 「セント・ギガ」、民事再生終了

[ZDNet/JAPAN] 2002.6.10

 衛星ラジオ放送「セント・ギガ」を運営する衛星デジタル音楽放送は6月10日、民事再生手続きが終了したと発表した。

 6月4日付けで、東京地裁が民事再生手続きの終結を決定した。

 同社は2001年7月、約8億円の負債を抱えて民事再生手続きを申請し、今年3月に再生計画が認可された。資本金を95%減資して2259万円とした上で、4000万円の第三者割当増資を実施、引き受けたワイヤービーが子会社化した。4000万円は債務免除された残りの返済に充て、債務を弁済した。
---引用終わり

意外にすんなりと債務弁済が完了したという印象でしょうか。セント・ギガのもつ音楽放送局としての価値を、他のメディアの配信で活用していくという意図があることも、この再生手続がスムーズにいったことにつながっているんでしょう。

ちなみに、BSデジタル放送でのラジオ放送ではセント・ギガだけが有料放送を行っています。110度CSデジタル放送では、プラット・ワンだけがラジオ放送 サウンドテリアを複数チャンネルにて有料放送をおこなっています。その他にも有料の音楽放送はいくつかありますから競争相手は多いわけですが…無理な投資をせずにうまくやっていって欲しいものです。(かつて契約していたのですが、その頃は採算度返しのことを結構やっていたからねぇ…)

●2002/06/15 早かったなぁ…ウルトラマンコスモスの打ち切り

asahi.com 2002.6.14

TBS系で毎日放送(MBS)と円谷プロ制作のウルトラマンコスモスが、主役の俳優の恐喝と傷害の容疑による逮捕を受けて、即日番組打ち切りを決めたとのこと。

内容や経緯は異なるので一律に語ることは無理だと思うのですが、それにしてもTBSの筋肉番付での一件と比較してしまいたくなりますし、時間的な反応の早さがある意味小気味いい印象を受けました。
まあ、それだけ判断が遅れてずるずると問題を先送りしてしまって、さらに問題が拡大した事例が多いからかもしれませんが。

せめてもの救いは、ウルトラマンシリーズ自体結構ストックがあるため、再放送して次の作品までのつなぎを行うことができ、クライアントや視聴者に必要以上の不満を持たなくてすむことでしょう。

子供向けの番組で最近いきなり放送中止になったのは、制作会社の倒産(だったと思う)によるサイボーグ・クロちゃんというアニメ番組の例があったかな。こちらも、次の番組がはじまるまでの間、再放送でつなぎましたね。
 

●2002/06/24 プロモチャンネルしか見られない?110度CS

110度CSデジタル放送は、BSデジタル放送と同じチューナーを使えるようになっているんですが、アンテナはそうはいかないんです。実は電波の状態が異なるため(具体的には右偏波と左偏波)、これまでのBSアンテナではプロモチャンネルを除き110度CSデジタル放送は受信できないのです。

さて、このことをプロモチャンネルでも時折説明しておりますが、BS/110度CSデジタルチューナー購入者のどのくらいの人が理解しているのか…たぶん知られていないと思います。先行したプラットワンでこの説明があったのは、有料放送後でしたからねぇ…スカパー!2は、当初から説明していましたが、それでも気づかれているかどうか。

ようやく、日経BP社の日経ニューメディアがそのことを取り上げ、ITproサイトにもその記事概要を載せたのですが…記事にあるように普及の阻害要因に明らかになる内容だけあって、どう早急に処置するのか気にかかります。
 

●2002/06/25 ウルトラマンコスモスの話、その続き

いきなり打ち切りとなりました「ウルトラマンコスモス」。夏休み向けに公開を予定していた映画の方は、主演俳優の部分を大幅にカットして、ストーリーの変更や追加撮影も検討し、予定通りに公開するとのこと。
それと、打ち切り後の放送枠の方は、ウルトラマンコスモス総集編で対応することになりました。

子供向けの作品である程度作品としての評価がよいと、このような形になっていくんでしょうね。かつてのポケットモンスターの一件を思い出した次第であります。

(2002/07/10 追加情報として、主演俳優の不起訴処分により、未放送部分の放映検討中と映画公開はカットすることなく公開の方向であるとのこと。判断が拙速であったという意見もあるが、こればかりは何ともいえないです)
 

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●2002/07/15 2002年4月改編ドラマ回想

これほど語る言葉のないドラマがならんだというのも珍しいといいたいです。こういった凶作ともいえる状況は、これっきりにして欲しいと思う次第です。

まず、ドラマのタイトルが思い浮かばない。あまりにも素材(出演者・脚本・設定)通りのドラマで、過去の作品との違いを感じられる作品がほとんどなかったと言い切っていいでしょう。

ごくせん(NTV 水 22:00)が良く見えたのは、スタンダードなTVドラマの演出を提供し、かつちょっとした意外さが見え、登場人物が現実に存在し得ないということをうまく活用しただけであります。それゆえ、最終話こそ飛び抜けましたが、それ以外は安定した視聴率の確保にとどまっています。

空から降る一億の星(CX 月 21:00)は、素材などからの視聴者の期待を見事に制作側が裏切ったということで、記憶に残るドラマになってしまいました。大風呂敷を広げてリセットボタンを押して終わっちゃったと思われる内容は、エンタテインメントとしての「気持ちよくだます」とか「仮想現実に持ち込む」といった基本を表現できなかったことですから、どんな言い訳をしても正当化できないでしょう。これは、明らかに作り手の責任と言わざるを得ません。

これで、ますます海外ドラマやNHKのドラマが(それほど質的変化がないのに)良く見えてしまうというのは、日本の映像コンテンツの状況としてはゆゆしき問題なのですが…

●2002/07/19 ようやく「みずほ」は提供復帰

TX 金 22:00の「芸術に恋して!」は、プライムタイムでは珍しくなった1社買い切り提供の番組です。確か昨年秋からの番組でしたが、4月から長いこと番組宣伝と公共広告機構のCMで埋めておりましたが、ようやく「みずほフィナンシャルグループ」が提供として復帰してきました。

でも、目新しいCMが作られているわけではなく、3月まで流していたCMをちょっと修正した程度にとどまっているようでして、勢いをそがれるというのはこういうことなんだなぁ…ということを感じた次第です。

●2002/07/24 BSアナログ放送の終了は、未だに未定

BSアナログ放送は、現在NHK BS1,BS2,Hi-VisionとWOWOW,St.GiGaが行っております。利用している衛星の設計寿命から遅くとも2007年には終了することになることは、推測できるのです。ですから、総務省の衛星放送のあり方に関する検討会が最近発表した中間報告に打ち切り時期が提示されるかと思ったら、先送りされた格好になってしまったんです。

どうしてこういった風になるかというと、打ち切った後の対応が大変であるということなんでしょう。これまで受信できたのに、ある日突然(ではないのですが…その人にとってはそうとるわけです)受信できなくなって、チューナーを新たに買わなきゃいけないとなったら、どういう反応をしてくるのか…想像できるというものです。受信世帯数がある程度限定されているBSでこういった形でちゅうちょしているですから、事実上すべての世帯を対象とする地上波デジタル放送への移行では、どうなるのでしょうか。

まあ、こういった話が新聞・雑誌やウェブなどのメディアでは登場するのですが、肝心のTVなどの放送メディアなどではニュースですらさらりと登場するだけでこの問題に消極的すぎていることが、より一層この問題を埋没させているように感じられるのですが。

●2002/07/26 独立U局の存在を感じる、高校野球

かなり多くの県ではNHKが高校野球の県予選の中継をしています。しかし、関東・中京・近畿広域圏ではNHKはテレビの免許を各広域圏で2つ(総合・教育)しか持っていないため、高校野球の県予選中継は決勝に限られるとのこと。

関東広域圏などには各県ごとに独立U局が存在していまして、この時期は県予選の中継をかなりの試合フォローしている形になります。この中継放送というのが日中にもかかわらず結構見ているようでして、かつスポンサーも地元企業を中心に結構入るんですね。局によっては番組内のテロップによるCMまで登場するくらいです。(がんばれ○○ △△ のように、企業名が出てくるといったものです)

公営レース中継や独立U局共同制作の番組など、ネット局にない編成で努力をしている独立U局ですが、やはり地元で注目を集めるコンテンツでは確実に注目を集めるんでしょうね。また、独自編成ということによって県域を飛び越えて視聴する例も結構あるとのこと。そういった意味で、独立U局が地上波デジタル放送で同一のチャンネルを割り当てるということは問題あるんじゃないかなぁ…と思ったのであります。(チューナーの地域設定を変えれば見られないこともないんですけど)

それと、NHKは地上波デジタル放送で関東広域圏での県域ごとのコード区分による放送免許を求めているとのこと。災害放送などを理由に実現を求めていますが、独立U局は県域ニュースなどへのNHKの進出となるわけですから問題視しているんじゃないでしょうかねぇ…高校野球の県大会中継の事実上の独占もなくなってしまうわけですし。

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●2002/08/06 NHKが絡む映画は当たらない?

