01/06/12  改訂  07/07/18 加筆修正

西大山駅

       

  訪問日記  1999年8月8日 訪問

  ここはもう有名な日本最南端駅の指宿枕崎線の“西大山駅”である。 駅の周囲はキャベツ畑?が広がり、人家も遠くに散在しているだけで、実に長閑な雰囲気が漂っている。
 枕崎側には開聞岳が聳えていて、眺めもなかなか良い(雲がかかっていて残念だったが…)。 駅ノートが雨風を避ける為にボックスの中に入っており、全国から訪れた人が
 思いでを書き残している。 当然、儀式である為、私も書き込みを行う。 また、枕崎側へ150m程先に「西大山踏切」があって、緩い右曲線となっていて、ここが線路の最南端であり、
 「鉄」の間では隠れた名所となっていているので意識して歩いてみると良いだろう。 暫く辺りを散策して、枕崎行きの列車がやって来て乗車することにする。  東根室駅と同様に
 「最 * 端の駅」が無人駅というのも、観光色賑やかな有人駅とは違った魅力があるものだ。


         
 
開聞岳に日が沈み、今日も長閑な一日を終える    そんな雰囲気に浸っている旅人は孤独ではあるが、心はささやかな満足感で満たされて行く…

  訪問日記  2001年5月10日 再訪
 

  この駅は、当ページの読者にとって今更ながら説明をするまでも無いほどに知れ渡っている有名な駅であるため、ここでは長たらしい前置を省略させて頂こうと思う。
 では、何故こんな駅が“秘境駅”として紹介されるのかというと、この駅の周囲には広大な畑地と、漬物工場が存在するだけという、実に寂しい雰囲気を持ち合わせた駅だからだ。
 駅寝をするにも雨よけの庇しか無く、快適な夜を過ごせるとは言えないが、テントを持参された方であれば、駅前の広場は人気も少なく、以外と良いキャンプ場になるかも知れない。
 また、駅前広場の一角には大きな木があって、その根元にはこっそりと水道がある。 水には全く不自由しないというのは、色々な意味で魅力的だろう。

 夕暮れ間近に枕崎からやって来た列車は、2人の高校生と私を降ろし、ちょっとだけ賑わったこの小さな駅も、すぐに静寂が訪れた。 ベンチに座って駅ノートを書きこんでいると、
 辺りはすっかり夜の帷に包まれる。 駅の正面には開聞岳のシルエットが黒く不気味に浮かび上がってきて、それはとてつもなく大きな化け物を連想させる。  周囲をあちこち歩き
 回って撮影をしていると、やがて最終の西鹿児島行きの列車がやって来た。 今日この駅の最後となった客は、私という見知らぬ土地からやって来た一人の旅人だ。  
 この日本最南端の駅は、連休ともなれば全国から沢山の乗客がやって来て賑わうこともあるが、オフシーズンの平日である今日は、“秘境駅”という意外な一面を見せるのであった…