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あいふる世相ダイアリー





2003/11/30(日)  イラクで日本人外交官二名殺害

奥参事官によるイラク便り(外務省)

 このイラク便りを読んで、頭の下がる思いがしました。外務省には「外交利権」で私腹を肥やしている人もいるようですが、こういう真摯な人もいるんですね(ちなみにこれは監督責任だそうです)。襲撃事件で二人も亡くなったことは、本当に残念です。

 某コラムニストの日記によると、こんな危ないところを、護衛なしで走っていることは「旗を建てて全裸で街を歩き回っているキチガイの類である」だそうだけど、そのキチガイのようなことをやらせているのは日本政府と日本国民なわけで。命を顧みず、最前線に立って国の使命を果そうとする人を、安全なところから悪く言う。反省すべき点を指摘するのは構わないが、キチガイ扱いは、どうにも許せない。いくら危険でも行くべきところへは行かねばならないだろうし、そう簡単に護衛をつけられるものなのか、イマイチよくわからないし。

 あと解せないのは、二人の死亡についてイラク国内であれこれと動き回っているのは、アメリカであること。被害者が身ぐるみ剥がされた後で、身分証明書を返してもらいにいったのは、アメリカだという。テレビでも「アメリカによると…」という情報ばっかし。自分の国の人間が殺されたというのに、自分達の情報ソースも持てないなんて、悲しい。

 「だから自衛隊を行かせるべきでない」と言いた気な人が多いけど、逆に私は今回の事件で、慎重論から「自衛隊派遣すべし」に傾きつつある。自衛隊を行かせなければ、確かに憲法の問題は無いし、自ら混乱を増幅しているアメリカに関わることも無いし。でも、全リスクを丸腰の非自衛隊員に押し付けることになってしまうのは忍びない。テロが無差別化する中、大変に危険な状況なのは言うまでもないが、もともと自衛隊は危機管理のためにあるのだから、「危険だから自衛隊を行かせない」というのは、どうも話の前提が間違っているような気がする。まあ自衛隊はそれで良いかもしれないが、非自衛隊の人はどうなっちゃうの? そして今回のような問題が起こっても、自前では何も出来ずアメリカ任せ。何か情けないです。

 自衛隊を行かせないというのだったら、いっそこのこと国際貢献なんてカッコつけずに、とっとと日本人総撤退を決め込んだほうが良いんじゃない? 多分、日本はそこまでの器じゃないんだよ(現時点では)。そしてある程度安全になってから再赴任すれば、誰も死ななくてすむし(日本人はね)。それに対するペナルティは甘受しなくてはならないが、莫大なカネを払えば、景気の回復は更に遠のいても、村八分になることは避けられる。日本経済がないと成り立っていかない国なんていくらでもあるんだから。

 日本国内の与党と野党の不毛な争いを見ていると、こんな馬鹿な冗談も言いたくなる。もう憲法解釈論議は聞き飽きた。

 あと関係無い話だが、「人間の盾」ってヤツ、もうやらないんだろうか? 空爆からの盾ではないにしても、形を変えてさ。今こそが絶好のチャンスかもしれないし。



衆院選大敗でピンチの社民党財政、お宝ピアノが救う?(読売)

…らしいです。頑張って下さいね。



2003/11/29(土)  次世代ゲーム機にはだかる「ゲーム離れ」の壁

せっかくの土曜日なのに雨で鬱。



THQ、次世代ゲーム機に向けた開発作業を開始(ZDNet googleキャッシュ)
次世代ゲーム機、5年サイクルは有効か

 任天堂ゲーム機の歴史は以下の通り。

  FC  1983(昭58) 首相=中曽根康弘 大韓航空機撃墜事件 青函トンネル開通 おしんブーム
  SFC  1990(平2) 首相=海部俊樹  ドイツ統一・イラクがクウェート侵攻・礼宮さま御成婚 
  N64  1996(平8) 首相=橋本龍太郎 O157発生 ペルー日本大使公邸人質事件
  GC  2001(平13) 首相=小泉純一郎 同時多発テロ 愛子さま御誕生

 ゲーム機と世相を結び付けた表に敢えて挑戦しました。

 このペースでいった場合、任天堂の次世代ゲーム機は2005年。次々世代機は2008年。次々々世代機は2010年。次々々々世代機は2011年だそうだ(2ちゃんねるのカキコによる)。

 プレステは1994年発売、プレステ2は2000年発売。おそらくプレステ3は2005年か2006年頃には出てくるであろう。これまで後手に回りがちだった任天堂も、新機種を同時期に出さなくては、競争に勝てない(かといって、あまり早すぎると「買い控え」が発生するが)。

 注目は、新機種が発売される2〜3年後までに、ユーザーの「ゲーム離れ」に歯止めをかけることが出来るかどうかである。というのも、「ゲーム離れ」は、新機種の売上げに深刻な影響を及ぼす可能性が高いからである。

 私の見るところ、ユーザーサイドにおける新機種に対する要求は非常に弱い。PS2が発売されてまだ3年ではないか、いまからそう言い切るのもどうか…と思う人もいるだろう。しかし、あと2〜3年経ったところで、そうそう状況は変わらないように思える。原因は「ゲーム離れ」だ。

 ゲーム離れについては以下の記事参照(合計4ページあるので、順を追って読んでいって下さい)。
 ファミコン誕生から20周年を迎えて(allabout)

 この記事で注目したいのは以下の部分である。

    >ハード先行でソフトが追いつかない
    >ハードは売れてもソフトが伸びない
    >「ゲームソフトがなければハードはただの箱」というゲーム業界の格言がもはや万能ではなくなってきています。

 ゲーム業界の命とも言えるソフトが見放されているのである。それでもPS2は話題先行で(あるいはDVDで釣って)、何とか売ることができた。しかし購入はしたけれど、PS2を稼動させる機会が少ない、という人はかなりいる筈である。

 その最も本質的な理由は、「ゲーム自体が飽きられてきたこと」ではないだろうか。ソフトの重厚長大化が、ゲーム離れの原因のように言われるが、考えてみれば、以前は「重厚長大化」で売ってきたのだし、一方で軽薄短小なゲームだってあるのだから、これが根本原因であるとはみなせない。「重厚長大なソフトは避け、軽薄短小なものを選ぼう」という努力さえ放棄されつつあるのが現在なのである。

 一方で相手が本物の人間である携帯やネットは、非常にリアリティがあり、刺激も強く面白い。ゲーム画面の茶番劇なんか目ではない。日本最大級のエンターテイメント施設のディズニーランドだって、毎日行ってたら必ず飽きる。しかし、気の合う友人とお話するのに「飽きる」ということは無いわけだ。

 まあ、そういうわけで、PS2を買ってもほとんど稼動させることの無い人は数多い。こういった人達が、はたして新機種を買う気になるものかどうか、非常に疑問である。PSからPS2の移行時は、楽しかったゲームに対する憧憬が「買えば何か楽しくさせてくれる」という幻想を生みだし、購入意欲は維持された。しかし肝腎の「楽しかったゲームに対する憧憬」が少ないと、その幻想さえ生み出される余地は無い。

 新機種発売まで、あと2〜3年。ゲーム業界は、この閉塞状況を打開できるのだろうか。正直なところ、難しいと思う。新機種を発売してみたところで、「飛行機の前輪は上がったが、後輪が全然上がらない」状態になるであろう。



2003/11/28(金)  雑誌などで見かける美容医院に問題はないのか?

サービス残業代支払い、3月まで半年で72億円(日経)

 いわゆるサービス残業。私はその道のプロではないし、実際に被害に遭っているわけでないから、これに関しては何もできない。ただ、経営者に労働力をタダ取りされる、ということは、同じ勤め人として看過出来ないので、たびたび採り挙げているのです。

 「誰の御蔭でメシが食える、と思っているんだ。ツライのは御前だけではないんだ。甘ったれるな」などと、いう人もいる。そういう勝手な理屈を言うヤツと、それに屈してしまう人が多いから、状況がなかなか変わらない。

 しかしサービス残業はあくまで「ドロボー」であって、それを精神論で帳消しにしなくてはいけない論拠など、全くないことは認識しておく必要がある。会社は奉仕活動のための団体で無いのと同様に、従業員も奉仕活動をするために勤めているのではない。「甘ったれている」のは、労働力の詐取に安住している会社のほうである。


 一方、経営側に理解を示して「会社だって大変なんだし…」などという人もいる。言った本人は大人のコメントのつもりだろうけど、サービス残業を社会が許容する、というのがいかに危険なことかわかっていないと思う。一旦サービス残業の味をしめてしまった会社は、多分、業績が上向きになっても、社員をサービス残業から解放するなんてことにはならない。給料払わなくても、誰からもお咎めを受けない状態がそこにあれば、給料を払うのが馬鹿らしくなるからだ。そういう風潮を固定化してしまうと、いくら会社が栄えたところで、「日本人」は不幸になるばかり。

 厚労省によると「サービス残業が違法だとの理解が広がり、サービス残業をさせられたとの本人や家族からの訴えが増えたことが大きい」ということらしい。とにかく、この残業は違法だと思ったら、すぐには訴えでないにしても、かならず残業した証拠は残しておくこと。のちのち話がこじれた時に有利になる。



豊胸手術で植物状態、美容外科医に1億7000万円賠償命令(日経)
豊胸手術ミス:医師に1億7000万円賠償命令 東京地裁判決

問題の美容外科医院
アクアクリニック


 >医師は約2時間40分後に119番通報し、女性は大学病院に運ばれて治療を受けたが、植物状態となった。

 医師が自分の手術の不手際で救急車を呼ぶこともあるのですね。麻酔はそう安全なもんではないらしい。

 1. 全身麻酔はどのようにしてかけるのですか?全身麻酔についてより)

 これによると、法律的には、医者なら誰でも麻酔を扱って良いことになっているが、良心的なところでは、「麻酔科医師」「麻酔標榜医」など、専門の人間を置いているらしい。もしもの時のノウハウもあると思われる。
 一方、この美容医院が、麻酔のための医師をわざわざ置いているとは、ちょっと考えにくい。2時間40分もうろたえたあげく救急車を呼んでしまうという、首をかしげるような対応をしているからだ。

 内科など普通の病気の場合、町医者が自分で大きな手術を行うことは無く、大病院を紹介する形になっているから、こういう事件は起こりにくい、と推測される。しかし美容医院などの場合、町医者にあるまじき大手術を行っている場合が、結構あるのではないだろうか。取り扱いの難しい麻酔を、あまり専門的な知識の無いまま使用してるケースが少なくないのではないだろうか? もちろんこれらは私の想像に過ぎないんだけど、少なくとも手術を受けるような場合は、気をつけるべきだと思う。

 2ちゃんねるスレッド
 アクアクリニックってどうよ?

  ↑ボロクソ書かれています。信じるも信じないも自由だけれど。



 でも男としては、包茎手術について心配するほうが現実的かな? エロ本の最後のページに、よく「包茎はいかに女にモテないか」ということを啓蒙する漫画が載っていたりする。

 あれも、手術後の経過が悪くて、イザコザが起こった、という話があるらしい。ただ、局部麻酔が、人間を植物状態にすることは無いだろうが。



2003/11/27(木)  コンビニでのゲーム販売・デジキューブ破産

今日発売だそうです。

別冊宝島Real055 社民党“崩壊記念”社会党に騙された!