過去振り返ってみると、NHKの番組から映画化したものというのは、ことごとく興行的に(予想されたものより)不発だったような気がします。すずらん、おしん、夢千代日記、プロジェクトX、おじゃる丸、ふしぎの海のナディア、のど自慢…ここまで多いとねぇ。

NHKの番組で取り上げられた映画作品というのも、結構日本では興行的にこけているような気がするんです。スターウォーズepisode1、アポロ13、スチュワートリトル…やはりNHKにメイキングのような番組提供をしてはいけないのかも。

その例外ともいえる近年の作品が「カードキャプターさくら」。最初の映画公開は夏にはじまったのに、次々と地方での興行が続いていって、翌年1月まで続いたんじゃないかな。よっぽど嬉しかったんでしょう。この夏のアニメ特選(BS2午前に編成)でも、8/8と8/9に2度目の放送をするんですから。

そういえば、「ふたり」という映画とTV番組の両方を前提とした作品がありました。NHKではこどもパビリオンという45分枠の番組で2話ものとして放送。映画は2時間を超える作品ですからねぇ…興行的には思わしくなかったようですし、放送も金曜20時ということで気づかれなかった方も多かったようですが…大林宣彦監督の尾道三部作としてなら、知っている方も多いかと思います。

とりとめのない話になりましたが、NHKという組織が持つ得手不得手というのがなんとなくこうやってみると見えてくるような感じもしました。

●2002/08/09 今年の夏は、民放の特別編成は少ない

今年(2002年)は、FIFA World Cup(TM)で6月ずっと特別編成で番組を放送していたからでしょうか。この夏の特別編成の番組というのは、思いの外少ないです。毎年恒例となっている編成番組はきちんと放送されているのですが、通常の番組編成を休止して行う特別番組というのが、減っているような感じです。

特別編成の番組だと、クライアントを新たに集める必要があるが、不景気だから集まらないということもあるんでしょう。でも、6月で十分進行上のマージンをはかったし、そもそも夏の時期は視聴率が低下するから不用意に別のことをする必要はないということの方が、減った主の理由かもしれません。

●2002/08/09 NHK 茨城県での地上波デジタルの県域放送実施へ

8/7の電波監理審議会(総務省の諮問機関)で、TV民営局のない唯一の県である茨城県について、NHKに対して県域での地上波デジタルTV放送を行うようにするという諮問が認められたとのこと。

近畿・中京広域圏では、各県ごとにTVとラジオを放送する放送局が存在していて、関東広域圏ではTVのみが神奈川・千葉・埼玉・群馬、AMラジオのみが栃木と茨城という状況だったんです。数年前にとちぎテレビが開局したため、茨城県が県域で民放TV局がない唯一の県となってしまいました。

こういった経緯もありまして、あっさり諮問が承認されたわけですが、広域圏の他県でNHKに県域放送を認めるかどうかの方はそうはいかないんだろうなぁ…地上波デジタルがらみの話で数少ないもめない内容だったようです。

それと、とちぎテレビ設立では出資がなかなか集まらなかったということもあって、いまさら茨城県に民放TV局の設立を認めるというのも現実的でないからね。(地上波デジタルを前提にしないと倍以上のコストがかかることになるし)

●2002/08/09 PCはごろ寝では見られない…感じ

TVというのは、ながら視聴というのがあるくらいごろ寝をしていて見るというのに適したメディアということがいえるかと思うんです。
選択するチャンネルをリモコンなどで選択すれば、お手軽に番組という映像ソフトを見ることができるんですから。購入したビデオソフトにしても、プレーヤーに入れてしまえば見られるんですから、そう面倒なことはありません。画面も適度に大きく、映像が乱れたり見られなくなるというのもないわけではないのですが、一時的なことで済みますね。

PCで映像(動画)コンテンツを見ようとすると、思いの外手間がかかるんですね。それとディスプレイに近づいて見るのが一般的なので、ながらという感じとはちょっと違う印象なんです。画面が若干小さいものもありますし、ディスプレイ自体TVよりシャープに表示できるがゆえにアラが目立つ感じがします。

データの速度など通信・表示の機能の方で、TVからネットワークのブロードバンド化によって動画コンテンツはTVからネットに動くという話があったと記憶しております。しかし、やはりPCの使い勝手とTVの使い勝手の違いという部分を考えると、類似した動画コンテンツを提供するのであれば、べつにPCで積極的に見る必要を感じないというふうに思うのですが。伝送路は、ワイヤードのインターネットのブロードバンド化したもので、それを見るのはこれまでのTVということでいいと思うんですが…

強いてブロードバンド化によってPCでのメリットがあるコンテンツをあげるとすると、車の運転時のように操作をしながら聴くラジオのような音声コンテンツだと使えると思うのですが。
 
 

●2002/08/22 CSのAT-X第三者割当増資

日本経済新聞 2002.8.22

テレビ東京系でCS(通信衛星)放送のアニメ専門チャンネルを運営するエー・ティー・エックス(AT-X)は21日、15日付で第三者割当増資実施し8億5千万円を調達したと発表した。テレビ東京など既存株主5社のほかにスカイパーフェクト・コミュニケーションズ、文化放送の二社が増資に応じた。
---引用終わり

確か、スカイパーフェクTVでAT-Xは他のアニメメインチャンネル(アニマックス、キッズステーションなど)より高めの料金設定ではあるものの、それなりに加入者を確保しているからね。特に関東地区以外ではTXのアニメが見られるチャンネルとして重宝しているようですし。
そういえば、AT-X単独で一時関東地区の深夜枠のアニメの提供をしていたのが、スカイパーフェクTVに8月から提供が変わったのは、この影響かな。

●2002/08/31 なぜこんな番組が…の答えは、自分の思いの対のニーズ

テレビ番組についての電子掲示板を見ると「なんでこんな番組が支持される?」という書き込みを頻繁に見かけます。そういった書き込みでのその人にとっての「つまらない」とされる内容を読んでみると、その多くが「支持されている部分」について言及していたりするものだったりするんです。

たとえば、’北の国から’のように日常の会話を自然に当たり前のように演じているのを逆に不自然に感じて違和感をおぼえるというコメントがあるのです。この場合、その番組が最初に存在した頃はずいぶん前ですし、それが通常のTVドラマの有り様で今は逆にそういったドラマがほとんどなくなっているがゆえに過去・現在に連なる多くの視聴者のニーズに適合し、支持を獲得しているわけです。そのコメントでは、支持している人の意見を聞きたいですと書いていましたが、その中に表現されていますからあえて書く人というのはなかなか存在しないようです。

どんな形にせよ、ある番組を見るということは偶然にせよ番組に何らかの興味を持ってみることであるわけです。そのため、知らず知らずのうちにその番組についての中心となる表現している部分を受け取っていて、それが自分のニーズに合わないと「なんでこんな…」となるようです。それは結果として、その番組が支持されている場合は支持されているニーズそのものを表現していることになっているのですが、やはり気に入らないものではそう受け取れないもののようです。このようなことが、テレビ番組をはじめとするエンタテインメント系の評価を難しくするようです。

