トピック18
女性党・・・新興宗教とマルチ商法


 ※平成16年6月23日更新

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 息がつまりそうな話題が続いておりますので、ここらで軽い話題を一つ。

 皆さんは「女性党」という政党を御存知でしょうか? ホームページが復活しているようなので、リンクしておきます。

 http://www.joseito.or.jp/

 また過去のホームページは、インターネット・アーカイブで御覧下さい。

 また、次のページから、町山恵子党首の政権放送がきけます。
 千葉県選挙区 女性党 町山恵子 候補(第18回参議院議選挙 政見放送再録)

 女性党という名前だけきくと、フェミニズムとか男女共同参画とか、そんなものが連想されます。新左翼が関わっているのではないか、と勘ぐってしまいがちですが、それは違います。以下でそれを説明していきましょう。軽い読み物感覚で読んで下されば結構ですが、もし女性党に投票しようとする人を見かけたら、このページを紹介してやって下さい。



私と女性党

 私が始めて女性党を知ったのは、もう3〜4年も前の事だと思います。東京K市の中央線某駅前で、おばさんが3人で、オレンジ色の服を着、マイクもなしにコールをしていました。たすきには太い活字で「女性党」と書かれておりました。あまりの寒さに「キチ○イか?」と一瞥してその場を通り過ぎましたが、どうにも忘れられなかったのは、その党名です。何しろ、男性からの支持を捨て去る禁断の党名ですからね。「こんな変な人達に女性党なんて名乗られて、普通の女性は迷惑だろーなー。」と思ったものでした。

 政策は、抽象的なものばかりで、「ゴミ、水、エネルギーなどの環境問題を家庭の中から見直し未来の地球環境を私たちの手で守ります」「学ぶこと、教えることの喜びを共に感じられる人間教育を目指します。」とか、抽象的なものばかりで、ここで採り挙げるほどの価値はありません。しかし、具体的な政策が2つだけあります。

 まず前者についてですが、他政党が3%と言っている中で、差別化を図るために2%としたのがバレバレな数字です。安直過ぎ。

 次に後者について。女性党は、「YES・NOでお知らせください "国会議員の半数は女性がやります"」というアンケートをHPで行っており、最初の頃は、YESが優勢でした。
 去年の5月3日時点での結果 YES=209 NO=47

 その後、私は男性論女性論板に書き込むようになったのですが、5月12日、こんなスレッドがたっておりました。

 またニュース速報などにも同様のスレッドが立っていました。これにより一気にNOが増えてしまい、女性党の望むのと正反対の結果が出てしまったのでした。

 去年の7月10日時点での結果 YES=345、NO=1931

 そこで、女性党は何度も結果をリセットするのですが、その都度2ちゃんねらがNOに入れる、というイタチごっこ陥ってしまったのです。みんな、いじめちゃ駄目だってば、ホントに!

 女性党で面白いアンケートやってる

 その後、ホームページ自体が消滅してしまい、彼女らは今一体何をしているのか、今ではよく分かりません(注:2004年の参議院選に出るそうです)。

 ちなみに女性党はこの前(2001年)の参議院選挙にも出馬しており、新社会党や維新政党新風よりも多くの票を獲得しています。"自由と希望"とほぼ同数、保守党の1/3。こんなパープーな政党が健闘している事に驚きです。

 

女性党の出自

 女性党の過去のページを見ると、党員数2万、220支局という、マイナー政党にしては、トンデモなく大きな数字が載っています。

 又、女性党のあゆみでは、「1989年(平成元年)8月前身、生活研究会として発足」と書いてあるのに、このページでは、「わたしたちは・・(中略)・・と願ってから、すでに20年以上たちました。」とあります。

 以上より、女性党には、1980年以前から続いている母体があるに違いないのですが、ホームページを見ただけではぜんぜんわかりません。ところが最近、他の事柄を検索していたら、女性党がザコとして引っかかってきたので、アップしておきます。

 この記事は、女性党の前身・新時代党が出馬した時の記事で、母体が化粧品会社である事がかかれています。

 このアイスターという会は、マルチ商法(連鎖販売取引)をとっていると言われています。今まで知らなかったけど、化粧品会社ってマルチ商法の巣窟で、健康食品の販売と似た構造を持つようです。以下に、アイスターが登場するページを挙げておきます。

 2ちゃんねるでは、「知り合いがアイスターに嵌まって困った」という人がスレッドを立てています。

 なおアイスターの関連事業として、クレジット会社の(株)一点、警備会社の新時代警備、保険代理店の(株)AIS西山学院高等学校(宮城県の山奧)、萠愛調理師専門学校(東京都)などがあります。

 上の記事や各種リンクを見れば、アイスター=女性党(新時代党)で間違い無いでしょう。ここから出馬しているは、化粧品のセールスレディーなのですが、やはりセールスで鍛えたトークで、有権者に訴えかけているんでしょうかね? そういえば、この前の参議院選挙で比例で出馬した女性は、2名とも、「化粧品製造販売会社員」となっています。

  町山恵子  しのはらふさこ

 

女性党の教祖様

 更にアヤシイのは、このアイスターが宗教絡みだという事です。西山栄一なる人物は「実践言論」という本を監修しており、セールスレディーがこれを教典にして「和豊帯の会」という宗教団体を立ち上げました。女性党も似たような生い立ちを持ちます。竹中恒男広報室長の「会長の考えを世界へ広めるには、企業とは別に宗教法人や政党としてやらなければならない。」という言葉は要注目です。で、こんな団体でも出自を隠し、「女性党」という党名を全面に押し出して、47万人が投票してしまったのです。

 「和豊帯の会」は、正式に宗教法人の認可を受けています。以下の画像は、文化庁発行の宗教年鑑平成14年度版から抜粋したものです。キリスト教でも仏教でも神道でもない「諸教」ということです。

   

 

女性党の収支

 さて、アイスター傘下である女性党の収支はどうなっているのでしょうか? 官報には表面上、「アイスター」という文字が現れないようになっていますが、少し変な部分もあります。

官報該当ページ:
 http://www.soumu.go.jp/senkyo/kanpo/010914/196/20010914g00196y0392f.html

  変な点1:公称・党員2万人の筈なのに、1381人しか党費を払っていない。

 http://web1.archive.org/web/20011029191010/www.joseito.gr.jp/ayumi.htm
 つまり、アイスターと無関係の党員は1381人しかいないって事。残りの1万9000人はどこからきているの? やっぱりアイスター関連かな?

