00/8/22  作成  07/07/18 加筆修正

美佐島駅

北越急行“美佐島駅” 周囲にあるのは変電所と誰かの別荘らしきもの?が一軒あるだけである

        

駅舎は秘境駅とは思えないほど立派で、物凄く豪華?な造りをしている     地下ホームへ続く階段は土合駅ほど長くない

        

トンネル内のホームは、停車中にしか出ることは出来ない   ホーム脇の待合室にいたら通過列車の警告アナウンスが響き、“はくたか”が高速で通過!


  訪問日記  2000年8月5日 訪問

  この駅のある北越急行線は、“ほくほく線”という愛称で上越線の“六日町駅”から信越本線の“犀潟駅”までを結ぶ第3セクターの鉄道である。こうしたイメージで書くと、
 ここは旧国鉄の廃止対象路線でいかにもお荷物的存在に聞こえる。しかし、この路線は今や首都圏から北陸地方を結ぶメインルートとなっており、新幹線と接続する
 “越後湯沢駅”から富山、金沢方面へ向けて頻繁に特急が出ているので、かなり利便性が高い。更に、この路線は高規格線で設計されているため、長大トンネルで山々
 を直線的にブチ抜いており、そこを特急“はくたか”が時速160km/hの猛スピードで駆け抜けている。
 
 そしてこの駅は、私鉄(第3セクターを含む)の中では最長の10,472mを誇る、赤倉トンネルの内にホームが設置されている。その地下のホームには列車が停車している
 時だけ自動ドアが開き、ようやくホームに立つことが出来る。何故ならば、ここを特急“はくたか”が高速で通過するのための安全対策に他ならない。
 その列車が通過する前には、「危険ですので絶対にホームに出ないで下さい」と厳めしい警告アナウンスが流れ、しばらくすると“キーン・・・・・・!!!”と、ジェット機のような
 物凄い風きり音をたてて目にも止まらぬ速さで通過して行く。やはり狭いホームに立っているのは危険であろう。

 さて、この地下のホームから地上に出るため階段を登るのだが、せいぜい都内の地下鉄線の駅程度の段数なので、さほど苦にならないで済む。地上へ上がると、地域
 コミュニケーションセンターのような立派な駅舎の中に出るが、その脇にある待合室を覗いて見て吃驚した! 旅館の客室のように新しい畳敷きで、ふかふかの座布団と、
 お茶を入れる給湯セット、更にヒーター付きエアコンが2機あって本当にココにいて良いものか疑問に思ったほどだ。ここで駅寝ができるのかは判らないが、恐らく夜間は
 管理者によって施錠されると思われる。 

 その豪華な駅舎を出て周囲を探検しようと思ったが、外は激しい雷雨で一歩も出ることが出来ない。暫く例の待合室で寝転んでいたが、やがて雨も上がったので行動を
 開始した。駅の裏手には変電所が有るだけで集落らしきものは一切見えない。TOPの写真に写っている1軒の民家を覗くが、どうも誰かの別荘らしく常時住んでいる様子は
 無かった。更に反対側へ歩いていくと坂の向こう側に数件の民家も確認できたが、それ以外は道路に沿って川が流れ、山林と少々の田圃だけという至って長閑な環境で
 あった。こうして長閑な一時を満喫しながら駅に戻り、次の訪問駅へ向かう列車に乗り込むのであった。