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●2002/09/02 東京電力(TEPCO)の穴は大きい気がする

企業が不祥事を起こすと、たいがい放送などの広告提供を降りてしまいます。そこで穴埋めのために、公共広告機構(AC)や日本広告審査機構(JARO)のCMをたくさん見ることになります。関東地区では独立U局以外ではなかなかお目にかかれないACやJAROのCMが、こういったことがあると比較的見かけやすくなります。

食品はTV広告のかなり上位ですし、スポット(番組の合間)・タイム(提供番組)両方で見かけるので結構目立つんですが、やはりスポットの比率が大きいので注意しないと気づきにくいんです。

ところが、電力会社というのは天気予報やニュースなどの比較的高額なタイム広告の得意先ですし、さらに一社提供番組も持っていて、スポットもそれなりに多いので本当にポッカリと穴が空くんですね。(でも、プライムタイムの広告はほとんどないので社会人は気づきにくいんですが)TEPCOのCMを見かけなくなって数日経ちますが、穴の大きさをひしと感じるんですね。

ああ、でんこちゃんが見られないのが痛い…なんてね。TEPCOインフォメーションという情報提供を主とした60秒CMもなくなりましたから、番組によっては時間が余ること…

所さんの目がテン!(NTV 日 7:00)は、各電力会社と電気事業連合会の提供番組でして、放送日時は異なりますが全国で見られます。当然関東地区はTEPCOが提供ですが、9/1放送ではACのCMに差し替えられ、中CMの電気事業連合会のCMも原子力発電についてのコメントがないものに差し替えられるというなんか違和感ある状態になっていましたね。

蛇足で、
パパイヤ鈴木さんが登場してPETボトルのリサイクルの説明をするCMは、ACと表記されているが実はNHK製。NHKとACの交流CMでして、ACのCMもNHKで流れることが期間限定であるんです。(確か、5年ほど続いている)TEPCOの穴埋めのため、NHK製のCMが民放でもたくさん見かけるようにもなっていたりします。

●2002/09/03 23時の攻防になるのか…

数年前にCXが23時台にバラエティ番組を持ち込み、今年の4月にNHKが帯ドラマとバラエティ番組を持ってきた状況ですが、10月改編ではNTVもニュース枠を30分繰り下げバラエティー枠を新設するとのこと。

かつては深夜枠といわれた23時台も、視聴率が見込める準プライムタイム的なものになってきたのでしょう。それがいいことかどうかはともかく、明らかに23時台も視聴率競争の主戦場の一つになったと言っていいでしょう。

でも、テレビを含めて画面を見てエンタテインメントに興ずる時間というのは平日では限られているわけですし、プライムタイムの視聴率もそれほどいい状況とは思えないのです。それでも、視聴習慣の変化にあわせて、芽がありそうなところで競争をしていくことが、結果として資源の枯渇につながらなければいいのですが…

●2002/09/18 目新しさがないバラエティー番組

今年の4月改編で出た新番組のなかで、バラエティー番組は比較的9月での打ちきりになった例が多かったような印象があります。まず、当初のコンセプトにこだわりすぎたか、他の類似の番組との差別化が図れなかったのか、当初の狙った視聴層を取り込むのに失敗した様子が、5月頃のあわてたような番組内容変更からうかがえます。
バラエティー番組は定着に時間がかかるのである程度様子を見る必要があるとはいいますが…その後も手を変え品を変えているのですが、やはり最初に掛け違えたものは戻れなかったように見えました。

また、当初から批判の俎上(そじょう)にのぼってしまうように、放送する時間枠の視聴者に受け入れられにくい素材を持ち込んでしまったり、素材に対して必要以上ないし不適切な演出をしてしまった例も、少なからずあったようです。

「素人」「楽屋落ち」「きわどい企画」「戸外ロケ中心」というパターンばかりで、編集以降の作業で何とかおもしろそうなように見せるという、狙ってみて結果として意外性でおもしろいという偶然とは異なるおもしろさを追ってしまっているようです。一種のキャラクター依存傾向が、バラエティー番組でも出ているように感じられます。

新たなタレントの登場もあるのですが、あるポジションにいたタレントの置き換えという程度で、私としては目新しさがあるとは感じられなかったような気がします。(むしろ、バラエティー番組以外での活躍で魅力が感じられるんですけどねぇ)

困ったことに、そのバラエティー番組の置き換えもまた似たようなコンセプトのものが続いてしまっているようでして…この秋の改編も期待薄かな?というのが私の読みです。(いっそ、この読みは外れてほしい)
 

●2002/09/23 久しぶりに大きな放送事故

NHKの朝の連続ドラマ「さくら」で、9/21 8:15からNHK総合で放送した分が本来の149回でなく150回の放送を行ったとのこと。こういった送出システム上の問題で1番組まるまんまというのは相当珍しい放送事故ということがいえるでしょう。放送テープを取り違えたということですが、BS2やhi-visionについては送出システムがサイマル(同時)放送でないため(7:30に放送)異なっていて、影響はなし。

すぐに視聴者が気づかなかった旨の記事となっているのは、連続ドラマであるからなんでしょうね。あまり一気にストーリーが進まず、1話抜けてもあまり影響なく次の話がみられるようになっているからのようです。そのため、放送話の表示があるオープニングではなく本編最後に画面とナレーションの「See you next week」とそのあとの次週予告ですから、これが月-木だったら気づかれにくかったのでは…

「あってはならない」といっても、人が介在する限りこれは0にすることは不可能ですからねぇ…よりにもよってよく見られている番組でですが、連続ものの場合はそもそもその誤る率が高いですから。それにそういったミスは番組を選びませんし。

気づかれていないことが多いのですが、ここまでのものはともかく放送事故というのは結構多いんです。ただし、消えものであるということとそれが事故であるかどうか(常に番組表などみているわけでないし、CM送出など視聴者に分かるわけでないので)気づかないことがほとんどのようです。

(追加の情報)
では、過去にNHKがこのような大きな放送事故を起こしたことがないかというと、あるんですね。ずいぶんむかし、総合テレビ 21時に「ニュースセンター9時」という番組の途中で、コンピューターシステムを導入した送出システムのプログラムバグなどが理由(だったと思う)で、放送終了時に流れるビデオ(日章旗がはためいているあの映像)を流してしまったんです。
これについては、放送に関する歴史を書いている本のいくつかで詳細が書かれているので、図書館などで探してみてください。この当時の処分は相当のものだったようですが、今回の処分については報道をされていますが、あの程度の内容で妥当だと私は思います。

「さくら」つながりで、「カードキャプターさくら」でもBS2での本放送時に音声の一部がとぎれるという放送事故があったんです。ただ、この件はファンなどの間ではいろいろな憶測を呼ぶことになって、ネット上で盛り上がった程度に収まったようですが。

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●2002/10/02 博報堂・大広・読広、新番組広告枠、共同で販売

10月1日/日経産業新聞

 博報堂、大広、読売広告社は三十日、フジテレビで十月にスタートする番組「子育てれび」の広告枠を共同で販売したと発表した。三社が昨年十月に合意した業務提携に基づく事業で、今春の雑誌に続く広告枠の共同販売となる。
---引用終わり

広告代理店のTV広告に対する役割というのは、枠の確保というだけではなく番組企画まで含めたものでないとエージェンシーとしての特化がはかれないのではないかと思うんです。そういう意味で、この共同販売という動きというのは、多様な広告主確保への連携という部分より、枠の共同確保という印象しか感じられませんでした。

最小の費用で最大の宣伝効果をクライアント(広告主)は求めているのに、エージェンシーは枠の確保に奔走しているということでは、果たして顧客満足が果たせるのか。ひょっとするとエージェンシーの顧客はTVなどの媒体そのものになってしまっているように思えてなりません。