明日、さっそく買ってこよう。



 読者の方のゲーマー比率がどのくらいかは不明ですが、一応、次の記事。

デジキューブ、東京地裁に破産申し立て=負債総額は約95億円

 FF12の発売延期。ゲームキューブも本当に運が悪かった。

 ……と読むべきではないですね、この記事は。「FFが無ければ事業継続さえ困難なほど、青息吐息であった」と解釈するべきでしょう。いつかはこういう時が来るんじゃないかと思ってた。ゲームが好きだった私でも、コンビニでは一回も買ったことがない。以前読んだ記事によると、客だけでなくコンビニの方も、「あのゲームの棚は撤去して、代わりにATMを設置したい」と考えているそうです。

 同社の不振の根本原因は、やはり「本来、コンビニは、ゲームを売るところではなかった」ということに尽きるのではないでしょうか。

 極端な言い方をしちゃうと、コンビニは数百円の売れ筋商品を上手く配列して、「あ、これいいな」と衝動買いさせるところ。クリアするのに何十時間もかかり、価格が何千円もするゲームソフトが、コンビニの棚にあったところで誰が買うよ。いや、買う人はいるけれど、それは「最初から目当てのソフトが決まっている人」が大半ではないかと思う。

 しかしゲームショップに行くと、クリアするのに何十時間もかかり、価格が何千円もするソフトでも衝動買いができてしまうから不思議。まず「ゲーム屋での買い物は何千円のオーダーである」というコンセンサス(?)があるので、高額な衝動買いへの心理的ハードルが低い、というのがまず一つ。それプラス商品の豊富さ、店の雰囲気、あとパッケージを直接手にとって、あれやこれやと選べる楽しさ。ゲームショップ自体が、一つのエンターテイメント施設であると言って良いと思う(これは本屋、レコード屋も同じね)。クソゲーの陳列もショップに彩りを添えるためには欠かせない。

 しかしコンビニでは、ゲーム棚と画面を見て「あのゲームがいいかな〜、このゲームがいいかな〜」と胸をワクワクさせながらゲームを選ぶのが可能な雰囲気ではない。

 デジキューブが上手く回転していた時代もあるにはあった。でもそれは一部の売れ筋ソフトに色々特典をつけて、強引に客足をコンビニに向かわせていたから、という感じがする。しかし売れないゲームは、本当に売れず、在庫になってしまってコンビニとしても困っているんだとか。

 スクウェアは、自前の流通を持ちたくてコンビニに目をつけたのでしょうが、やはり企画自体に、無理があったんじゃないのかな。しかもそのためにゲーム業界全体から、クリエイターを引き抜きまくったりして。傲れる者も久しからず。

 コンビニでゲームを売るなら、「システムが簡単で、しかも中毒性の高いソフト」を、350円くらいで販売したらどうかな? まあ、言うは易く行うは難し、そう簡単にはいかないか。任天堂でさえ「システムが簡単で、しかも中毒性の高いソフト」をポコポコ生み出すことなんで出来ないだろうし。



2003/11/26(水)  旧自由と旧社会の間の危険な関係



 せっかくTBSがミスor捏造を謝罪したのに、同じ系列の毎日新聞の記事で、やはりミスor捏造をしてしまった。記事の内容よりもそっちのほうが笑える。正しくはサンデーモーニングです。スーパーモーニングではありません。毎日新聞はテレビ朝日に謝罪しる!



女学生に「メスブタ」と暴言、宇都宮大教授を懲戒処分

 メスブタね…。ちょっと普通じゃ考え付かない罵り文句だな。それに暴力はいけない。

 でも、講義中うるさいヤツが多いのは事実。単純比較はできないにしても、10年前にいた大学と、今の大学では、講義中の私語の量が全然違う。今の大学に入ってから何度私語を注意したかわからん。特に大教室では最悪。それでも話によると、二部(夜間)のほうが一部(昼間)よりもマシなんだそうです。

 特に最近は携帯というものがあります。やたらと携帯を目の敵にする人達に私は反感を抱いていますが、それでも授業中に携帯をいじくり回すのは勘弁してくれ。カチャカチャカチャカチャうるさいったらありゃしない。
 講義に真面目に参加している私の叫び。御願いだから先生、出席とらないで! 出席なんかとるから、ヤル気のない「くず」までがノコノコと講義に出てくるんだ! 寝てたり内職する分には全然構わないけれど、「くず」が集団で固まると、必ずシャベリだす。本人達はヒソヒソやってるつもりだろうが、あの、ヒソヒソが教室中に響き渡る。しかもだんだん声が大きくなり「ハハハハ」とか笑い出す。気になって授業に集中できない。

 どんなに講義に出席しても話を聞かないんじゃ、意味が無い。話をするんであれば、迷惑だから教室から出て行けよ、止めないから………と何度本人達にいったことか(罵倒語は用いないが、やや抗議口調)。でも「くず」は無尽蔵にいるので、こっちを叩いてもあっちから出てきます。もぐら叩きならぬ「くず叩き」。あの傍若無人ぶりには、本当に「くず」って言いたくなるよ(言ってはいないが)。「くず」は親の金だからいいかもしれないが、こっちは自費で何十万と払い、仕事の合間を縫って必死こいて来てんだぞ。

 ちなみに2ちゃんねるより。真偽は不明。

     聞いた話では、非常にこの女子学生の態度が悪く、何度も教授が注意してもやめず、厳しく注意にいたったとか。
     その結果この女子学生が教務に訴えてこの始末。

     一部始終を目撃した良識ある学生の間から「この教授は悪くない。寛大な処置を」という署名運動が起こったとか。




 民主・横路副代表と小沢氏、国連待機部隊創設で一致(読売)

 最近、「国連」というのは、民主党内の旧自由と旧社会が、安保問題でまとまるための方便のように思えてきた。旧自由は「(本当は派遣したいが)国連主体でないから(今は)派遣反対」と言える。逆に旧社会は「(派遣したくないが、どうせ国連主体になりっこないから)国連主体なら派遣OK」と言える。

 ただ私も「なるべくなら国連主体で…」と考えていたりするので、彼らの結論に異を唱えるものではないです。でも、もしアメリカが一歩ひいて、本当に国連主体になってしまった場合、旧自由と旧社会の間の軋轢が表面化するのは、避けられないんじゃないのかな? 

 首都移転、必ず実現を=全国会議員にPR−福島、岐阜など(時事)

 福島、岐阜、三重は、いかにも仲が良さそう。でも、本当に首都移転することになると、移転先を巡り一気に仲が悪くなることうけあい。

 旧自由と旧社会も、同様の危険性を感じます。自衛隊派遣に反対する理由がなくなると、扇のかなめを外された旧自由と旧社会は本来の政策を打ち出すことに。民主党分裂の危機に菅代表は?



2003/11/25(火)  テレ朝選挙特番・自民出演出演拒否「私たちにも非があった」

「非があった」とテレビ朝日 選挙特番の自民出演拒否問題(産経)
テレビ朝日社長「私たちにも非」、自民幹部出演拒否で(読売)

 みんな突っ込むところは同じなのですね。

 >私たちに非があった」

 やっぱり、「非があるのは私たちだけでない」という意味合いが言外に含まれているよなあ。ポイントは係助詞「も」かな? 直接口には出さないものの、自分達のホンネが、こういう助詞一つに端的に表れてしまうんだから、日本語は恐いよな。

 じゃあ、テレ朝が思っている「私たち以外に非があるヤツ」って誰? こっからは推測です。テレ朝のホンネは「藻舞ら自民は、一テレビ局にまで圧力かけてきやがって、いったい何様? んなことにいちいち過剰反応するほうが悪いに決まってんじゃん」といったところではないでしょうか。でもツッパリ通すことは、今後も自民には出演してもらえないことを意味する。いくら自民嫌いであっても、政権与党が重要であることに変わりはなく、出演してもらえないのは何かと困る。だから「(本当は過剰反応する自民が馬鹿なのだけれども)、私たちにも非があった」と言わなくてはならなかった。こういう風に妄想してみましたが、どうでしょうか。



幹事長、政審会長の空席続く 党内亀裂修復されず(毎日)

 まあせいぜいガムバッテ下され。どういう結末を迎えるか、楽しみに待ってまーす。




中核派:車の虚偽登録の容疑で、活動家ら逮捕(毎日)

 昨日、活動家逮捕の救援について書いたら、たまたま今日、中核派タイーホの記事が出ました。警察は、この種の団体に関しては、厳密に法を適用しますが、本当の狙いは、「車の虚偽登録」なんかではなく、中核派の活動内容をあらうことにあるのは言うまでもありません。

 「阿部、春野両容疑者は黙秘しているという」⇒この場合は微罪ですから、そんな大袈裟なことにはならないですが、それでも黙秘は基本中の基本です。昨日出てきた救援連絡センターも、黙秘戦術をすすめています。警察は取調べで、あれやこれやと言ってきて、何とか口を割らせようとするのですが、救援連絡センターは「弁護士以外とは何があっても一切口をきかないこと。口を割るとそれがキッカケとなり、警察のペースにはまってしまう」というようなことを言っています。

 そうそう、黙秘する前に、警察に一言だけ話をする必要があります。それは、「救援連絡センターの弁護士を選任する。電話番号は03-3591-1301(獄入り意味多いと覚える)」。そうすると警察は救援連絡センターに電話をかけ、弁護士がとんでくる、という仕掛けです。



 十日ほど前に、漢字表記についてのネットアンケートをやらせてもらいました。レポートは来月にアップしますが、少しだけ報告します。

 「破たん」「ら致」など、漢語を「漢字カナ混じり」でかく、いわゆる「交ぜ書き」についてのアンケートでした。36時間ほどで101人分ほど集まりました。本当は「120〜130人くらい…」と思ったのですが、90人ほど集めた時点で回答結果をエクセルにまとめたら、充分過ぎるほど面白い傾向が読み取れたので、「これ以上増やしても集計が大変になるだけだな」と思い、101人で打ち切ったというわけです。御協力頂いた方々に対し、感謝致します。






2003/11/24(月)  左翼活動家逮捕者の救援活動について

 昨日の日記を受けて、法律事務所で働いている方からメールがあり、辻元さん逮捕には、特に不当性は無い、ということでした。逮捕するのは警察でも、その前段階として、然るべき資料を提出し、裁判所が審査してらOKをもらっている。本当に不当性を訴えるのであれば、警察が裁判所に出した資料の「具体的にどこが不当であるか」を指摘する必要がありそうです。

 あと「弁護士というのは、こういう理屈が通用する世界なの?」については、福島さんタイプの人も中にはいるが、真っ当な弁護士もいるそうです。



 googleで「不当 逮捕」と入れて検索すると、「不当逮捕だ!」と叫んでいるページがたくさん見つかりますが、その多くは政治的な事件におけるものです。どれが本当に「不当」で、どれが「正当」であるのか、これらのページを見ていてもサッパリわからない。ただ、「不当逮捕だ!」と叫ぶことが、セクトの逮捕者の救援活動の戦術として使われている、という実態があるのは確か。

 福島さんも、不当逮捕だと叫んだかは別にしても、逮捕者の救援活動をやっていたらしい。週刊新潮によると、福島さん自身だけでなく、内縁のダンナさんも星野文昭さん関連(その筋では、かなり有名な運動)の弁護士をやってるということです。

 【中核派】社民党幹事長 福島瑞穂【ゲリラ】(2ちゃん)
 星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議 ⇒ このページには海渡さんも登場。

 全国の救援活動の総本山的存在 ⇒ 救援連絡センター

 そう言えば、赤軍派などにも、いろいろと支援組織がありますよね。重信房子が大阪に潜伏できたのも支援組織の御蔭だし、刑務所に入っているメンバーを救い出そうという組織もある(帰国者の裁判を考える会)。

