01/03/21 改訂 07/07/11 加筆修正
生野駅

ボロボロに錆びた黄色いマイクロバスが待合室の生野駅 周囲は牧場と人家が2〜3軒で牧草地が広がっている
観察日記 1999年12月11日 停車中に観察
この“生野駅”は石北本線の駅であるが、普通列車でも大半は通過してしまい、停車するのは下り3本と上り1本だけである。 そのため停車する列車の選択などでプラン作成時
から頭を抱えるような感じだった。 待合室はご覧の通り、幼稚園のスクールバス?か何かの廃マイクロバスである。 しかも、ボロボロに錆びていて居住性は最悪レベルといえる。
この貧相な出で立ちは、日本一金のかかっていない待合室と言って良いだろう。 夏は暑く冬は寒い。 ここでの駅寝は、絶対にしたくないものである。
そんな駅に停車すると、そこから一人だけ乗車してきた。 近くの牧場の人だろうか? そして列車は丸瀬布を過ぎ、白滝シリーズを抱える石北峠へと向かって行った。

快晴に恵まれた真昼間、雪目になりそうなほどコントラストが強い 周囲には農家が3軒ほどあるが、果たしてそこから利用されているのか疑問だ

停車時刻が載っているボードに注目 見にくいが、上りは早朝の一本しか停車しない 待合室?となっているマイクロバスは深い雪に埋もれて中には入れない
訪問日記 2001年3月11日 訪問
今回、この駅を訪問をするに当たっては、単純に列車本数だけでなく通過列車も異常に多いため、止む無く定番通りの列車での乗降を伴っての訪問は諦めた。
この駅だけでなく、他に数多くある同線の“秘境駅”を効率良く訪問するため、遠軽駅から「駅レンタカー」を拝借して実行することとなった。 普通、車は借りた場所に返すのが
一般的であるが、少ない時間を更に効率良く使いたかったため、上川駅へ返却するという“乗り捨て”を行った。 しかし、この乗り捨ては4000円も余計に掛ることが、発券後に
判明したため暫し複雑な気分となったが、思い切ってここは散財することにした (泣)。
“西女満別駅”の訪問を終えて、隣の美幌駅まで普通列車で一駅戻り、そこから特急「オホーツク4号」で遠軽駅まで乗車した。 特急らしからぬ鈍足で、常紋峠を越え、
その遠軽駅に到着した。 そして駅の係員に促されるまま別室のカウンターに招かれ、レンタカー賃借手続きをあっさりと済ませた。 あてがわれた車両は、三菱の
「ミラージュセダン4WD」 白色の極一般的な乗用車である。 この時期に際して当然、スタッドレスタイヤが装着されていた。 更に、カーナビまで装備されていてエラク驚いた。
今回の為に、地図まで持参したというのに… 何だか肩透かしを食った感があった。 しかし、カーナビ初体験な私は路肩で5〜6分程あれこれと弄りまわし、ようやく要領を
得たのであった。
遠軽の町をあっけなく脱出し、一路国道242号線を下って行った。 カーナビの画面にはしっかりと「生野駅」が表示されていて、非常に頼もしい。 そしてこのような辺鄙なところに
ある無名の駅でも全く迷う事無く到達できた。 駅へ降り立つと、例の黄色いマイクロバスの待合室はすっかり雪に埋もれていて、いきなり入室を拒まれてしまった。
窓から覗くと狭い室内に駅ノートの存在を確認した。 非常に書きこみたくなったが、扉の半分も雪に埋もれてしまっていては、仕方ない。 周囲にある人家は3軒ほどで疎らだが、
周囲はとても広く見渡せる場所柄で、秘境といった風情には乏しい。 更に、国道からは僅かな距離なので、場合によっては車のも五月蝿く感じることであろう。 ただ、この駅に
停車する列車は非常に少ない。 下りは3本、上りに至っては早朝にたった1本だけという凄まじさである。 やはり列車での訪問は現実的ではないが、隣の安国駅からは4km程
なので、駅間歩きをして訪問するのも一つの手段である。
暫くあちこち撮影していると、突然踏み切りの警報機が鳴り出した。 臨時列車の特急「オホーツク流氷号」網走行きである。 リゾート車両の観光列車は、あっけなくこの駅を通過
して行く。 果たして乗客のなかで、この生野という駅に気付いた人は何人だろう? 恐らく誰も気付いていないのであろう…