作曲家別アニメサントラ紹介−別冊02

サントラのおまけ-01

<最初にタイトルから>
 「サントラのおまけ」という安直な題名ですが、2つの内容が
ごちゃ混ぜになっています。

 一つは、「作曲家別アニメサントラ紹介」の本当に「おまけ」。
 アニメサントラの最近のTV番組での使用状況などが中心です。

 もう一つは、邦画のサントラ、TVドラマのサントラ、ニューエイジミュージックや
インストゥルメント・イージーリスニングなどと呼ばれるジャンルの音楽のうち
個人で所有しているCDを紹介しています。
 やはり基本的にTV番組での使用度が高いものもありますが、どちらかというと
個人的に気に入っているCDを中心に紹介しています。

 ただ、紹介のスタンスが「作曲家別アニメサントラ紹介」と変わらないし、
「アニメサントラのおまけ」のような内容があるので、
「サントラのおまけ」というタイトルにしました。
2007年以降は、下記02に載せました。
サントラのおまけ-02
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第1回 1999年3月頃の状況
(初出 99/03/28)

 いろいろとアニメのサウンドトラックを紹介していますが、
最近は本当に紹介したサントラがTVの中で聞こえてくることが、
多くなっています。
 その気づいた例を、おまけとしてあげていこうかと思います。

 一番頭が痛かった事例は、NHKの春の新番組紹介用のパターンで、
だんごが左に書いてあるスーパーインポーズとともに、
彼氏彼女の事情 ACT-1.0のtrack24此来ノ荒筋がかかっているのには…。
 ちなみにこの曲、アニメ 彼氏彼女の事情では予告でかかる曲。
(あの実写も含めていろんな画面がよみがえる…)

 でも、NHKは結構番組宣伝ではアニメサントラを使うからなぁ。
(一時期、エヴァにはまっていたし)

 テレビ東京(TX)のニュースは、フジテレビのニュースとならんで
アニメサントラの使用率が結構高い。特に特集として構成される
コーナーの場合は…。
 ここでの今のはやりは、カードキャプターさくらのサントラ。
(お墓のネタで使うなよなぁ、とは私の知人の弁)

 最近、浦安鉄筋家族のサントラがバラエティーを中心に
音楽効果ではちょっとしたブームのようです。

 今回は、こんなところで。

○第2回 驚異の小宇宙・人体V
(初出 99/05/02)

 久石譲 さんについては、たぶん(作曲家別アニメサントラ紹介で)
取り上げるのが先になりそうなので、このタイトルで取り急ぎ
紹介したいサントラを書いておきます。
(その後作曲家別アニメサントラ紹介-06 第31回 に魔女の宅急便について書きました)

 1999/5/2より第3シリーズになります「驚異の小宇宙・人体」

 この音楽を一貫して担当してきたのが、久石譲さんです。

 人体Vの放送前に、すでにサウンドトラックが発売されております。

 NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体V〜遺伝子・DNA」
 サウンドトラック Vol.1 Gene−遺伝子−
(PCCR 00300 ポニーキャニオン)

 番組を見て、いい音楽だと思ったら、ぜひ購入してじっくりと聴いてみて
ください。

 第1シリーズのサントラは、NECアベニュー
 第2シリーズのサントラは、メディアレモラス
 と、どちらも現在会社解散などのため、その当時のCDは販売していない
らしく、ポニーキャニオンで各シリーズのVol.1&Vol.2をまとめて2枚組で
発売しております。

 NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体」サウンドトラックVol.1&Vol.2
  THE UNIVERSE WITHIN     (PCCR-00301)

  NHKスペシャル驚異の小宇宙[人体U]サウンドトラックVol.1&Vol.2
 脳と心         (PCCR-00302)

(再発売の形になるので、かつて2枚まともに買った時よりも安いです)

 その後アルバム2弾も発売されています

 NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体V〜遺伝子・DNA」
 サウンドトラック Vol.2 Gene−遺伝子−
(PCCR 00308 ポニーキャニオン)
 

○第3回 世紀を越えて 海・知られざる世界
(初出 99/05/13)

 個人的にNHKスペシャルのサウンドトラックは結構気に入っていて、
結構なんのかんのいって購入していたりします。

 最近何度も紹介している2年間にわたるシリーズ
「世紀を越えて」のサウンドトラックが1999年2月下旬に発売されていました。

 オリジナル・サウンドトラック「世紀を越えて」(TOCT-24084 東芝EMI)

 NHKスペシャル アインシュタイン・ロマンなどでの音楽効果を担当
している尾上政幸さんが何度かドキュメンタリーの映像とマッチング
させて成功をおさめたADIEMUSというアーティストグループに、
わざわざ主題歌を依頼したのが、この番組のテーマ曲である
世紀を越えて Beyond The Centuryです。
 これを聴いて、私はボロボロ涙を流していましたからねぇ。

 本多俊之さんと千住明さんの曲も、ジャズとクラシックというアプローチが
違うものの、きちんと輪郭のある「世紀を越えて」らしい曲に仕上がっています。
(千住明さんは、作曲家別アニメサントラ紹介-01 第4回で紹介済み)

(世紀を越えて と 映像の世紀 に注目したサイトがあるらしい。
 興味があれば探してみてください)

 もう一つ紹介しておきましょう。

 海・知られざる世界 オリジナルサウンドトラック 岩代太郎
 (SRCR 2226 ソニーレコード)

 7回シリーズだったと思うこのNHKスペシャルのシリーズ。
 私の父親がずいぶん気に入って、録画していたら送ってほしいとまで
いった、海が好きなら楽しめたこのシリーズ。
 その海の「癒し」や「神秘」などのテーマに沿って作曲されたもの
だが、それらのテーマに「幸福」をもってリスナーのみなさんに
受け入れていただけることを切に願う。という風なことを、
作曲した岩代太郎さんは述べていました。

 海の雄大さと不思議さを曲として表現したように感じられて、
BGMとして流すには最適なCDではないでしょうか。
作曲家別アニメサントラ紹介-02 第6回 も参照してください)
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第4回 BTTB 世紀を越えて ADIEMUS
(初出 99/07/11)

 めちゃくちゃ長い文になるのがいやなので、インストゥルメントの
CDを紹介だけしておきます。

 CDが売れない時代になったのか、それとも癒されたい人が多いのか
ウラBTTB(というよりenagy flowや鉄道員 piano version)が売れて
いますが、ここで紹介するのはそれらが入っていない本来のアルバムの方。
(坂本龍一氏のサントラ以外のアルバムで購入したは、音楽図鑑以来だなぁ)

 BTTB/坂本龍一 (WPC6-10010 wea japan)

 NHKスペシャル 世紀を越えて のサントラ第2弾が発売されました。
 今回は、アコーディオンプレイヤー・作曲家・プロデューサーとして
活躍されている(どっかの投信のCMでもでていたよ)cobaさんの音楽。
 

 オリジナル・サウンドトラック 世紀を越えて coba
  (TOCT-24159 東芝EMI)

 世紀を越えてのメインテーマ に、はまった人にお勧め。

 ADIEMUSU - CANTATA MUNDI (VJCP-25257 東芝EMI)
(邦題 アディエマスU−蒼い地球の歌声)