 この手の組織には、地方議員どころか国会議員の名前まで出てくることがあるので、穏やかでない。

 ところで、現在ある救援活動の多くは、60〜70年代の新左翼全盛時の名残りだと言えます。過激な革命活動は、もう日本では流行らないから絶滅寸前。だけれども、あの当時に逮捕された「同志」は、いまでも刑務所などに存在する。存在する限り、救援活動は続いていく。また革命運動でなくとも、さまざまな方面の活動家が逮捕される、ということはある(例えば、千葉の金髪先生など)。だから救援活動の需要は残っている。

 「救い出したところで、どーすんの?」なんて、野暮なことを聞いてはいけない。それがアイデンティティな人もいるわけですから、「勝手にやらせておけ」というスタンスが正解。救援連絡センターも、何十年も培ってきた救援のノウハウがあるので、規模は縮小しながらも、何とか続いている。

 ただ、日本国民全体を相手にする場合は、話が別。辻元さん事件の場合、「不当逮捕だ!」という言い分を、支援者達が頑張って世に流そうとしたけれども、結局は、逮捕を余儀なく受け入れ、情状酌量を狙うしか道はなくなった。そのことに同情する人は一部。内輪で救援活動する場合には通用しても、日本国民全体を相手にする場合には通用しない理屈、というのものがあるということを、福島さんは、多分わかっていない。大局的にみて、社民党の衰退の原因は、そういうところにも、あるのではないでしょうか。



2003/11/23(日)  辻元さんについて

 この前、初公判を迎えた辻元さんですが、週刊新潮の記事に、「弁護士との関係」について突っ込まれている。弁護士は「喜田村洋一」さん。

 そう言えば、辻元さんの寄り道ネットの次のページも、弁護士が「喜田村洋一」さんになっている。

 事務局より
 2003年10月2日毎日新聞社説について


 新潮側のカメラマンは二人。二人が手をつないでいるシーン。辻元さんは深いハットをかぶり、誰にも気付かれないようにしている。標題は「ふたりの吉祥寺」。露骨に「アヤシイ関係」を思い起こさせるような文章である。

 私は、この事についてだけは同情的だ(ただ、「睡眠薬がないと眠れない状態」というのは自業自得であるので同情していないので、お間違え無きよう)。

 会場を提供した石坂啓さんは、「うちはラブホテルじゃない」と否認したそうだ。

 辻元被告イチャイチャ“否認”

 本当に「できてる」のかどうかは知らんが、別に手をつないでいても、恋人であっても、それはそれで勝手じゃん、という気がする。記事における喜田村さんの否定の仕方がかなり変だから、かえってあれこれと詮索されるのかもしれない。あと、弁護士は被告人と過剰な関係を持ってはいけない、下手すると判決に影響する、というのがあるらしい。そういう意味では辻元サイドのポカミスだったのは間違いなく、それに関してはキチンと否定しなくてはならないのである。

     社民・福島新党首に聞く(朝日11/21)
    >「起訴事実を認めたことは真摯に受け止める。裁判を見守るしかない。しかし裁判が始まったことと身柄を拘束されたことは別問題。辻元さんらは50〜70回も警察の取り調べに応じた。逃亡のおそれがない限り、逮捕はできない。弁護士が『違法逮捕』だと言っていたが、今も逮捕の必要性に疑問を持っている」

 私は法曹の世界には詳しくないんだけど、弁護士というのは、こういう理屈が通用する世界なの? 逃亡のおそれはなくても、「証拠隠滅のおそれがある」ならば、逮捕⇒勾留できるんじゃなかったけ? 刑事訴訟法のページにいくと、「被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があるとき」は逮捕できるし、その後にやってくる勾留も「被告人が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるとき。」が条件として規定されているように読めてしまって仕方ないのです。

「政治的謀略でわたしだけが処罰の対象にされているという逆恨みの気持ちもあって、真相を隠してでも罰を免れたいと考えた」という辻元さんの言葉は、「証拠隠滅」そのものだとしか言いようがないのですが。

 これも疑似論理か。福島さんの頭の中には、イデオロギーの規定により、正義=辻元、自民党や永田町や警察=弾圧者、という疑似論理が描かれている。だから辻元さんが詐欺をしても、国民に対して言い逃れやウソをついても、それはただの現象でしかないわけだ。ナットク。



2003/11/22(土)  福島党首の主導する運動は内部崩壊する(らしい)

 知り合いから面白い日記を教えてもらいました。

 isaの知・拉致等ダイアリー

 作者は元左翼のライターで、文章の質は高い(諫山陽太郎氏・武庫川通信)。福島瑞穂党首の知り合いで、彼女の著書の題名を考案した人らしい。「この人の主導する運動がいかにして内部崩壊していったか。」⇒いかにして崩壊していったのだろう? ワクワク。楽しみ。

 福島党首以外にも非常に面白い話があるので、8月8日の開設時から読んでいくのが良いと思う。北朝鮮系の団体の内部事情が御自身の経験に基づいて詳しく書かれている。あと「疑似論理」という概念には恐れ入った。よく「左翼のダブスタ」を問題にする人がいるけど、それはこの人の言う「疑似論理」で、見事に説明される。左翼系の文化人が辻元さんを妙に庇うのも、おそらく疑似論理に基づいているのであろう。サヨッキーな考え方の一端に触れた思いがする。







 「電車で全裸AV撮影」のモデルら3人逮捕

 AVは一本も持っていないが、こういうネタにはつい反応してしまう。まあ、このページの読者層には全然ウケないのを承知で書く。

 いわゆる露出モノってヤツ、あれは虎(エキストラの略)を使っているのではなく、逮捕覚悟で本当に露出をしているのであろう。しかし他の變態モノに比べても、露出モノは格段に理解できない部類に属する。まあ他の"變態"も理解は出来ないが、その理由が単なる性嗜好の違いであるのに対し、露出モノの理解出来なさは、もっと社会的なものに起因する。

 某露出ビデオの動画

 興奮するしないはシチュエーションによるところ大だから、もし自分がこういう場で「さあやれ!」と言われたとしたら、相手が絶世の美女だったとしても、多分田たない。AVの場合でも、そういう現場に立った自分を無意識に重ね合わせてしまい、とてもだけど見てらんない。これは第三者の目を意識してしまうからである。ちなみにストリップ劇場などの生板本番も大勢の観衆に見られているわけだが、あれは第三者とは言わない。観衆は、劇場という場を共有している「仲間」だからだ。言うなれば、銭湯や温泉でいちいち恥ずかしがったりしないのと同じ。

 しかし上に挙げた露出モノに出てくる通行人達は、ホントに何の縁もゆかりも無い人達で、女優達のエッチシーンは非常に場違いである。いくら金になるとは言え、そういう場面でああいうことができる神経を疑う。同じ野外モノでも、草むらに隠れて「見られちゃうかも知れない、という緊張感がサイコー」というのは分かる気もするんだけど、ここまであからさまだと、一体何が良いのやら。

 しかし「こういうシチュエーション」が大好きな人もいるから、売れているわけで。他人の性嗜好というのは、全く分からんものですな。

 ところで今回逮捕された女優は、ある有名なレースクイーンではないか、という説があり、一部で盛り上がっている。

 ・そのAV女優とレースクイーンは同姓同名
 ・そのAV女優とレースクイーンは同年齡
 ・そのレースクイーン公式HPのURLに現れるshibuya⇒AV女優の住所も渋谷。
 ・新聞の発表では、AV女優の職業は「モデル」(何故か"女優"ではない 参考記事

 詳しいことを知りたい、という奇特な方はネットを検索するか、次のスレッドを見て下され。もうDAT落ちするだろうけど。
 早朝の名鉄車内で全裸のビデオ撮影、逮捕

 AVの検索サイトに行ってみたが、毎日毎日十本以上の新作が出ているに驚く。名鉄は通報があって以来、こんなに沢山出ているAVの新作を、車内露出シーンが出てくるかどうかチェックしてきたわけか。仕事とは家、大変だなー。



2003/11/21(金)  人事に奔走する社民党

 今週の安藤正臣さんと、アイレディースの騒動は、想定外でした。特に女性党のトピックが、ああいう形で生きてくるとは、これまで思いもよらなかったことです。毎日来て下さる方でも、騒動以前に、あのページを読んでいた人は、どれくらい、いらっしゃるのでしょうか。

 今までヒットしたトピック・日記・特設ページなどは、大抵は「旬の話題」であり、ある程度は「ヒットを狙って」書いたものです。しかし今回は全く事情が違う。一年以上前、「軽い話題」として戯れに書いたトピックが、今回、非常に重い問題で脚光を浴びたのが、どうにも信じられなくて、いまだに首をかしげている状態です。沢山、文章を書いていると、こういうこともあるんだな。



 そう言えば、党の北朝鮮政策への不満を理由に、社民党離党(=除名)された大渕絹子参議院議員が、民主党に入党の意向だそうですね。

[選挙]参院選 大渕絹子議員、出馬の意向−−来年、民主党に入党し

 二大政党指向の現在、自民党か民主党に入らないと、とても当選できそうにないから仕方ないね。ちなみにこの人は、マドンナ系だから、あまり北朝鮮とか新左翼などとは縁がなさそうで、そういう意味では社民党残存派よりはマトモで、民主党でもやっていけるかもしれない。

 次に社民党の人事。


    社民党幹事長代行、中西副党首が兼務
     社民党は20日の常任幹事会で、中西績介副党首に幹事長代行を兼務させることを決めた。

     中西氏は先の衆院選に立候補せず、国会議員を引退したが、12月13日の党大会で新幹事長が選出されるまでの間、幹事長の職務を代行する。

 人材がいないとは言え、もう議員を引退したおじいさんに、こういう役をやらせるとは、大変だねぇ、社民党も。

 しかし、次の記事はもっとたいへん。

     大脇社民政審会長が辞任 幹事長と政審会長空席(共同)
     社民党の大脇雅子政審会長は19日午前の両院議員総会で、衆院選惨敗の責任を取り政審会長を辞任する意向を表明し了承された。特別国会スタート時に幹事長に続き、政審会長も空席となる異常事態となった。
     大脇氏は福島瑞穂前幹事長を党首に選出した15日の両院議員総会でも辞意を明らかにしたが、続投を求められていた。「衆院選の責任者だった幹事長が党首に昇格するのはおかしい」と、福島氏の党首就任に反対した経緯があり、自身の出処進退を明確にする必要があると判断したようだ。
     政審会長の後任は12月13日にも開催する党大会までに選出する方針で、当面は阿部知子、又市征治両政審副会長が代行を務める


 地方などの末端部は、いまだに土井支持(=福島支持)が根強いらしいけど、議員側は「反福島」が少なくない。現体制だと、選挙にも勝てそうにない。北朝鮮が現体制を守ろうと必死なのと、何となく似ている。


     土井氏「厳粛に受け止める」…辻元元議員初公判

    >福島党首はコメントを拒んだ。

    >この事件が衆院選で同党の議席を大きく減らす一因になっただけに、党内には「あの事件さえなければ……」との恨み節も。

    >同党は議席減のあおりで、衆院議院運営委員会の理事会にも出席できなくなる見通しだ。党勢退潮の影響が至るところで出始めている。

 これは自業自得だろう。というか、事件そのものというよりは、その後の対応がヤバかったんじゃないか、という気がするが? 

