ジェリクルキャッツを知ってるか?

ミュージカル「cats(キャッツ)」のページ


*注意*

 このページはワタシがミュージカル「キャッツ」を愛するがために無理矢理(^^;)作ってしまったページですが、まだ見たことがない人にキャッツを知ってもらうのに、情景を思い浮かべてもらいたいがため、かなりの割合でネタばれがあります。ワタシ的には、ネタばれがあったとしてもキャッツは十二分に楽しめる作品なので、どうか許していただきたいのですが、もし、これから見るのに何もない真っ白な状態で見たいという場合は、是非このページは見ないでくださることをおすすめします。


目次

ミュージカル「キャッツ」とは?
あらすじ(第1幕)/あらすじ(第2幕)
登場猫たち
/より深くキャッツを楽しむために
曲の紹介
劇団四季のキャスト別の猫紹介

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ミュージカル「キャッツ」とは?

 ミュージカル「キャッツ」は、イギリスの詩人エリオットの「キャッツーポッサムおじさんの猫とつきあう方法」をもとに、猫の世界を描いたミュージカルとして、ロイド=ウェーバーが曲を作り上げたものです。原作では10数編の猫の色々な詩が、それぞれ独立していましたが、ミュージカルではこれに未発表の「グリザベラ」の詩を加え、都会に住まう20数匹の個性あふれる猫たちが、ジェリクル・ムーンの輝くの晩に集まって踊り、歌う中で、天上に昇るただ1匹の猫を選ぶという、幻想的なミュージカルにと仕立てられました。1981年にロンドン初演を皮切りに(ちなみに、ロンドンではまだまだ上演中です!)世界各国で上演され続けています。、日本では劇団四季が1983年の新宿初演を皮切りに(新宿のテント上演の「キャッツシアター」を覚えている方もいらっしゃるでしょう)、日本各地で断続的にロングラン上演を続けており、現在は大阪で上演中です。 

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あらすじ(第1幕)

               

 まずはオープニング。真っ暗になった劇場の中に「オーバーチュア」が流れます。薄暗いあかりの中、うごめく猫たちが少しずつ見えてきます。今夜の舞台も回転して現れます(もうちょっといろいろあるのですが、ここはすてきなオープニングなので、見る人のお楽しみのために内緒です)。そして舞台の真ん中で月に向かってのびていくかのように美しく猫が踊ります。つづいて猫たち登場の「ジェリクルソング」。曲に合わせて、いろんなところから、少しづつ猫たちが集まってきます。集まった猫たちが、一同に踊り、歌うオープニングです。そして問いかけます「ジェリクルキャッツを知っているか?」と。続くナンバーは「猫の名前」(ネーミング・オブ・キャッツ)。猫には誰も知らない唯一の名前があるのだ、と、猫たちは人間たちに呼びかけます。そして、今日は年に一度のジェリクルキャッツの選ばれる舞踏会の日であることが告げられます。集まった様々な猫たちが自己紹介をかねて、歌い、踊ってゆきます。

 最初は「おばさん猫」のジェニエニドッツ。太ってなんにもせずに寝ているような彼女だけど、若い娘猫たちは彼女がほんとはネズミやゴキブリをしつけている働き者な猫なことを紹介します。おばさん猫とゴキブリたちの陽気なダンスに続いて、壁をぶち破って破天荒なひねくれ猫「ラム・タム・タガー」登場。人(じゃなくって猫(^^;)とは反対のことばかりしているタガーはハンサム猫だけど、言い寄るメス猫には目もくれず、我が道を行く。陽気なナンバーのあと、一転して暗い舞台に足を引きずるようにして現れた猫「グリザベラ」。昔は美しかったけど、今は年老いて誰も寄りつかなくなった娼婦猫。みんなにさげすまれ、嫌われて今夜の輪の中に入れません。気位の高い彼女は引きずるようにその場から消えていきます。(この後、舞台を注意してみていると、グリザベラのがあちこちにでてきているのがわかるので、見ていてください)重い空気を一掃させるのは、政治家猫の「バストファージョーンズ」。一応政府の偉い仕事をしている彼は、行政改革とか仕事していますが、ほんとはご馳走を食べることだけが楽しみ。おかげで太って困っています。周りにはご馳走のおこぼれをちょうだいしたい猫が集まってきます。一変して、破壊音とともに犯罪猫「マキャビティ」が現れます。神出鬼没の彼は、あちこちに姿を突如現し、今夜の舞踏会をめちゃくちゃにしようともくろんでいるようです。マキャビティの登場で静かになったところに、小泥棒な猫たち「マンゴジェリー」と「ランペルティーザ」がそーっとでてきます。今夜もどこかでちょっと何か失敬してきた様子。そして、、、長老猫オールデュトロノミー登場。長老猫の登場で、リーダー猫マンカストラップがジェリクル舞踏会を宣言します。華やかな舞踏会の後、またもでてきたグリザベラ。どうしても猫たちの輪に入れない彼女は、悲しげに訴えるように、長老猫の前で「メモリー」を歌います。昔の思い出を切なく歌い上げた彼女は、ゆっくりと立ち去ってゆき、第1幕が終わります。