 ADIEMUSV - DANCE OF TIME  SPECIAL EDITION (VJCP-68025・26 東芝EMI)
(邦題 アディエマスV−永遠の舞踏会 スペシャルエディション)

○第5回 お天道様のゆ・う・と・お・り
(初出 99/07/11)

 1999/7/9より放映されているコニカのカメラのCMを見て、
購入し忘れたのを思い出したCDがありました。

 以前から西村由紀江さんを幾度か紹介していますが、もう一人
ピアノ曲で注目している人がおります。
 それが、今回取り上げる村松健さん。

 お天道様のゆ・う・と・お・り/村松健 (VICL-60375 ビクターエンタテインメント)

 この前2つのアルバムが、個人的には「闇にとらわれた」感じがして、
あまり好きではありませんでしたが、今回のアルバムは、明るい森の中で
のんびりとした気分でつくったという感じがして、いい雰囲気に仕上がって
います。
 西村由紀江さんのように、シンプルな旋律に多少エスニックなものが
入るという感じとは、ずいぶん違いがあります。どちらかというと、
多少の技巧と連続した旋律を重ねて、ヨーロッパ的な気分を含んだ
しゃんと立った感じの曲という印象です。

 かつてのフィールドソング(SRCL 3153)や緑の想い(SRCL 1828)
(いずれもソニーレコード)のような、森の中でピアノを持ち込んで
ひいている感じがして、いいですね。
(実際は、ピアノというのはかなりやっかいなもので、野外に
 持ち出すと音がかなり狂ってしまうもののようです)

 JR東日本の東北大陸のCM以来久しぶりにきこえてきた
彼の旋律に、思わず書いてしまいました。
 

○第6回 ふたり
(初出 99/09/29)

 アニメサントラばかりを紹介するのもなんなので、イージーリスニングとか、
ニューエイジミュージックとか、TVや映画のサントラなどを紹介するときに、
このタイトルで登場します。ごひいきに。

 今回紹介するのは、久石譲さんの映画サウンドトラックから、
「ふたり」を取り上げます。

 大林宣彦監督の映画音楽を、この後いくつか作っていますが、
その最初の方の作品が「ふたり」でした。

 この映画作品。実は、NHKこどもパビリオンという金曜20:00の枠で、
草の章・花の章 という風に2回に分けて放送されたものが最初の
公開だったりします。45分の2回放送で90分の映像作品として、まず
登場したのですが、その後映画として公開されたら2時間を超える作品に
なってしまいました。

 ご存じの通り、大林監督の尾道三部作及び新・尾道三部作の一つに当たる作品
(他には「転校生」「時をかける少女」など)で、この映画で
登場した場所を確認するために、わざわざ尾道に足を運んだ
方も多いのではないでしょうか。実は、私も3度ほど訪れています。

 話がそれました。それでは、音楽の方について。

 メインテーマとなる旋律は、「草の想い」という歌として、
サウンドトラックでは大林監督自身が、CDシングルとしては
千津子役の中島朋子さんが歌っています。普通なら、実加役の
石田ひかりさんが映画の中以外でも歌いそうなところですが、
それをあえてしないのが、久石さんが音楽担当であることの
証拠のような感じがします。

 このサントラでは、メインテーマとなる旋律やその場面にあわせて
アレンジされた曲と、ストリングス(弦楽器)をベースに緊張感を
感じさせる曲、そしてやさしい気分にさせてくれるピアノを主とした
曲の3種類で構成されているという感じです。

 少なくともあまり明るい感じのしない、むしろ悲しいとか寂しいといった影が
漂う場面が多くあるのに、それでいて悲壮感を感じることがなく映画として
鑑賞できるのは、映像と音楽がかなりうまくリンクしているからなのでは、
と思います。
 音楽だけ取り出してみても、その中で表現しようとしている場面が、
映画を見ていない人にも何となく分かるような、そんな感じのする
サントラではないでしょうか。

 ふたり サウンド・シアター・ライブラリー (NACL1024 NECアベニュー)

 たぶん、このサントラは発売していないはず。

 でも、民放のドキュメンタリーやNTVの知ってるつもり あたりで
よく使われているサントラのひとつであり、そんな意味では
聞き覚えのある曲が結構多いかもしれません。
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第7回 アニメ サントラ で検索して
(初出 99/11/20)

 せっかくつくったリンクページを見てもらえるように、yahoo!やgooなどの
サーチエンジンにこつこつと登録しつつ、「サントラ」で検索をやってみて
いたりします。

 その際に気がついた点を、思いついた順に書いてみます。

 映画のサウンドトラックの紹介はどうも偏(かたよ)りが多く、
アクション・ホラー・70年代までの名作といったくくりでの紹介に、
分けられているような感じである。また、クラシック音楽のくくりに
近いかたちでの紹介が思いのほか多かった。
 検索してかつての名画の音楽を探すのは、案外サイトがそろっていて、
苦もなくできるような感じがしました。

 アニメサントラの場合、どうしても特定の作品や作品群で語られることが多く、
特撮やロボットものか女性キャラクターが中心に語られる作品の音楽以外は、
ほとんど作品ごとに紹介される例が多い。さらに、同じようなCDリストが
作品群が同じだと紹介され、かつ同じような感想が多いので、あまり他の人は
参考になりにくいようです。

 その中で、音楽だけに特化して紹介する例では、「はれときどきぶた」
「姫ちゃんのリボン」「カードキャプターさくら」「COWBOY BEBOP」
「こどものおもちゃ」「ああっ女神さまっ」という作品か、
「菅野よう子」「久石譲」「川井憲次」といった作曲家のサントラが紹介される
場合が、結構多かった。

 TVドラマのサントラは、「ラブジェネレーション」「踊る大捜査線」を除くと、
ほとんどが作曲家かドラマのカテゴリにいかない限り、探し出すのはなかなか
難しそう。あと、「王様のレストラン」くらいがよく見つかったかな?

 こんな風に探せば探すほど、他の人があまり注目しないようなことを
書いていることに気づかされたのでありました。
 
 

○第8回 映像の世紀
(初出 99/12/24)
 

 今回は、今アンコール放送を行っているNHKスペシャル「映像の世紀」の
サウンドトラックについてです。

 「映像の世紀」オリジナル・サウンドトラック
 (ESCK 8035 EPICソニー)

 加古隆さんは、これまで紹介してきた作曲家と異なり、あまり日本での
活動は目立ったものがありません。たいがいの作曲家が、CMなどの音楽
などでの活動が目立つのですが、彼の曲はニッカウヰスキーで使われた
のが目立つところでしょうか。
 どちらかというと、欧米での活動が多く、そこでの評価はある程度
されているのですが、そのために日本国内ではアルバムがほとんどないという
かたちになり、知る人ぞしるという存在のようになっているようです。

 その数少ないアルバム作品のひとつが、この「映像の世紀」のサントラです。

 メインテーマである「パリは燃えているか」。この曲が持つ印象は、
この「映像の世紀」という番組自体の印象とダブってくるくらい、
20世紀という「人間が作りだしてきた歴史」を物語っています。

