2001/01/15 作成

北比布駅

宗谷本線 “北比布駅” コンクリートブロックの駅舎がそっと脇に建っている

       

周囲の人家は数軒が離れて点在   駅はコンクリブロック造りの簡素なもので内部は土間、そしてベンチは板切れを渡しただけという代物だ

   訪問日記   2001年1月1日 訪問

  この駅は、実際に訪問するまで同線に数ある秘境駅の中でも、旭川市近郊に属している地域であるため、利用者はそれなりに居るのではないかと思っていた。
 しかし、周囲は荒涼とした大地が広がっているだけ。数軒程度の人家が散在するだけで特に目立ったものは無く、人影もまったく見られない寂しさであった。こ
 れは元日という特殊な日に訪問したこともあるが、荒れ果てたコンクリートブロックで造られた待合室を眺めていると、普段からも変わらないものと思わせる。室内
 は土埃が立つような土間、板切れを壁沿いに渡しただけの場当たり的なベンチ…。お世辞にも居心地は良いとは言えない。それでも風雪が厳しい日に、遅れて
 くる列車をひたすら待っている人にとって、かけがえのない存在なのであろう。

 今回この駅には、同行する“なまらさん”とクルマで訪問した。彼もまた、この土地の駅を訪問したという経歴の持ち主で、このように昔のままの姿で残る駅の味わ
 いを知る、数少ない人間である。しばらく観察した後、次の秘境駅として兄弟分である、“南比布駅”へ向かうことになった。