●2002/10/03 2002年7月改編ドラマ回想

「ざっと見」を書き忘れるくらいの状況でして…それほど厳しい状況だったんです。

上位グループである「ランチの女王」「ナースのお仕事4」は、ある意味定番で安定してた内容ですから、可もなく不可もなくという感じで収まっています。もともと呼び込めるであろう視聴層の大半をしっかりつかんだ程度で、他の視聴層への拡大はほとんどなかったと言っていいでしょう。この辺は、「ショムニファイナル」や「太陽の季節」にも同様のことがいえます。

「天体観測」「恋愛偏差値」「サトラレ」は、丁寧なストーリー構成や演出に支えられ、後半にかけてしっかりと(本来あるべき)視聴層を確保したようですが、そこにとどまった形。もう一段キャッチとなるものを創り出す部分に欠いていて、これが現状のTVドラマの問題点ともいえると思います。

題材や演出に特徴を付けた作品というのは、総じてプライムタイムなどで確保すべき視聴率のラインを下回るという結果に終わったようです。分かりやすくかつ多少惑わす程度の伏線を張っていくという前提が、1週間の開くドラマではつかむ上で必須なのですが、それが見えづらかった点は反省すべきではないかと思うのです。

さて、今期のドラマを1年後も覚えているかどうか…最近視聴率はある程度取れても記憶に残るドラマが出てこないという状況に、やはり危惧の念を感じざるを得ません。

●2002/10/27 その意図がなくても…

報道という名の下にインタビューを行って、かつ特別番組を編成して行うということでは、どうしても「広く伝える」という部分そのものが問題とされることがあるのではないでしょうか。確かに、真相解明をしていくという報道の使命は重要かもしれませんが、交渉事となっていてその当事者としての責任を持っていない立場で公表することは、どうしても公表させる当事者側の意図を色濃く反映せざるを得なくなるという部分を考えなければいけないでしょう。

さて、フジテレビ・朝日新聞・毎日新聞が行った一連のインタビュー報道がそこまでの配慮をしていたかというと、(特に属性からTVメディアは)どうも真相解明の方に重きを置いてしまった感が否めないという印象を持ちました。さらに、事件の発生後の経過の最近の状況しか知ることができない被害者の娘さんを持ち出して、果たして本当の意味の真相解明に近づけると思っていたら、それは当初の意図から外れていてキャッチィなキャラクターを出して話させる一種の芸能ニュースに近いものという認識をすべきではないでしょうか。

内容よりも、加工度なくほぼそのままの形でTVメディアが報道すること。そのことが意図に反する報道になったことも、今後の報道を考える上で再考すべきことではないかとも思いました。

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●2002/11/06 山陰の4百貨店が共同製作のテレビCM放映へ

日本経済新聞 地方経済面 2002.11.2

 「ギフトは百貨店で」。鳥取大丸(鳥取市)、高島屋米子店(鳥取県米子市)、米子しんまち天満屋(同)、一畑百貨店(松江市)の山陰4百貨店は25日、初めて共同製作したテレビCMの放映を始める。クリスマスや歳暮期のギフト販売が量販店などに広がっており、百貨店のイメージアップを図って顧客を取り戻す作戦だ。
---引用終わり

 お歳暮といえばデパートという状況ではずいぶん前からなくなりつつある状況ですし、スーパーやコンビニなどがお歳暮やクリスマスなどのギフト販売を低価格化や利便性を武器に進めている現状ですからねぇ…TV?CMというマス広告は比較的費用がかかりますから共同した方が適切ですし、1ヶ月程度という限定だからできる技ともいえそうです。

それと、関東・中京・関西を除き県域放送が基本ではありますが、岡山・香川と鳥取・島根は両県あわせて一つの放送エリアとなっているため、こういった共同戦線を張ったCM放映が可能であるともいえます。

●2002/11/06 2002年10月改編TVドラマざっと見

本当に厳しい状況と言うしかないでしょう。

おとうさん(TBS 日 21:00)が連続もののTVドラマのトップですが、これすら20%の大台に乗せることができませんでした。そもそも、主人公も含めて主要登場人物がほとんど印象に残らない形であり、前作とこの枠が持つ安定した視聴者層に支えられた形にとどまってしまっています。
ホーム&アウェイ(CX 月 21:00)は、たどり着かないと言うことを繰り返していく仕掛けそのものに凝りすぎて、翻弄される主人公やそれと関わる人たちの輪郭がぼやけてしまっているような気がします。

登場人物の輪郭がはっきりしないということは、物語を見る上での視点の原点となる人や感情移入していく人というものを設定することができないことにつながります。そうすると、上っ面の話や演じる人ばかりに目が奪われてしまって、そういった部分の好みでそのドラマを見るかどうかが決まってしまいます。そういった部分以外での視聴層を取り込むのを前提としているプライムタイムでの番組としては、今期のTVドラマはいずれもその目標にたどり着けないのではないかと、思えてなりません。

●2002/11/15 110度CS普及へ、無料放送を実施

[11月14日/日経産業新聞]

一一〇度CSデジタル放送普及促進協議会は十三日、年末に向け無料放送などの普及キャンペーンを実施すると発表した。今春始まった同放送は加入者が伸び悩んでおり、運営三社が連携して認知度向上をめざす。
---引用終わり

まあ、スカパー!2ですら認知されているかどうか…プラワンやepなどはもっと知らない人が多いと思います。そもそも、110度CSデジタル放送を見られるチューナーってどれくらいで回っているんでしょうかねぇ…TBSチャンネルがスカパー!の方でも放送することになったというし。
とにかく、別のボタンを押さないと見られないという時点でハンデになっていると思うんですが。

そうそう。110度CSデジタル放送メリットをようやく見つけました。スカパー!用のパラボラよりも大きめのアンテナの品揃えがあるので、降雨時見られなくなる可能性が多少少なくなるんです。

●2002/11/22 そういえば、CSであえて再放送予告が出るのは珍しい

ようやくCSに加入してしばらく経ちますが、契約上の都合や中継などができなくなることによる番組休止や放送時間変更などは出ることはあるようですが、あえて予定外の再放送予告を番組の最後に出る例は見られないと思っていたんです。
ところが、キッズステーションの動画大陸という2つの約15分作品をあわせた枠の第2話で見ることになったんですね。理由は、CSデジタルチューナーはEPG(電子番組表)を用いて録画・視聴予約するんですが、EPGではこの枠はしっかり別々の15分番組となっていたのです。ところが、その15分の区切りのまえから(あとからはじまる)番組のアバンタイトルがはじまってしまったんですね。

たぶん、そういうことで本来再放送をすぐにはしないはずのこの枠の番組を(後の方だけですが)再放送する予告が出たということのようです。

本来はEPGにすることで、放送時間が変更してもきちんと番組を録画・視聴できるようになるんですが、まあこういうこともあるということで。

●2002/11/26 出演者の選び方

よくよく考えてみると、プライムタイムで放送されるドラマのほとんどは、脚本や企画が決まるのとほぼ同時に主要な登場人物の出演者が決まっているようです。ところが、TVドラマでもそれ以外の時間帯のものやTVアニメの声の出演者というのは、ほとんどが(形式的なものもあるかもしれませんが)オーディションを行って決めていくという形になっているとのこと。

どちらがいいとは企画された内容によっても異なるからいえないと思うのですが、たくさんの選択肢の中から選んでみたものというのは、それだけ変わる可能性を持ちうるわけです。また出演者を選ぶ際に比較することは、予想通りという結果で決まったとしても、企画の持つイメージを制作側がふくらませることにもつながるのかもしれません。

出演者そのものの力に頼ったものから逃れるための一つの在り方として、出演者の選び方を見直してみることも必要ではないのかと思ったのでした。

●2002/11/29 BSデジタル普及目標「来夏に500万世帯」へ下方修正

asahi.com 2002.11.29

NHK、民放BS、メーカーなどで組織するBSデジタル放送推進協会は29日(中略)デジタル放送の普及見通しに触れ、「当初の目標だった1千日・1千万世帯という旗印は掲げ続けるが、当面の目標を来夏までに500万世帯とする」と事実上の下方修正をした。NHKの調査によると、今年10月末現在でBSデジタル放送の普及世帯数は約336万。
---引用終わり