 加古隆さんがサントラの小冊子の中で

 良いも悪いも含めて歴史を創ってきたのは”人間”です。メインテーマは、
その人間の存在に想いを馳ながら、100年という壮大な歴史のロマンを
謳いたいと思いました。「パリ」という言葉には人間の生活や歴史が
象徴的に表されていますし、又、「燃えているか」という言葉には、
同じ人間が繰り返す戦争や破壊のイメージが暗示されています。
残念ながらこの20世紀は「人間の世紀」であると共に、また「戦争の世紀」
でもあったのです。

 ということを述べております。

 一側面だけで語ることなく、きちんと自分と同じ「人間」が行った
ことを見据えていく必要があることも、この音楽の中で語りかけて
いるような印象を、私はあらためてサントラを聴いて思ったのでした。

 それはともかく、結構気に入ったNHKスペシャルの音楽をひっくり
返すと、尾上政幸さんがからんでいることが多いんですよねぇ。
(この「映像の世紀」の他、「アインシュタイン・ロマン」「摩周湖」
 「世紀を越えて」などなど)
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第9回 あすか 日本映像の20世紀 音楽畑16
(初出 00/01/02)

 年末の衝動買いということで購入したCDの紹介をしておきます。

 あすか オリジナル・サウンドトラック (SRCL 4698 ソニーレコード)

 大島ミチルさんの曲ということで、定評通りのシンプルな中にも
美しい旋律かちりばめられています。メインテーマとなる曲を中心に、
他の曲たちもそれに沿った形になるため、メインテーマ以外の曲が
それほど浮かばれない感じになってしまいます。今回もそんな感じの
アルバムになりました。
 でも、2100円という価格、メインテーマである「風笛(かざぶえ)」が
あまりにも心地よくきこえてきたので、思わず購入してしまいました。
(ソンはないと思いますよ。でも、魔法使いTai!の方がアルバムとしては
 すきな方ですが…)
 

 日本 映像の20世紀 (COCQ-83290 日本コロンビア)

 千住明さんは、メインテーマと他の曲たちが関連しつつも一つの曲としても
立っている点で、他の作曲家とちょっと異なる印象を受けます。
 久石譲さんや坂本龍一さんのサウンドトラックとしての作り方に近い
印象を受けるのですが、彼らと違う点は、あまりに優しい印象のメインテーマを
つくるため、千住さんの曲という印象がなく聞き流されてしまう点では
ないでしょうか。
 この日本 映像の20世紀のメインテーマも、そのご多分に漏れず、
あまりに違和感のない曲調に、曲がかかっていることすら気づかれないくらい
映像にとけ込んでしまっています。
 輪郭がはっきりした曲たちが求められる番組やCMの曲を彼は最近
作っていますが、私はどちらかというとこのサントラのような曲調の方が
好みだったりします。
 

 音楽畑 16 (WPC7-10033 wea japan)

 ミュージックフェアー(CX 日 23:00)で、服部克久さんの特集が数週に
わたって放送されましたが、その40周年記念のアルバムとなるのが、
この音楽畑16。
 これまでのインストゥルメンタルが多かった音楽畑で、歌詞のある歌が
その多くを占めるという意味でも、記念すべきアルバムです。
 めっちゃぜいたくにアーティストを使ってつくられているということも
あるのでしょうけど、きちんと聴かせる曲たちを服部克久さんが作り続けて
いるということを、あらためて感じさせられました。

○第10回 feel
(初出 00/03/26)

 イージーリスニングと呼ばれるジャンルのオムニバスCDは、たいがい
そのレコード会社の音源を使うようです。ただし、これは市販されている
もの全般にいえることで、これまでレコード会社の垣根を越えて
オムニバスCDが発売されたのは、EPICソニーのビートエクスプレス
Vol.1と2だけだったと記憶しております。
(レコード会社の関連会社が通信販売で発売しているジャンルごとのCD全集は
 除きますね)

 そのイージーリスニングで、レコード会社の垣根を越えたオムニバスCDが、
3/23に東芝EMIから発売されました。

 〜the most relaxing〜 feel (TOCP-65404)

 ていねいに収録アルバムの紹介までしていて、あまり店頭に置いていない
イージーリスニングのCDを購入する手助けになるようなアルバムです。

 TV番組・CM・映画での収録曲ばかりではなく、オムニバス・アルバム全体と
してまとまった感じになっていてBGM用のCDとしても結構使えるはずです。

 そういえば、イージーリスニング系のCDでTV−CMを流したという
かなり珍しいCDでもあったりします。

○第11回 still echo  image
(初出 00/08/26)

 前に「feel」というイージーリスニングのオムニバスCDを
紹介しましたが、これが結構売れたようなんです。
(40万枚以上は売れたらしい、ということまでは聞いたことがある)

 それに呼応するように、7月5日にビクターエンタテインメントから
「still echo」というオムニバスCDが発売されました。
(VICP-61061)

 村治佳織・溝口肇・千住真理子などの曲も収録されていますが、
クラシックがその多くを占めていたり、ビクターの音源でなんとか
まとめてみようとした無理があるようで、私としてはいまいちという感じです。
(癒し系=クラシック系という感じが、何となくあるんじゃないかな?)
 溝口肇氏の「世界の車窓から」テーマ曲もありますので、試しに購入して
みてはいかがかな?

 もう一つ。ソニーミュージックエンタテインメント(ソニーレコード)から
「image」というオムニバスCDが、8月23日に発売されました。
(SRCR2561)

 ソニーレコードの音源の豊富さと、feelの選曲コンセプトに近い
うまくつくられたイージーリスニングのオムニバスという感じで、
なかなか楽しませてくれるんじゃないでしょうか。
(feelと同じように、最初にカール・ジェンキンズの曲を
 もってくるところなんか、まさにそれを狙っているというか…)

 葉加瀬太郎・加古隆・ゴンチチ・大島ミチル・鳥山雄司など
これまたぜいたくなラインナップに、このアルバムのためにあらためて
レコーディングした曲もあるという、かなり気合いの入った、でも
リラックスできる曲が集まっています。

どんな曲があるかイメージしにくい人のために、タイアップとなっている
もののラインナップを下に示します。

MBS/TBS系「情熱大陸」メインテーマ、エンディングテーマ
NHKスペシャル「中国偉人回廊を行く」テーマ
NHKスペシャル「映像の世紀」テーマ
NHK「地球に乾杯」テーマ
映画「タイタニック」テーマ
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」テーマカヴァー
映画「海の上のピアニスト」テーマ
NHK「にんげんドキュメント」テーマ
NHK連続テレビ小説「あすか」テーマ
TBS系「世界遺産」テーマ

 このCDのブックレットに
 「映像の世紀」オリジナル・サウンドトラック完全版 2000年秋発売されます 
なんて書いてあるんですね。これは買わねば…。
 

○第12回 バブル HERO
(初出 2001/04/28)

個人的に、久しぶりに引っかかったサントラを買ってみたのですが…アルバムとして聴くと、
やはり厳しいという感じのものと、予想通りにそこそこよかったというのがあったので紹介しておきましょう。