    真相隠しても罰免れたい 辻元被告、切々と供述(共同)
    >7月に逮捕された辻元被告は、警視庁による任意調べに対し容疑を全面否認。この間の心境について「政治的謀略でわたしだけが処罰の対象にされているという逆恨みの気持ちもあって、真相を隠してでも罰を免れたいと考えた」と述べた。
    >7月に逮捕された辻元被告は、警視庁による任意調べに対し容疑を全面否認。この間の心境について「政治的謀略でわたしだけが処罰の対象にされているという逆恨みの気持ちもあって、真相を隠してでも罰を免れたいと考えた」と述べた。

 悔しいのはわかるが、「自分だけは例外」は通らないよ。そういうズルさを("市民"ではなく)国民は見ていた、ということだろうね。何となく執行猶予がつくような悪寒がするが、まあ社民党大敗の大きな要因を自ら作ったことで、「充分な貢献」をしてくれた。



2003/11/20(木)  ハンセン病元患者ホテル宿泊拒否事件に思う

安藤正臣P関連は10/25〜26



 一昨日〜昨日にかけ、安藤正臣さん関係で日記のほうに大量アクセスがありましたが、昨日〜今日にかけては、かなり昔に作ったトピックに、何故かアクセスが集中しています。トップページのカウンタやREAD ME JAPANには反映されないですが、トップページの何倍ものアクセス数があります。辻元さん逮捕の時よりもずっとスゴイです。

 トピック18 女性党・・・新興宗教とマルチ商法

 作った私でさえほとんど忘れかけていた泡沫政党を扱ったページ、何故今頃こんな?

 アクセス解析を入れたら、私の知らぬ間に、勝谷氏の日記をはじめ、各所で採り挙げられていました。恥かしながら、アイレディース黒川温泉ホテル・ハンセン病元患者拒否事件について知ったのは、このアクセス解析のおかげだったりします。

ハンセン病:元患者らホテル宿泊拒否される 熊本(毎日)

 この事件は、なかなか難しい問題を投げかけているように思え、色々なページを見たり、2ちゃんでの元患者に対する罵倒を読んだりした。

 キレイ事を言うつもりは無いが、やはり今回のホテル側の対応は誤っていた、と言わざるを得ない。まず、感染の危険性は厳密にゼロではないとはいえ、交通事故を心配したほうが、ずっとずっと現実的である。これだけで、予約を断る道理的な理由は無いように思える。次に「実際に感染しなくても、他の客に迷惑」という意見がある。しかし客商売だからこそ、こういう問題に真剣に向き合うべきではなかったのか。確かに嫌がる客はいるかも知れない。しかし、どこかの子供が騒ぎまくって周囲に迷惑をかけているのとは訳が違う。他の宿泊客にも何とか理解を求めましょう、というのがホテル側のあるべき姿。不安な気持ちはわかるが、それならば、県担当者などにもサポートしてもらえば良い。

 繰り返すが、キレイ事を言っているつもりはない。私だって聖人君子ではないから、結婚などが絡む問題の場合、差別的な言動をしない、という保証はできない。

 ただ、そこまで極端な場面設定をしなければ、元患者さんにも、もう少し住みよい世の中にすることは可能だし必要であろう。それを可能にするのは「知識」「認識」。これらを以って「理解」を求めるべき。

 あと、もう一つ。ホテル側の対応が、あまりにも頑なで、常軌を逸しているから、問題になってないけど、熊本県の対応にもやはり問題があったんじゃないの? 予約の時点で、ハンセン病の元患者であることを伝えなかったそうだが、やはりこれはマズイ。「それを言っちゃうとどこも受け入れてくれないから」か、あるいは「最初にそのように言うこと自体が差別になるから」のどちらかであろう。

 ハンセン病が充分世の中に認知されていないというホテルの認識は、間違ったものとは言えない(私だって全てを知っているわけではないし)。こういう状況を直視し、県民に説明するのは県の仕事。これは「差別」ではなく、「啓蒙」である。抜き打ちのような形で予約をとり、後々まで説明を行わなかったのは、やはりイージー過ぎる。結局、みんなを不幸にしてしまった県の担当者は一体何がやりたかったの? この点に関してはホテル側を擁護できなくはない。

 しかしそれ以降のホテル(及び支配人)の言動は、話にならない。県側の対応を批判するのは全然構わないと思うが、元患者が何か穢れたものであるかのような物言いは、とても信じ難い。「県は感染の可能性がないことを再三説明」(毎日新聞)したのだから、それで受け入れるべきであった。先にも書いたように他の宿泊客に対し理解を求め、足りなければ県にサポートしてもらう、という姿勢が大切なのである。そういうことを考えず、一方的に拒否するのであれば、県知事から「ホテルの対応は偏見と差別に基づいたもの」と言われても仕方が無い。

 支配人は一日で心変わりして、謝ったそうだが、元患者側から「そんな自己保身のために謝罪されても…」と拒否されるのは当たり前である。

 しかし、単にこのホテルをスケープゴートにして事足れり、とするのでは発展性が無い。「客商売であること」との兼ね合いなどについて、ホテル業界は真剣に考えるべきなのであろう。私も、自宅からそう遠くない場所に、ハンセン病に関する施設があるみたいだから、来月中旬にでも行ってみたい。



2003/11/19(水)  視聴率操作の調査結果に思うこと

安藤正臣Pについて書いたのは10/25〜26にかけてです。

http://hp1.cyberstation.ne.jp/negi/csdiary/dd200310.html#26


 ↑検索で来て頂いた多くの方には申し訳ないのですが、実名が正式に発表されてしまった今となっては、あまり役立たない情報です。これは、先月の事件発覚当時、ネットを駆使して、「犯人」を特定したものです。「ネットによる真実の見抜き方」という観点で見ていただけたら…と思います。




 これらを読むと、異常なのは安藤正臣Pだけであるかのように読めてしまいます。読売の社説曰く「プロデューサーの視聴率に対する異常なこだわり」と書いてありますが、違うでしょう。TV業界やスポンサー、そして視聴者の一部に至るまで、かなり多くの人が「視聴率に対する異常なこだわり」を持っているのではないですか? ホンネでは「視聴率獲得のためには何をやってもよい」と、思っているんでしょ? 

 ただ安藤Pは、視聴率が自分の給料に直結し、過剰な焦燥感を抱いてしまったことから、先鋭的な行動に走ってしまった。「視聴率信仰」の信仰対象を傷つけてしまったことに対する怒りはあっても、「視聴率信仰」そのものを批判する意見はどの程度あるのやら。

 詐欺や横領は決して許されるべきではないが、たかが0.5%のために人生を棒に振ってしまった安藤Pも、見方を変えれば、「視聴率信仰」の犠牲者かもしれない。

    「視聴率操作」に関する調査報告書(日本テレビ「視聴率操作」調査委員会)

    >視聴率以外に客観的評価の手段が存在しないという現実を安易に肯定することなく、視聴率を超える合理的な評価手段を構築することに不断の努力を傾注すべきであり、



 同じように、陸上も、短距離からマラソンに至るまで、「タイムに対する異常なこだわり」があって、ドーピングなどのような不正行為が、たまに報道される(子供の頃、ベンジョンソンの世界記録がこれでフイになった記憶がある)。しかし「タイムに対する異常なこだわり」などと批判されたことはない。

 その理由は、陸上は「タイム」を出すことそれ自体が最終目的だから(趣味でやっている人は別)。どんなに努力をしても、美しい走り方であっても、タイムが出せなかったら、それまで。それは仕方がない。

 しかしTVは、本来、視聴率をあげるためのものではない。まあ、多くの人に番組を見てもらうのが目的なのは事実だが、視聴率が唯一の尺度では無いのは言うまでもない(本来、ね)。にも関わらず、TVの人達が視聴率視聴率視聴率視聴率と騒ぐのは、スポンサーからお金がもらえるからでしょう。何故スポンサーがお金をあげるのかと言うと、CMで商品が売れて儲かるからでしょう。

 結局、世の中はカネが全て、カネの世の中なんだと言うことです。そして視聴率偏重主義は、業界内部でのパイの取り合いでしかありません。例えていうなら内ゲバってやつ(ちょっと違うか?)。これでは偏差値教育を批判などは出来ないね。

 視聴率調査を行う機関を複数にしたら? という提言は、今回のような工作を無くすためには効果があるけれど、TV局が視聴率という亡霊にとり憑かれた状態では、「構造改革」には程遠い。「視聴率を超える合理的な評価手段」と言ったって、スポンサーは番組に金を出しているのではなく、「多数の人が見ているという現実」に金を出しているのである。ここの考え方を改めていかない限り、どんな「評価手段」を使ったって同じ。各社が横並びで、タレントがおしゃべりやゲームにふざけているシーンを延々と流す、という状況は当分変わりそうにもない。




私のホームページもよろしければ…
http://hp1.cyberstation.ne.jp/negi/DEMO/



2003/11/17(月)  秋葉原のオタクを狙う絵売り女たち

 今日、仕事で秋葉原に行きました。6時20分、打合せ無事終了。せっかくだから、電気街を見て回るか、と駅前を歩き出したら、フカフカのコートを着た女性が何かを配っていました。強引に目の前に差し出すので思わず受け取ってしまいましたが、私はスタスタ歩き出す。

 そしたら、それをくれたハズの女性が何やら後ろで騒いでいます。

 「え、ちょっと、あの、あ〜っ」

 追っかけてきているようでしたが、面倒臭そうなので、シカトして通り過ぎました。

 さてもらったものを見てみると、それは絵葉書でした。「アールブリアン株式会社」ショールーム、展示即売会…。ううむ…。

 アールブリアン

 もらった絵葉書の絵

 そう言えば、秋葉原で絵の即売会をやってるって、ネットで見たことあるぞ…。これか!

    原価数万円が、なんと120万円のカラクリ 都内大量発生“絵売り女”の恐怖(別冊週刊実話)
    その秋葉原で気の弱そうなオタクたちをターゲットにして高額な版画絵を販売している“画廊”がある。その画廊は人海戦術で美女たちを電気街に放ってオタクを捕獲。で、『即売会も行う画廊』と説明して店内におびき寄せたら最後、イスに座らせ2時間でも3時間でも交渉し続け、その日のうちに100万円以上もする絵を買わせてしまう恐ろしいところだというのだ。


 そうそう、絵葉書を配っていた女性は、上のページの写真にあるような感じだった。ラオックスでパソコンソフトをアカデミックパックの割引価格で購入した後、彼女らを観察させてもらった。その時には4人いて、それぞれ、グレー、ピンク、ピンク、水色の4色の蛍光カラーのフカフカコートを着ていた。申し訳ないが、言うほど美人ではない。まあ普通よりは美人であろうが、電車に乗れば、一輛に何人も見かけることができるくらいのクラスである。

 彼女らは妙にしつこく、通行人の歩行先を先読みしてわざわざ寄ってきて、大仰な動作で葉書を配ろうとしている。一人はやけに愛嬌が良く、一人はキャバレー系の風貌でツンとしている。

 大抵の通行人はウザイので無視するが、たまに受け取る人もいて、そのまま歩き出そうとすると、後から追いかけてくる。2ちゃん情報によると、あの絵葉書は彼女らの自腹らしいので、話も聞かないで持っていこうとすると、取り返そうとして追っかけてくるのだそうだ。


 うっかり受け取ってしまったら、シカトするか、とっとと返して過ぎ去るか。

 絵の価格は下のページの如し。ムチャクチャ高い。

 価格表

 彼女らにひっかかって画廊を訪れると、延々と絵の説明を聞かされる。「金ないよ」といっても「じゃあ、ローンを組みなよ」ということになるらしい。向こうは商売のプロで、巧みな弁論を駆使して契約させようとするので、気が弱い人は、とても断れないそうだ。

 悪徳商法マニアックスの掲示板に、この会社について色々と載ってる。

 http://www.makani.to/akutoku/bbs/qa/pslg90704.html

 この会社かどうかは知らないが、絵画のキャッチセールス現場の詳しいレポート
 絵画のキャッチセールスOH! NO! Welcom!より)
 悪質(?)絵画展示会場の実態!