アナログBSで試験放送から始まった頃から数年の普及のペースを考えると、コンテンツとしての差異による魅力をあまり感じない状況では予想の範囲内というところかと思います。
とにかく、報道機関として適用しているマスメディア集中排除対応による別会社化が、地上波やCSよりも著作権上の制約をまねいています。さりとて高コストのためハイビジョンに特化するわけにもいかない状況では、チャンネル数が増えても(総合放送であるがゆえに)見たい番組がないということにつながっているように感じられます。

そうはいっても、黎明期ゆえに興味深い番組も作られているわけなんですが…見てもらえなければ仕方がない話でもあるんです。それと、そういった番組はやはり現在の地上波の放送のような洗練された一般ウケするものではない(かつての深夜枠の番組のような)部分をもっていますから、これからの普及は大変なものが予想されます。

まあ、BSアナログ放送終了すれば一気に普及しますけど、それで解決するのではあまりに意味のないことだともいえると思いますので、何とか自力で普及させて欲しいものです。

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●2002/12/12 110度CSデジタル放送って大丈夫かな?
 

Nikkei Net ITニュース の 日替わりコラム に、東経110度CS放送についての話が書いてありました。そこに、「東経110度CS放送の加入者数は、放送開始後半年を経ても4万件に達しない状況にある」と書いてあるんですね。

その数少ない加入者の一人ではあるんですが、予想されたとはいえ、この状況は大変なことのようで…スカパー!とサイマル放送しているにしても諸経費として年間1.5億円ほどかかるからなぁ。さらに制作・番組購入だって相当の金額がかかるわけですから。(さすがに、地上波のプライムタイムのように1番組1回数千万円といったものにはなりませんが)

それゆえ、BSアナログ放送が2011年まで継続するということになるということは、現在1500万件もの視聴世帯がやってくる時期が遅れることになり、耐えしのぐ期間が長引くということになるんでしょう。

それにしても、技術的に対応できるからということで事業として見込みがあるかどうかをあんまり考えないで進めたのがデジタル放送全般に見えるのは、気のせいかな?

また、スカパー!を捨ててプラット・ワンに移行したNNN24やBSデジタル放送で行えたペイ・パービューをプラット・ワンで行うことにしたWOWOW PPVの選択が適切だったのかなぁ…ということも気にかかるのでありました。確か、110度だけのつもりがスカパー!にも放送するようになった(と思うのですが)TBSチャンネルみたいなものもありますし。

●2002/12/15 往年のCMに戻ったらしい関西電気保安協会

確かここ数年は、他の電気保安協会と同じようなスタンダードな告知CMになってしまっていた関西電気保安協会のCM。久しぶりに見かけたら…電気室のドアから虫らしい足や触覚がでてきて、棒読みのおじさんが「保安チョップ」「保安キック」とアクションしているんですね。

いやいや。朝っぱらから笑い転げてしまいましたよ。

そういうものもあるけれど、関西らしいと思わせるオリジナリティーのあるCMを最近見えてこない状況自体は、それほど変わっていないようではありますが。

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●2003/01/02 2003年は低コストが番組舞台装置のテーマらしい

NHK紅白歌合戦は、NHKグループが放送業界全体に対して提示するプレゼンテーションという意味合いがあるようです。ここで使われた番組演出の多くが、翌年の民放を含めた番組の多くで使われているようですし、そういう意味でも高視聴率の確保とは別な意味で重要な位置づけにあると考えた方がいいようです。
なにせ、NHK年鑑でも演出・技術などその詳細が記載されているくらいですから。

そういう意味でいうと、今回は「低コスト」で見栄えがある舞台装置というのが目につきましたね。同じ舞台装置で電飾やディスプレイ上の映像で出演者ごとにメリハリをつけたり、中継を利用したり人がたくさん登場する幕間(まくあい)のコーナーを極力絞ったりしていましたからねぇ…

出演者の登場のさせ方や人選も、映える人を適正に選んでうまく配分していますが、やはり食い足りない部分を感じる人もいたような気がします。

ただ、総合的に並べることでコストを結果として低下させていて、でもそれなりに演出上の成果を上げている部分は評価すべきでしょう。逆にいうと、そうでない番組が「おせち番組」と揶揄される年末年始の番組の状況が、通常の番組にも波及していることが今年も継続するのかも…と危惧せざるを得ないのでしょうか。

●2003/01/14 朝の番組が変わるんでしょうかねぇ…

そろそろ4月の春改編の話がのぼってくる頃ですが、もうその手の情報がのぼってきております。
TBSおはようグッディが早々とメインキャスター降板ということのようです。この話の商店は、やはり後釜が決まるかどうかですが…局内すら嫌がっている状況じゃねぇ…
NTVズームインsuperも福沢アナを降板させるという話があるようで…新局舎に移ると視聴率が低下するということの布石の一つにならなきゃいいのですが。
CX,TX,NHKは大幅に変える話が出てこないようですし、ANBも結局元に戻しちゃった感じですが、それでも変わりそうな朝になるようです。

●2003/01/18 うまく転がるかな?

TVドラマに期待できても1つ程度という状況が長いなぁ…

美女か野獣(CX木22:00)は、主役のキャラの立て方や話のもっていき方が強引で結構アラがあるけど、見られるなぁ…という印象を持ちました。
1/16放送の第2話は、報道と(放送局の)経営陣の描き方、報道デスクや放送時の絵的な部分以外の違和感など、個人的にはつっこみ放題の内容なのですが、一旦放送しないことになったネタをいろんな出来事を経て放送し、結果としていい方向に話が転がるという(分かり切ったストーリーであるのですが)きちんと見る側に引っかかりを持たせて演出していました。

CXはここ数年いろいろと試行錯誤して、ようやく昨年後半から問題点の把握ができているような取り組みであるようです。が、まだこのように部分的に成果の端緒がでてきているような状況ではあります。(まだ小手先なTBSや問題点すら分かっていないNTVよりずいぶんいい状況なんです)

さて、こういったセオリーを見直した普遍的なテーマのドラマが、うまく転がってくれればいいのですが…つい期待してしまいたくなるのでした。

追加(2003.1.27):GOOD LUCK!(TBS日21:00)も、やはり多少ストーリー構成がパターン化しているといったアラがあるものの、キャラを立てる演出としては、しっかり引っかかりを持たせて見せています。そして結果として視聴率にも現れています。継続して魅力的な「出来事」が仕掛けられるかが今後の鍵になりますが、少なくとも(CXが同じ主役を使ったドラマのように)最終話で失望してしまうことはなさそうです。これもまた、私としては期待したくなるのでした。

●2003/01/26 地方局の(複数の)ドラマ制作企画

北海道文化放送(uhb)の開局30周年記念で「ノースポイント」という4つのドラマ制作企画があります。
4つのドラマは1話もの3つと3話にわけたもの1つで、この1?3月に放送する予定です。実は、本日(1/26)16:05からCX系で放送した「つばさ」は、その企画の最初のドラマにあたるんです。残念ながら全国放送はこれ1つのみの予定です。(もし他のシリーズも見たいと思ったら、uhbを受信してみるかビデオ化(確かバンダイビジュアルのはず)を待つことになります)

TVドラマという形ですが、今回制作されるものは映画監督が監督を務め、ロケーションを中心としたフィルムによる映像作りです。記念制作ドラマにありがちの1本のみで妙に背伸びした作品ではなく、むしろ地元を意識して今後もこういった形のドラマを作れるのではないかという期待を、ついしてしまいます。
「つばさ」は、ストーリーは新聞のラテ欄の番組内容にあるように、それほど込み入った話でなく、ストーリー構成で楽しむというものではありませんでした。それでも、映像としての見せ方はきれいでしっかり印象に残る作り方をしています。何度も見たいドラマが求められている中で、一度見てその印象を持ち続けたいという、そんなドラマでした。