  「バブル/Bubble」Original Soundtrack
 千住明 (EPIC RECORDS ESCB 2203)

  千住明さんの特徴がでていて、そういった作品が好きな方ならぜひ、購入してみてください。
でも、日本映像の20世紀のような特徴的で、汎用性のある音楽とは言い難かった感じです。
  だめ押しで、マイウェイが入っているのが何ともいえず…

  ORIGINAL SOUNDTRACK HERO
  服部隆之 (東芝EMI TOCT-24559)

  メインテーマがやはりドラマ作品を思い起こさせる点は、汎用性のあるサントラという意味では
損ではあるのですが、それを差し引いてもなかなか聴かせる感じのサントラです。
きちんと起伏があるし、メリハリも聴いていて、気づかれない形で効果的に使える曲となっています。
   まあ、かつて服部隆之さんがつくったサントラ作品とかなり似た曲調があるような…
というのはご愛敬ということで。
 

○第13回 コンピレーションCD
(初出 2001/05/21)
 

日本経済新聞5/21デジタル経済1面に、「癒し系」CDについての記事がありました。
  ピアノやギターなどの器楽曲を中心に、複数のアーティストの作品を集めた
「コンピレーション(編集)CD」が、東芝EMIのfeelとSMEのimageで発売され、
共に累計出荷数130万枚を越えたことが、そのブームの発端。
  東芝EMIはfeel2、SMEはimage2、ユニバーサルミュージックはpure2、
ワーナーミュージック・ジャパンがラヴ・ライツ、ビクターエンタテインメントがエッセンス、
BMGファンハウスがフロウ、エイベックスがウィッシュ…とこれだけ内容も含めて紹介しています。

 いかに、これまでの20代前半までの市場に合わせていたレコード会社が、
あわてて20代後半以降を狙っているかが分かるかと思います。
 幸いなことに、洋楽は(日本のレコード会社は)それほど持ち合わせがないのですが、
邦楽はTVや映画も含めてサントラなどが豊富にあり、フュージョンやクラシックも
比較的層が厚かったため、当分この手のCDのネタはつきることがないと思います。
  でも、それも数年持つかどうかです。このコンピレーションCDから、
器楽曲やインストゥルメントのCDを購入してくれる人が増えないと、
この財産も枯渇してしまうのではないかと…心配だったりします。
 
 

○第14回 JASRAC作品検索サービス
(初出 2001/06/15)

JASRACの非商用での許諾が7月より実施となり、そのためにアップする楽曲の確認を含めてJASRAC作品検索サービスを利用していたんです。

このサービス。結構使えますよ。

10月からは、他にも音楽著作権管理組織ができるようになりますが、今のところJASRACが一手に管理していますから、ほとんどの日本の楽曲が検索できるということになります。
作曲者・作詞者と音楽出版社(音楽著作権管理会社といった方が分かりやすい)が「権利者名」。「アーチスト名」は、歌唱者や演奏者などが当たりますが、サントラの場合はない例が多いです。「作品名」は、その名の通り作品名ですが、サントラでは作品中で作られる曲を包括して登録する場合が多く「BGM」と作品名に付随する例が多くを占めます。

これを利用して、作品名を後方一致でBGMにし、権利者名に作曲者名を入れると、これまでのその作曲者のサントラについて(すべてではありませんが)探すことができます。
また、作品名にTV番組や映画のタイトルを入れると、その作品の音楽の作曲家が分かります。

だからといって、今リストアップしている300以上の作曲家についてやる気は…ちょっと難しいかも。(でも、そのうちやると思う)

直接リンクは許可されていませんので、JASRACのホームページ
http://www.jasrac.or.jp/
から、「作品データベース検索」を選択すると行くことができますのでどうぞ。

そうそう。検索した結果から、曲名部分をクリックすると詳細が分かりますが、その中で区分に「無信託」とあるのは、JASRAC会員となっていないため音楽出版社から著作権料を受け取る形態の権利者を指します。…これでも別にいいんですけど、できれば(資格があるなら)会員となられた方がいいと思うのですが。
それと、TVアニメなどの番組でのサントラなどの音楽については、放送局が持つ音楽出版社との間で契約するのが慣例となっています。
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第15回 菊次郎の夏
(初出 2001/09/10)

日本映画・TVドラマなどのTV番組といったアニメを除くサントラが、ここ最近(というよりずっと)イマイチという感じがしています。TVドラマはかろうじてHEROがそこそこよかったという感じで、ビューティフルライフすらセールスとしては良かったものの、癒し系として埋没してしまった形ですから。

邦画のサントラでは、久しく「残る」サントラというのをお見かけできなかった感じがしたのですが…(もののけ姫などを邦画の中に含めたとしても、作品の良さがやはりあって、そこから切り離してサントラが楽しめるかどうかは、やはり疑問がある)CMでの利用という形で、ようやく日の目を見たサントラが登場してきました。

菊次郎の夏/久石譲 (ポリグラム POCH-1788)

発売は1999年5月。北野武監督作品のサントラであります。
このサントラ、メインテーマとなっているTrack1 summerの他、実は過半の曲はこのメインテーマのアレンジバージョンのような曲になっていたりするんです。
それくらい、このメインテーマの曲が与えるイメージの力というのが強いことを表しているような気がします。個人的には、シングルカットしても売れると思うのですが…そういうことはインストゥルメント曲ではほとんどないようです。

このサントラの印象に近いのが、同じ久石譲さんが担当した北野武監督作品の「あの夏、一番静かな海」(東芝EMI TOCP-6907)。Track1のSilent Love(Main Theme)は、やはり印象的にイメージが作られ、このアレンジ曲が多くを占めたサントラとなっていました。

こういった、音楽もイメージとして残る映画サントラというのをおみかけしませんね。主題歌などのイメージソングの方が映画の場合どうしても目立ってしまうようで…。
 
 

○第16回 優しさの意味
(初出 2001/11/04)

サントラのおまけは、サントラに限らずインストゥルメントも紹介していますが、今回は個人的に思い入れの強いアルバム発売の紹介です。

11/21に、1年ぶりに西村由紀江さんのアルバム「優しさの意味」が発売されます。(ヤマハミュージック YCCS-00014)
Virgin以降のアルバムでは、西村さん自らのアレンジとなりピアノのみの曲でしたが、今回はアレンジこそ西村さん自身ですがピアノとストリングス(弦楽器)の曲も取り入れたとのことで、そういった意味でも興味がひかれます。

北海道フリークの方、今回のアルバムのジャケットは斜里で撮影されています。Track10「そばにいるだけで」の録音もその斜里で行われているということですので、ぜひお手にとって購入してみてはいかがでしょうか。
 
 

○第17回 フルーツバスケット-四季-
(初出 2001/11/15)

フルーツバスケットのサントラが2クールも半ばになっているのに発売していないと思ったら、イメージアルバムがでていました。

イメージアルバム フルーツバスケット-四季-
     (キングレコード KICA 560)

岡崎律子さんの主題歌や挿入歌として使われた曲の収録が、たぶん作品のファンとしてはメインだと思います。岡崎さんの曲も、聴き応えがあったそれだけでもいいと私も思いますが、サントラのイメージアルバムとしての曲も、これまたいいんです。

