00/5/23 作成  07/07/13 加筆修正

久代駅

山陰本線 “久代駅” 集落から外れた閑静な林の中にそのまま通り過ぎてしまいそうな小駅があった

     

駅は高台にあって一面緑の中に、簡素な待合所と片側だけのホーム     駅の表は林の中に狭い水田、裏は竹林で人家は一切見えない

  訪問日記  2000年5月11日 訪問

  今回の九州秘境駅訪問旅は、帰路を山陰本線回りを選択した。 ゾーンきっぷの帰り券は1000円程度高くなるが、乗車券分は2割引きだし山陽を周るよりも自然が豊富で、
 益田以東は国鉄色の気動車も走っているなど、非常に魅力的な路線なのでそちらを選んだ。 しかも今回は同線に秘境駅?として狙いを付けた駅が有り、その一つがこの
 “久代駅”であった。 こうして延々と乗り継いで乗って来た列車が行ってしまうと、この人気の無いホームに一人だけポツンと残された。 辺りは田圃から聞こえてくるカエルの
 鳴き声だけが響いている状態… なんだかしみじみと郷愁を感じさせる。

 浜田から2駅目のこの駅は、駅の前に魚港があってそれなりの街が形成されている他の駅とは異なっている。 駅から人家は見えず、坂を2〜3分程度下ると小さな集落があるが、
 国道9号線から少し外れているのでとても閑静な雰囲気である。 そんな場所にあるために利用者は極端に少なく、後続の列車に乗車する5〜6分前に一人の叔母さんが来た
 だけだった。 その叔母さんに聞いた話では、この駅はその昔仮駅(仮乗降場)だったそうで、写真に見える屋根のある待合所も無く、雨の日はとても不便だったという。
 そして、皆が自動車を使うようになったので、この駅を利用する人は大変少なくなったそうだ。 また、駅は特別新しい訳ではないが大変綺麗で、落書きの類も一切無く、
 雰囲気はとても良かった。 やがて乗車すべき列車がやって来て先の叔母さんの後へと続く。 しかし、この先の各駅を観察していたが、ふと気が付くと居眠りしていた。