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あらすじ(第2幕)

 第2幕は舞台がまだ暗転しないうちに、三々五々とあちこちから猫が集まってきて始まります。(このとき、客席にも現れますので、近くにきたら是非ご注目あれ)再び集まった猫たちに、長老猫が「幸せの姿」を語りかけるように歌います。それぞれの幸せについて猫たちが思う中で、年老いた役者猫「アスパラガス」が若い娘猫ジェリーローラムにつきそわれてでてきて、昔の役者だった頃の思い出を語ります。喝采を浴びた当たり役をもう一度見せようかというと、拍手が起こり、劇中劇が始まります。劇中劇は「グロールタイガー、海賊猫の最後」。部下にもおそれられていた豪放磊落な大海賊グロールタイガー(アスパラガス)が、異国の若い娘猫グリドルボーン(ジェリーローラム)にたぶらかされ、すっかり骨抜きになってしまったのを、敵役のシャム猫群は見逃さず、彼をついに滅ぼしてしまいます。劇が終わって、元の年老いた猫に戻って最後に「俺の時代は語りぐさ」と語り、ゆっくり去ってゆきます。続いては、陽気な鉄道猫「スキンブルシャンクス」の登場。列車に乗るのが生き甲斐で、夜行列車の旅を楽しく過ごすために一生懸命働く猫さんです。
 明るい雰囲気が、またもマキャビティによって壊されます。忍び寄るマキャビティの恐ろしさを「ディミータ」と「ボンバルリーナ」が歌います。そして、注意していたにもかかわらず、オールドデュトロノミーがさらわれてしまいます。マキャビティと猫たちが必死に戦って、マキャビティが消えた後も、オールドデュトロノミーが戻ってきません。いなくなった長老猫を探すために、マジック猫「ミストフェリーズ」に白羽の矢がたちます。手品やカード、マジックなら何でもありの不思議猫のミストなら、長老猫を探せるかも、、、。そして、無事にオールドデュトロノミーが戻ってきました。
 夜が明け始めた頃、ジェリクルキャッツがいよいよ選ばれるとき、、、グリザベラが三度現れ、生まれ変わる明日を願って「メモリー」を歌います。悲しげに立ち去ろうとする彼女に、子猫のシラバブが手を添え、彼女を天上へといざないます。彼女を疎んでいたすべての猫たちが、今は彼女の再生と幸せを心から願い、彼女を天上へと送り出してゆきます。天上に昇る彼女を送りながら、すべての猫たちが彼女に送られた永久の命をたたえ、歌います。最後に、すべての猫から人間に向かって「猫からのご挨拶」。人間たちに猫が求めているものを訴え、ミュージカルは終わりを告げます。

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登場猫たち

 登場猫は全部で23匹。名前もでてこないで踊るだけの猫さんもいてわかりにくいのですが、それぞれの猫さんには個性的な名前と印象的なシーンがちゃんと用意されています。ここでは私がわかる範囲でできるだけ猫さんを細かく紹介していきます。