For フルーツバスケットなどのインストルメントもあり、サントラも収録されているのですが、これらのインスト曲が実は番組で利用されているものではなく、オーケストラバージョンとなって収録されているんです。この編曲担当は、岩本正樹さん。落ち着いた曲調だが、きちんとオーケストラの楽曲としても聴くことができるという特筆すべきイメージアルバムと私は思いました。

本来のアニメサントラの作曲・編曲した人と異なる人が編曲をするという企画は、実は徳間ジャパンでスタジオジブリ作品のサントラで行った例があるのですが、これがあまり曲としてはおもしろみがなかった記憶があります。

そういった心配はこのイメージアルバムにはありません。フルーツバスケットのアニメやコミックスを知らなくても、このアルバムで何となくその優しく居心地のいい世界観を感じられるのではないかと思いますので、ちょっとそんなホッとしたい気持ちになられましたら、どうぞ。
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第18回 城之内ミサさん
(初出 2002/02/14)

 本日(2/14)のNHK総合 トップランナーで、城之内ミサさんが登場しました。
ドラマなどの劇判をメインにつくられている方ですから、劇判についての説明を実例を交えて行っていただきまして、なかなか興味深い内容でした。

劇判としてはカスタマイズされていて、その作られたドラマなどの作品に適切にあった曲を提供されていますので、
いろんな場面に汎用性があるというより、音楽的にも完成度の高い曲が多いですね。
クラシックを基本としてポップスにも造詣があるということで、音楽の守備範囲はかなり広い方ではあります。

ある程度力がある方にもかかわらず、定評ができた頃にさらに留学という形で刺激を受けつづけ、
劇判以外の枠にとらわれない音楽活動を展開しているというのは、なかなかできるものではないと思います。
ただし、売れ筋の曲というより職人に近い活動ですし、ジャンルにとらわれない音楽つくりですから、
海外では評価は高いのですがなかなか国内では評価されていない部分が多いような気がします。

かつてはそれほどアルバムといった形で発表されていなかったのですが、
最近は彼女の楽曲も手に入れやすくなっていますので、興味のある方は購入して聴いてみてはいかがかと思います。

○第19回 Primary
(初出 2002/03/20)

 声優さんのアルバムということで、それほど期待していなくて購入したのですが、これが結構個人的には気に入った曲があったので、ご紹介しておきます。

Primary / 川澄綾子 (ビクターエンタテインメント VICL-60853)

確か川澄さんは、星方武侠アウトロースターのメルフィナの声優として4年ほど前にデビューしたのではなかったでしょうか。そのころに、実は彼女はそのメルフィナのキャラクターソングの作詞・作曲をしているんですね。サントラ(大谷幸さんが担当)も気に入っていたのサントラCDを購入していたので、その曲も聴いているのですが、妙に残る感じの曲ではありました。
どうも、それが縁でアルバム制作の話があったようですが、結果として4年という時間をおいて実現させるということになったとのこと。(アニメイトの情報誌 きゃらびぃ のインタビューは、http://www.animatenews.com/kawasumi/kawasumi_interview.html 参照のこと)

かなりこのアルバムが風変わりなんですね。10曲あるうちその半分がピアノをメインとしたインストゥルメンタルなんですね。このインストゥルメンタルでは、Track1 patch of blue skyとTrack8 Aliceが個人的に気に入っていたりします。

まだある種、習作のような雰囲気を残しつつ、プロデュースの岩崎琢さんの編曲(アレンジ)などもうまく川澄さんの持つ素直な曲調を活かしていて、次のアルバムでどう成長するか聴いてみたくなるアルバムという印象でした。

川澄さんの声優としての私が見た印象も書いてみたいのですが、それは「アニメな話」の方でそのうち語ってみたいと思います。

○第20回 Avalon
(初出 2002/04/27)

最近、映画音楽で印象に残る曲というのは映画の特徴的な場面が浮かぶ作品が少ないこともあって、他の映像での利用という視点からはなかなか登場しない気がします。
特に洋画では、映画のサウンドトラックをCD化したと言うより、映画作品のイメージに重なる通常の楽曲を組み合わせたものがサウンドトラックとして商品化するものも出ているように、インストゥルメントをメインとしたサントラはあまり目立ったものがないような感じです。

その中で、作品から離れて楽曲の利用があるものを探すのは、なかなか難しい状況だったりします。

CX 料理の鉄人での「バックドラフト」のような、TV番組向けのカスタマイズしたサントラのように聞こえる映画サントラとして、以下のサントラを紹介しておきましょう。

Avalon from original sound track recordings/川井憲次
   ( メディアファクトリー ZMCZ-1171 )

このCDのTrack2 Log off などを聞いてみると、聞き覚えがあると思いますよ。TBSのスペシャル番組 フードファイトクラブで頻繁に使われている曲だったりします。かなりこの番組で印象に残るくらい使われたので、他のTV番組での利用もここへ来て多くなっているようです。

このサントラ。押井守監督作品の映画のもので、発売は2001.1.19。映画用に6.1chサラウンドに対応したり、ワルシャワ・フィルの海外録音と手間がかかっているようではありますが、その辺の話はブックレットにある川井氏のライナーノーツを参照してください。

それにしても、最近唄モノのサントラが結構飛び抜けて評価できる作品が多いなぁ…やはりインストゥルメントでも人の声という楽器は飛び抜けて印象に残りやすいと言うことでもあるのでしょう。

○第21回 23時の音楽
(初出 2002/05/21)

TVドラマが不調ということでサントラの方もどうも食指がのびませんでねぇ…民放で不調なジャンルがあると、その手の番組をわざわざ増やす傾向があるのがNHKの編成に見られるんですね。これが。この4月改編は、そういったある種のケレンみを感じるのは気のせいでしょうかねぇ…。

その、たくさん編成されたドラマの中で、番組そのものとしてはあんまり好きな内容ではないのですが、サントラとしては興味ひかれるのが「真夜中は別の顔」(NHK総合 月-木23:00 4,5月放送)。久しぶりに、菅野よう子さんらしい作品とマッチングした音楽を聴くことができたという感じです。(周囲の番組編成から、ついこのドラマ自体も見てしまうんですけどね)

ドラマの方も今週で最終週ということで佳境に入っていますが、サントラの方も発売されました。

 23時の音楽 KANNO YOKO feat. SAKAMOTO MAAYA
(ビクターエンタテインメント VICL-60885)

まず、価格が安い(税抜1500円)。それで収録時間51分はお得。これまでのようなアニメサントラでなくTVサントラの売り場にあるので、普通の人も買いやすいはず。まあ、そういったことはともかく、私以外のサントラファンでもかなり評価が高い菅野よう子さんのサントラを一度聴いてみてはいかがでしょうか。
それと、サントラといいましたがインストゥルメントだけでなく坂本真綾さんが歌う曲もありますので、飽きさせることはないと思いますよ。
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第22回 2ちゃんねるのスレッドから
(初出2002/07/27)