 それでもこの会社のファンサイトはある。
 勝手にアールブリアン

 確かに悪い絵ではないので、強引な商法を除けば、絵のファンがいても不思議ではない。まあ私は絶対に買わないし、皆さんも注意するに越したことはないです。




2003/11/16(日)  雑談

 先週はあまりにもネタが社民党に偏り過ぎました。

 過度的な保守新党が自民に吸収されるのは、十両クラスの引退。でも社民党は、たとえ今は泡沫であっても、昔は長い間、野党第一党の座を守り続けてきた歴史ある政党、いわば西方横綱が引退の瀬戸際まで追い込まれているわけです。これに対する様々な思い、というのがあるのではないか、と思います。江藤さんみたいに「害毒」と切り捨てる人もいるでしょうが。

 社民党の歴史的惨敗のニュースはこのページのヒット数にも表れていて、ここ1〜2週間は辻元逮捕の時に匹敵するくらいでした。新しくこのページの読者となって頂いた方もたくさんいらっしゃるようです。これからもよろしく御願いします。



 西方横綱の引退と言えば、武蔵丸、引退してしまいました。かつての北の湖みたいに「強い憎まれ役」でしたが、私は北の湖が好きであったのと同様に、武蔵丸も好きでした。相撲は強いし、風格はあるし。

 それにしても、横綱陣が入れ替わると、土俵全体に対するイメージがガラッと変わるもんだね。私が相撲を見出した頃の横綱は、輪島・北の湖、そして若乃花だった。しかし毎場所・毎場所、熱心に見てたわけでもなく、気が付いたら、千代の富士・北勝海・大乃国・旭富士(TV局みたいなシコ名…)の時代になっていた。

 そして「体力の限界!」で千代の富士が引退した後、若貴・曙・武蔵丸あたりが幅をきかすようになる。しかし武蔵丸の引退で、この時代も終わった。周りを見渡すと、朝青龍しか横綱がいない。千代の富士なみの強さがあれば一人横綱でも土俵がしまるけれど、やっぱり二人か三人くらいで毎場所のように優勝争いしてくれるほうが面白い。輪島と北の湖は、どちらも一人横綱でも務まるほど強かったが、その二人が競り合ってたんだから、あの時代は本当に面白かったなあ。しかし二人にも苦手がいて、輪島は高見山に、北の湖は朝潮とか黒姫山に何故か弱かった。

 千代大海あたりには頑張って欲しいが、まだ大関。




読売・編集手帳(11/16)

 「一番好きな植物は?」と聞かれたら、私は真っ先に「イチョウ」と答える。今でこそイチョウは各地の街路樹で普通に見られるけれど、実は中国に細々と生き残っていた「生きている化石」が、人間によって再び分布を拡大したものなのです。

    木の情報発信基地 150.イチョウ
    たいへんポピュラーな樹木だが、知られざるドラマもある。イチョウが地球の各地で盛んに見られたのは1億5000年あまり前。
    つまり巨大恐竜の時代である。その頃は17属はあったといわれる。
    しかし、氷河期がきてほとんどは滅亡し、中国にただ1種が生き伸びた。
    それが今日見られるもので、だからイチョウは裸子植物中、イチョウ網・イチョウ科・イチョウ属という植物の大分類から小分類を通して、ただ一つの現生する種類だ。

 私はこういうドラマに感激してしまうタチである。特に、あのイチョウの葉っぱは、現在の被子植物などとは全く異なっていて、まさに一億年前の植物の姿を彷彿させる。恐竜や原始的な鳥類・哺乳類達が、イチョウの葉っぱやギンナンをモグモグと食しているシーンが、目に浮かぶようだ。

 ただ一つの現生種は、他の仲間達が滅びてしまっても、中国で細々と、そしてしぶとく遺伝子をつなぎ、中国人や日本人に様々に利用されてきた。そして近代に至って欧米人達がアジアに進出してきて、「ずっと昔に絶滅した生きている化石が、アジアに生えている!!」と、一部でかなり話題になったようです。


 次のページは、イチョウの写真が満載。

 http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/gymnospermae/ginkgoaceae/icyou/icyou.htm

 サクラを見ながら馬鹿騒ぎをするのも良いけれども、イチョウの木の下でベンチに座りながら知的に読書、というのも良いものですよ。文庫本の上に落ちてくる扇形の黄色い葉っぱに、秋という季節の楽しさと、そして、ものがなしさが濃縮されています。冬になるまでの過度期が、イチョウの一番美しい季節です。。




2003/11/15(土)  福島"暫定"党首誕生 土井路線継続か

 社民新党首に福島瑞穂氏選出、幹事長は空席に(読売)
 社民党:党首に福島幹事長を選出 幹事長は調整つかず当面空席(毎日)
 社民党党首に福島氏選出(産経)

 といふことで、やっぱり党首は福島さんになりました。これまで土井さんの側近として幹事長職をつとめた福島さん、恐らく土井路線を継承する道を進んでいくでしょう。土井さんは「わが党がなくなることは許されない」と言っているそうだけど、なら何故、ここまで国民から支持されなくなってしまったのかを、「きちっと」分析して今後に生かして欲しいね。

 憲法9条改正に賛成の人は多く見積もっても半分くらいだから、残りの半分(かそれ以上)は社民党の主張に本来なら賛成する筈なんだよ? でも全然相手にされないのは、二大政党に埋もれた、というだけじゃない。(ここ数日同じようなことばかり書いているような気がするが)あまりに教条主義に走りすぎ、それから先の展開を描けなかったこと。

 土井氏をはじめ社民党は、今でもマスコミで「護憲のシンボル」などと持ち上げられている。でも考えてみよう。その「護憲」というものをスポイルしたのは一体誰なのか? 「ダメなものはダメ」と同じことを壊れたスピーカーのように繰り返すだけで、どうして国民がついてくるのか? 現にミサイルや核兵器で脅しをかけてる国がすぐ近くにあるのに、彼等が純粋無垢であることを前提にした護憲論など、九条改正に反対の人にも支離滅裂だと写ったであろう。

 そして社民党は、自分達についてくるほんの一握りの人のために、「ダメなものはダメ」とひたすら繰り返し、より先鋭的になっていく。こういう状況を作ったのは、他ならぬ社民党だ。護憲を宗教化してしまった社民党の罪は重い。

 そしてこの期に及んで、「時間がなくて社民党の政策が理解されなかった」のような言い方をしている。土井氏や社民党の話は、もう何十年も前からさんざん聞かされていて、それを承知の上で多くの国民は他の政党に投票したんだよ。「社民党が支持されないのは、国民の意識が低いからだ」とでも言わんばかりの言い方は、国民を舐めきっている。まあ「市民」からは支持されるんだろうけどね、「国民」からは支持されないよ。



    路線対立で解党の危機=反土井派「福島党首は暫定人事」−社民党

    >15日の両院議員総会では、土井氏に批判的な阿部知子衆院議員らが、中西績介副党首から提案された「福島党首」案を痛烈に批判すると、大脇雅子政審会長も「選挙の結果責任は幹事長にある」と同調。これに立腹した中西氏が席を立つなど、激しく紛糾した。

    >最終的には、反土井派も福島氏の党首就任を認めたが、「あくまで12月の党大会までの暫定人事」(阿部氏)という「条件付き」だった。

    >横光氏が幹事長を拒否した理由は「離党するときの足かせになるため」(同氏周辺)とされる。

    >党内では「早晩、分裂は避けられない」(関係者)

    福島社民スタート、党勢回復の道筋示さず(読売)
    >大脇政審会長が「説明をきちんとしてほしい」と続け、田英夫、大田昌秀参院議員も同調した。
    >福島氏に対しては、党内に「自分の主張だけで、人の話を聞いたり、世話をしたりしたことがない」との批判も根強い。



 すごいな。もう社民党から目が離せない。何故、私は反社民なのに、他政党をさしおいて、社民党のことばかりウオッチングしてるんだろう?

 土井派 :土井、福島、中西(前議員)、(多分保坂も)
 反土井派:阿部、横光、大脇、田、大田
 不明:渕上、又市、山本、照屋、東門



ザ・ワイド「土井党首辞任、社民党最大の危機」 ⇒ 必見です
http://kamomiya.zive.net/Library.html




2003/11/14(金)  土井派・反土井派


 昨日、私は個人的に横光氏を推し、「横光さんは民主に合流することにあまり抵抗感が無いみたいなので、何が何でも社民! とこだわる向きにはヤバイ人かも。」と添え、「結局は福島さんに落ち着いちゃうのかな?」とも書いた。そうしたら、見事にそのような流れになったみたいです。

 土井派と反土井派に分けると以下のような感じ。
  土井派 :土井、福島、中西(前議員)、(多分保坂も)
  反土井派:阿部、横光、大脇、田(?)、(多分よっきゅんも)
  不明:渕上、又市、大田、山本、照屋、東門

 よっきゅんは福島氏のすすめで出馬したのだから、いわば「土井グランドチャイルド」である。しかし土井氏や社民党の対応に関しては、結構前から手厳しいところがあったような気がする。今回の選挙でも「社民党」を前面に出さなかったという。HPで秘書給与ネタを公表した後の、理不尽な口止めがあったからだろうか。

 ということで、党内の"改革派"は後ろに追いやられ、福島氏が党首になりそうな雰囲気である。こうして、社民党は、カルピスの原液の如く、どんどん純化していく。飲もうと思っても咳き込んでしまって飲めなくなる。

 しかし土井たか子ネットの掲示板は、検閲をしてるからであろうか、土井マンセーばっかりで、拉致問題に逆切れしているヤツもいる。

 別に私は左派に拉致問題をやってくれとは思っていないし、その必要もない。しかし社民支持者にとって、平和や福祉などのお題目は非常に大切なものであるハズである。そして普通にモノを見る目があれば、これまで社民がやってきた北朝鮮擁護は、平和や福祉などをかえって冒涜するものであと気付くだろう。しかし、「平和=社民」の公式をどうしても捨てられない人は、そのことを見て見ぬフリをするか、拉致問題をやっていた右派に逆切れしてストレス解消するか、北朝鮮問題を過小化して理屈を合わせるか、まあそんな風にして何とか自己正当化する。こうして支持者の方も、同じくカルピスの原液に近付いていく。



2003/11/13(木)  土井党首辞任・奇跡の党再生はあるのか?

     辞任求むる阿部(知子)の声 諸行無常の響きあり
     土井党首の服の色 盛者必衰のことわりをあらはす
     国売る人も久しからず ただ春の夜の夢の如し
     北の手先もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

 社民党の土井党首、とうとう辞任です。保守新党の熊谷代表辞任よりも、圧倒的にニュース性は高いです。

 他にも確か、横光議員も「土井さん自身で決断されることと思う」というようなことを話していた。今考えると、土井党首は辞め時を誤ったのかも知れない。あまりにも傷が深すぎる。

 まあ今からどーのこーの言っても始まらんから、今後はポスト土井は誰になるかが焦点になる。労組・市民派・過激派・北朝鮮とのしがらみが小さく、クリーンなイメージがあり、しかもハンサムな俳優・横光議員あたりは、もう少し知名度を高めれば、選挙の顔としても有効だと思うけど、どうかな?

