00/12/15 作成  07/07/18 加筆修正

中根駅

茨城交通・湊線“中根駅” 人家から遠く離れ、雑草が生い茂る荒地にポツンと存在していた

      

簡素で寂れた待合室は、この荒涼とした風景に絶妙なマッチングを見せる    ベンチは吹き抜ける風が運んで来た砂塵で汚れていて座る気にはなれない


  訪問日記  2000年12月14日 訪問

  この茨城交通・湊線にある“中根駅”は、起点である常磐線の勝田駅から僅か3駅目にある。 そしてここは北海道の羽幌炭鉱鉄道で使われていた旧国鉄型と同様のキハ22系が
 今も元気に走っている。 塗色こそ変更されてはいるものの、今だ現役というたいへん貴重な線区である。 今回乗車した列車は正にその形式に当たり、木製の床下から響いてくる
 DMH17系エンジンが唸りを上げ、ゴトゴトとノンビリと田園風景の中を走る。 やがて今回の訪問目的であるこの駅へあっけなく到着した。

 駅の周囲は写真の通り、一面荒涼とした荒地の中に存在していて、見えるのは遠くに走っているのは“東水戸道路”と数軒の民家だけである。 実際には駅の裏手へ周りこむ道を
 150m程進むと、それなりの集落に当たる為に秘境という感じでは無い。 ただ、このだだっ広い荒地を眺めている限り、北海道へでもやって来たかのような錯覚を覚える。 そして、
 この簡素な待合室に掲げられた駅名札、取って付けたようなベンチ。 何とも言えない寂れた雰囲気だ。 ただ、そのベンチは吹き抜ける風が運んできた砂塵で汚れ、ザラついていた
 ので座れなかった。 暫く散策した後で、隣の那珂湊駅で交換してきた対向列車に乗車する。  しかし、やって来たのは期待外れの平成生まれの新型車両であった。 
 折角この風景とマッチした写真を撮ろうと意気込んでいたのに少々残念であった。  今日もあの古い気動車は元気に走っているであろうか? 今度訪れる時は是非とも全線走破を
 成し遂げたいと思っている。