アニメサントラを含めたTV番組での利用レポートというのは、事実上2ちゃんねるにあるスレッドしかないんです。なにぶんTV番組にしてもサントラにしても途方もない量が存在していますから、個人で地道に調査というわけにはいきませんからね。

そこにある500以上の報告から、サントラ作品名を抽出してみたんです。抽出漏れがあると思いますがアニメ・ゲームを中心に作品数は262。そのうち、私がCDとしてもっていたのは67。(1/4程度か…もう少し少ないと思っていたが)

登場回数上位を羅列してみると
カウボーイビバップ(15)新世紀エヴァンゲリオン(11)おジャ魔女どれみ(10)機動警察パトレイバー(10)サクラ大戦(9)カードキャプターさくら(9)To Heart(7)ああっ女神さまっ(7)彼氏彼女の事情(7)こみっくパーティー(6)姫ちゃんのリボン(6)∀ガンダム(5)グレンダイザー(5)サイバーフォーミュラー(5)デ・ジ・キャラット(5)ナデシコ(5)はれときどきぶた(5)Gガンダム(4)Vガンダム(4)少女革命ウテナ(4)ガンダムW(4)コメットさん☆(4)ナジカ電撃作戦(4)ハンター×ハンター(4)ハンドメイド・メイ(4)ビッグオー(4)ふしぎの海のナディア(4)ベルセルク(4)らんま1/2(4)

この29作品のうちだと19作品は持っていましたから、そうそう自分のセレクトにズレはないということだと思いたいなぁ…。逆に言うと、TV番組を見ているとこれらのサントラをかなりの確率で聞いているはずなんですが…(信じたくない人もいるかもしれませんが、それだけアニメーションコンテンツは形を変えて日本では日常化していることの一つの形なんでしょう)

2ちゃんねるのバラエティ番組などに登場するアニメサントラに関するスレッドには、当然登場した番組名も登場しています。しかし、朝や昼の「ワイドショー」とか夕方の民放の「ニュース」といった具体的な番組名になっていないものも多いんです。

複数登場した番組名をアップしておくと、
TVチャンピオン(TX),笑っていいとも!(CX),伊東家の食卓(NTV),ウリナリ(NTV),おもいっきりテレビ(NTV),ザ・ワイド(NTV),サンデーモーニング(TBS),スーパーニュース(CX),ズームインサタデー(NTV),すぽると!(CX),ダウンタウンDX(NTV),ためしてガッテン!(NHK),どうぶつ奇想天外(TBS),とくダネ!(CX),なんでも鑑定団(TX),ニュースJAPAN(CX),ニュースステーション(ANB),ニュースプラス1(NTV),はてなにタックル(NHK-E),はなまるマーケット(TBS),めざましテレビ(CX),ポチたま(TX),めちゃイケ(CX),ワンダフル(TBS),愛の貧乏脱出大作戦(TX),噂の!東京マガジン(TBS),王様のブランチ(TBS),筋肉番付(TBS),笑う犬の発見(CX),世界・ふしぎ発見(TBS),クイズ赤恥・青恥(TX),知ってるつもり(NTV),THE鉄腕DASH!(NTV),天才てれびくん(NHK-E),踊る大捜査線(CX),料理の鉄人(CX)

2年以上のレポートですが、意外に多いと考えるか意外に少ないと考えるかは、たぶんアニメサントラを知っているかどうかによってずいぶん異なるんじゃないでしょうか。

それにしても、ワイドショーとニュースの数が多いのはやはり気にかかりますね。

ちなみに、該当のスレッドは以下にあります。
http://music.2ch.net/test/read.cgi/asong/953664225/l50
 

○第23回 他番組での利用には…
(初出2002/08/30)

アニメサントラでも、やっぱりOVAとかCSだと認知されにくいのかなぁ…と、思う事例を2つあげておきます。

’ギャラクシーエンジェル’は、最初にCSとOVAで第1シリーズが2001年頃発表されました。その後TVO(テレビ大阪)-TX系で第2シリーズが地上波で発表されたのですが、劇伴音楽としてはほとんど第2シリーズでは曲が追加されていないんです。(若干のアレンジ曲とかが追加されたんですが)曲そのものはアニメ作品としての使われ方も含めて変わっていないんですが、他の番組のBGとして比較的使われるようになったのは、2002年3月頃から。やはり、地上波での放送開始後に利用が目立つ形だったんです。(関西地区の方には分かりにくいですが、ANB 月-土 朝の やじうまプラスなんかどれだけ使っているか…)

同じような展開として、’魔法使いTai!’があります。こちらは、当初OVAとして制作され、その後BSのWOWOWノンスクランブルで放送される形でした。劇伴音楽は、WOWOW版で新たなキャラクターの追加による曲の追加があっただけで、これまたほとんど変わらないというものでした。でも、WOWOWでの放送以降で他番組での利用が増加したという経過をたどっています。

このようにOVAやCSでのアニメ作品のサントラは、それほどたくさんの番組での利用はされないようです。では、BSデジタル放送はどうかというと、(そもそもそれ単独でのアニメ番組が少ないということもありますが)’まほろまてぃっく’という例が存在していることからも、BSアナログと同様に考えて良さそうです。

アニメサントラが他の番組で利用されるには、やはりそれを活用する人に認知させる必要があるようです。定期的に放送局や番組制作会社では効果音などに利用できるCDを購入してはいるようですが、いちいちCDを聴いて確認するよりも動いている映像とあわせた形の実例を見た方が選択しやすいこともあるんでしょう。そうすると、お手軽にチェックできる地上波やBSでのアニメ番組のものが多くなるのは、何となく分かるような気がします。

○第24回 TVドラマのサントラ・この秋のアニメサントラの動き
(初出:2002/10/12)

今回は、2つの内容を書くことになります。

まず、TVドラマのサントラについて。
考えてみると、1時間枠の(放送扱いの)ドラマというのは、1990年代以降ほとんどの作品でサウンドトラックというのが作られるようになった感じです。作品がヒットすればある程度売れるということもあったようですが、TVアニメや特撮もの・時代劇などと異なって、過去の作品のCD化という動きはほとんどないということからも、TVドラマにとっての劇判の位置が何となく分かるような気がします。(過去にはアニメサントラを使う例も多かったし)
TVドラマでサントラとして興味持てるものとなると、振り返ってみてもあんまりなかったような気がします。また、私が取り上げるような他番組の劇判やBGMになる曲となると、結果としてほとんどないという感じだった気がします。

スペシャル番組としてのドラマや(映画扱いの)2時間ドラマとなると、ほとんどの場合サウンドトラックのCD化されないんですね。このため、作曲家の仕事としての取り上げていないと、作品とともに埋没する例というのが多いような気がします。でも、果たしてカスタマイズしている度合いが高い2時間ドラマのサントラが売れるとも(私は)思えないので、やはり商品化は難しいのかも。
 