 と思ったら、もう名前は挙がってるのね。11人の中から一人選ぶだけだからなあ。

 横光さんは社民党にしては結構マトモというか常識的で、民主党員としてもやっていけそう(それでも社民党に在籍してるのは、色々と事情があるためであろう)。従来のプロ市民は嫌がるだろうけど、一般人の支持を取り付けるには良い人だと思う。解党的出直しをしたいんだったら、横光さんだと思うが、結局は福島さんに落ち着いちゃうのかな?

 …とここまで書いて追加。横光さんは民主に合流することにあまり抵抗感が無いみたいなので、何が何でも社民! とこだわる向きにはヤバイ人かも。


 あと社民党再生に必要なのは、何かを教条主義的に喚きたてることではなく、具体的な社会民主主義政策(10/31日記参照)、及び現実との整合性をもっと重要視すること。

 九条を護るのはよいのだが、一方で中国の軍事パレードを見て、「天を衝く怒濤のようなパワフルで勢いのある『中国』を実感しました」なんて言ってる。全然整合性がとれていない。

 そのような体質が国民にあらわになったのが、北朝鮮問題だ。拉致問題そのものよりも、次のようなことが選挙に大きな影響を与えたのではないかと思う。日本に対してはアレルギー的に自衛隊を拒否するクセに、実は核兵器所有国家と友好関係を持っていた。普段はジンケンジンケンと叫ぶのに、一方で最悪の人権蹂躙国家を擁護していた。自分達が言うことと実際にやっていることの整合性がとれていないので、社民党が掲げる護憲・平和・人権・福祉というものの説得力が地に落ちたのである。



2003/11/12(水)  総選挙のマスコミ報道について

 もう選挙それ自体のネタは旬を過ぎたかもかもしれないが、もう一回、マスコミ報道について。

 衆院選出口調査 頼り過ぎたTV局−−「自民激減、民主大躍進」と予測(毎日)

 まず問題にしたいのは、出口調査とやらの結果が、開票が始まる前、まだ投票が行われている時間帯であるにも関わらず、それに関して、色々と論評する人間がいたこと。

 200議席超の可能性も=衆院選で赤松民主党選対委員長

 他にも筑紫哲也氏などが「局所的に風が吹いてます」なんて大喜びしていたそうだし、インターネットでも民主党有利の情報が流れていた。選挙の公平性から言えば、非常に由々しき事態であり、マスコミや筑紫氏、赤松氏などの見識を疑う。(⇒ちなみに、"疑われる"という書き方はしたくない。疑っているのは私自身であることを強調したいため)。

 出口調査の結果は投票が締め切られる8時までは、相手が大政党であろうと総理大臣であろうと、厳密に公表を控えるべきではないだろうか。結果を知りうるマスコミ人なども、それについては論評を控えるのが当然で、筑紫氏のように大喜びするなんて論外。出口調査なんてことが大々的に出来るのはマスコミしかおらず、自分達は権力者であることを、もっと自覚するべきだ。

 次に8時以降。まだ結果がほとんど出ていない時点において、例のいい加減な調査に基づき、あれこれ言う姿が目立った。安倍幹事長はショボーンとしており、岡田幹事長は「自民が233議席を得られなかったら、小泉は責任をとって退陣すべきだ」と、いきまいていた。私は主にNHKを見ていたが、声の甲高いコメンテーターが、何度も何度も「岡田幹事長はそのように言ってますけど…」と、安倍幹事長に食ってかかっていた。安倍幹事長は「与党3党で241議席を得られたら、内閣は信任されたと考えてます」と、完全に防禦に入っていた。

 他局ではもっととんでもないことになっていた。2ちゃんの書き込みによると、一番大外れだった日テレでは、以下のようなやりとりがあったらしい

    バンキシャの福沢が「出口調査はNNNが元祖です」
    (安部に向かって)「おそらく出口調査の通りになるのですが〜」
    「NNNの出口調査の正確さは過去の選挙が証明してます」
    と連呼してたのがまるで昨日のように思い出されます。

 福沢氏は安部幹事長の奥さんにも、詰問していたらしい。でも開票が進むにつれ、日テレは予測の修正を余儀なくされていった。

 そして結果は御存知の通り、自民は233超、与党は絶対安定多数、民主は「大躍進ではない躍進」。このため、菅直人氏は、以下のように言わなくてはならなくなった。



 ぬか喜びした勢いで、民主は自民の勝敗ラインを233に設定してしまったため、それが仇となった恰好。民主党は他にも各メディアから援護射撃を受けていたが、最後の最後でとんでも無い落とし穴があったわけだ。

 そう言えば、今回のメディアの民主びいきは、ちょっとひどいものがあった。こんな出来事もあった。
 <自民党>執行部がテレ朝番組に出演拒否

 このNステの番組は、自民党にとってはone of them でしかないのだろう。これまでかなり反自民の報道を続けてきたわけだし、多少大人気ないような気もするが、そのくらいの自己防衛はしても良いという気もする。




 小選挙区、なお半数が死票=公明、少数擁立で効率当選−衆院選

 小選挙区はもともと、死票を作ることによって人為的に多数政党を生み出し、政局の安定を図る制度。2大政党が拮抗していた場合、半数が死票になるのは当ったり前のこと。「なお半数が死票」なんて言い方をするのは、そもそも小選挙区の狙い・本質が分かっていないからであろう。そんなに死票が嫌なのなら、もっと比例代表を重視するべきなのである。



2003/11/11(火)  石原都知事、TBSを刑事告訴か?

 今日、会社の帰りにスーパーで買い物をし、次のマヨネーズを買いました。

 創健社-有精卵100%マヨネーズ

 小さめの容器に360円と、かなり良い値段なのだが、舐めてみたら、なんとこれがウマイ! あまりにうまいんで、マヨネーズだけペロペロしてしまいました。マイルドで酸っぱさは控えめ。キユーピーだけがマヨネーズじゃない!



 TBSの字幕ミス問題、石原都知事が刑事告訴
 TBS情報番組が石原都知事の発言を誤って伝えた問題でねつ造報道だとして被害届提出へ(FNN)

 石原知事会見 ⇒2003/11/11(臨時) 
 まとめサイト
 【速報】TBS 石原都知事の韓国併合発言を捏造!!(探偵ファイル)


 いつも私は石原都知事の発言にはヒヤヒヤしているが(例:ババア発言)、この件に関しては、都知事のほうが分があると思う(訴訟がうまくいくかは別だが)。

 私は半年くらい前、日テレのニセ救う会報道に取材協力をしていた。番組制作者は実にマメに情報収集をしており、ほんの数十分の番組の影に、使われなかった情報が大量にあるものだと知った。そのくらい慎重にやるのがTVだと思っていた。だから、TBSの次の言い訳は非常に稚拙に感じる。

 TBSの言い訳

>原因については、取材テープの当該発言部分の語尾が聞き取りづらかったため、番組スタッフが誤解してしまいました。

 石原発言を番組に使う場合、当然、講演を最初から最後まで全て見聞きしていることと思う。特に該当部分の前後は一度だけでなく何度も何度も。だから聞き間違えるなんてのは非常に考えにくいし、仮に本当に聞き取れなかった場合、わざわざその部分を抜き出して番組に使うとは、ちょっと信じ難い。

 しかも「100%正当化するつもりは」と文の途中、しかも非常に中途半端なところで、ブチっと音声を切っているのことに、何らかの意図があるものと普通は考えるだろう。

 そう言えば、三国人発言のときも「都知事の発言がききとりにくかったから」という言い訳をしていたな、共同通信が。マスコミ人の耳は、そんなに性能が悪いのだろうか。仮に「は」と「だ」が聞きづらかったとしても、次に続く文句があるのだから、中学生なら文脈で理解できるであろう。

 また「騒ぎにならなくて残念だったな」という部分も、元の発言と照らし合わせれば、かなり悪意ある編集であったのは疑い無い。

 ということで、ミスであったとうTBSの言い訳は、少なくとも私個人は信用できない。

 あまり歴史認識問題で泥沼にはまりたくはないが、一言付け加える。TBSも、朝鮮人の意見ばかりを垂れ流すだけでなく、もう少し日本人の立場からの植民地政策の見方も伝えたらどうかな? 朝鮮人の言うことが100%正しいわけでもあるまいに。石原発言の「ここがおかしい」という根拠が示せないから、発言を編集し、妄言の一言で終わりにしようとしている、としか思えない。これは言論の放棄ではあるまいか。



2003/11/10(月)  土井たか子ネットに対する社民党自身のスタンス

 土井社民党首、続投へ(産経)

 昨日の土井党首の涙声は悲惨でした。おばあさん相手にあまり責め立てるのも…という考えも一瞬よぎりました。しかし土井党首は選挙で選ばれ、それなりに責任ある立場のあるお方。しかもここ2年くらい(本当は何十年もだが)の社民党の状況では、おばあさんだからと言ってバッシングを止めるわけにはいかない。普通のおばあさんになることは、もう無理。ここまで来ると、哀れささえ感じてくる。

 土井たか子ネット

 この選挙期間中、このHPが「大盛況」でしたが、このHPについて、社民党にメールを送った人がいます。まず、大脇雅子政審会長からの回答をここに載せます。

    メールをいただきありがとうがいます。
    「土井たか子ネット」という掲示板が設置され、土井党首や政審、その他関係者にここでの議論を党の政策に反映させて欲しいこと、また可能な範囲で提案や反論の書き込みを行なって議論を盛り上げて欲しい旨の要請を受けております。
    実際は、総選挙を目前に控えており、主催グループの希望に十分に対応できているのかは疑問ですが、多くの関係者が注目していることとは承知しております。
    ただし党として主催しているわけではありませんので、仮に党関係者が書き込みを行なったとしても、党の見解とは異なる個人的な見解であります。
    (以下省略)
    社会民主党政策審議会会長 大脇雅子

 だそうな。社民党公式ではないが、全くプライベートでも無い、といったところ。

 ところで、メールを送った人は、掲示板の次のレスを追及しています。

     http://www.doitakako.net/bbs2/msg.cgi?mod=detail&MESSAGE_ID=0000273

    投稿者: 社民党政審担当者N

    そもそもこの掲示板は社民党との党としての公式のレスはのりません。たまたま党の政策に係わっている者が個人の資格でレスすることもありますが、党としての責任あるものではありません。

    -------------------------------------------------------------
    上記の書き込みで「社民党政審担当者N」なる方は当該掲示板では党の政策に関わる
    人間が偶然に個人的に答えるが党は責任を持たないと書かれています。
     そもそもこの「社民党政審担当者N」と名乗る方は本当に貴党の関係者なのでしょ
    うか?個人的な見解との旨をことわっておられますが、政審担当者と名乗っておられる以上ご発言は貴党の党見解に近いものと一般には受け止められます。
    (以下略)

 これに対する回答

    (前略)
     検閲そのものへご批判があるとも聞いておりますが、実際に単に悪意ある書き込みが多いというだけではなく、不法アクセス禁止法に抵触する不法な攻撃も多く、完全にオープンな運用は難しいという実態を聞いております。管理者の方では厳しい批判も含めてオープンにして建設的な議論を行ないたいと考えているようですが、誹謗中傷、妨害、個人攻撃等が組織的(もちろんすべてが組織的なわけではないとも分かっておりますが)に行なわれている状況のなかである程度防衛的な対応もやむを得ないと理解しております。もっとも、これで、萎縮していては妨害する側の思う壺なので、最大限オープンに最大限公正な運営を心がけて欲しいと希望しております。
    (以下略)
    社民党政策審議会事務局次長 野崎


 ネットで何か困ったことがあるとすぐに「不正アクセス」という法律用語を持ち出して正当化するケースは、たびたび認められます。言うまでもありませんが、不正アクセスとは、IDとパスワードを盗むなどして、コンピューターに侵入する行為。本当に不正アクセスがあった場合、即座にHPを閉鎖し、早急な対処をしなくてはなりません。

 ま、それはともかく、普通に考えれば、「社民党政審担当者N」さんは、「社民党政策審議会事務局次長 野崎」さんのことを指すのではないか、という予測が成り立ちます。

 ところでこの人の部署と名前を見て、私はピンときました。ああ、あの人か、と。

 社民党へ公開質問をしようより
 http://hp1.cyberstation.ne.jp/negi/DEMO/qsyamin/fax.jpg

 政策審議会で、実務を任されている、働き盛りの方のようです。

 野崎さん、HPも持ってます。
 野崎のHP
 昨日落選した植田ムネムネ前議員との対談も読める。



2003/11/09(日)  【祝】土井党首・落選

土井党首、小選挙区で敗れる…比例で復活当選(読売)

 まさか、こういうことが現実になるとは思わなかった。兵庫7区の人はいい仕事してますねー(前回当選させたのが同じ面子であったことには目をつぶっておく)。比例では復活したが、土井党首の晩節を汚すことができ、大変に結構な結果である。大前氏good job!

