02/03/23 作成 07/07/11 加筆修正
東鹿越駅
根室本線 “東鹿越駅” かなやま湖のほとり、誰も訪れることのないこの駅に、何の目的があって降りるのか…
駅舎は木造で、掲げられている駅名板は北海道特有の青地白抜きのタイプ バックに見える煙突は、恐らく石灰石の粉砕工場のものだろうか?
島式ホームの上には、何故か“石灰石”と書かれた大石が鎮座している 駅前は道路を挟んで、いきなり広大な“かなやま湖”が広がっている
訪問日記 2002年1月4日 訪問
本当にいきなりだが、この駅の目の前には広大な湖が広がっている。 周囲の人家は2軒ほどあるが、その前を通る車道は極稀に車が通過するだけで、至って閑静な
雰囲気を保っている。 ホームから見て、斜面を少し上がったところに何やら工場らしきものが見えるが、これは日鉄鉱業東鹿越鉱山という石灰岩を採掘している事業所である。
以前は、釧網本線の中斜里駅近くにあるホクレン中斜里製糖工場への石灰搬出するため、ここから貨物列車が運行されていたが、1997年3月に廃止になってしまった。
その名残りのせいか、ホーム上には“石灰石”と書かれた大岩が鎮座していて、妙に興味をそそる。
そして、貨物列車がなくなってしまった今、この駅を利用しているのは、そこへ通う鉱山関係者の方が居かも知れないが、ここまでマイカーが普及した現代では、その人数を
数えること自体が無意味とも思えるほどに寂しさは募る。
駅前には金山−幾寅間の南富良野町営バスの停留所があり、シーズン中なら目の前に広がる“かなやま湖”の観光で利用するのも良いだろう。 景色を見ながらのんびり
歩いて行くと、約1km先には東鹿越大橋がある。 そこからは金山湖の全貌を観察できるが、そこを渡って更に4kmほど行ったところには、温泉やキャンプ場のあるリゾートエリア
一帯があるので、多少の歩きを必要とはするが、観光目的としてもこの駅の利用価値はあると思う。
歩いてちょっと遠いと、そこへ行くこと自体を敬遠される方は多いけど、日頃にお金を払ってスポーツジムやフィットネスクラブへ通うぐらいなら、遥かに気持ちよく健康的な体造りが
出来ると思うのだが、やはりカタチから入るのがカッコいいと思うのであろうか・・・
今回、私は東北方面の秘境駅訪問をメインにしていたが、勢い余って北海道へ突入してしまったのが正直なところ。 これで真冬の北海道は4年連続で、もう半分病み付き状態に
なってしまった。 昨日は奥羽本線の大滝駅を訪問した後に、秋田から特急「いなほ9号」で青森へ。 そこからは急行「はまなす」で北海道へ上陸した。 早朝の札幌からは
臨時特急の「フラノスキーエキスプレス1号」で富良野へ到着し、島ノ下駅を訪問した後に、この東鹿越駅へやって来た。 深々と降り注ぐ雪の中、訳も無く独りで降り立つ真っ白に
雪化粧されたホーム。 去って行く列車を、のんびり歩きながら眺めてるそんな一時が、無性に好きだ。 さあ、この駅はどうなってるんだろう?
沸き起こる好奇心は全身を駆け巡り、私の活力を増幅して行った・・・