この秋のアニメの音楽の動きについて。
この秋のアニメ番組の音楽担当は、ここ数年(サントラ好きのマニアなどでの)音楽的に評価の高かった作曲家の方が比較的多く担当しているといった状況になっています。岩崎琢・和田薫・田中公平・桜庭統・七瀬光・佐橋俊彦などがその例にはいるかと思います。
声優として作品にかかわっている人が音楽担当の一人として入っているという例も登場しました。CS キッズステーションで放映される「piano」で、神津裕之さんとならんで川澄綾子さんが音楽担当としてでています。
川澄さんは、前にこの中で取り上げたとおりビクターエンタテインメントから岩崎琢さんのプロデュースでピアノ曲と歌が半々のアルバムを発表しています。でも、今回のアニメ作品はアニメイトフィルム・パイオニアLDC・キッズステーション制作ということでこれまでと異なるアプローチで作品が出てくるという意味でも、興味があるといったところでしょう。

○第25回 胡弓を使ったもの多くない?
(初出:2003/01/02)

最近の(アニメを除く)サントラやインストゥルメンタル系の楽曲では、胡弓を使ったものが多く占めているような気がします。以前もないわけじゃなかったのですが、この2年くらい多くのアーティストによって使われているのが顕著になった感じです。

たぶん、胡弓を弾く人が比較的来やすくなってきたことと、日本の楽器を使った楽曲もそこそこヒットしてアジア的なテイストの楽器による音楽に挑戦しやすい環境ができあがってきたからではないかと思います。もちろん、ヒーリング系の音楽への需要が高まった(他の楽曲が相対的に落ちたともいえるが)ことも、理由の一つにあるのではないでしょうか。

胡弓を使った楽曲についての私なりの感想を述べると、胡弓をメインに立てた楽曲はあまりなく、主旋律と重ねて使われている例が目立っていています。そういう意味では、何か物足りないとかもったいない使い方をしているような気がして、まだまだコラボレーション(協業)の領域をでていない感じがして、物足りなさを感じます。
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第26回 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ
(初出:2004/10/09)

最近あまりTVドラマや日本の映画のサウンドとラックを買わなくなってしまっていますが、その理由として印象に残る旋律が(私個人として)聞こえてこないことがあります。
この旋律を聴けば「ああ、この作品の曲なんだ」と思わせる部分がどうも弱いものでして、そういった記憶として残らないとCD購入するときにジャケットや作曲している方の情報から買うことになるし、そうやって買ったものはたいがい印象に残らないんです。

場面とあわせて曲の印象が残る方が購入するのがサントラなのかもしれません。でも、音楽だけでもしっかり聴かせられるものでなければ、映像も活きてこないように感じられるんです。たとえ厳しい予算やスケジュールで余裕なくつくられていたとしても。また、余裕がある状況でつくられているものも、そのかけただけのスケール感が感じられず、よくありがちなサントラでおさまっているものも多い気がするんです。

どうも、場面そのものにあわせることに注意を払うことによって、作品全体で醸し出すイメージというものをうまく映像作品が作り出せていないことが、音楽からも感じられているように思えてなりません。

「何が表現したいの?」これを最後まで継続して作り出されることが、最近難しくなっていることを示しているとするならば、それはサントラを購入する私としては悩ましいことなのかもしれません。
 

○第27回 勢いで買ったサントラ(2004.11)
(初出:2004/12/04)

アニメサントラばかり最近購入していたが、それも昨年に比べて枚数も少ないということで、気にかかったサントラをタイトルや作曲家だけ見て勢いで買ってみました。

○下妻物語 オリジナル・サウンドトラック
(DefSTAR RECORDS DFCL 1137)

菅野よう子さんのサントラ曲で「本歌取り」がうまいことを語りましたが、本気できちんと許諾もとってアレンジしちゃうとこんな風になるんだ…ということを実証したようなサントラ。1970年代あたりの曲を聴いたことがある人にとっては、そのアレンジの妙で楽しめると思うが、サウンドトラックとしてはその分曲のセレクトにバラツキがあるため場面が見えないと分かりにくいだろうなぁ…

○ハウルの動く城 サウンドトラック
(徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-72775)

久石譲さんが持つメロディアスに耳に残る曲がメインテーマしかないというところに、まず不満がある。場面に映えるための曲としても、一つの楽曲としても聴き応えはあるんだが、作品を見ていない人にとって絵が見えないように感じた。

○隠し剣 鬼の爪 オリジナル・サウンド・トラック(付:たそがれ清兵衛)
(DENON COCQ-83849)

隠し剣 鬼の爪については、2004年8月4日東京国際フォーラムAにおける完成披露試写会のライブ録音として、序曲 夜明けの時が収録。
音楽スタッフ名がほとんど書かれていないのにも不満だが、取り上げられている楽曲が、代表的なもののみでかつ曲も短めである点が惜しまれる。冨田勲さんのサンプル曲を聴きましたが、それを一つのアルバムとして聴かせるという楽しみに欠けるように思えました。まあ、楽曲が前面に出ている印象があるので、映像にあまり音楽をつけなかったように感じましたが。

○君が想い出になる前に オリジナル・サウンドトラック
(avex AVCD-17533)

実際のテレビドラマでは5分にも及ぶ長さの楽曲がそのまま使われなかったようですが、それがもったいない気がするなぁ…西村由紀江さんのアルバムとしては聴き応えがあるものになっていますが。ただし、アレンジとしては不必要に凝ってしまっているため、もとのピアノ曲が持っているイメージに枠をつけているものもありますね。

○いま、会いにゆきます オリジナル・サウンドトラック
(エピック ESCL 2615)

映画音楽として、通しの場面を見せるという意味であまり曲が表に出てこず、かつ場面のイメージをうまく増幅するように曲のメロディーが構成されている点は評価できる。かつ、サントラでなく一般的なインストアルバムとしても聴かせどころがしっかりしていると思う。
惜しむらくは、音楽製作スタッフがほとんど書き込まれていないことと、松谷卓さんのこれまでのアルバムのように組み合わせて作られた楽曲という雰囲気を感じさせている点でしょうか。

○第28回 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!
(初出:2004/12/25)

サントラ紹介よりおまけネタの方だと思ったので、こちらで紹介。

COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST! (ビクターエンタテインメント VICL-61543)

DVD-BOX発売とリンクして新録も含めたサントラベストアルバムのはずですが…(20)70年代にヒットしたスペースドライブミュージックばかりを集めたホットな全12曲、というコンセプトでコンピレーションアルバムのように、わざわざ元にした(と勝手に設定した)アルバムジャケットまで張り込んだブックレットをつくっているんだもんなぁ。
きちんと、下部に日本語訳までつけてくれているところが心憎い。
(ライナーに記載された全てのアルバムは現在の地球では購入することはできません。お問い合わせをいただいても皆困ってしまいますので個人的にお楽しみください。 …って、たぶん誰も問い合わせしないでしょ。だってCOWBOY BEBOPだもん)

この手のベストサントラだと、いまいち寄せ集めっぽくてアルバムとしてのコンセプトが見えない例が多いけど、これではそんな心配は不要です。もう何枚も買わされた…という方も、きっと満足いただける菅野よう子サウンドとなっているはずです。
 
 
 