タントミール:この猫だけが衣装に全く毛がありません。シャム猫をイメージしてできた衣装だそうですが、1998年にキャッツがリニューアルしたときに変わった衣装だそうです。最初に舞台で踊る猫さんで、スレンダーなラインが天上に昇る猫をイメージさせてくれます。

マンカストラップ:猫たちのリーダー的存在で、狂言回しな役目もしています。ちょっとやくざな雰囲気がありますが、どんな猫も頼りにしているアニキな猫。白黒縞のトラ模様の、ちょっと体格がでかくて偉そうな(^^;猫。

ジェニエニドッツ:太って寝てばっかりと思われているおばさん猫。だけどほんとはネズミやゴキブリを悪さしないようにしつける働き者な猫さん。若い娘猫さんたちにもネズミにもゴキブリにも慕われる、明るい典型的なおばさんです。オレンジ色のトラ模様の猫です。

ラム・タム・タガー:自由奔放で、みんなと同じことが大嫌いのひねくれ猫。だけどかっこいいのでメス猫にはモテモテ。言い寄る猫には目もくれず、好き勝手放題のワイルド兄ちゃん猫。光沢ある黒い猫さんで、襟元が毛皮っぽくてちょっとゴージャス。

グリザベラ:昔は美しく売れっ子だった娼婦猫だけど、今は年老いて誰も振り返らなくなり、孤独に生きています。昔はたぶんお高い猫だったらしく、今はそのお返しにか、誰も相手にしようとしない。かつてはゴージャスだったと思われる、今はぼろぼろの毛皮をまとっています。

バストファージョーンズ:お金持ちの猫で、政治が大好き。食べることが彼の生き甲斐で、おかげで太ってしまい、運動不足解消にスポーツクラブにも通う、とにかく贅沢三昧。太ってだるまさんみたいな容貌です。

マキャビティ:犯罪王な猫で、今夜も集まりを壊そうとたびたび登場します。どんな悪事も彼の前ではかすんでしまうくらいです。

マンゴジェリー&ランペルティーザ:こそ泥のコンビ猫。ちょっとしたいたずらや盗みかっぱらいなどは、お手の物。盗みのスリルを楽しむことを生き甲斐に、今日もあちこちに現れます。茶、黒、白のトラ縞の猫のコンビです。

オールドデュトロノミー:すべての猫の尊敬を集める、長老猫です。天上猫を選ぶ、みんなのリーダーな猫です。ゆったりとした動作、年輪を重ねたような風貌、穏やかな仕草。まさに「長老様」です。

ジェミマ:若いメス猫の一人。おばさん猫紹介の3匹の娘猫の中の一人でもあり、グリザベラ登場の時にもソロで歌うシーンがあります。

アスパラガス/グロールタイガー:アスパラガス(ガス)はおちぶれた役者猫で、毎晩酒場で飲んだくれて、昔の面影に浸るのが楽しみ。落ちぶれたけれど役者としての誇りは高く、今の役者は不真面目だ、と叱咤し、昔の当たり役を演じます(「グロールタイガー/海賊猫の最後」)。グロールタイガーはガスの当たり役で、泣く子も黙る大海賊猫。しかし悪女グリドルボーンに骨抜きにされ、宿敵シャム猫軍との戦いに敗れ身を投げます。

ジェリーローラム/グリドルボーン:ジェリーローラムはキュートなタイプの若いめす猫で、アスパラガスの長い語りを楽しみながら、優しくいたわりながら聞いてあげます。グリドルボーンはアスパラガスの劇中劇で、海賊猫グロールタイガーを誘惑する、悪女猫です。

スキンブルシャンクス:列車に乗るのが大好きな鉄道猫。世話好きでまめまめしく働く気のいい青年猫で、列車の旅がいつも快適であるように見回りを欠かしません。スキンブルのナンバーを歌う時以降はベストを着ているのでわかりやすいです。

ギルバード:すいません、ふだんはどの辺にいるのかよくわかっていません(^^;)。グロールタイガーの劇の時に、シャム猫軍の総帥役を務め、見事な殺陣を見せてくれます。

ディミータ&ボンバルリーナ:2幕のマキャビティ登場の後にナンバーを歌う2猫。ディミータは雌猫の中のリーダー的存在で色っぽい仕草の猫さん。ボンバルリーナはちょっと小柄でディミータの相棒のような役(もしかして姉妹?)