 社民が議席を落とすのは分かりきったことだと思っていたが、想像以上に伸び悩んでる。確か18だか19議席あったと思うが、1時15分現在、わずか4議席。うち沖縄が2議席(照屋、東門)。あとは土井氏と阿部氏。よっきゅんは残念ながら…。

 馬鹿の一つ覚えみたいにゴケン、ゴケンと、そればっかり。どんな話でも何故かそこに収斂されていく。年金とか雇用なんて本当はどうでも良いんだろうな。いや別に党の中に護憲専門の人がいても構わないし、憲法も争点の一つであるのは確かだが、そればっか、というのはやはり異常。一方で北朝鮮の人権には目をつむったまま。前も書いたけど、あまりにもイデオロギー色が強すぎるので、もう護憲オタク以外からは支持されなくなっている。

 保守新党の熊谷代表も落選したが、これは充分に予想の範囲内。どうでもいいや。

 東京18区は順当に菅党首が勝ち、鳩山邦夫候補が比例復活になりそう。さすがに菅さんの壁は厚かった。あの自民党の世論調査っていうのは、結局何だったんだろう? 

 山タクさんも落選。変態も度が過ぎると、選挙に影響するわけか。一方で、山形の加藤さんが圧倒的多数で復活。あの人、何かにくめないよな。

 公明党の強さには改めて驚いた。社民共産保守新党という小政党がことごとく泡沫化しているのに、公明だけは議席を増やしてしまった。NHKでは番組内で全ての党幹部に話を聞いてはいるが、泡沫党の話は途中で強引に打ち切られてしまっている。しかし公明の話だけは充分な時間が与えられており、民主党を批判していた。現在のように中途半端な二大政党制の中、第三党の存在は不気味です。

 あとNHK、声の甲高いコメンテーター、ちょっとうるさい。同じことを各党幹部に何度も何度も何度も聞いたって、同じことを言うに決まってるじゃん。公明の幹事長にもウザがられていた。



 民主党が圧勝であるが政権を取るにはまだまだ不足。社民と協力ったって、社民の議席を民主が吸い取ってしまった形なので、焼け石に水。民主は、個々の候補では良い感触の人が結構いるので、まあこれからも頑張って欲しい(良くない感触の人には逝って欲しいが)。

 公明幹部が「民主が政権をとったって、参議院では過半数とれてないんですから、ものすごく不安定でガタガタになりますよ。」と言っていた。これは全くその通りで、交代した政権を安定させるには、二回の選挙に勝たなくてはならず、それまでは政局が不安定になってしまう。単純に二院制を良しと考えている人も少なくないだろうが、政権交代には弊害なのである。同じことは憲法改正にも言える。変化を嫌うのが二院制なのかも知れない。



 一方で与党もそこそこ勝っており、絶対安定多数を確保したことは、民主躍進の流れの中では良くやったほうではないかと思う。自民は単独過半数は無理だったが、233は上回ってる。小泉政権そして小泉改革が支持された、ということを意味するのであろう。

 比例では民主党が第一党であるが、これは「選挙区の自民は外せないから、比例では民主に…」という人が多いからだと思う。もし選挙制度を比例に一本化したら、多分、自民党が第一党になると思う。




2003/11/08(土)  今回の総選挙の本当の争点

 函館に行ってたんで、昨日はお休みしました。疲れてるんで、簡単に。

 東京18区について全てのネタをアップする前に、もう総選挙。今までに比べて国民の関心が高いらしい。あと10/12で次のように書いたことが大体当たっているらしい。

     民・由合併のキャッチフレーズは、反自民ということになっている。しかし現実的には、それによる自民へのダメージは小さく、むしろ同じ野党内の社民・共産へのダメージが大きいと見る。

     その理由は、「民・由合併」の本当の効果は、二大政党ムードの高揚にあるからで、これまでの社民共産票は民主へ、保守新党票は自民へかなり流れるだろう。大政党が票を伸ばし、小政党は票を減らす。


 自民と民主は互いに罵り合っていますが、イデオロギーに基づく内容は少ないように思います(鳩山弟候補は菅候補を日の丸君が代で攻め立てているが、例外的)。どちらも「改革政党」であることをウリにしているので、言っている内容は私に言わせれば似たようなもんです。「民営化と無料化では正反対じゃん」と言われそうですが、どちらも「高速道路の構造改革」という根本的な部分では共通していて、ただその方式が違う、というだけなのです。

 年金も同じ。年金利権を肯定するような案はもう受け入れられない。そこで全ての党が年金改革を叫ぶわけです。民主は全額税金、自民は半数は保険料、というのが一応の対立点です。個人的には民主案のほうが上手く回転するような気がするけれど、一方で自民案を完全否定してしまう根拠も持ち合わせていません。好みの問題になってしまうのです。

 ちなみに、この前の自民党内部の総裁選、あっちの方が「旧守派」と「改革派」のカラーが出ていて、よほど根本的な部分で対立していたように思います。しかし今の日本では「改革」を叫ばないと、自民党でさえ生き残れないのが現実。小泉氏が圧倒的多数で再選されました。

 そうすると、結局は個々の政策はあまり重要ではなくて、「改革を推し進められるのはどちらか」「そのために政権交代をさせるべきか否か」「政権交代させるとして、民主党はその器か?」というのが、本当の争点なのだと思います。今回、自民党の民主党バッシングがすごいのも、個々の政策なんかよりは「政権交代」を恐れているからでしょう。民主党がマニフェストなんてのを持ち出したのも、結局は政権交代したいからでしょ? 政権交代ムードをここまで盛り上げた菅党首(及び背後の何とかという外国の会社)は、なかなかのやり手ではあると思う。

 でも、まだ「政権交代」「マニフェスト」が言葉遊びに終わっているフシがある。二大政党化の芽は既に出ているけれど、枯れてしまうのか、大木に育つのかは、恐らく今回だけでは決まらない。もう何回か選挙を重ねる必要があろう。社民党消滅⇒民主合流⇒民主右派離党⇒自民改革派と合流 なんて流れも少しだけ期待してる。



2003/11/06(木)  シンガンス署名に関する詳細な記事(週刊文春1989年)

 この記事は、もともともっていたのに今までアップするのを忘れてました。シンガンス署名について、最も詳細だと思われる記事です。週刊文春1989年9月28日号のものです。読みにくいですが、どうぞ。

 ほとんどは社会党だが、社民連の菅氏の名前も見えますね…。




2003/11/05(水)  100%の証明

 皆さん、御存知だとは思いますが、TBSによる石原発言の捏造。

 TBS「サンデーモーニング」で石原都知事の日韓併合発言を捏造報道

 注目はしてたけど、なかなかついていけず、いつの間にかTBSが謝罪してしまいまったという感じです。

 TBS情報番組:石原都知事の発言で字幕ミス

 NHK「奇跡の詩人」の時は、TV局側は釈明はしたけれど、謝罪はせず。あれは90%はウソであろうが、100%の証明というのは不可能なので、NHKは逃げ切った。

 しかし今回の石原発言の字幕は、誰がどう見てもウソであるのが一目瞭然であった。ネット側が100%の証明をしたから、TBSは謝罪した。そこの違いだと思う。

 しかし何故、字幕にウソが書かれるに至ったかについては、TBSは、あくまで「ミス」だと言っている。しかしネット側の大勢は「捏造」であったという推測をしている。どちらが正しいかは、現場にいた者でないとわからない。毎日もネットも100%の証明などできない。


 民主党、主要閣僚候補を正式発表 「最高のメンバー」と菅氏(産経)
 日銀本店を大阪に マニフェスト民主追加検討(産経)

 以前書いたが、私は選挙区民主、比例自民というスタンスだったので、別に民主が嫌いなわけでない。でもマニフェストもやり過ぎると、信憑性が薄れてしまうので、やめて欲しい。

 自民の藤井総裁解任劇や中曽根氏を馘にしたことなどは、さんざん「選挙戦略だ」と叩かれたし、おそらくその通りだと思う。でも方向性としては間違っていないし、以前からあった話を、選挙前に行っただけのこと。

 しかし、民主のこの話だけは、軽薄としか思えない。別に日銀本店がどこにあっても構わないが、何で民主党の選挙のために、カネを使って移転しなくてはいけないのかが、サッパリ分からないのです。しかもほんの2〜3日で考えた思いつきで。無駄金は使わないようにするのが民主党だと思っていたのですが…。でもマニフェストを読むと、他にも結構、思いつきとしか思えない内容はありますよね。

 ところで大阪の人は、東京からこういう施設が移転してくると、やっぱり嬉しいものなのでしょうかね? 民主党幹部も「大阪府民に大きなインパクトを与える」とか言ってるようだし。ちなみに私はダサイタマ県民でしたが、大宮に新都心ができても、何故か全然嬉しくないのです(むしろ大宮与野間の新駅が鬱陶しい)。




2003/11/04(火)  菅直人氏の署名を比べてみよう

昨日(一昨日?)の続き。

2ちゃん情報になりますが、まず次の書き込み。

    今、岩手3区の応援演説に来た安倍幹事長を見てきました。
    まぁ、滞り無く演説した後、昨日のNHKの幹事長討論の事を話しました。

    安倍「皆さん、昨日のNHKの討論を見ましたか?
    私が原忠晃さんを拉致したシンガンスの釈放運動に署名した管直人さんの事を言った時のことです。
    民主党の岡田さんは最初、管さんが署名した事は間違いだったと素直に反省していると言っていたんです。
    ところが、私がコピーを持ってると言い出したとたんに管さんは署名していないと言ったんですよ!
    たった3分前に認めておきながら次の瞬間には署名してないと言う!
    私は呆れて物が言えなくなりました。唖然とするとは正にこの事じゃないでしょうか?
    私はソレを受けて今日、さっきですが記者会見をいたしまして、
    証拠のコピーを示したんです。
    皆さん!こんな言う事をコロコロ変える政党に政権を渡すなんて事が許されますか?云々・・・・・」

だそうです。

次に菅氏の3種類の署名を比べてみます。

1. 2. 3.