在阪・在名の局や独立U局の中では、ドラマを自ら制作し放送する機会がありますが、ネット局の多くはその機会が自社ですらほとんどない状況です。TBS系の日曜劇場という枠は1話完結を基本としていたため、かつて地方局でも制作・放映の機会が与えられていました。HBC「うちのホンカン」のような作品も出たが、それもいつの間にかなくなってしまいました。

こういった地方局の挑戦的な企画、なかなか気づきにくい時間に放送される例が多いのですが、気づいたらまずは見ていただきたいなぁ…と思います。そして、その感想を作り手に伝えていくことが、その後のコンテンツ制作によい影響を与えていくはずです。

蛇足ですが、
北海道テレビ放送(HTB)が、BS朝日で毎週日曜7:00から北海道アワーという枠で放送したり、(2002年9月に終了した)「水曜どうでしょう」をブロードバンド配信して30代前後に評価を受けています。札幌テレビ放送(STV)は、ラジオ的な制作手法で「どさんこワイド212」などを制作しています。
個別にはいろいろな試みが見えてくるのですが、もともと視聴率が高い時間帯はネット放送でおさえられているため地元の人でも気づきにくいという状況です。それだけに、やはり厳しいと言わざるを得ません。

●2003/01/29 アメリカでリアリティー番組が流行ですか…

日経ビジネスの読者向けWebサービスの記事に、「なぜここまで人気?ますます増殖するリアリティー番組の脅威」というのがありました。「サバイバー」から端を発した、主に素人が主役となり、台本を持たず、“真実をそのまま伝える”リアリティー番組が、一種の社会現象となっているとのこと。

こういった番組というのは、日本ではバラエティ番組の制作手法として1990年後半からずいぶん多用され、飽きられているジャンルでもありまして…「ガチンコ」「TVチャンピオン」「学校へ行こう!」「愛の貧乏脱出大作戦」などなど。制作費を抑えられるというメリットもあり、バラエティ番組でこの手法を(素人を使ってない例も含めて)一部でも使っていない番組はほとんどないといっていいでしょう。

その本家「サバイバー」自体、日本では深夜(現在はBSデジタル)で放送されてそこそこの反響を呼んだものの、プライムタイムに持ち込んだらあんまり数字を確保できなかったんですね。確かに、アメリカでのターゲット層である18-34歳の若い世代にヒット(といってもかすっている程度)してはいるとは思うんですが、ある意味バラエティ番組の手法として見慣れているだけに、もう一工夫がないと継続視聴にならないんじゃないでしょうか。

日本の場合、たぶんドキュメント番組のような部分が演出として加わらないと、単にリアルに興味本位だけを強調するばかりでは、いくらアメリカで当たっているからといっても(営業的には)苦戦を強いられそうな気がして仕方ないです。
 

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●2003/02/01 日本のテレビ放送は今年で50年

日本のテレビ放送開始前には、実はいろいろありましてねぇ…その前に開局していたラジオ各局が申請していたが、いずれも最初のテレビ免許付与では落とされましたからねぇ…。免許付与を決める電波監理委員会も、いろいろと紛糾して法律上の期限ぎりぎりで日本放送協会(NHK)と日本テレビ放送網(NTV)に免許を与えることを決めて消滅した、なんて話もありますから。
当初は1951年にラジオの民間放送が始まったばかりで、もう少し後にTV放送という動きだったのですが、NTV関係者のできるだけ早く開局すべきということに押されて、時期が早まったということのようです。

そういうこともあって、準備をある程度していたから予備免許を受けたのはNTVの方が早いんですが、放送施設の質を高めたもので対応することもあり、結果としてアメリカからの設備搬入が遅れたため、1953年8月28日開局となっています。NHKはたぶん予備免許の遅れやNTVへの対抗ということで、期日を決めて設備もかなり無茶をしたらしいとか…そういうわけで、NTVに先んずること1953年2月1日にTV放送開局となったようです。

50年前はせいぜい2CHで数時間流すのがやっとというTV放送が、ほぼ24時間放送で少なくとも地上波で5CHをめったに(送出技術上の)放送事故も起こらないようになっているというのは…50年という期間以上に劇的に変わっていったことを感じます。

TV50年の歴史の中では、番組内容としても放送技術にしても「見てほしい」とか「普及してほしい」という熱のようなものが感じられ、それを見ている人が後押ししていったものが多かったような気がします。
そういった部分が、1990年代後半になってほとんど見られないということは、ある意味変わり続けてきたTVというメディアが熟し切ったのか、それとも…
私自身、TVというメディアは、もっといろんなものを飲み込んで変わり続けていく「熱」のようなものを、これまで以上に発散し続けてほしいと思うのでした。

●2003/02/02 FNSドキュメンタリー大賞は、空港拡張の悲哀

第11回を迎えたFNSドキュメンタリー大賞。地方局に特化して行っているという意味でも、希有なドキュメンタリーの数少ない公開の場となっています。NNNドキュメント’03やザ・スクープのような、取材側のトップダウン的な形で狙いを明確にしたものではなく、ボトムアップで対象を継続的にとらえていき、現実の持ちうるものと話しかけているような作品が多いというのも、この大賞の特徴的であります。

今回グランプリとなったのは、福井テレビ制作の「通り過ぎた17年?空港拡張の悲哀」。2001年に凍結された福井空港拡張について、それをさかのぼって証言を得ていくということから、やはりかつての拡張賛成派からの証言がほとんど得られなかったようです。地域を二分した対立では、どうしてもこうなってしまうのですが、それ以外の証言や過去の映像素材を活かして、描き出したい対象をうまく表現されていました。
地域の話ととらえられそうな内容ですが、その問題の構図や残していく傷跡というのは、空港に限らず公共事業全体でそれこそ全国規模で行われていることを認識させたという意味でも、特筆すべき番組だったといえそうです。

ドキュメンタリーはどうしても取材対象と関わりを持つため、取材対象の在り方を(部分的とはいえ)変質させてしまいます。そういった部分があったとしても、実際に起こっていることを映像として見せるということは、報道機関としてやはり必要なことであります。単なるリアリティー(現実である)ことにとどまることなく、対象との相互作用で報道そのものも変化して、より良い在り方を模索して欲しいと、地方局発信のドキュメンタリー番組をみて思ったのであります。

また、(ネット基幹局に対しての)地方局が比較的現在の陣容で報道とリンクさせ、かつ良質・魅力的な番組制作をする一つの選択肢としても、ドキュメンタリー番組というのは今後重要なジャンルとしての位置づけを占めていくと思いたいです。

●2003/02/02 得意技を気づかないって…

テレビ朝日(ANB)は、ずっと番組制作方針として20代を中心とした視聴層をターゲットとした新番組をプライムタイムにラインナップして、ことごとく成功したとは言い難い状況に陥っています。

現在、ANB系でのプライムタイムで比較的トピックスとなる番組といえば、安定した視聴率を確保した時代劇(月19:00)や定番ドラマ(水21:00)。年齢層を高めにした女性向けの旅番組「旅の香り 時の遊び」(火19:00)やもともと若向けの演出手法で番組を作るつもり(所ジョージ氏起用からも推測される)が年齢高めのリフォームエンタテインメントに変化した「大改造!!劇的ビフォーアフター」(日19:58)なんですねぇ。

もともと、年齢が高めの視聴者に訴求する番組制作が得意ですし、土曜ワイド劇場の再放送も好調ということからも、ANBは年齢高めのこれから一層TVのターゲットとなりうる視聴者を確保するという魅力を持っていると思うんです。ところが、現在TVの広告主が求める視聴層である20代前後に対して、何とかしようと試み続けていたようなんです。その結果、ネコの目のように番組企画をとっかえひっかえして、泥沼にはまっていっているような気がします。