ミストフェリーズ:マジシャン猫で、マキャビティにさらわれた長老猫さんを取り戻すために大活躍します。踊りの得意な機敏な小さな黒猫。2幕後半のソロの踊りが見せ場です。

シラバブ:まだ日にちの立っていない小さな子猫。最後のメモリーのグリザベラとの2重唱、そして去ろうとするグリザベラにちょこんと手をふれるシーンが見せ場です。

ヴィクトリア:まだ若い猫の設定で、ダンスが得意。第1幕はじめの方で、月明かりの下でソロで踊るシーンが綺麗です。

ランパスキャット:イギリスのオリジナル版では、ランパスキャット紹介のナンバーがあるのですが、日本版ではないです。オリジナル版に寄れば、犬のけんかを仲裁した猫さんとして紹介されてます。

カッサンドラ:主に踊りのシーンで登場しますが、目立つところで踊っています。小柄で小さい猫さんです。

タンブルブルータス:

コリコパット:

カーバケッティ:

すいません、上の3猫さんは、未だに区別ついてません(^^;)。踊りのうまい雄猫さんというのはわかったのですが、、、。どのシーンが印象的かというと、特定できませんでして、、、。宿題にしといてください(^^;)。

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より深くキャッツを楽しむために

・猫はあちこちに出没します。キャッツは舞台だけが舞台でなく、客席もすべて舞台のようなものです。客席の間を歌い、踊りながら行き来したり、時には荷物にじゃれたり突然人の顔をのぞきにきたりします。慣れないとびっくりするかもしれませんが、彼らは「猫」なのですから、猫に接するような気持ちで眺めてみてください。

・劇場の壁に注目!:キャッツの舞台は「都会のゴミ捨て場」です。猫の視点で描かれていますので、舞台装置は猫から見た大きさにできているものがたくさんあります(全部ではありませんが)。そして、劇場の壁ですが、いろんなゴミが飾られて(^^;います。故に、観客は自分がゴミ箱にいる猫のような気持ちになってしまうかもしれません。ちなみに、ゴミの種類ですが、上演された都市の特色あるゴミが色々飾られています。前回の名古屋公演では、ういろうの箱、きしめんの袋、ドラゴンズグッズ、グランパスグッズ、中日新聞等々、名古屋色豊かなゴミが多数ありました。

・いろんな猫が、いろんなところでいろんな動作をしているのですが、なかなかこれを一度見に行っただけで楽しんでみるのは難しいです。私も10回ぐらい見に行って、今は立派なリピーターですが、まだ見たりないところがたくさんあります。最初は舞台そのものを楽しんでみるのから始まり、いろんな席で、いろんな猫に注目してみるうちに、今まで知らなかった新しい場面をいくつも発見しています。だから、もし見に行って気に入ってくださったらば、いろんな猫を楽しむために、是非また見に行ってみてくださいませ。

・劇団四季の舞台では、エンディングが色々楽しいのですが、キャッツは特に、最後に猫さんが客席に降りてきて握手してくれますので、お楽しみに。あと、すっごく運が良ければ、ラム・タム・タガーが舞台に連れて行って踊ってくれます(^^;)。

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曲紹介

、第1幕>

・オーバーチュア

・ジェリクルソング

・ネーミングオブキャッツ

・ギャンビーキャッツ(おばさん猫)

・ラム・タム・タガー(突っ張り猫)

・グリザベラ-娼婦猫

・バストファージョーンズ-大人物?

・マンゴジェリー&ランペルティーザ-小泥棒猫

・オールドデキュトロノミー-長老猫

・ジェリクル舞踏会

・メモリー

<第2幕>

・幸せの姿

・ガス-劇場猫

・グロールタイガー-海賊猫の最後

・スキンブルシャンクス-鉄道猫

・マキャビティ-犯罪王

・ミストフェリーズ-マジシャン猫

・メモリー

・上れ天井へ

・猫からのご挨拶

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