出所

1=週刊誌に載った画像(岡田幹事長が菅氏ものでないと主張していると思われるもの)http://www.up-loader.net/riz.2ch.net/source/up1987.jpg

2=菅氏のHPより
http://www.n-kan.jp/news/0810.gif

3はネットには出回ってないと思うけど、東京18区で配られている菅陣営のビラの裏面からとりました。かなり画質とサイズを落として、200Kbyteにしました。少々読みにくいですが、「菅総理が実行する7つの重点政策」というのもありますので、是非見てみて下さい。
http://members.jcom.home.ne.jp/kara02/g131.jpg


 で、3つを比べてみると、素人目には似ていなくはない。具体的にどう似ているかを、テキストで述べるのは大変だけど。

 それでは、東京18区などのことについてトピック化しようと思うので、日記はこれで終わり。

 ⇒トピック化しました。まだ途中だし、過去の日記などを流用してたりしてますが、興味があればお読み下さい。
 東京18区・菅vs鳩山・シンガンス署名・踏切

 土井たか子・社民党リンク集は、少しずつ更新していますが、特に面白いページとして、次を挙げておきます。
 兵庫7区の選挙区民のみなさん 資料室





2003/11/03(月)  岡田幹事長「あの署名は菅直人のものでない。公党に対する侮辱」

11月2日NHK衆院選特集より

    http://members.jcom.home.ne.jp/kara02/OkadaNHK02.wav
    岡田「その署名というのを、安倍さん確認したんですか?」
    安倍「私は確認しましたよ」
    岡田「それは週刊誌で書いた…」
    安倍「いやいや、私がコピーを…」
    岡田「菅直人は、週刊誌に載った署名は、自分の署名ではないと言い切っているんですよ。そこはあなた、筆跡確認しましたか!? もししてないで言ってたら、これは選挙前中ですからね、公党の党首に対して侮辱になりますよ。」

 しかし、同じ番組の数分前に、岡田幹事長は次のように言っており、ここでは署名したことは前提とされているように聞こえます(署名の意図はともかくとして)。

    http://members.jcom.home.ne.jp/kara02/OkadaNHK01.wav
    岡田「シンガンスという人が、拉致に関与した人であるということが分かって、署名したという事実は無いんです。それをあたかも、そういう風な、二つのことを一緒にして、菅さんや土井さんがシンガンスという人間がどういう人間か知った上で、署名したように言っているのは明かに間違いです。

 民主党HPより(あれから、もう一年も経つんだ…)

     「安倍副長官の『間抜け』発言は断じて許さない」佐藤国対委員長
     この件について、菅前幹事長は、自らのホームページの中で「13年前の130数名の超党派の国会議員の要望書に私の名前があるということで痛烈に批判している。当時の記憶をたどると、要望書は韓国の民主化運動で逮捕された東大生など在日韓国人について韓国政府に対し釈放を要望するという趣旨で同僚議員から賛同を求められたもの。対象はあくまで民主化運動に関係した在日韓国人の政治犯と説明され、この中に日本人に成りすました北朝鮮の工作員シンガンス容疑者が含まれていたことは当時全く知らなかった。事実関係を再調査しているが、シンガンス容疑者が含まれた政治犯釈放の要望書に名を連ねていたとすればそれは私の不注意。お詫びをしたい」と説明している。


 署名の画像?

 一体、これらはどのように整合性をとれば良いのでしょうか? 特に岡田幹事長は、かなり矛盾に近い事を言っている。そうすると結局、週刊誌の画像がウソだった、という線になるのか? よくわからない。



 同じ番組で年金のことについてやっていたが、各党の話を聞いても、どれが一番良い方法なんだかが良くわからない。ただし、消費税アレルギーの某政党にはついていけん。消費税が最適の方法かどうかは分からないし、景気回復してない段階での値上げは問題だろうが、一つの選択肢(しかもかなり有効な)としては認めるべきであろう、と思う。憲法などのイデオロギー問題じゃないんだから、国民が普通に負担して、確実に・公平にもらえるようになれば、それで良いのであるが。



2003/11/02(日)  自民党、必死。(菅直人は)テロ支援政治家 in 武蔵小金井・1

 今日(11/1)は武蔵小金井駅に出向いて、鳩山邦夫候補の立会演説会に行ってきました。先程、帰ってきて2ちゃんねるを見たら


 うそつけ。武蔵小金井駅北口は、人で埋まってしまって、ただでさえ狭い歩道がほとんど使い物にならなくなり、怒号さえ飛び交う大変な騒ぎだったんだから。歩道橋も満杯、駅の窓から様子を見ている人もいた。ちなみにテレビ朝日やTBS、読売新聞などのマスコミも来ていた。

 現地の様子の画像(15K)
 武蔵小金井北口歩道橋の階段から撮影。左の緑の旗は鳩山候補の「自然との共生」のスローガン、バス停の向こうには自民党の宣伝カー。右奥に光っているのはテレ朝のカメラ。左奥に見える反対側の歩道も人で埋まっている。

 「管は18区で演説とかするのかな?」⇒菅直人候補は、11/6の18時20分頃、府中の大國魂神社、19時から小金井公会堂に来る。



 これまで何回か、東京18区の菅・鳩弟対決について述べてきましたが、採り挙げ方はかなり冷めたものでした。
 あいふる世相ダイアリーの10/5,11


 「いくら鳩山とは言え、菅直人に勝てるわけないぢゃん」と思っていたが、今日、演説会に行ってみて「これは面白くなりそうだなあ。もしかして鳩山さんが勝っちゃったりして…」と、思ってしまった。

 それにしても必死なのが自民党。どうせクニオは比例二位なんだから余裕だろ? という見方があるが、恐らくそれは的外れ。この前の国分寺の時は、自民は負けるのを見越していて、ある意味余裕があったが、今日の小金井を見る限り、そのような雰囲気は全くなく、彼等は本気で勝つつもりらしい。

 確かに、この地で菅候補を負かした場合、自民党にも鳩山候補にも限りないメリットがある。まず、比例重複無しの菅党首は議員でなくなるのがデカイ。仮に総選挙全体として自民が敗北したとしても、ここで勝つだけで、それが帳消しになるほどの威力がある。鳩山候補にとっても大金星というような表現では足りぬほどの名声を(自民内で)得ることができ、環境革命なりお年寄りのグループホームなりがやり易くなるであろう。また、長年地元から議員を出せず、地元市議会でも弱い小金井支部は恨みつらみが溜まっている。彼等にとって小選挙区で勝つことは悲願であり、鳩山カードで雪辱を晴らそうと、ギラギラしている。

 この演説会の熱気を文語体で書いてみる。

 自民の市議ら総(すべ)て出(い)で、小金井市長も駆けつけて、菅を罵るその姿、いざ仇を討たんと吉良邸に向かう赤穂四十七士の如し。狭き駅前広場にて、繰り広げらるるその修羅場、雰囲気一段と高揚す。我が周辺のサクラ達、拍手・声援・雨あられ。


 自民党の言い分をまとめてみる。

  1. これまでの小金井の代議士は、地元に何もしてくれず、話も全然通じない。例えば、あの踏切。我々が半年も前にJRに提出して蹴られた案を、菅直人は選挙前に慌てて視察し、蒸し返している。やはり中央との太いパイプを持つ鳩山さんでないとダメだ。

  2. 菅直人は、共産党とさえ組むと言っている。これは恐ろしいことで、日本を社会主義にしたいのか。菅直人は権力の亡者だ。

  3. 既に報道されたように、菅直人支持32%、鳩山邦夫支持31.9%で横一線に並んだ。こっからが正念場。安倍幹事長か急遽来ることになったのも、この最重要選挙区で勝つためである。


 そう、全国区になってしまったあの踏切が何故か大きな焦点になってしまったのです。安倍幹事長も、演説前に、あの踏切を視察してたそうです。注意して欲しいのは、この3番目のソースは自民党自身の調査によるもので、報道されたのは夕刊フジ。正直なところ、信頼性に若干疑問符がつく。それでもこの数字によって、小金井自民党は相当に戦意が高揚したらしく、必死で「菅直人と並んだ。あともう一歩。鳩山候補に一票入れるよう他の人にも宣伝して下さい」と訴えている。サクラは、全体からすれば一部分ではあるが、国分寺に比べると、投入量や熱心さはずっと上。キチガイのように「はっとっやっまさーん」と叫んでいるおばさんもいた。


 続きは
 ↓↓↓


2003/11/01(土)  自民党、必死。(菅直人は)テロ支援政治家 in 武蔵小金井・2
 以上は私の印象論だが、自民党の必死さは、次のポケットティッシュ程度の大きさの、ペラペラのチラシにより理解して頂けるものと思う。演説会終了後に配っていて、最初はピンクチラシかと思って受け取らなかったんだけど、向こうが目の前に突き出し、政治ビラということが分かったので受け取って見てみたら、すごいことが書いてある。

 対菅ネガティブチラシ

 こんなネガティブキャンペーン、社民や共産でもやらないんじゃないの? ハッキリ行って右翼や過激派なみ。色々と問題になるからだろうか、チラシには発行元も、そしてテロ支援政治家が誰とも書かれていない。ただ配っていたのは、怪しげな右翼系の人ではなく、普通のお兄ちゃんが、何人か。私には自民の運動員のように見えたのだが、真相はいかに?

 また「テロ支援政治家」とは当然の事ながら「菅直人」を指しているのは明らか。鳩山候補や安倍幹事長も、そのように演説の中で述べている。

 鳩山候補の演説
 安倍幹事長の演説・1
 安倍幹事長の演説・2

参考記事
 海兵隊撤退論で自・民応酬 安倍氏が批判、岡田氏反論(共同)
 米海兵隊撤退論を批判=安倍自民幹事長(時事)
 民主・菅代表、沖縄の米軍基地移転に言及(読売)
 菅代表:「米海兵隊を海外に移転させたい」 那覇での会見で(毎日)
 菅幹事長の海兵隊不要論発言を否定 岡田政調会長(2001年・毎日)

 鳩山候補がシンガンスと菅直人について語った時に、拍手が湧き上がっていることに注目すべし。この時点では、聴衆に対しハッキリとした説明がなされていないので、普通ならリアクションのしようがないのです。つまり、ここで拍手をした人は、もともとシンガンスについての予備知識があった、ということになります。

 ちなみに国分寺で安倍幹事長がこの事について説明した時は拍手は全くなく、ボソっと「あらま〜」という静かな動揺であったのとは対照的です。小金井自民と国分寺自民の力の入れようの違いが、よくわかります(国分寺が力を入れてない、というのではなく、小金井の力の入れようが尋常でない、ということ)。

 そして最後は、「ハトヤマ・コール」があがった。私は街宣車のすぐ近くに陣取っていたので周囲にサクラや運動員が多く、みんな「ハートヤマっ、ハートヤマっ」ってやりだしたので、正直、どうしようかと思った。後には関係無さそうな人も少し?コールに加わって、〆(シメ)。

 とにかく、すげえことになってきました。十萬石まんじゅうではないが、面白い、面白過ぎる。こんなに選挙が面白いと思ったのは生まれてはじめてです。10月上旬にあそこまで冷めていたのがウソみたい。週刊新潮10/23号では鳩山が勝つ確率は20%だそうだが、私は40%くらいだと見ます。

 でも一番、耳に残っているのは、演説会終了後のウグイス嬢の演説。ロボットのようにカクカクと、しかし字余り七五調を上手く採入れた話し方で「ハトヤマ、ハトヤマクニオヲ、ドウカヨロシクオネガイシマス。コイズミカイカクセイトウノ…」と後片付けの間、延々とやっている。これはこれですごい。

 ちなみに菅候補の事務所のような所が、例の踏切をはさんで、50メートルくらいのところに存在しています。帰りがけに撮影してきました。20時現在、人はまだいるようです。
 菅事務所?の画像(15K)