2000/1/9 作成

古瀬駅

根室本線 “古瀬駅” 周囲は山林、道路はダート そして遠くに牧場が一軒だけ

   

掘建て小屋のようなボロくて小さい待合室     通過列車が多く訪問できるチャンスは少ない    ダートの林道から見た古瀬駅 利用者は学生2人のみ

   訪問日記   2000年1月3日 訪問

  この“古瀬駅”は当初、訪問の予定が無かったが、釧路行きの特急「スーパーおおぞら」の前面展望窓から確認した所、周囲に人家がほとんど確認できず、しかも林の中
 という凄まじい雰囲気を持った秘境駅であることが判明した。そこで急遽プランを変更して釧路発の夜行特急「おおぞら14号」を新得で深夜2:30に対向の「おおぞら13号」に
 “タッチアンドゴー”を敢行し、音別まで舞い戻って一番列車と二番列車へ乗り継いでここを訪問することになった。

 列車を降りたあと、次にやって来る列車が約45分後と、周囲を散策するにはちょうど良い時間が確保できた。板張りのホームを降りて歩いて行くと、いきなり駅前にダート(未
 舗装)の林道にぶつかり、山林の中と併せて雰囲気は最高である。駅の構造は2面2線の板張りホームが斜向かいに設置され、交換設備と保線職員の詰所が存在しているに
 過ぎない。それでも道内でも幹線ルートにあたる根室本線のため、行き交う列車(特に貨物)の長い編成を受け止めるため、駅構内は広くなっている。ここはやはり駅というより
 信号場としての役割がメインになっているようだ。それを裏付けるかのように、ここへ下車する際、運転士氏に利用状況を問うたところ、学生が2人だけが乗降しているそうだ。
 かの学生は、駅から遠くに見える1軒の牧場から歩いてやって来るものと想像してみるが、高校三年生を卒業してしまえば、やはり無用の長物になってしまうのだろう。やはり
 秘境駅の未来は明るいものではない。
 
 さて、この小さくてボロイ待合室の中はというと、中は薄暗くて居住性は良いとは言えないが、ここにも駅ノートがあって書き込みは少ないが暇を潰すには最高のアイテムである。
 もちろん自分も足跡を残していった。そのうち列車がやって来て乗り込むが、周囲の乗客からは好奇の視線を浴びることになった。こうして列車は発車し、この辺境の地を後に
 した。