07/8/1 作成

三育学院大学 久我原駅
※2009.7.1命名権売却により駅名変更(2012年3月末まで)。



いすみ鉄道 “久我原駅” 首都圏から近いこの場所に、信じられないほどの秘境駅が存在していた

      

駅の周囲は荒地が広がっているだけ     待合室は吹きさらしで簡素なもの     旧国鉄タイプの縦型ホーロー駅名柱が密かに残る    黄色いレールバスがやって来る

   訪問日記  2002年6月18日 訪問 

  ここは“久我原駅”という、旧国鉄の木原腺が第3セクターの“いすみ鉄道”へと転換した路線にある。 周囲は一面荒地が広がっていて、人家は200mほど先に1軒見えるだけで
 ある。 こんな辺鄙な場所にあるというのに、ここは首都圏から近い千葉県の駅というから、これは今までの常識を覆した格好となっておりとても驚かされる。 こうして見ると、
 首都圏から気軽に出かけられるレベルの高い秘境駅としては、野岩鉄道の“男鹿高原駅”と双璧を成す存在と言って良いだろう。 また、列車の本数は1時間に1本程度はあるので、
 列車での訪問は比較的簡単な方である。 

 今回、私はここへ広島から車でやってきた。 実は元住んでいた八王子の家の掃除も兼ねていたため、時間的にはかなり慌しいものになってしまったが、それでも数少ないチャンス
 を少しでも生かしたいという一心から、翌朝の中央道、首都高速、そして京葉道路へと進んで一気に千葉県へと入った。 房総半島に入るのも本当に久しぶりのことで、JR全線
 乗り潰しの際に久留里線、内・外房腺、東金線、総武線あたりを周っていた時以来である。 このあたりは大きな山が無く、穏やかな丘陵地帯が広がっているところで、想像以上に
 自然豊かな場所と感じた。 この駅はそんな房総半島内陸部の林の中に隠れるように、ひっそりと存在していたのである。
 駅までのアプローチは2つの国道(297・465号)に挟まれている場所にあって、割と容易に到達できるが、その2つの国道とも森林に遮られているので、車の姿も音も一切感じる
 ことは無く、とても閑静な雰囲気を保っている。 そして、ホームには地元の人の手によって花壇が設置され、温暖な気候とあいまって実にゆっくりとした時間が流れているのであった。
 こんな素晴らしい駅を、今回のようにあっさりと車で訪れてしまうと、何か物足りなさを感じてしまい少々残念な気分になった。 やはり最初に訪れるのは列車が良いのではないかと
 思う今日この頃である。