01/02/17 作成 07/07/11 加筆修正
浜田浦駅

日高本線“浜田浦駅” 当たり一面果てしなく続く原野の中に、ポツンと小さな駅がある

待合室は、ブロック造りの簡素なもので、扉もなく吹き抜ける風で埃まみれとなっている。 誤ってホームから転落しないように柵がある。 これは必要だ。
訪問日記 2001年1月3日 訪問
この駅は、苫小牧駅から分岐している日高本線で3駅目にある。 周囲は雄大な勇払原野の真っ只中といった感じで、遮る障害物といえるものが何も無いような
非常に見通しの良い地帯である。 駅の直ぐそばには交通量の多い国道235号線が通っているので、閑静な雰囲気ではない。 また、目立った人家も殆ど無く、
果たしてこの駅の利用者はどのような形態で利用しているのだろう。 後から得た情報によると近くにドライブインらしきものが有るそうだが、周囲が暗くて何処ら
辺にあるのかはっきりと所在が掴めなかった。
ホームは片面一線で2〜3両が停まれる程の長さであるが、この手の駅に多い板切れホームではなく、土盛りの細かい砂利敷きのタイプである。
そして、この待合室は開業当時(昭和34年)から建っているものと思われる古いもので、扉も無く電灯も点いていないという凄まじく不気味なものである。
中にはボロイベンチらしきものがあるが、吹き込んだ風に運ばれてきた砂塵により、埃まみれでとても座る気にはなれない代物だった。
今回、第3回を数える、北海道秘境駅訪問旅の最後の訪問駅となった。 しかし当初、この駅へ訪問する予定は無かったのだが、その前に訪れようとした張碓駅の
訪問を失敗してしまい、到達には至らなかった。 そのために、思わぬ時間オーバーとなり、当初予定されていた同線の“大狩部駅”の訪問が不可能となってしまった。
そのため、起点の苫小牧駅から程近いこの駅への訪問へと相成った訳である。 小樽より快速「エアポート」、そして札幌からは特急「北斗10号」に乗車し、
苫小牧からこの日高本線の鵡川行き普通列車に乗り換えて、ようやくこの真っ暗な駅へと降り立った。
周囲はご覧の通り真っ暗で、内臓ストロボしか持ち合わせていない私のカメラでは非常に条件が悪かった ※掲載した画像は大幅に修正しています
隣の鵡川で交換してくる列車で折り返すため、滞在時間は僅か10分程度であったが、特に際立った発見もなく、定刻通りやってきた列車に乗車する。
車内は割と乗客が乗っており、私一人のために停車してくれた感もあって、なんだか不思議な優越感と、周囲の乗客から向けられる好奇な視線を浴びながら、
真っ暗な原野に佇んでいる駅を後にした。