1999/12/20 作成

豊清水駅

列車交換駅である宗谷本線 “豊清水駅” 駅舎は新しいログハウス調のものだが、周囲に人が住んでいる気配はない

        

ここは、美深-音威子府間にある唯一の列車交換駅だ              冬季の駅舎は保線用の詰め所になっている

   訪問日記   1999年12月10日 訪問

  ここは宗谷本線のなかでも列車交換を行う重要な拠点になっている。そのため、本来ここに停車する事の無い急行列車であっても、列車交換のために運転停車を
 することも多い。駅のホームは島式で、幅員こそ狭いが、優等列車の編成を考慮した長めのサイズである。 駅舎はログハウス調の可愛らしいものが建っている。駅
 は無人化されているものの、冬季には保線作業を行う職員の詰め所として利用されているようだ。周囲は冬季こそ真っ白な雪原だが、牧草地が広がっている酪農地
 帯である。だが、近くの牧場はどうやら廃業してしまったようで、人が住んでいる気配はない。農機具などもそのまま放置されている姿を見ると、悲哀を感じずにはいら
 れない。少しばかり重苦しい気持ちで駅舎に戻ると、出札窓口跡に飾られた“いたちの剥製”が可愛らしい姿でこちらを見つめている。こんな小さな小動物の成れの果
 てであっても人の気持ちを和らげるには充分な役割を果たしている。駅を立ち去る時にも、さきほどの重苦しい風景などすっかり忘れ、名残惜しくなってしまう感覚に変
 わっているのであった。