  変な点2:個人分の寄付がやたらと多い。しかも女性ばかり。

  寄付金がキリの悪い変な額ばかりなので、アイスターor関連会社が、セールスレディーの名を使って寄付をしているような気がします。

  変な点3:(株)一点から、8000万円もの借入金がある

 (株)一点は、アイスター系列のクレジット会社です。アエラ記事で、新時代党で出馬した時に没収された供託金が8700万円とあります。つまり、アイスターが8700万円のうち8000万円を肩代わりをしたものと思われます。

  変な点4:収入が支出よりも、やたらと多い。

 平成12年度の収入は5470万7834円、支出は2870万9290円。(うち前年度からの繰越1204万1060円)。一点からの借金8000万円を返すために、お金を貯めている最中なのかな? 借金を返した途端に、収入がガクンと減ったりして。

 

終わりに

 選挙民は、アイスターの宗教活動に利用されている事を知らされず、40万人以上が女性党に投票しています。宗教活動自体は構わないし、宗教団体が出馬するのも悪くはないですよ。でも、「西山栄一の理想を実現する」という最終目的を言わないのはフェアじゃないですね。

 

ハンセン病元患者ホテル宿泊拒否事件に思う

 このページはかなり昔に作ったトピックなのですが、作った私でさえほとんど忘れかけていた泡沫政党を扱ったページ、急速にヒット数が伸びています。何故今頃こんな?


 アクセス解析を入れたら、私の知らぬ間に、勝谷氏の日記をはじめ、各所で採り挙げられていました。恥かしながら、アイレディース黒川温泉ホテル・ハンセン病元患者拒否事件について知ったのは、このアクセス解析のおかげだったりします。


  ハンセン病:元患者らホテル宿泊拒否される 熊本(毎日)


 この事件は、なかなか難しい問題を投げかけているように思え、色々なページを見たり、2ちゃんでの元患者に対する罵倒を読んだりした。


 キレイ事を言うつもりは無いが、やはり今回のホテル側の対応は誤っていた、と言わざるを得ない。まず、感染の危険性は無いとのことなので、これだけで、予約を断る道理的な理由は無いように思える。次に「実際に感染しなくても、他の客に迷惑」という意見がある。しかし客商売だからこそ、こういう問題に真剣に向き合うべきではなかったのか。確かに嫌がる客はいるかも知れない。しかし、どこかの子供が騒ぎまくって周囲に迷惑をかけているのとは訳が違う。他の宿泊客にも何とか理解を求めましょう、というのがホテル側のあるべき姿。不安な気持ちはわかるが、それならば、県担当者などにもサポートしてもらえば良い。


 繰り返すが、キレイ事を言っているつもりはない。私だって聖人君子ではないから、結婚などが絡む問題の場合、差別的な言動をしない、という保証はできない。


 ただ、そこまで極端な場面設定をしなければ、元患者さんにも、もう少し住みよい世の中にすることは可能だし必要であろう。それを可能にするのは「知識」「認識」。これらを以って「理解」を求めるべき。


 あと、もう一つ。ホテル側の対応が、あまりにも頑なで、常軌を逸しているから、問題になってないけど、熊本県の対応にもやはり問題があったんじゃないの? 予約の時点で、ハンセン病の元患者であることを伝えなかったそうだが、やはりこれはマズイ。「それを言っちゃうとどこも受け入れてくれないから」か、あるいは「最初にそのように言うこと自体が差別になるから」のどちらかであろう。


 ハンセン病が充分世の中に認知されていないというホテルの認識は、間違ったものとは言えない(私だって全てを知っているわけではないし)。こういう状況を直視し、県民に説明するのは県の仕事。これは「差別」ではなく、「啓蒙」である。抜き打ちのような形で予約をとり、後々まで説明を行わなかったのは、やはりイージー過ぎる。結局、みんなを不幸にしてしまった県の担当者は一体何がやりたかったの? この点に関してはホテル側を擁護できなくはない。


 しかしそれ以降のホテル(及び支配人)の言動は、話にならない。県側の対応を批判するのは全然構わないと思うが、元患者が何か穢れたものであるかのような物言いは、とても信じ難い。「県は感染の可能性がないことを再三説明」(毎日新聞)したのだから、それで受け入れるべきであった。先にも書いたように他の宿泊客に対し理解を求め、足りなければ県にサポートしてもらう、という姿勢が大切なのである。そういうことを考えず、一方的に拒否するのであれば、県知事から「ホテルの対応は偏見と差別に基づいたもの」と言われても仕方が無い。


 支配人は一日で心変わりして、謝ったそうだが、元患者側から「そんな自己保身のために謝罪されても…」と拒否されるのは当たり前である。


 しかし、単にこのホテルをスケープゴートにして事足れり、とするのでは発展性が無い。「客商売であること」との兼ね合いなどについて、ホテル業界は真剣に考えるべきなのであろう。私も、自宅からそう遠くない場所に、ハンセン病に関する施設があるみたいだから、来月中旬にでも行ってみたい。


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