良い糊、悪い糊・・・など 「のりやさん」の立場で、
「糸目糊の専門的な見分け方」 などを詳しく解説します。

総評:この染め上がりの場合は、糸目糊の石灰が「きつすぎる!」
もっと生地に糊を食い込ませないと・・・この作品では売り物にはなりませんネ・・・
@〜Gは糸目の場所を指しています。
@一本引きの場所ですが、染料が回り込んでいます。
A一本引きの場所ですが、ここは理想的な染め上がりです。
Bの中央は綺麗な染め上がりですが、その周囲に何箇所か染料が回り込んでいます。(これは色指しの染料に糊気を加えれば解決できます)
Cこの箇所は先端の糊が長すぎます。Fの長さがベストでしょう!
Dの箇所はやはり、染料が回り込んでいます。
E作家さんが色指しをする場所の一本引きの糸目糊ですが、チョット染料が回り込んでいます。(染料に糊気を加えれば解決できますが・・・)
Fこの先端の糊は良いですね・・・
Gこの箇所も緑の染料が、回り込んでいます。イケマセンネ!
BDEGの作家さんが色指しをする場所の糸目糊は、白く染め上がるのが理想ですね。
モチ糊糸目 とゴム糊糸目の違い(見分け方:想像図ですが、解りやすいと思います。
モチ糊糸目
図の中央・左のように軟らかくグラデーションが現れます・・・
これは、製造過程の中で、染料を定着させるために、『蒸し』があるからで、この時に蒸気が生地にある糊をふやけさせてトロトロにします。
その結果、微妙に地色とのグラデーションが出現します。

このグラデーションの度合いは、主に、糯粉とヌカの比率で変わります。

一般的には、細い糸目が好まれています。
糊を調合する際に、石灰を少な目にすれば、細くて綺麗な糸目を置くことが出来ますが、地入れをすると太ってしまうので反って悪い結果になります。

細い糸目は、先金の先が細いものを使用しましょう。
この場合、細ければ細いほど、仕事はやりづらくなります。
ゴム糊糸目
図の中央のように、白ではなく、生地の色がくっきりと出るのが特徴です。

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