周囲の状況に目を奪われて、そのものがもともと持っている属性や気づいていない個性といったもの、つまり得意技というものって、他の人から言われないとたぶん分からないことが多いようです。そういうものを気づいてくれる人がいるということが重要なんですが、なかなかうまくいかないようで…

ダメな話ばかりをいって不満を言うよりも、むしろ得意技を教えて導いた方が不満なことを解消するはずなんです。でも、これがなかなかできないだけに、不満というのはずっとくすぶり続けていくのが現実のようです。

●2003/02/03 報道の住み分け

地域ごとの総合放送を原則としている地上波での放送と専門チャンネルであるケーブル・CS放送では、求められる報道の形というのは自(おの)ずと異なるはずである。

地域ごとに区分された放送エリアを持つ放送では、その地域で必要な情報を速報する部分と、比較的手に入りやすい受信機を利用した安否情報などを主とした「エリアごと」に必要な情報をメインとする必要がある。そのため、総合放送としての役割を一定期間放棄せざるを得ない問題が生ずる。BSによる全国一律の放送での報道は、そういった部分を補完する意味も、時には出てくるようである。

その対照として、CS放送などでの報道はリアルタイムに興味深い項目についてフォローし続ける必要がある。一度焦点としたニュースには、一段落するまで見続ける必要が生じるし、それゆえ他の報道機関の素材ともなりうるだけの力を持つ。それゆえ、その渦中にいる人々にとって(特に災害報道では)必要のない情報となる可能性も持っている。

災害報道・事件報道など報道が伝える内容は、その媒体の持つ素材によってずいぶん異なるはずである。ところが、大きな事件・事故・災害が起こるたびに、それを混同した発言が散見されてしまう。TVという媒体での報道は、受像器が同一であるだけに、住み分けそのものは進んでいるにもかかわらず、いまだに一括りにされているような気がする。

●2003/02/04 ネタの枯渇が気になる番組

発掘!あるある大辞典(CX日21:00)は、最近これまでとは風変わりなテーマが登場することが多くなってきました。内容的に重なっている部分が多いおもいっきりテレビ(NTV月-金12:00)やためしてガッテン(NHK水20:00)では、そういった兆候は見られないのですが…そろそろネタが枯渇し始めて来ているのでしょうか。そういう雰囲気を感じてしまいます。

また伊東家の食卓(NTV火19:00)も、新しいネタの紹介や説明よりゲームのようなものなどスタジオで行うコーナーの比重が高まっていますし、目に見えて分かる過去ネタを(それも演出上のコリもなく)流していることも増えているような気がします。4月のナイターインが待ち遠しいというのが、スタッフの偽らざる気持ちのように感じられて仕方ありません。

こういった視聴者からのネタや身近なものへのヒントのようなものを紹介する番組は、(忘れたように)同じようなネタをこねくり回していくとか、過去のものを復習していって少しずつ新たなネタを追加していくといい場合があります。

前者に該当するのが、おもいっきりテレビ。季節にあわせたテーマと年中通して使えるテーマを適度に混在させて、ちょうど忘れていたような頃に思い出したように紹介していきます。そう感じさせないようにするためには、司会者の話術というのが重要な位置づけを占めております。できるだけ本題(回答・解説)に入る前に視聴者や観客・ゲストに考える時間を与え、本題部分を納得する土壌を作り出すための、みの氏の話術は特筆すべきものがありますねぇ。

後者に該当するのが、ためしてガッテン。過去に取り上げたテーマでも、その素材を再編集して復習ということで見せることにより、過去に見た人でも不満なく見ることができ、また初めて見た人も見やすくなります。その上で、新たな事実を追加して紹介して、見たことに対しての満足度をしっかりと得ることができるんです。

こうした演出というのは、長期で継続しているエンタテインメントでは古典的な手法ともいえるものです。TVはちょっと先端の流行や価値観を紹介することで発展してきたメディアではありますが、そういったネタに頼りすぎることなく古典的な演出も取り入れる必要があるのかもしれません。(1990年代より前は、そういった番組が多かったんだけどねぇ…)

●2003/02/11 家電各社、地上波デジタル放送対応テレビ発売へ

日本経済新聞 2003.2.11

東芝、日立製作所、三菱電機など家電大手各社は今秋をめどに、地上波デジタル放送対応のデジタルテレビを発売する方針を決めた。(中略)ただ、当面価格が高止まりしそうなうえ、手持ちのテレビで同放送を見る場合の対策がテレビの種類や受信環境で異なる面もあり、正確な情報を消費者に提供する必要が出ている。
---引用終わり

とりあえず、今後10年経っても買い換えることなく見られるテレビが発売されることになるようです。でも、今のところそのメリットを享受することは、価格の高さとか(先日始まった)アナアナ変換に伴うアンテナ設置やテレビ本体のチャンネルの設定変更などもあり、ほとんど無いだろうね。それに気づかれることなく売り込んだら、もっと問題が大きくなりそうで…

でも、発売が遅すぎた感じがするなぁ。たぶん、今は使わない機能である地上波デジタル放送受信部分をつけて、値段を高くしては売れないことが目に見えているからだと思う。しかし、BSデジタルチューナーで地上波デジタルも見られると思いこんでいるユーザーも(そもそも50才代がメインの購入者だけに)多いことを考えられるから、そんなこと無かったかもしれないんじゃないかな?

それはそうと、日刊工業新聞だったか日本工業新聞だったかの記事で、110度CSデジタル放送のプラット・ワンで放送していた2つのチャンネルが3月で撤退とのこと。1つの方はスカパー!の方でも放送していて、そちらの放送は継続するとのこと。別なチューナー・アンテナが必要なスカパー!が、ある一定の市場を確保したのと対照的に、110度CSはBSデジタルの普及度の低さと相まって苦戦を強いられているようで、具体的にそれが現れてきたようです。

さて、デジタル化により高画質やたくさんのチャンネルが見られるからって、放送にしろ通信にしろいいことかというと、実はそうでもなかったりするんですね。配信すべきコンテンツ不足が深刻になりますし。

●2003/02/11 新局舎に移ると、視聴率が落ちる?

企業で新たな本社を建てる時って、多くの場合その直前まである程度利益を出していて、その新たな投資の一環として行われるようです。しかしこれまた多くの場合、その収益状況が悪くなったり、投資した事業や設備がうまく活かされなかったりして、かつての勢いだけを新本社が示してしまうようです。なにぶん、建物が建つまでにある程度の期間がかかりますからねぇ。
確か、妙に新しい本社ビルが映し出される倒産企業が多かったような…

それと似たような話として、新局舎に移った放送局がこれまでの(全体の)視聴率を落とすことが多いようです。河田町からお台場に移ったり、赤坂や六本木だが新局舎に移ったりしたときに、そういったことが起こっているような気がします。

さて、麹町から移動する放送局はどうなんでしょうかねぇ…

●2003/02/18 日本テレビ系「電波少年」の後番組も終了

Nikkei Net 2002.2.18

 取材手法が物議を醸して終了した「電波少年に毛が生えた」の後番組として1月にスタートしたばかりの日本テレビ系のバラエティー番組「雲と波と少年と」が、22日の放送で打ち切られることが18日までに決まった。〔共同〕
---引用終わり

電波少年の派生番組(スタッフなどを含めてほぼ同じということなんでしょう)として雷波少年などがありました。そこからも「雲と波と少年と」は、ご多分に漏れず「と」を抜くと「雲波少年」となることから、やはり番組内容そのものは一見異なって見えるものの、電波少年の派生番組ということに気付くはずです。

まあ、そういうわけでスタッフの質という意味で問題を抱えていたと思える節があったわけでして、そのスタッフによる交通事故というニュースを聞いて、それだけで終わる話にならないとは思っていたんです。

それにしてもDASH村役場を全焼したのと違って、視聴率という指標からも相当見放された形で終わっていくことに、制作側というよりNTVが持つ花道を飾らせない終わらせ方をなぜか感じざるを得ませんでした。

