00/10/3 作成 07/08/21 加筆修正 

津軽湯の沢駅

奥羽本線 “津軽湯の沢駅” 沢音だけが響く山の中、今日も静かな夜がやって来る

      

駅舎の内部は以外に広い待合室となっており、造り付けの椅子は幅が約60cmと快適      2面のホームは以外と長く、長大編成の客車列車時代を偲ばせる

   訪問日記  2000年9月30日 訪問

  この“津軽湯の沢駅”は奥羽本線は青森-秋田県境にある青森県側にあって、周囲は山深く、駅からは直接人家は見えないため、とても秘境感が漂う場所である。 
 ただ近くには国道7号線が走っているので、トラックの音が五月蝿いと思いきや、駅前を流れる沢の音で見事に打ち消し合っていて意外と気にならない。 やはり自然の力というのは
 素晴らしいものだと素直に感じられる。 そしてこの駅舎はホームから階段で降りたところにあって、内部が全て待合室のため、以外と広いスペースがある。 また、その室内には
 造り付けの長椅子は幅が約60cmもあって“B寝台”の幅に近い70cmに迫り、駅寝にはこの静かさとあいまって極上モノである。 ただ、水道が使えなかったのが惜しいところだ。

 人家はその国道沿いに数軒ほど見られ、徒歩5分程で碇ヶ関の関所があるという立地にある。 その関所は古くからとても厳しいと言われた関所であり、その昔人々はここの往来に
 只ならぬ緊張を強いられていたようだ。 現在は記念館として入場料200円で入ることが出来るのだが、生憎閉門時間となってしまい入場できなかった。 また、ここまではバスが
 比較的高い頻度で運転されており、列車の停車本数が少な過ぎることを考えると少しばかりアンバランスな感じだ。
 
 今回はこの駅に約1時間45分と長い時間滞在したが何故か退屈はしなかった。 きっと備え付けてあった駅ノートのお陰だろうか? 私も早速書きこみの儀式を終えて外を散策する。
 暗くなってから暫くすると、秋田行きの列車がやって来て乗り込み、この山間の駅を後にした。 今度はここで駅寝して見たいと感じた駅であった。