1 1999年3月頃の状況 2驚異の小宇宙・人体3(久石譲さん) 3世紀を越えて(本多俊之さん千住明さん)海・知られざる世界(岩代太郎さん) 4 BTTB(坂本龍一さん)世紀を越えて(cobaさん)ADIEMUS 5お天道様のゆ・う・と・お・り(村松健さん)
6ふたり(久石譲さん) 7アニメサントラで検索して 8映像の世紀(加古隆さん) 9あすか(服部隆之さん)日本映像の20世紀(千住明さん)音楽畑16(服部克久さん) 10 feel
11 still echo   image 12バブル(千住明さん)HERO(服部隆之さん) 13コンピレーションCD 14 JASRAC作品検索サービス 15菊次郎の夏(久石譲さん)
16優しさの意味(西村由紀江さん) 17フルーツバスケット-四季-(岩本正樹さん) 18城之内ミサさん 19 Primary(川澄綾子さん) 20 Avalon(川井憲次さん)
21 23時の音楽(菅野よう子) 22 2ちゃんねるのスレッドから 23 他番組での利用には… 24 TVドラマのサントラこの秋のアニメサントラの動き 25 胡弓を使ったものが多くない?
26 最近TVドラマや映画のサントラを買わないわけ 27 勢いで買ったサントラ(2004.11) 28 COWBOY BEBOP Tank! THE! BEST!(菅野よう子さん) 29 紹介しそうもないサントラ 30 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
31 彼女が死んじゃった。(Choro Club feat. Senoo)
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○第29回 紹介しそうもないサントラ
(初出:2005/07/17)

最近買ったけど作曲家別アニメサントラ紹介にたぶん載せないだろうなぁ…というものについて、取り上げてみます。

○魔法先生ネギま! 真帆良学園中等部2-A:音楽の授業(キングレコード KICA 691)光宗信吉

ネギま!らしいと思わせる学園ものっぽい楽曲がきちんと印象に残るメロディが作られているが、ぺたっと貼り付けOKという感じでかつ作品にしっくりしすぎているからねぇ。

○ふたつのスピカ オリジナルサウンドトラック(テイチクエンタテインメント TECI-1059)三宅一徳

きちんとアコースティックを中心とした楽器を使って、落ち着いた音楽が作られているが、メロディとして響く楽曲がほとんどない。印象に残る楽曲も、これまでのテレビアニメのサントラ曲に似ているものも多い気がした。

○創聖のアクエリオン オリジナルサウンドトラック(ビクターエンタテインメント VICL-61648)菅野よう子,保刈久明

歌つきの楽曲が中心のサントラであるが、あまりに作品世界に寄り添いすぎてふつうのアルバムとしてすんなりと聞けちゃう感じのものになってしまっている。

○蒼穹のファフナー BGM&ドラマアルバムI FAFNER in the asure -NO WHERE- (キングレコード KICA 660-661)斉藤恒芳

ワルシャワフィルによるフルオーケストラでの楽曲ということで、通常のアニメサントラとは違う、きちんとしたクラシカルな楽曲となっていて、心地いい曲になっています。作品世界にとっても作曲家の属性と相まっていい曲なんですが、それゆえ汎用性に乏しいものになっている訳なので、ここで紹介するだけになっちゃいました。
 
 
 

○第30回 2ちゃんねるのスレッドから(その2)
(初出2006/08/26)

アニメサントラを含めたTV番組での利用レポートの2ちゃんねるのスレは、かれこれいくつ作られたでしょうか…で、現在は下記URLの「●アニメのサントラがTV番組で引用されてたら報告3」が2006年4月からの報告がアップされています。

http://anime.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1143601155/l50

結構量が多いので、在京局と特定できるように番組タイトルと作品をピックアップして、書き込み内容から番組名を推測したりして、まずまとめてみました。

それを、アニメ作品ごとに上位50程度をまとめたのが、下記のPDFファイル。
http://hp1.cyberstation.ne.jp/sh-kato/soundtrack/060825-1.pdf
番組ごとに上位50程度をまとめたのが、下記のPDFファイルになります。
http://hp1.cyberstation.ne.jp/sh-kato/soundtrack/060825-2.pdf

やっぱり…と思うか、意外と思うかはともかく、たくさん使われていることは事実のようです。

番組は、民放のニュースやバラエティ番組を中心に使われていることが示されています。

利用されているアニメサントラは、定番となっていてファンの認知度の高い 攻殻機動隊・カウボーイビバップ・だぁだぁだぁ・あずまんが大王 といった中に、昨年から今年にかけて発表された比較的楽曲としての人気も高い アクエイオン・エウレカ・舞乙 が入るといった構図になっています。その中で、2005 TV アニメ サントラ選で述べたARIAが飛び抜けた取り上げ数を占めていることは、特筆すべきといえそうです。
 

○第31回 彼女が死んじゃった。 
(初出:2006/09/19)

「彼女が死んじゃった。」というドラマは、日テレのドラマということで、ちょっとコミカルに演出する部分が強くなりすぎて芯を外した感じだったという記憶があります。ただ、湘南の雰囲気をきちんと取り込んだ作品そのものの世界観はかなり良かった感じがしました。その印象があったので、改めてARIAのサントラで脚光を浴びたChoro Club feat. Senooの楽曲として聴いてみると、これがいいんだなぁ…ということでご紹介するのが、このサントラ。

実は、妹尾さんが毎年夏に鎌倉プリンスホテルで行っているSeaside Loungeというコンサートで、2006年はショーロ・クラブとジョイントで行うというのでわざわざ聴きに行って、そこで手持ちにあまりお金がないのに購入したものでして…

「彼女が死んじゃった。」オリジナル・サウンドトラック(ソニーミュージック SICL 121)

湘南の風景を切り取って音楽にするというのは、比較的ポップな感じか妙に落ち着いた波のようなイメージが多いわけですが、そういったパターン化された雰囲気とはちょいと違う感じに仕上がっています。ピアノが穏やかに奏でたり、バンドリンやギターがリズミカルだったりゆったりと紡いだりしている。必要以上に音階やリズムで起伏をつけることなく、でも十分描こうとしている光景をうまく雰囲気として表現しているのは、さすがという感じだったでしょう。実際、コンサートで演奏しているステージのガラス越しに移る七里ヶ浜の夕闇と、心地いいくらい合っていましたからねぇ。

サントラの楽曲のタイトルが示すように、湘南に実在する場所をイメージした楽曲が多く、さらにテーマとなる旋律をうまく組み合わせたりアレンジしたりして、アルバムとしても聴き応えのあるものに仕上がっているように思います。

これを聴いた上で、ショーロ・クラブさんや妹尾武さんのそれぞれのアルバムを聴いてみると、これがまたいい感じでしてねぇ。興味ある方は、それぞれの方のホームページへ。
http://www.senootakeshi.com/
http://www.players.co.jp/~choro/
 
 
 

本編は、下記にあります

今のところ16シリーズまで

作曲家別アニメサントラ紹介

こんなものも作っております

2008 TV アニメ サントラ選
2007 TV アニメ サントラ選
2006 TV アニメ サントラ選
2005 TV アニメ サントラ選
2004 TV アニメ サントラ選
2003 TV アニメ サントラ選
2002 TV アニメ サントラ選
2001 TV アニメ サントラ選
2000 TV アニメ サントラ選
1999 TV アニメ サントラ選

サントラのおまけ-02

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