それと電波少年自体も、ここ3年ほど終わりたくてあえて妙な企画を続けてきたという部分も見えていました。そこから垣間見える視聴率至上主義に近い編成方針というのが、余計に割り切れないものを感じるのでした。

まあ、そう惜別の思いがあるようなことをいっていても、自分自身は電波少年のような企画の番組は嫌いでして、テレビ番組のほとんどをウォッチするために見ていたという程度しか見てはいませんが。
 

●2003/02/22 ノンフィクションの力を感じた2番組

民放のノンフィクション番組というと、どうしてもNTV系のドキュメント’03を思い浮かべてしまいますが、こちらは対象に寄るというより報道の延長という印象があり、ドキュメントやノンフィクションとは言い難い印象があります。

NHK にんげんドキュメント(木21:15)のように、日本のテレビ局が得意とするアプローチでのノンフィクションという印象があるのは、CXのザ・ノンフィクション(日14:00)。先日2/16の放送は、対象に適度な距離感で密着して、とかくレーサーから登山家に転身してトライする前の部分のみ見せてしまいがちなメディアと一線を画して、その登頂断念後の日常に戻っていくまでの姿・家族やかかわっている人々を丁寧に描いたものでした。しっかりと言葉を選んでいて、かつ落ち着いたナレーションにも好感が残るものでした。

それとちょうど同じ時間に放送していたのが、ANB系のHTB制作による、にんげんビジョンスペシャル。毎年この時期に継続してノンフィクションを放送しているのですが、たぶんほとんどの方はこれまで注目したことがないと思います。
今年は、第二次世界大戦時のアリューシャン列島のアッツ島での戦闘に軍医として行った辰口信夫さんの日記について描いた「霧の日記〜アリューシャンからの伝言〜」この日記が翻訳されて今でもアメリカで反響を呼んでいることの理由やこの日記の内容を、この日記にかかわる人々のインタビューと日記のナレーションを交えて、必要以上に感動的な演出をすることなく、丁寧に並べて表現しています。

ノンフィクションとはいえ、何か表現するということは必ず演出意図が入ってしまうんです。日本国外のドキュメンタリーでは、取材対象や映像にそれを色濃く反映されている場合がほとんどと言っていいかと思います。それは、やはり映像なりインタビューそのものよりも、その選択で力を後付けした感じになってしまっています。
それとは対照的に、今回取り上げた2番組は映像やインタビュー・ナレーションそのものが持つ力を最大限に魅せるように作られていているという印象があります。そこには、自然の風景などを見せる番組が持つような、普遍的な部分に訴えるものを持ち合わせていて、それがノンフィクションの力として作用しているのではないかと思ったのでありました。
 

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●2003/03/04 首都圏の4UHF局が提携

asahi.com 2003.3.3

首都圏の独立UHFテレビ局である東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)、テレビ埼玉(TVS)、千葉テレビ(CTC)、テレビ神奈川(TVK)の4社は3日、番組提供などの分野で4月から提携する、と発表した。生活情報番組の相互乗り入れなど、生活圏が重なり合う視聴者への浸透を図り、経営力強化につなげるのが狙いだ。
---引用終わり

もともと自社製作の割合が高く、かつ視聴エリアもMXTVを中心に重なっているという事情もあったようです。これまでも、比較的番組を相互に提供していたこともあり、すんなりといくようです。KBS京都とサンテレビとの提携の話もありましたから、この流れは加速していくんでしょうね。

関東地区の独立U局でも群馬テレビやとちぎテレビは、この提携からは外れています。でも、ある程度これらの局からの番組提供を受けていた経緯もあり、共同化には進めていくんじゃないかな?

当然、この話の背景には地上波でのデジタル放送化の話と無縁ではないことも、改めて覚えておく必要はあるでしょう。

●2003/03/06 だらだら〜っと見ているもの

まずは、下記URLを読んでおいて。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20030305/1/

確かに、寝ころんで適当に見て、リモコンである程度お手軽に使えるというのは、テレビとかビデオデッキの使い勝手のいいところだよねぇ。

そう考えてみると、やっぱりパソコンを使う時ってまだだらだら?っと、というわけにはいかない部分が残っているんだよね。その延長線上のようなハードディスクレコーダーも、同じような感じがする。
でも、DVDレコーダーだとビデオデッキとあんまり変わらないんじゃないかと…つまり録画するものってあんまり使い勝手が良くない。

電子番組表(EPG)も、BS,CSデジタル放送では機能としてあるが、地上波では地域及び機種限定。インターネット経由で同機能を実現している例もあるが、まだまだ不十分だからねぇ…地上波デジタル放送までまだ待つべきなのかな?

それはともかく、無目的にだらだら〜っと見ている番組ってほとんどの場合リピートしてみたいものじゃないんだよね。それゆえ、ハードディスクレコーダーに録画しておいても、DVD-Rなどに改めて録画するって思いの外無かったということを複数の知り合いの購入者から聞いたけど、なんとなく納得したのでした。

でもねぇ。日本ってその無目的にだらだら?って見られる地上波のチャンネル数がそこそこ多くて、かつ番組の品揃えが豊富な気がする。かつ、BS,CSのチャンネル数もたくさんあるようだから、結構TVを見る上では贅沢な環境にいるはずなんだけど…やっぱりテレビはだらだらと見るもんだよね。たぶん。
だとすると、やっぱり使い勝手の良さは普及の重要な鍵になると思うんです。

● 2003/03/12 そういえばNHKのニュースでBGMが聞こえなくなった

日本の放送では、番組のテーマ曲など番組ごとに作られる素材音楽や購入して使われる音楽(SEなど)以外でも、BGMとして音楽は多用されています。ニュースもその例外ではなく、特集として作られるもののようにある程度編集をするものでは、効果的に音楽が使われています。

ところが、2年ほど前になりますでしょうか。NHKのニュースでは、そういった音楽の利用が全くなくなってしまいました。(当然テーマといった音楽は使われていますが)

放送での音楽利用は、著作権法の例外規定として商業用レコードについては放送権料の一定割合(確か現在1.5%)を支払うことで、いちいち使用のたびに届け出ることなく自在に使うことができるんです。ただし、ビデオ化や他への配給・配信の場合はこの例外規定が適用されませんから、そういったことを念頭に置いた番組(ドラマやNHKスペシャルの一部 など)では、オリジナルの音楽を作ることになっているようです。

どうも、NHKのニュースはそういった他への配信を進めているということがあって、著作権上の問題が起こらないようにBGMをなくしていったということのようです。

それとは対照的に、民放のニュースはアニメサントラをはじめとするBGMを本当に多用しているなぁ…と、最近特に感じるのでありました。(特にCXは…)

●2003/03/26 この春改編の「目玉」はNHK教育

プライムタイムにTBS火曜の30分枠が復活するとか新しいTVドラマの内容に目がいってしまいます。ただし、大幅な編成を変更するというものでなく、これまでの置き換えといった改編に最近ずっと留まっています。
そういった中、この春の改編の目玉になりそうなのがNHK教育。半分近い番組について改編が行われるというのですから、注目せざるを得ないでしょう

特に、民放も含めて苦戦を強いられている19時台にアニメ・人形劇・ドラマといった子供向けの番組を編成していきますからねぇ…ええ、日曜日に「サンダーバード」と「ひょっこりひょうたん島」ですから、これまでの福祉関連番組中心からかなりの変更です。
でも、新作より自局のこれまでの番組(これまで平日にBSアニメ劇場として編成していたもののリピート放送やアーカイブス(旧作)の番組など)を寄せ集めているという感じです。
また、23時台に人間講座など広い範囲の教養番組から、ターゲットを絞った語学講座を編成。時間帯によりエンタテインメント性を高めた番組編成に移行しています。

これだけ編成できるとなると…民放も新作やこれまでの視聴パターンにこだわらない番組編成を考えなければならないのかもしれませんが、4月改編はどうしてもナイターインということで野球中継に振り回されるからねぇ…。
 

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