01/03/25 作成  07/07/24 加筆修正

下白滝駅

石北本線“下白滝駅”ここは人間より動物の方が訪れるようだ・・・

      

 “下白滝駅” 古いが立派な駅舎が建っている      真っ暗な闇にぼんやりと駅名標が浮かび上がる       駅の周囲は無人の原野が広がる

  観察日記  1999年12月11日 特急通過時と停車時の2回観察

  この下白滝は、丸瀬布側から入るとまず一つ目の“白滝シリーズ”の駅である。 これから「旧」、「白滝」、「上」、「奥」と怒涛のように続く。 ここで“本家”となる
 “白滝駅”を除けば、どれも停車する列車も利用者も極少ない秘境駅には違いない。 ここもそんな寂しい駅の一つだが、開業以来の古い立派な駅舎も建っていて、
 人家も1軒だけ確認できた。 そしてこの家からだろうか、高校生の利用が一人あるらしい。  駅構内は交換設備を備えた2面のホームがある。 
 そして、特急「オホーツク3号」で走行中に駅舎の反対側を見るが、そこはもう無人の原野が広がっていて、人家こそ確認できなかったが、降り返してきたこの駅にも
 停車する普通列車からは、人家らしい灯かりが点いているのが確認できたのでまったく無人ではないようだ。  そして、到着した列車からの乗降は無く、ホーム上に
 小動物の足跡しか見当たらなかった。  こうして今日1日、駅としての役割を静かに終えていくのである。


     
  
列車交換設備を備えた広い構内     千鳥配置で上下線にホームが有る     開業以来から存在していると思われる立派な駅舎を構える

     

下り線ホームは列車が停車しないためか、全く除雪されていなかった      駅前に農家が2軒あり、板切れ製ボックス型牛舎が整然と並んでいた

   訪問日記   2001年3月11日 訪問

  この“下白滝駅”への訪問は、同線を走っている普通列車が本数が非常に少なく、更に停車する列車も下り1本、上り3本のみと非常に限られていたため、前回は
 仕方なく停車する列車の中からの観察に終わってしまった。  機会があったら必ず訪問しようと決めてはいたが、少ない日程を工面してのプランでは、流石に列車
 での訪問は難しかった。  そのため今回は遠軽駅から“レンタカー”を拝借して“生野”、“新栄野”と秘境駅訪問を進め、いよいよ“白滝シリーズ”と呼ばれる、
 列車訪問難易度の非常に高い数々の駅を訪問することとなった。  こうして最初に訪れたこの“下白滝”は、国道333号線から僅か50mほど入った所にあって、
 見通しも良くとても解りやすい場所にあった。

 駅の周囲には農家が2軒で何れも畜産業を営んでいる様子だが、驚いたことに牛舎が駅前にある。 その牛舎は一匹づつ独立した板切れで製作された箱型の物であり、
 それが15個程度ポツポツと規則的に並んでいる。 牛さんにとってはいかにも狭そうな感じで幾分可哀相な姿を呈していた。 車を駅舎の脇に停めて、まず待合室の
 内部を見渡す。 出札窓口やチッキ(鉄道小荷物)取り扱い口は残念ながら板切れですっかり封鎖されていたが、造り付けの長椅子が健在で、割に小奇麗な室内は
 意外にも快適性が高い。 駅ノートもあって、小一時間程度の滞在なら暇を持て余すことも少ないだろう。 そして、外へ出て駅構内を歩きまわって見ると以外に広い。
 恐らく長大編成の貨物列車が交換すると思われる有効長の長い配線と、斜向かいに設置された上下線ホームに起因しているようだ。 

 一通り周囲の撮影を終えると、丁度お昼時。 丸瀬布のコンビニで仕入れた弁当を食べ、暫し寛ぐこととした。 うららかな日差しは遠からずやってくる春を思わせる陽気で、
 連日続く寝不足状態から昼寝をしたくなった。  しかし、レンタカーの拝借時間と今後の予定を考えるとここは堪えて、次の訪問駅である“旧白滝駅”へと車を発進させる
 のであった…