吉野

写真上:金峯山寺蔵王堂
写真下:宮滝の吉野川
 古くから「みよしの」と詠われ風光明媚な里として知られた吉野は、七世紀頃に役小角が開いた修験道の聖地でもあり、また、幾度か歴史につづられた地でもありました。

 古代においては、大海人皇子(後の天武天皇)が吉野に潜行して挙兵、壬申の乱で近江大津京を倒して即位しました。その後も天武・持統天皇が吉野の離宮を訪れた記事が日本書紀などにみられます。
 鎌倉時代には、源義経が兄頼朝の追捕を逃れて、静御前や弁慶らと共に吉野に隠棲したことがありました。
 さらに鎌倉幕府が倒れた後、建武の新政を経て、京都を追われた後醍醐天皇が吉野に朝廷を開いて南北朝時代の始まりとなったことが、太平記に記されています。
 吉野にはこれらの歴史や伝承を伝える史跡が数多く残されています。

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